のどかな風景を眺めながら、自転車でゆっくり走るのは、気持ちのよいものです。
特に晴天の下、サイクリング中にそよ風が吹きぬける瞬間は、体全体が喜びます。そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。
もちろん私もその一人であり、そんな経験をするたびに、何度でもサイクリングへ出かけたくなるものですね。
本日のサイクリングでは、のどかな風景を楽しみながら、「熊山英国庭園」と「日本一のだがし売場(日本一の駄菓子屋)」へ訪ねました。さて、こららの場所でどんな発見があるのか、実に楽しみ。
本記事では、岡山県岡山市・赤磐市・瀬戸内市をサイクリングをした様子をお届けします。
百間川せせらぎ広場からスタート
JR岡山駅から北東へ約4kmほど離れたところには、ホタルの里として知られる「百間川(ひゃっけんがわ)せせらぎ広場」があります。
この広場からスタートして、まず始めに熊山英国庭園へ向かいますね。
せせらぎ広場は、百間川分流部にある公園で、春は綺麗な桜が咲き乱れるお花見スポットですよ。夏は浅瀬の池や小川でホタルの鑑賞や水遊びを楽しめる。園内は、清掃や草刈りなどの管理が行き届いており、気持ち良く過ごせる地元の人々の憩いの場です。
隣りには、消防署があり、ズラリと並んだ消防車は実に壮観だ。このような特殊車両を見ると、こころが躍るのはなぜだろうか。
少しの間ですが、せせらぎ広場でボーとしながら、穏やかな時間を過ごしていました。やはり何もしない時間ともいうのも大事ですね。
その後、自転車へ乗り、ペダルをゆっくり回して旭川沿いの道を走り出した次第です。
【観光スポットの紹介】
岡山県内の観光スポットを、下記記事で紹介します。
熊山英国庭園へ向かう道中にて
旭川は、吉井川・高梁川と並び岡山三大河川の一つとして知られている。岡山県の中央部を流れる一級河川であり、146件の支流を含めると、河川総延長は821.9kmにものぼります。
そのため、場所によっては様々な顔を見せますね。穏やかに川面を眺めながら、自転車を走らせるのは実に気分がよい。
しばくすると、中原橋が見えてきた。この橋を渡り、岡山吉井線(県道27号)へ合流。
個人的には、紅葉の時期に中原橋を渡るのが特に気に入っています。それは、真正面に見える山々が色鮮やかに変貌するからですね。
百間川せせらぎ広場から中原橋までのルートは、季節の移り変わりが感じ取れ、車も通らないのでおすすめの散歩コースですよ。
岡山吉井線を東へ進むと、遠くに大原橋が見えてきました。この橋を渡り、玉柏から牟佐(むさ)方面へ向かいます。
いつ見ても大原橋の景観は、すごいですね。鉄筋コンクリートのアーチ橋が9つも連なった後に鉄橋がくっついている。
この異質の景観は、太平洋戦争により鉄不足に陥った結果ですよ。もともとは鉄橋として誕生する予定でした。この辺りの山々も紅葉の季節には彩り、河川敷にはススキが広がる見事な景色を披露してくれますね。
のどかな風景を眺めながら自転車のペダルを回していると、いつの間にか赤磐市(あかいわし)へ入っていました。
熊山英国庭園へ向かう道中で立ち寄ったのが、こちら「不死ノ大池」のです。
それにしてもスゴイ名前ですね。なぜこのような名前が付いたのか、由来を知りたい。池の周りはフェンスに囲まれており、景観的には少し残念かな。
なので、長いせず先へ進めば、熊山地区へ入りました。ここまでくれば、熊山英国庭園まであと少し。
小野田川沿いの道には、熊山英国庭園と書かれたのぼり旗がたくさん並んでいます。そのまま川沿いを真っ直ぐ進むと、熊山英国庭園へ辿り着いたのです。
【カメラに関する話】
サイクリングの道中では、思い出に残る撮影を行なおう。下記記事では、カメラに関する話を紹介します。
熊山英国庭園でバラが織りなす風景を楽しむ
熊山英国庭園は、本格的なイングリッシュガーデンを楽しめます。
廃校となった小野田小学校の校舎と校庭を再利用しており、四季折々の草花が咲き誇る。約250種類800本ものバラが園内一面に咲き乱れるので、バラが咲く春か秋がベストシーズンでしょう。
園内入り口にある白バラのトンネルをくぐり抜け、バラを始めとする春の花を楽しみました。
こちらは、園内中央にある「ガゼボ」。バラの満開時には、ピンク色に包まれる。私が訪れた日は、ちょっとまだ早かったみたい。(トホホ)
春のバラ、夏の睡蓮、秋のコスモス、そして冬にはクリスマスイルミネーションが開催されます。これで無料なのは、実にありがたいですね。
尚、熊山英国庭園については、下記関連記事でくわしく紹介します。
のどかな風景の中をのんびりライド
熊山英国庭園を後にして、南東へ進み吉井川へ合流するため、自転車のペダルを回します。
次の目的地は「日本一のだがし売場」ですよ。その名の通り、日本一の駄菓子屋といってもよいほど品ぞろえが豊富で品数も多い。知る人ぞ知る岡山の有名な観光スポットですね。
