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旅の体験談

石川・富山を巡る自転車旅、日本で唯一波打ち際を走れる海岸へゆく

「石川・富山を巡る自転車旅(Day1)」の紹介サムネ

「波打ち際を自転車で颯爽と走ってみたい!」という思いには、ロマンを感じます。世界中を見渡すと、実際に叶えられる場所が3ヶ所あるという。その内の一つが日本にあるのを知っていますか。

その夢のような場所こそが、石川県にある「千里浜なぎさドライブウェイ」です。前々からその存在を知ってはいましたが、機会がなくて行けておらず、その想いは年々と積み重なっていました。

また、お隣の富山県で見られる蜃気楼や立山連峰の景観にも興味深々。そうなると次の旅路は、石川県と富山県に決定でしょ。こうして、石川県金沢市から3泊4日の旅が始まった次第です。

本記事では、金沢市から旅立ち、千里浜なぎさドライブウェイを経て同県の羽咋(はくい)市へ赴く自転車旅の様子をお届けします。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 自転車旅やサイクリングが好き
  • サイクリングの道中で見聞を広めたり、様々な体験をしたい

金沢駅から旅立ち尾山神社へ

JR金沢駅前に建つ鼓門
JR金沢駅前に建つ鼓門

岡山駅から新幹線と特急電車を乗り継ぎ、やってきました金沢市。約3時間30分の移動で少し疲れました。

金沢駅は、国内外からの観光客や通勤通学で利用する人が多いので、人混みが凄かったです。駅前には、伝統芸能「能楽」で使われる鼓をイメージした鼓門(つづみもん)が建ち、その外観の重厚感と繊細な美しさに目が釘付けでした。

うん、これには多くの人が足を止めて、記念撮影をしたくなる気持ちが分かるかな。かくゆう私もカメラ撮影に勤しんでいましたね。(笑)

らせん状の太い柱はインパクト抜群だ
らせん状の太い柱はインパクト抜群だ
もてなしドームとの一体感よ
もてなしドームとの一体感よ

高さ13.7mもある巨大な鼓門は、2本の太い柱をらせん状に組み上げられた独創的な外観です。さらにガラスとアルミでできた巨大な屋根「もてなしドーム」も素敵すぎる。金沢を訪れる人へ向けて「おもてなしの心」を表現しているとのこと。なるほどな~。

これら独特の建築により、アメリカの旅行雑誌で「世界で最も美しい駅」の一つに選ばれています。

尾山神社へ向けて出発!!
尾山神社へ向けて出発!!

さて、金沢駅周辺には、日本三大庭園の一つ兼六園や金沢城の跡地に築かれた金沢城公園、長町武家屋敷跡、金沢21世紀美術館など見どころがたくさんありますが、これから向かうのは尾山神社です。

今回の旅を計画した時に金沢観光を1日取るか悩みましたが、全体の日程を考え時に本日中に羽咋市へ訪れる必要があったため、泣く泣く諦めることに。またの機会に見て回りたいと思います。

金沢駅から尾山神社までは約1.7kmほどなので、自転車であればあっという間の距離ですね。時計を確認すると、既に11時前ということもあり、輪行袋からロードバイクを取り出して組み立てると、早速向かいます。

金沢市立玉川図書館
金沢市立玉川図書館

こちらは、道中で見かけた金沢市立玉川図書館です。赤レンガ造りのお洒落で美しい外観に思わずパシリと1枚撮ってしまいました。

これから向かう尾山神社にもレンガ造りの建築物があるので楽しみ。あらかじめインターネットの画像(写真)で確認はしていますが、やはり実物を目にしたいですね。

そこそこの交通量かな
そこそこの交通量かな
尾山神社の神門前
尾山神社の神門前

尾山神社の神門前へ到着すると、参拝者や観光客で賑わっていました。それに神門前で記念撮影をしている人が多いこと。確かにこの神門は見応えがあります。

神門
神門

なんと言いますか、竜宮城のようであり、美しいステンドグラスは教会を思わせる。もちろん「和」の部分もあり、それぞれの個性が一つに融合した外観は、不思議と調和しています。

