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旅の体験談

小豆島のパワースポット「小瀬の重岩」、長い階段の先には御神体と絶景パノラマあり

「小瀬の重岩」の紹介サムネ

はるか昔から私たちは、自然界のあらゆるものに神聖な力が宿ると信じていました。たとえば、山や川、岩などを崇拝しており、それは現代においても変わりません。

小豆島の西岸に位置する土庄町・小瀬地区には、小瀬原丁場跡の山頂に静かに佇み存在感を放つ「小瀬の重岩(こせのかさねいわ)」があります。

この重岩は、小瀬石鎚(いしづち)神社の御神体であり、小豆島を代表するパワースポットの一つに数えられている。それに標高約900mと高い位置にあるため、眼下に広がる瀬戸内海の絶景パノラマも素晴らしい。

本記事では、優しい陽光に包まれ神々しくて写真映えする「小瀬の重岩」を紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 小豆島へ観光する予定がある
  • パワースポットに興味津々
  • 小瀬の重岩の魅力や行き方を知りたい

小瀬石鎚神社の御神体「小瀬の重岩」のご利益や所要時間

小瀬の重岩
小瀬の重岩

「小瀬の重岩」は、自然に創られたものなのか、人工物なのか分からない不思議な巨石です。

二つの巨石が重なり合っているように見えることから「重岩」と名づけられました。見るからに、今にも落ちてしまいそうな感じがするのだけど、ご安心して下さい。

実際は、大きな地震があってもこの地にどっしりと鎮座したままなんだとか。その絶妙なバランス感覚と大きさは、見る者を圧倒しますね。

また、岩のすき間には祠が設けられており、神秘的な雰囲気を醸し出している。合格祈願や厄除け、心身浄化のご利益があるといわれています。

山の中腹にある専用駐車場から山頂にある重岩まで歩いて約15~20分ほど。山頂はそれほど広くはないので、参拝や記念撮影などをゆっくりしたとしても所要時間は、30~40分ほど見ておけば十分です。

現在では、パワースポットとして注目されており、2019年には日本遺産に認定されました。

麓から重岩までの行き方

重岩がある麓の住宅地(小瀬地区)の入口
重岩がある麓の住宅地(小瀬地区)の入口、右側の白い建物は変電所

土庄港フェリーターミナルから西へ向けて、県道254号線を進み峠を越えると海沿いの道へ出ます。そのまま海岸線を通り抜け、重岩がある麓の住宅地へ向かおう。

住宅地の入口前には、変電所(白い建物)が建てられていて道路が分岐しており、重岩の案内板があるので案内にそって進んで下さいね。

土庄港からは北側から向かうのが最短ですが、エンジェルロードや樹齢千年のオリーヴ大樹といった他のパワースポットと共に巡るのであれば、南側から県道254号線を進むのも良いです。

バスを利用するならば西浦線を利用して「小瀬」バス停で下車。そこから歩いて約50mほどで変電所へ辿り着きます。

こちらが土庄港フェリーターミナルから住宅地までのルート(北側の県道254号線)です。土庄港観光センターでは、レンタサイクルを貸し出しているので、自転車で向かうのであれば電動アシスト自転車がおすすめですね。

この先、住宅地の奥へ進むと重岩の専用駐車場まで急坂が控えているので電動アシストがないと、かなりキツイかな。

また、専用駐車場からは登山道となるため、動きやすい服装と靴を用意しておくこと。道中では、鎖をつかんで歩く場所もあるので、両手がフリーの状態でチャレンジして下さいね。

それでは、麓から重岩までのルートを紹介します。

住宅地の奥にある重岩の入口

住宅地にある重岩の案内板
住宅地にある重岩の案内板

住宅地へ入ったら、道なりに進み曲がり角が見えてきたら、東へ向けて奥へ向かおう。曲がり角には、重岩の案内板が配置されているので、迷うことはないと思います。

しばらくすると、墓地の前へ辿り着き、左手側には急坂が見えてくる。その急坂の入口前にも重岩の案内板があるぞ。

急坂とご対面
急坂とご対面

坂道は、見るからに車が一台しか通過できないほど道幅がせまい。この先はさらに道幅は狭くなるので、車であればすれ違うのは絶対に無理ですね。

車の運転に自信がない人は、徒歩や自転車でチャレンジしよう。ちなみに、私はマイ自転車でチャレンジしました。

急勾配の坂道を上る

坂道には電動アシスト自転車が最適
坂道には電動アシスト自転車が最適

坂道は一部勾配が緩やかな場所もありますが、全体として厳しい勾配が続きます。

ロードバイクのように走行性能の高い自転車であれば、脚力次第ではのぼれるかな。駐車場までは約550mほどなので、ダンシングで一気に駆け上るのもアリですね。

ママチャリは、押して歩くことになるだろう。ベストの選択は電動アシスト自転車だな。私が訪れた時は、丁度前方をご夫婦で談笑しながら電動アシストで走っていたのが楽しそうでした。