吉井川へ合流した際、吉井川に架けられた熊山橋を渡ったのですが、橋の入口前に面白い石のモニュメントを見つけました。
その石のモニュメントがこちら。
これは「熊山橋を渡る」という詩歌ですね。高さは約2mほどあります。調べてみると、永瀬清子さんの里づくり事業のひとつとして建立されたそうです。
万成石製の円錐形をしており、上部には天体を表す球形の陶器をのせている。実は、陶器の切れ込みの延長線上は、北極星を指し示すという。
なるほど、適当に考えている訳でなく、深い意味があります。どうやら永瀬清子さんの詩全体を貫く宇宙や母性を表現しているそうですね。
サイクリングを続けていると、このような発見がよくため、とても面白い。個人的には、モチベーションの維持を図れます。
しばらくの間、吉井川沿いを南下していると、瀬戸内市へ入りました。
吉井川沿いを離れ、長船町の市街地を通過していると、マルナカを発見。最近、スーパーや家電量販店ソングがマイブームなので、マルナカを見つけると、自動的に脳内ソングが流れ出します。
特にサビの部分である「マルナカ マルナカ 仲間かな」は、口ずさんでしまう。(笑)
恐らく、マルナカの近くに住んで通ってる人のほとんどが歌えると思う。明るいメロディーが気分を盛り上げます。
ちなみに、マルナカは、イオングループのマックスバリュ西日本が展開するスーパーマーケットの店舗ブランドですよ。
市街地を抜けると、そこには畑しかありません。どこまでも畑が続く道を自転車で快調に走ります。畑の景色は単調になりやすい。けれど、のどかな景色を眺めていると、こころが落ち着いてきます。
そんな感じで、のんびり走っていれば、「日本一のだがし売場」の案内が貼られていた電信柱を見つけました。
どうやら目的地まであと少しのようです。だからいって、ペースを速めません。
この時の私は、のどかな田舎の景色を漫喫した影響で、こころ穏やかなまま、のんびりサイクリングを楽しんでいました。
【自転車旅の様子】
自転車で旅した様子を、下記記事で紹介します。
日本一のだがし売場へ突入
人里離れた畑の中をのんびり走っていると、「日本一のだがし売場」へ到着。
売り場の前には、たくさんののぼり旗が並んでおり、その存在感をアピールしています。広々とした駐車場の端に自転車を止めて、店内へ向かいました。
駄菓子屋といえば、小さなお店をイメージする方が多いでしょう。しかし、ここは全く違っており、建物の外観は、大きな倉庫そのものですね。
約2,500㎡の売り場には、約5,000種類もの商品をそろえている。県内外から多くのお客さんが訪れる「駄菓子の聖地」ですよ。
店内には、スナックやチョコレート、飴、ガム、ラムネなどのお馴染みの駄菓子や、ほかでは中々入手できない珍味を始め、飲み物や懐かしいおもちゃ、備前焼などがズラリと並んでおり、見ているだけでも楽しい。
たとえば、こちらは誰もが知っている「うまい棒」。
うまい棒のコーナーでは、知っている味や知らない味もたくさんありました。その種類と数の充実度は半端ないです。さすがは「キングオブ駄菓子」といわれるだけのことはある。1個づつでも、まとめ買いもできるのは、ありがたいですね。
店内を見て回れば、懐かしい駄菓子の数々が目に映る。もちろん子供も楽しめますが、駄菓子を知っている大人ならば、より楽しめると思います。
店内には、縁日屋敷と呼ばれるコーナーや10円コーナー、だがし神社など面白い場所が目白押し。
アクセスは不便ですが、遠くから訪れるのであれば、タクシーやバス、レンタカーなどを使おう。敷地内には、バス停があります。思わず童心に帰れるおすすめスポットですね。
尚、日本一のだがし売場については、下記関連記事でくわしく紹介します。
本日のゴール、吉井川沿いの緑地で休憩
本日最期に向かうのは、吉井川第1緑地です。
吉井川の河川敷には、かなり広めの公園が整備されており、野球場やサッカー場、テニスコートなど多目的グラウンドがあります。
なので、河川敷でゆっくり吉井川を眺めながら休憩して、帰路につこうと考えていました。
日本一のだがし売場を後にして、西側へ自転車を走らせます。道中には、畑地帯が続きますが、約10kmほど進むと吉井川第1緑地へ到着した次第です。
本日のサイクリングのハイライトとして、緑地内で吉井川をバックに愛車を記念撮影。その後、しばらく園内でゆっくり休憩して過ごしました。
【自転車のアイテム紹介】
自転車に役立つ様々なアイテムを、下記記事で紹介します。
まとめ
本日のサイクリングは、岡山県岡山市・赤磐市・瀬戸内市の三市にまたがり、約80kmの距離を走りました。
その道中では、熊山英国庭園と日本一のだがし売場へ訪れ、満足のいく時間を過ごせた次第です。それに、のどかな田舎の景色を眺めながらのゆっくりライドは、それだけでも楽しい。
サイクリングは、ただ走るだけでも面白いのですが、それに観光を付け加えると、より面白くなる。ただし、観光に時間をかけ過ぎれば、今度は走れる時間が短くなるので、その当たりの配分は永遠の課題ですね。