
先日、岡山市内をぶらりとサイクリングしました。走行距離は普段のサイクリングより短めでしたが、これはこれで悪くなかったですね。(そのサイクリングの様子は、こちらの記事で紹介)
それに味をしめた訳ではありませんが、午後から別途用事があるため、本日のサイクリングも短めとします。向かう場所は、私にとってお馴染みの玉野市にある児島半島。個人的に〇〇半島と呼ばれるところを走るのが大好き。
道中では、久しぶりに箱崎八幡宮へ参拝に行く予定ですよ。確かこの神社には、ユニークな遙拝所があったはず。また、胸上浜で瀬戸内海を眺めながら、のんびりと過ごすぞ!!
本記事では、自由気ままに児島半島をぶらりとサイクリングする様子をお届けします。
目次
児島湾の散策路、夕日の広場から出発

児島湾締切堤防の周辺には、「朝日の広場」と「夕日の広場」があります。今私がいる場所は、夕日の広場ですね。その名前が示す通り、夕日スポットとして知られる場所ですよ。
この堤防は児島湾を東西に分けて締め切っており、西側が淡水の児島湖、東側が海水(児島湾)になっているのが面白いかな。
それに夕日の広場には、高々とそびえ立つ昭和天皇の和歌が刻まれた石碑が目を引きます。本日は、この石碑前から出発し、児島半島をぶらりとサイクリングする予定ですね。それでは、早速出発することにしましょう。


堤防道路を渡り、児島半島へ進入。まず最初に訪れるのは、箱崎八幡宮(はこざきはちまんぐう)です。箱崎八幡宮といえば、福岡県にある日本三大八幡宮の一つとして有名ですが、岡山県にも実はあります。
少し調べたところ福岡と岡山にある箱崎八幡宮には、直接的な関係はないようですが、神社名が地名にまつわるのは良くある話なので、同名の神社名があっても不思議ではないでしょう。
ちなみに、かつて備前国(現在の岡山県)の福岡を本拠地にしていた黒田長政が、今の福岡県へやってきて、かつての根拠地名にちなんで「福岡」と名付けたそうですよ。う~む、面白い関係性だな。

岡山玉野線(県道45号)を東へ進んでいると、目の前に「JA岡山 甲浦支所」が見えてきたので、この支社前にある脇道を左手側へ曲がります。
すると、直ぐに箱崎八幡宮へ向かう坂道が見えてきました。そもそも夕日の広場から箱崎八幡宮入口までの距離は約3kmしかないので、ロードバイクであれば、あっという間に辿り着きますね。
箱崎八幡宮へ参拝、たくさんの遙拝所や古墳がある

箱崎八幡宮は、児島湾を望む丘の上に鎮座しており、地元住民に親しまれている八幡宮です。
創建は不明ですが、1169年に高倉天皇が筑紫(現在の福岡)へ行幸の際、暴風雨に見舞われ同社に仮泊したそうですから、少なくともそれ以前には既にあったことが分かっています。
箱崎八幡宮の参道は、先ほどの甲浦支所から更に西へ進み北浦公会堂の隣にあるのですが、こちらの坂道から入るのも面白い。
というのは、手作り感満載の鳥居が建っているからです。どこから見ても鉄パイプで組まれたものにしか見えないぞ。きちんと扁額があるのもいい感じ。なので、初めて見かけた方は、驚かれるのではないだろうか。
かくいう私も初めての時は「こういう鳥居もあるんだ!」と良い意味で感心しました。ちなみに、参道には立派な石鳥居があります。


坂道の脇に立つのぼり旗を眺めながら、坂道をゆっくりと上っていると参道へ合流するので、そのまま拝殿へ向けて歩きます。
ご祭神は応神天皇と仲哀天皇、神功皇后ですね。武運長久や商売繁盛、家内安全、交通安全など様々なご利益があるのでしっかりとお詣りした次第です。

拝殿正面には普通の賽銭箱がありますが、その左隣りに目を向けると、招き猫がギッシリ詰まった賽銭箱にビックリ。
また右隣には、ヘビの置物がたくさん入った賽銭箱がある。2025年は巳年ということで、ヘビの置物が置かれているのでしょう。このような賽銭箱があるとは新鮮です。
そうそう、この神社のユニークな点といえば遙拝所かな。なぜならば、境内の至るどころに遙拝所があるからですよ。