写真でみるのと違って、立体感や質感、その場の雰囲気がダイレクトに伝わるので、目が離せません。その後、神門をくぐり抜け境内へ入ると拝殿へお詣りし、レンガ造りの「玉垣」や楽器の名前のついた庭園(楽器の庭)などを見て回りました。

尾山神社は、神社とは思えないモダンアートのような場所ですね。くわしくは、下記関連記事で紹介します。

ひがし茶屋街へ赴く

お堀通りをゆく
お堀通りをゆく

尾山神社を後にすると、昼時ということもあり、ひがし茶屋街で昼食を取ることにしました。ひがし茶屋街は、江戸時代の面影を残す美しい町並みが魅力的な場所です。国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれていますね。

まずは、金沢城公園に沿って整備されたお堀通りを進むと、特にいもり堀周辺の景観がいい感じ。このような場所で散歩やランニングすると気持ち良さそうです。

いもり堀の風景
いもり堀の風景

豊かな緑と城壁、水辺が織りなす景観に思わず自転車ととめて、しばらくの間見物していました。いもり堀は、金沢城の南西側を囲む外堀として、かつては幅が広いところで約40m、深さが10m以上もあったそうですね。

明治に入り、旧陸軍が周辺の地面を削平して堀を埋め立てましたが、2010年に復元され今に至ります。

鯉喉櫓台
鯉喉櫓台

いもり堀の南東端には「鯉喉櫓台(りこうやぐらだい)」という石垣を発見。不思議な響きの名前だな~。実際、ここに櫓を建てられた記録はなく、当時は塀が建っていたそうです。

大手町交差点を東へ
大手町交差点を東へ
鏡花のみちの風景、クロマツが並ぶ
鏡花のみちの風景、クロマツが並ぶ

しばらくして大手町交差点へ辿り着くと、卯辰山公園線を道なりに東へ進み、浅野川が見えてくると天神橋前で左折しました。天神橋から浅野川大橋の間には、鏡花のみちが整備されていて、風情あるクロマツ並木を楽しめます。

「並木町のマツ並木」と呼ばれており、石川県指定の天然記念物なんだとか。もともとは加賀藩三代藩主・前田利常が浅野川の護岸のため植えられたもので、藩政時代の松並木を偲ぶことができる数少ない場所ですよ。

浅野川の景観がGood
浅野川の景観がGood
梅ノ橋が見えてきた
梅ノ橋が見えてきた

マツ並木を含め、全体的に川筋の景観が美しい。特に木造風のレトロな梅ノ橋の雰囲気が周囲ととてもマッチしているのを感じました。

この梅ノ橋周辺は、地元の文豪・泉鏡花(いずみ きょうか)の出世作「義血侠血(ぎけつきょうけつ)」の舞台なんだそうですね。

瀧の白糸像
瀧の白糸像

この通りには、その作品に登場するヒロイン「瀧の白糸」の像があります。彼女は水芸の名手ということもあり、像の扇子から水が出る仕組みがあるみたい。

私はそのことを後から知って「ナンテコッタイ」となったので、もしここへ訪れる機会がある方は、水芸を楽しんで下さいね。

鏡花のみちをゆっくり歩き梅ノ橋を渡ると、さほど時間がかからずに、ひがし茶屋街へ入りました。

ひがし茶屋街の景観
ひがし茶屋街の景観
ベンガラ色の建物が目を引く
ベンガラ色の建物が目を引く
趣きを感じる建物だ
趣きを感じる建物だ

美しい石畳が敷かれた通りには、2階の軒高が美しく整い、紅殻格子(べんがらごうし)が連なる町並みが、とても写真映えします。観光地ということもあり、人が多いこと。そのため、写真を撮るのに結構四苦八苦しましたね。

それに金沢といえば、やはり「金箔」でしょう。国内で生産される金箔の約99%が金沢で作られているとか。なので、ひがし茶屋街にも金箔のお店があります。

本来ならば、ひがし茶屋街独特の洗練された通りにて、町家カフェで抹茶や上質な和菓子を味わいながら優雅な時間を過ごしたい。

しかし、これから約40km以上離れた羽咋市まで行かなければならないので、それほど時間に余裕がある訳ではありません。急いで昼食を取ろうと色々な食事処を見かける中、足を運んだのは手打ち蕎麦「ほやさけ」さんです。

