
私が昔から行ってみたいと思っていた場所の一つに、愛知県犬山市があります。犬山市といえば国宝・犬山城に興味津々。現存する日本最古の木造天守として超有名ですね。
近年、中部地方へ出かける機会がなかったので時間を作り、久しぶりに訪れることにしました。
直接犬山市へ電車で向かっても良かったのですが、自転車を趣味にしている者として、どうせなら自転車旅をしながら周囲を巡りたい。ということで、岐阜県の岐阜駅から出発して犬山市へ向かうことに。2泊3日で岐阜・犬山を巡る自転車旅の開幕です。
本記事では、岐阜市街を観光後に犬山城を目指す自転車旅の様子をお届けします。
目次
岐阜駅から旅立つ

本日の旅は、JR岐阜駅から始まります。空を見上げてみると曇が多いのが気になりますが、天気予報では晴れでしたので、きっと回復するでしょう。(頼みますよ)
本日は、まずは金神社(こがねじんじゃ)と伊奈波神社(いなばじんじゃ)へ訪れ、参拝後に信長公が納めた岐阜城へ向かいます。そして、岐阜市に隣接する各務原市へ向かい、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館を観光する予定ですよ。

岐阜駅北口前の広場には、思わず2度見してしまうほど立派な織田信長の像を発見。黄金色に輝くその姿は印象的ですね。調べてみると、どうやら岐阜市制120周年を記念して、市民の寄付により建立されたそうです。
さすがは信長公ゆかりの地だけのことはある。彼は本能寺の変で、道半ばで倒れることになりましたが、もし彼が天下統一を果たしていたらと思うと、今とは違った日本史を辿っていたに違いありません。そう考えると、良い意味でも悪い意味でもワクワクしてしまいます。


駅前の大通りの1本奥側へ入ると、ユニークなビル群を発見。
ビルの壁面には、お洒落な青空が描かれていて、思わず「うぉ~」と声が洩れました。気になったので調べてみると、問屋町ウォールアートと呼ばれるみたい。
個人的にこのような取り組みは大好き。堤防アートとかも好きなので、ずっと見続けてしまいます。できれば晴天か夕暮れ時に見たかったですね。
絵は良いのですが、建物の老朽化が顕著だったのが気になりました。

その後、問屋町の商店街へ入ると、空き店舗が多くシャッター街になっているではないですか。
そういえば、昔テレビで見たことがあるぞ。最盛期では、東海随一と呼ばれる繁華街でしたが、今では日本一のシャッター街と呼ばれています。
全国的にシャッター街は増加傾向にあるので、何とか活性化できないものですかね。(今のご時世では難しいかも知れませんが・・・)

商店街を抜けてしばらくすると、金町地区へ到着。平和通りには、朱塗りの壁面が南北に延びていました。
いかにも神社があるのが分かるので、位置的に考えてもあれが金神社でしょう。
金神社と伊奈波神社へ参拝

金神社に訪れた目的は、金色の大鳥居が見たかったからです。陽光に照らされて、黄金に輝く鳥居はとても印象に残ります。
以前、兵庫県高砂市の鹿嶋神社へお詣りに行った際に、チタン製の大鳥居を見ましたが、それと同じようにインパクト抜群ですね。
この鳥居から分かるように、金神社は金運のご利益で知られる神社ですよ。近年、雑誌やテレビ、SNSなどの口コミを通じて人気が広まっています。
実際に参拝した人が、宝くじに当たったそうな。また、金の御朱印も大人気で、遠方から訪れる参拝者が後を絶たないそうです。

ということで、早速拝殿にて神様へお願い。何をお願いしたかですって?それは、決まっているでしょ。くわしくは秘密です。(笑)
一通り、境内を見て回ると、自転車で日本一周をしている人と出会いました。日本一周している人と出会ったのは久しぶりで、しばらくの間、情報交換を交えながら談笑。有意義な時間を過ごせました。
私も日本一周をしてみたいのですが、いざ行なうとなると難しい。特に私はその土地の観光地をかなり巡ると思うので、何年かかるのか未知数ですね。そうなると、時間的にも金銭的にも厳しいのが現実です。ま~、未来はどうなるか分からないので、未来の私に託しますよ。