伊勢神宮や明治神宮、出雲大社、伏見稲荷大社、太宰府天満宮、北野天満宮といった有名どころを抑えており、どの遙拝所も方角はナビで検索したみたい。その正確さをアピールしているのが、また面白いですね。
これだけの遙拝所が一堂にそろう神社は、珍しいのではないだろうか。少なくとも私は地元や旅先などで様々な神社へお詣りに伺っていますが、これほど遙拝所が多いところなんて、ここ以外に知りません。


遙拝所だけでなく、境内には猿田彦神社や恵美須宮、稲荷宮などたくさんの境内社を目撃しました。その中の一つには、足王神社があり、その両隣りには大人用と子供用のワラジが奉納されているぞ。

また、本殿の後ろ側へ回り込むと、直接参拝できるのもGood。拝殿とともにお詣りしてみてはいかがですか。

拝殿の右手側には、下側へ向けて降りる階段があり、その近くには「箱崎古墳」の案内を発見。これは、行くしかないでしょ。
古墳と聞くと、歴史ロマンを感じてやまないです。


この箱崎古墳は、1978年の発掘調査にて人骨や金輪、古銭などが出土されたそうです。6~7世紀のもので、家族墓として使用されたものだと考えられています。
しばらくの間、箱崎八幡宮の境内を散策して堪能すると、来た道を引き返しました。
【神社の紹介】
箱崎八幡宮の遙拝所にて参拝できる神社を、下記記事で紹介します。
児島半島を東へ進み小串地区へ

さて、よいよ本格的に児島半島ライドの開幕かと思いきや、ちょっとだけ寄り道。期待していた方ごめんなさい。
いつもなら岡山玉野線を東へ進み、飽浦交差点を左折して倉敷飽浦線(県道74号)へ入ると、そのまま道なりに児島半島の外周を駆け抜けるのですが、本日は田んぼの風景を眺めながら、ゆっくりと海岸線へ向けて走り始めました。
毎回同じ道ばかりでは、飽きてしまうので、道を変えて走るのも大事です。まぁ、個人的にこの辺りは方角さえ分かればどうとでもなるので、サイコンの地図に頼らなくても何とかなるかな。

それに児島湾には、目印にするのに最適な児島湾大橋が架かっているので、遠くからでも自分の位置が何となく分かります。

しばらくすると、いつもと同じように児島湾大橋を見上げる場所に到着。うん、いつ見てもこのアングルがいい感じ。
巨大な橋を見上げると、私たち人間が時間をかけて磨いてきた技術力の凄まじさやスケール感に感心してやみません。
それに周囲の景観と調和された建築物の美しさには、拍手喝采を贈りたい。特にそのような建築物は、夕日に照らされた時間帯に見ると感動しますね。


しばらく海岸線を疾走すると、小串地区へ入りました。
そういえば、小串地区はいつも県道を疾走して早々と通り抜けるので、住宅地へ入った記憶があまりありません。あっても県道の東側にしか行ったことがないかも。
なので、初めて西側の住宅地へ入ってみることにしました。当然、道が狭いので周囲に注意しながら徐行します。


民家が建ち並ぶ中、小学校や郵便局などを発見。ありふれた日常の風景が実に良し。個人的には、生活道路を走るのが結構好きですね。
生活道路には華やかさはありませんが、見慣れた景色が続くので落ち着くし、ささやかな日常の温かさを感じるのが利点だと思っています。

特に印象に残るものは見つかりませんでしたが、住宅地を抜けた先に牧場を発見。小串地区に牧場があるとは、知らなかったぞ。
牧場なので、もちろん牛がいます。のんびりと食事をしている様子を見物すると、ほっこりするのは私だけでしょうか。
胸上浜でのんびりと過ごそう

再び倉敷飽浦線へ合流すると、そのまま道なりに南下します。
その道中では、マリーナ側のある東へ向かう分岐点や、貝殻山のヒルクライムが楽しめる西側へ進む分岐点が現れますが、本日はスルーしなければならないのは、ちょっと悔しい。(笑)
しばらくすると、長谷川が見えてきました。近くにあった青看板には、飽浦地区と玉野市街へ向かう方向を案内していますが、本日は玉野市街へ向かい、その途中から倉敷飽浦線を離れて胸上浜へ向かいます。
ちなみに、飽浦地区方向へ進めば次第に標高が上がっていき、プチヒルクライムを楽しめる。なので、こちらのコースもなかなか面白いですね。その日の気分次第では、走る機会が結構あるかな。