手打ち蕎麦「ほやさけ」
手打ち蕎麦「ほやさけ」
小松うどん
小松うどん

小松うどんがおすすめのようで、お値段もお手頃だったので注文しました。

小松産の大麦を使ったうどんは、お蕎麦のような細さですが、もちもちとした喉越しやコシがしっかり感じられて美味しい。また、優しいダシが麺に良く合っています。

あっと今に完食すると、ひがし茶屋街を後にして羽咋市へ向けて出発した次第です。

お洒落な青看板の発見とメタセコイアの並木道をゆく

向粟崎安江町線の風景
向粟崎安江町線の風景

市街地を抜けて、向粟崎安江町線(県道200号)を北上していると、金沢市の木越町へ入りました。辺り一面には、田園風景が広がります。

今後の予定は、ほほ北上を続けるシンプルなコース。河北潟を突っ切り、津幡町やかほく市、宝達志水町へ入り、千里浜なぎさドライブウェイへ向かいますが、道中にメタセコイアの並木道があるということなので、そこだけ寄り道して行こうと思います。

のどかだな~
のどかだな~
うぉ、通行止めか
うぉ、通行止めか

しばらくして才田町へ入り、河北潟に架かる才田大橋へ向かうと途中で通行止めの案内を発見。旅をしていると、この手の案内は良く見かけること。

さほど気にせずにサイコンでマップを確認すると、河北潟の東側には東部承水路が流れていて、そこに架かる湖南大橋を渡り迂回路にすれば、ルートに戻れそうですね。ということで、湖南大橋へ向かいます。

津幡町へ入る
津幡町へ入る
白鳥デザインの青看板だと!!!
白鳥デザインの青看板だと!!!

津幡町で見つけたこちらの案内標識(青看板)にビックリ。思わず二度見しました。方向を示すデザインが矢印ではなく、真上から見た羽を広げた白鳥とは斬新です。なるほど、直進方向は白鳥の頭で、左折と右折方向は羽なのか~。

このような青看板があることを初めて知りました。こうなると、二又に分かれる交差点では、どのようなデザインになるのか気になるところ。

残念ながらその後に見かける機会がなかったので、後日調べてみると、右上が頭、左上が羽というように横から見た白鳥のデザインもあるようです。

ちなみに津幡町では、「白鳥のまち」としてコハクチョウが飛来しやすいように、適した環境づくりを推進しています。

また通行止め~~
また通行止め~~

湖南大橋の手前までやってくると、またしても通行止め。まぁ、こういうこともあるよね。さすがに2回目ともなるとガックリくるぞ~~。

どうやら令和6年1月に発生した能登半島地震の影響みたい。当時、テレビで地震後の様子を見ましたが、地盤の隆起や海岸線が拡大するなど地形が変化し、甚大な地殻変動が起こしたのは記憶に新しいです。

どこまでも真っ直ぐ続くような気がする
どこまでも真っ直ぐ続くような気がする
なるほど、これが真の迂回路か
なるほど、これが真の迂回路か

湖南大橋から約3kmほど北へ向かうと、東部承水路に架かる湖北大橋を渡り干拓地へ入りました。その後、南下してメタセコイアの並木道へ。

河北潟メタセコイア並木
河北潟メタセコイア並木

こちらの写真を見て下さい。等間隔に並ぶメタセコイアの景観の素晴らしさは、拍手喝采ものでしょ。あえて遠回りして来たかいがありました。

新緑の季節に見られる爽やかな緑のトンネルがとても美しく、これにはテンションが上がります。

絵になる光景だ
絵になる光景だ
干拓地にあるため周囲が広々としている
干拓地にあるため周囲が広々としている

距離は約270~300mと短めでしたが、開放感が半端なかったです。また、何処から見ても絵になり、カメラのシャッターを切る指が止まりませんでした。

以前琵琶湖一周の旅へ出かけた時に、有名な滋賀県高島市マキノ町にあるメタセコイアの並木道を通りましたが、そこと比べると車通りが少なく、カメラ撮影がしやすかったですね。