幅が狭い坂道を上っていく
幅が狭い坂道を上っていく

車で通過するのであれば、坂道を上っている最中に、降りてきた車とはすれ違えないので、覚悟しておくように。そうなると、バックで戻るしかありません。

車の運転に自信がない人は、徒歩や自転車が賢明ですよ。自転車ならば、そのような状況に陥っても場所によっては、端に寄せて回避ができそうです。

駐車場から登山道へ向かう

小瀬石鎚神社駐車場
小瀬石鎚神社駐車場

車やバイク、自転車で進めるのは駐車場までです。ここから徒歩となるので、しっかりと準備を整えて下さいね。

この先以降にはトレイはないため、駐車場のトイレであらかじめ済ませておきたい。自動販売機はありませんが、カカオ庵というカフェが営業しているようだ。(私が訪れた日はお休みでした。)

カカオ庵
カカオ庵

調べてみると、マヤカカオを提供しているお店みたい。マヤ文明の遺跡が点在する自然豊かな森で育った至高のカカオを輸入して、丁寧に炭火焙煎したものなんだとか。

外のオープンデッキにて、マヤカカオを飲みながらゆっくりと休憩するのも良いですね。

また、この辺り一帯は、かつて小瀬原丁場だったそうな。大坂城の石垣用の石を採石したそうで、その名残りを今に伝えています。

出迎え不動
出迎え不動
重岩へ向かう際には「出迎え道」を通過すること
重岩へ向かう際には「出迎え道」を通過すること

さて、準備が整ったら駐車場の奥へ向かおう。すると、出迎え不動が見えてきます。

実は、この不動さんの両側にある通路は、入口と出口がしっかりと分かれている。正面から見て左手側が入口となる「出迎え道」、右手側の出口が「帰り道」ですよ。

お間違えないように気を付けて、通過して下さいね。

いざ352段の階段を歩く

階段をひたすら上る

出迎え不動の奥には、既に階段が見えているので、その階段を上ります。道中に見上げると、どこまで続くのか分からない雰囲気を感じますが、重岩までは徒歩約20分ほどですね。

階段には手すりがついており、比較的良く整備されているので歩きやすい。けれど、体力に自信がない人は無理をしない方が賢明かな。

せっかく駐車場まで訪れて、重岩を見に行かないのはもったいないと思う気持ちは分かりますが、この階段はまだ序の口ですよ。

というのは、この階段の先には鎖場が控えているからです。この階段とは比べ物にならないほど、険しい道が続きます。

高度が高いので、いい感じの風景が広がる
高度が高いので、いい感じの風景が広がる
あそこの住宅地から登ってきたのか
あそこの住宅地から登ってきたのか

途中まで階段を上ったら、足元に注意して振り返ってみよう。先ほどまでいた麓の住宅地や瀬戸内海の風景を見渡せます。それに加え、結構高いところまで登ってきた実感がわくぞ。

高所恐怖症の人は、無理をしてまで振り返らないように。手すりをしっかりと握っていれば、まだ安心感があるとは思いますが、あまりおすすめはしません。

重岩不動のある広場

階段の終わりが見えてきた

長い階段の先にお社が見えてきたら、初見では重岩まではあと少しと思うかも知れないですね。そのため、ぬか喜びしてしまう人も多いだろうな。

そこは小さな広場となっており、重岩不動と呼ばれるお堂があります。それに広場には、ベンチが設置されているので、疲れたならば腰を掛けて少し休んでいこう。ここから眺める眼下の景色もいい感じですね。