そして、ついてに胸上浜へ到着。どうですか、綺麗で静かで落ち着く浜辺でしょ。児島半島の南東岸に位置していて、吉浦海岸とも呼ばれています。
浜辺だけを見ていると、昔からそのままの状態であり続けている地元の人しから知らない穴場のビーチといった感じに思えてなりません。しかし、周囲には防波堤が築かれているので、人の手が介在しているのは明確ですね。

穏やかな瀬戸中海の波打ちに耳を傾けながらくつろいでいると、本当に癒されます。また、目の前に見える坊子島との景観がいい味を出している。やはり瀬戸内海には多島美が似合います。
奥へ目を向けると陸地が見えるぞ。方角を考えると、おそらく小豆島や豊島ではないでしょうかね。それにいつ来ても人が少ないので、まるでプライベートビーチで過ごしているように感じました。

この浜辺の近くには、工場があるので工場で働く皆さんの憩いの場所になっているのかも。もし私が働いていたならば、胸上浜でボーと海を眺めて過ごす日が多いような気がします。
しばらくの間、胸上浜で過ごすと倉敷飽浦線へ合流して、西へ向けて疾走。すると、十字路へ到着しました。いつもは、左折して倉敷飽浦線を南下するのですが、本日は右折して北上することに。飽浦東児線(県道217号)へ入ります。
そういえば、飽浦東児線は北から南へ下ることが多いけど、南から北へ向けて進むのは初めて。同じ道を走っても、向きが変わると印象が違ってくるので新鮮味がありますね。
峠を越えて帰路へつく

児島半島を一周せずに縦断する際には、間瀬峠を走る機会が多いのですが、本日は間瀬峠より東側にある中間峠を通過します。
間瀬峠の頂上には、七福神や二宮金次郎、石碑などユニークな石像がたくさん並んでいるので、初見の人は絶対にビックリするだろうな。(間瀬峠については、こちらの記事で紹介。)
それに勾配は比較的緩く距離も短いのもいいですね。そのような峠のため、ヒルクライム好きな人からすると、物足りないかも。一方、中間峠を上り北上をし続けると長谷峠へ入り、金甲山登山口付近から玉野市小串地区に至る尾根上を通ります。
勾配が10%以上も続く激坂区間ではありませんが、急坂が続くのでそれなりに走りごたえを感じるぞ。なので、自転車のペダルをリズミカルに回して、黙々と上り続けました。



麓から約4kmほど駆け上ると、金甲山登山口や貝殻山へ向かう入口へ到着。先ほど小串地区方面から貝殻山へ向かう道がありましたが、そこからヒルクライムを開始し西側へ下ると、この場所へ到着するので、私にとっては馴染み深いです。
ここまでくると、後は下るだけ。一気に金甲山線(県道399号)を通過して麓へ到着すると、児島湾大橋へ向かいました。


児島湾大橋の中央辺りから児島湾を眺めます。中々良い景色が見られる場所ですよ。
そのため、この橋を渡る途中で景色を見るために停車するのは、もはやお約束になっているかな。

児島湾大橋を渡り終えると、いつもの場所で記念撮影。時間も丁度頃合いなので、本日のサイクリングはここまでにしましょう。
こうして、この後は速やかに帰路へつきました。
まとめ

児島半島は、ぐるっと外周を一周してもよいし、内陸部には金甲山や貝殻山などヒルクライムに適した山が多いのでロードバイクで走るのが楽しいですね。
本日は、箱崎八幡宮や小串地区の町中、胸上浜へ訪れながら、のんびりとサイクリングしました。特に箱崎八幡宮では、たくさんの遙拝所や古墳などがあり色々と楽しめました。
それに道中では、金甲山や貝殻山へ向かう道の近くを通り、「行きたい!」という誘惑にかられましたが、時間の都合上スルーすることに。
以前、金甲山へヒルクライムした時は、山頂から望む瀬戸内の多島美に感動しましたので、また機会を作り訪れたいと思います。
【児島半島をサイクリングした軌跡】
児島半島をサイクリングした様子を、下記記事で紹介します。