金神社を後にすると、国道157号線を通過して金園町2交差点を左折し、そのまま北上。しばらくすると、伊奈波通へ入りました。
伊奈波通は、伊奈波神社の参道になっていて、東へ進むと神社へ辿り着きます。伊奈波神社は、岐阜の総鎮守として篤い信仰を集めており、パワースポットとして有名。
また、伊奈波通は近年、古民家をリノベーションしたお洒落なカフェやお店が集まっているので、歴史だけでなく今風の賑わいを楽しめます。

鳥居前で記念撮影。これはマストでしょう。駐車場へ自転車を停めて、緩やかな坂道を歩きながら拝殿へ向かいます。

境内には、絶大な龍神パワーを感じる「黒龍神社」や珍しい「逆さ狛犬」、迫力ある「楼門」など見どころが多い。また、参道脇には豊かな自然が広がっているのも魅力的です。
個人的には、特に黒龍神社の周辺の雰囲気が素晴らしかったですね。パワーに満ち溢れていた感じがしたかしら。伊奈波神社の中でも特に強力なパワースポットですよ。
黒龍大神をお祀りしており、「どんな願いも叶えてくれる」と言われているので、絶対に外せないでしょう。


楼門をくぐり抜けた先の石段を上ると、神門が現れました。参拝者が行けるのはここまでです。なので、この神門前から見えている拝殿へ向けてお詣りした次第です。
金神社と伊奈波神社については、下記関連記事でくわしく紹介します。
岐阜公園からロープウェイに乗って岐阜城へ

長良橋通り(国道256号)を通過して岐阜公園へ到着。園内には飲食店が建ち並んでいますね。2025年4月26日に「岐阜城楽市」としてオープンしたそうで、平日にも関わらず人がいっぱいです。
名前から分かるように織田信長が推進した「楽市楽座」にちなんでいるぞ。岐阜のグルメや特産品を楽しめるスポットですよ。
奥には金華山を背にして朱塗りの三重塔が見えるのがいい感じ。この金華山山頂には岐阜城があり、岐阜県を代表する観光スポットの一つとして知られています。
園内にはロープウェイが運行しているので、それに乗って山頂へ向かうのですが、その前に丁度昼時だったので、お昼を食べました。

私が注文したのは、こちらのカツカレー。鉄板の上にアツアツのカレーが実に旨い。アツアツなので、猫舌の人は少し冷まして食べた方が良いですね。
さて、お腹を満たしたことですし、園内を少し散策してロープウェイへ向かいましょう。



岐阜公園には、戦国時代の岐阜城主であった斎藤道三や織田信長の居館があったという。そのため、道三時代の石垣や信長公居館跡など貴重な史跡を見物できます。
実際、信長公の居館跡を発掘した結果、金箔を施した痕跡がある飾り瓦や庭園の遺構が見つかりました。
また、豊かな自然に包まれているので森林浴を楽しめます。四季折々の自然と歴史を感じつつ、心身のリフレッシュを図るに持って来いの場所ですね。


山麓駅には戦国武将のイラストが描かれており、こういうの見かけると、歴史に興味があると自然にテンションが上がるぞ。それでは、ロープウェイに乗って金華山山頂へ向けてレッツゴー♪
約3分ほどのつかの間の空中散歩を楽しむと、金華山山頂にある山頂駅へ到着しました。
リスと戯れた後で天守閣へ向かう