ベンチとお社
ベンチとお社

ふとベンチの隣を見ると、招き猫が奉納されている小さなお社があるではないですか。

「鎖場を無事に上れますように!」とお願いしていくのもいいだろうな。

重岩不動
重岩不動

こちらが「重岩不動」のお堂です。扉は閉まっており、中には不動明王が安置されているみたい。

自由に扉を開けても良いそうなので、お参りした後は扉の締め忘れに注意して下さいね。私はあとからそのことを知ったので、お参りできませんでした。

鎖場へ向かう
鎖場へ向かう

広場には「重岩 この先80m」と表記された案内板があるので、案内板が指し示す方向へ歩いて行こう。

さて、この先は鎖場となるぞ。より一層気を引き締めて下さいね。

鎖場にチャレンジ

鎖場
鎖場

鎖場は、足元が非常に悪いのでそのまま歩くのは困難な場所が多いです。

小石や砂でとても滑りやすくなっており、先ほどの階段とは比べ物にならないほどのハードモードとなっている。横にある鎖をつかみながらでないと、歩きにくいですね。

この険しい道は、距離が短くても決して侮らないように。この先に重岩があります。

一歩一歩確実に登って行けば、頂上へ辿り着ける
一歩一歩確実に登って行けば、頂上へ辿り着ける
通路には、歩くのに邪魔な大きな岩があるぞ
通路には、歩くのに邪魔な大きな岩があるぞ

本格的な鎖場を経験した人からすると、少し物足りなさを感じるかも知れませんが、未経験者にとっては結構大変だろうな。

ちなみに、一般的に鎖場は登るより下る方が大変です。特に足元が不安定な場所は、より恐怖を感じやすい。こちらの鎖場も例にもれず、下る方が大変なので帰路も気を付けて下さいね。

御神体「重岩」とご対面

重岩
重岩

鎖場を無事に上り終えると山頂へ辿り着く。山頂はほぼ平坦であり、その奥には遠くからでも圧倒的な存在感を放つ「重岩」が見て取れます。

重岩の前に立てられた手作り感満載の木製の鳥居くぐり抜け、重岩へ近づくとよりパワーを感じ取れるだろう。

岩のすき間には、祠があるのでお詣りして下さいね。二つの岩が重なり合っていて、落ちそうで落ちないその様から、受験生に人気の願掛けスポットなんだそうな。

祠と鎖
祠と鎖
重岩をジックリと見物しよう
重岩をジックリと見物しよう

それに、祠の前には古びた鎖が飾られているぞ。この鎖は、霊峰・石鎚山の3の鎖を奉納したもので、石鎚山のパワーももらえそうです。

それにしても、なぜこのような場所に巨大岩があるのだろうか。その経緯をぜひ知りたいと思うのは、私だけではないでしょう。

重岩を眺めていると、先人たちが御神体として崇めて現代まで引き継がれている気持ちが、よく分かりますね。

重岩から望む瀬戸内海の絶景パノラマ

瀬戸内海の風景
瀬戸内海の風景

重岩がある頂上からは、目の覚めるような風景を望めます。

位置的に岡山方向や四国(香川)方向に広がる瀬戸内海には、小豊島や豊島、男木島、女木島などの島々を見渡せる。それぞれの島へ訪れて、その島の文化に触れてみるのもいいですね。

青空の下、瀬戸内海の多島美の景観が素晴らしく、カメラーのシャッターを切る指がとまりません。

海の壮大さよ
海の壮大さよ
遠くには、山頂が平べったい特徴的な屋島が見えるぞ
遠くには、山頂が平べったい特徴的な屋島が見えるぞ
海だけでなく、山の景色もいい感じ
海だけでなく、山の景色もいい感じ

このような景色を眺めていると、ここまで登ってきた疲れも吹き飛ぶし、苦労も報われるというものです。

それに、壮大な景色の中で新鮮な空気を吸い込むと、気持ちが良いですね。心身ともにリフレッシュできる場所の一つだと思いました。

小瀬の重岩の基本情報とアクセス

住所香川県小豆郡土庄町甲
電話番号0879-82-1775(小豆島観光協会)

【アクセス】

  • 土庄港から小瀬石鎚神社駐車場まで車で約10分、この駐車場から頂上までは徒歩約20分

小瀬の重岩の駐車場

無料で利用可能な小瀬石鎚神社駐車場があります。(普通車約8台)

まとめ

重岩の風景

小瀬の重岩は、小瀬石鎚神社の御神体であり、小豆島を代表するパワースポットの一つです。

麓から急勾配の坂道を上り、駐車場へ辿り着いてからは徒歩で山頂を目指しますが、多少ハードな登山となるので、動きやすい服装と靴でチャレンジすること。頑張って頂上に辿り着いた時の達成感や、重岩にご対面したときの喜びはひとしおですね。

さらに頂上から眺める瀬戸内海の絶景パノラマは、素晴らしいの一言。長い階段を上った疲れも吹き飛ぶような景色が広がっています。

小豆島でパワースポットを巡るのならば、重岩以外にもエンジェルロードや宝生院のシンパク、樹齢千年のオリーヴ大樹など手軽に足を運べるパワースポットがあるのでお見逃しなく。



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この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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