千里浜なぎさドライブウェイを駆け抜けろ

国道159号線の風景

メタセコイアの並木道を後にして再び北上。しばらくすると、かほく市へ入りましたが、どこにも立ち寄ることもなく、目指すのは千里浜なぎさドライブウェイのみです。

かほく市の高松海岸では、ボリビアのウユニ塩湖のような「天空の鏡」の現象が見られるそうで興味はあったのですが、本日は時間がありません。また今度、かほく市へ来る機会があれば訪れたいですね。

松任宇ノ気線(県道8号)や木津横山停車場線(県道225号)、高松内灘線(県道162号)、八野高松線(県道227号)などの県道や国道(159号)を怒涛の如く突き進みます。

どこまでも駆け抜けろ!
どこまでも駆け抜けろ!
青看板に本日のゴール「羽咋市」が表示された
青看板に本日のゴール「羽咋市」が表示された
宝達志水町にある「今浜口」
宝達志水町にある「今浜口」

そして宝達志水町へ入ると、海岸へ向けて西進し、千里浜なぎさドライブウェイの南側出入り口となる「今浜口」へ到着しました。よいよ波打ち際を走ると思うと、ワクワクするぞ。ということで、レッツゴー♪

こ・れ・は・・・・ロードバイクの軽快さが全く感じられない。湿った砂地を走るため、タイヤが少し沈み込み、アスファルトと比べて負荷がかかります。

最初の内は違和感がありましたが、それも直ぐに慣れました。

慣れてくると、とたんに面白くなる
慣れてくると、とたんに面白くなる
車やバイクが次々と通り抜ける
車やバイクが次々と通り抜ける

まるでママチャリを走らせる感覚かな。スピードこそ出せないけど、波打ち際を走るのは気持ち良すぎ♪♪♪

これはハマル人はかなりハマルと思います。夕方近くということもあるのか、車やバイクの交通量が多かったですね。

また、端の方に車を止めて、車の横にレジャーシートを敷き、寝ている剛の者も見かけました。これはちょっと真似できないかも。

ビーチカフェ・ルアナ(Luana)
ビーチカフェ・ルアナ(Luana)
あっ、ブランコだ!!
あっ、ブランコだ!!

また、食事処が意外と多かったです。千里浜レストハウスを始め、創業50年の老舗「かどや」や「かなもり」、「Luana」など6~7店舗ほど見かけましたね。

Luanaの隣にはブランコを発見。目の前の日本海へ向けてブランコを漕げば、まるで海原へ飛び出すような開放感を味わえると思います。

前方に千里浜レストハウスが見えてきた
前方に千里浜レストハウスが見えてきた
千里浜なぎさドライブウェイの終点
千里浜なぎさドライブウェイの終点

約8kmに渡るドライブウェイを駆け抜け、ついにゴール。波打ち際を走るのは、想像以上に楽しかったです。

この楽しさが、これ一度きりなのはもったいない。ということで、明日の予定を少し変更して、朝から走ることに決めました。計画をその場で自由に変更できるのは、一人旅の良い所ですね。

その後、「道の駅 のと千里浜」へ立ち寄った後、お宿へ向かい本日の旅は終わりを告げました。千里浜なぎさドライブウェイの楽しみ方は、波打ち際を走る他にも色々あるので、くわしくは下記関連記事で紹介します。

まとめ

道の駅 のと千里浜
道の駅 のと千里浜

本日は1日中良く晴れており、テンション高めの旅路となりました。特に夕方近くで、千里浜なぎさドライブウェイを駆け抜けられたのは、「最高」の一言。テンションが爆上がりしましたね。

また、金沢市に辿り着いて最初に訪れた尾山神社では、全国でも珍しい和・漢・洋の建築様式を取り入れた「神門」にビックリ。事前に知ってはいましたが、実際に目にするとその独創的な外観は衝撃的でした。

さて、2日目の旅路は「UFOのまち」として有名な羽咋市ならではの博物館(宇宙科学博物館 コスモアイル羽咋)へ訪れます。その後、雨晴海岸(あまはらしかいがん)へ足を運ぶ予定ですよ。

雨晴海岸は、標高3,000m級の立山連峰を望む景勝地。どのような景観が見られるのか楽しみですね。




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年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

当ブログのURL:https://tabirin2021.com
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たびりん ~ふるさと探訪記~
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