山頂駅から少し歩くと「ぎふ金華山リス村」が見えてきます。
この村内では、リスのエサやり体験ができるということで、これはチャレンジするしかないでしょ。ということで、受付を済ませて入村した次第です。
村内はそれほど広くはありませんが、中央にある「忍び返し」というリスが逃げ出さない工夫を凝らした檻へ近づくと、いるわいるわリスがいっぱい。それに、園内を駆け回るリスたちの姿が微笑ましい。


入村前にスタッフから借りた革手袋をして、手のひらにエサを置いておくと、私の周りにわらわらとリスが集まってくるではないですか。
その中には、エサを求めて私の身体をよじ登ってくるリスもいて、人慣れているのがよく分かるかな。
薄い生地の服を着ていたため、リスの爪が生地を貫通してきて、少しだけチクチクとしましたが、それ以上にリスと遊べたのが楽しかったですね。
しばらくの間、リスたちと戯れると、リス村を後にして天守閣へ向けて歩き出しました。


天守閣までの山道は、整備されているので歩きやすいですが、ゆるやかな坂道や石段が続くため、運動不足の人には堪えると思います。
天守閣までの道中には、金華山展望台や閻魔堂、題目塚、伝一ノ門跡、堀切跡など様々な見どころがありました。特に金華山展望台からの眺望が素晴らしかったですね。眼下には、濃尾平野に広がる岐阜市街を一望できます。

7~10分ほど歩いていると、ついに天守閣が目の前に。うん、これは立派だな~。閻魔堂の建つ広場から遠くに天守閣が見えていましたが、やはり間近でみると迫力が違いますね。
かつての天守閣は戦争で焼失しましたが、戦後に市民たちが寄付を集めて復元しました。標高329mの山頂にお城を築くのは、とても大変だったでしょう。今でも大変だと思うので、当時は人力がメインでしたので、かなり厳しかったと思います。

天守閣の近くは開けており、眼下には岐阜市街の町並みや市内を流れる長良川、遠くに山々が連なる風景が見渡せます。しばらくその景色を楽しんだ後で、天守閣へ入城しました。
天守閣では、斎藤道三や織田信長に関する資料や武器、鎧などが展示されていて、信長公の城下町づくりや城づくりなど当時の歴史や文化を学べます。
また、最上階は展望フロアとなっていて、360度のパノラマ絶景の素晴らしさは、拍手喝采ものですよ。岐阜城にきて、この景色を見逃すのは絶対にもったいないですね。
岐阜城については、下記関連記事でくわしく紹介します。
犬山市へ向かう道中にて

再びロープウェイに乗って岐阜公園へ戻っくると、川原町へ向かいました。
川原町は、織田信長の時代から長良川の水運を利用した川湊として栄えた集落で、今でも江戸時代の面影を残す町並みが特徴的です。
格子のある町家や黒壁の蔵、それに赤丸ポストなど昔ながらの日本家屋が続く町並みは、ノスタルジーを感じてやみません。個人的にこのような古い町並みへ訪れるのが大好きなので、旅先では足を運ぶ機会が多いです。
聞くところによると、信長公が天下統一を目指したのが町の原点なんだとか。信長公のおもてなしが今も息づいているようですね。



町中には、町家をリノベーションしたレトロモダンな飲食店があったり、岐阜和傘や岐阜提灯など伝統工芸品の製造・販売をしています。
古きよき趣はそのままなので、フォトジェニックな町歩きを楽しめて満足、満足♪

町中を抜けると、長良川にはズラリと屋形船が並んでいるではないですか。これを見てピンとくる人も多いはず。「長良川」のキーワードで思い浮かぶのは、鵜飼と鮎ではないだろうか。
長良川の鵜飼は、1,300年以上の歴史がある岐阜の夏の風物詩として有名です。機会があれば、一度鵜飼を見物してみたい。
さて、時間を忘れるほど岐阜市観光を楽しんでいましたが、そろそろ犬山市へ向けて進まないと、明るい内に到着が難しそう。ということで、少し自転車のペダルを漕ぐペースを上げますよ。


次に向かうのは、各務原市にある「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」です。各務原市は、戦前から陸軍の飛行場があり、現在も航空自衛隊の基地がある空の町。
そのような背景のある地に建つ博物館には、国内で最も多くの実機が展示さているので楽しみです。また、国内で唯一旧陸軍の「飛燕」が展示されているということで、見学してみたいと前から思っていました。

長良沿いを東へ向けて走り、途中から南下して女子大通りやいちょう通りを突き進む。そして、日本の桜100選にも選ばれている桜の名所・新境川沿いのさくら通りを南下すると、清水橋へ到着しました。
ここまでくれば、目的地まであと少しです。

清水橋を渡り、東へ向けて稲羽本通りを通過していると、右手側に突然現れた光景にビックリ。思わず「あれは何だ!」と声が出ていたぞ。
お洒落な案山子と赤く染まったコキアに、目玉が添えられた景観のインパクトよ。いや~、これは面白いものが見れましたね。旅を続けていると、このようなものを見れる機会が多いので、やめられません。

そして、ついに岐阜かかみがはら航空宇宙博物館へ到着すると、早速見学を行ないました。入口をくぐり抜けると、航空機がいっぱい並んでいて、テンションが爆上がり!
これは凄いですね。屋外展示場は、無料で見物できるのもありがたいかな。

バラエティーに富んだ巨大な航空機を間近で見られるので、迫力満点です。館内へ入ると、屋外以上に航空機が並んでいて、より驚きました。
また、航空機だけでなく、宇宙開発や宇宙探査の歴史を学べる展示品も数多く、宇宙にロマンを感じる人も楽しめます。
あまりにも楽しすぎて、私なんて閉館時間まぎわまでいましたね。これで、犬山市へ明るい内に辿り着くのを諦めました。(笑)
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館については、下記関連記事でくわしく紹介します。
夜間走行にて犬山市へ到着

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館を後にすると、今にも日が暮れそうです。ふと空を見上げると、航空機が空を駆け抜けています。各務原市へ入ってから何度も見かけたので、さすがに珍しさがなくなったかな。
さて、本日のお宿がある犬山市までは残り約10kmほど。なので1時間以内に辿り着きますが、すでに夜間走行が確定なので、もう急ぐ必要はないでしょう。

のんびりと稲羽本通りを東へ進み、木曽川街道(県道95号)へ合流すると、そのまま道なりに進みます。しばらくして、木曽川に架かるライン大橋へ到着。
この橋を渡れば、そこは岐阜県でなくて愛知県の犬山市です。

橋を渡っていると、左手側に見える山の頂上には、ライトアップされた犬山城が見えてきたぞ。これは予想していなかったので、再びテンションが爆上がり。
最後にこのような嬉しいサプライズがあるとは、この景観は夜間ならではですね。こうして、犬山市へ入り本日の旅は終わりを告げました。
まとめ

岐阜駅へ到着した時は曇が多かったですが、次第に青空が広がり、日中は旅日和でしたね。
初めて金華山山頂に建つ岐阜城へ訪れましたが、眼下の岐阜市街の町並みや遠くに連なる山々、町中を縦断する長良川の景観に感動。まさに天下を納めた気分が味わえたかな。なので、信長公が天下布武の号令を発した気持ちが何となく分かりました。
また、金色の大鳥居が印象的な金神社や信長公ゆかりの伊奈波神社を参拝し、パワーを頂きましたね。岐阜かかみがはら航空宇宙博物館では、旧陸軍の戦闘機「飛燕」を始め、たくさんの名機がお出迎え。見ごたえのある航空機がいっぱいで、閉館間際まで見物していた次第です。
さて、2日はよいよ犬山城へ入城します。その後、犬山城周辺を観光して、岐阜のグランドキャニオンこと「遠見山」へ登山するぞ。どのような旅路になるのか、乞うご期待。

