
私たち日本人は、事あるごとに神社へ参拝に行く機会が多いです。
そもそも神社は神様がおわす場所としてとても神聖なので、神社へお詣りすると心身の浄化が図れ、心の安定をもたらす効果が期待できます。
神社へお詣りに行った際には、お守りを授かる人も多いでしょう。小さな袋型の縁起物として幅広い年齢層から支持を受けている。
現在ではお守りの種類が豊富であり、健康祈願や金運上昇、交通安全など色々あります。そのため、願い事に合わせてピンポイントに選べるのはありがたいですね。
お守りに込められた神様の力の恩恵を、しっかりと受けとるためにも身につけ方は大事ですよ。
本記事では、お守りはどこにつけると効果的なのか種類別に紹介します。
お守りを身につけると神様を身近に感じる

お守りとは、一言で表すと「神様の携帯」です。
お守りの中には、紙や木、金属でできた御神璽(ごしんじ)が必ず入っており、これは御神体に相当するものですよ。お守りを身につけることで、その加護を授かっています。
お守りのルーツを紐解くと、所説は色々ありますが、古くは縄文時代の勾玉に辿り着く。本格的にお守りが普及しだしたのは、平安時代に入ってからですね。
その頃には、貴族の間で陰陽師が「懸守(かけまもり)」と呼ばれるお札を袋に入れて身につけていたそうな。どうですか、今のお守りと同じでしょ。
お守りを持ち歩いていると、神様を意識する機会が多くなるだろう。そして、それが心の平穏につながったりします。
【神社詣りに役立つ話(その1)】
神社へ参拝に出かける際、色々と役立つ話を下記記事で紹介します。
お守りの効果的なつけ方

お守りは、願いを形にした縁起物であり、現代では願いに合わせて様々な守りがあります。
最も良いお守りのつけ方は、紐を着けて首から提げて肌身離さず持ち歩くのベストですね。
そのようなつけ方ができないのであれば、胸ポケットなどに入れよう。日頃から持ち歩いていれば、神様の加護の下、身に降りかかる厄災の軽減を期待できる。
また、普段から持ち歩くカバンやお財布に入れてもOK。その際、バッグや財布を開いた時に、日光が当たる場所へお守りをつけよう。
そもそもお守りは丁寧に扱い、できるだけ太陽の光に当たると効果が高まるものですよ。それに健康祈願や交通安全などお守りの種類により、効果的なつけ方が若干違っています。
そこで、主なお守りの効果的なつけ方を説明しますので、ぜひ参考にして下さいね。
健康に関わるお守り
健康でなければ、日々の生活でつらく感じる時間が長いものです。そのため、健康に関するご利益というのは、誰しもが願っています。
年齢が高くなるほど、癌や心筋梗塞といったリスクが高まるので、より健康に気を付けたくなる。病気にかかることなく、元気に過ごしたいと願うのは、誰しもが願うことだろうな。
健康に関するお守りには、健康祈願・病気平癒・長寿祈願があり、常に肌身離さず持ち歩くのが効果的。
特に首から下げて持ち歩くのがベストですが、そうするのに抵抗がある人は、ポケットに入れて持ち歩きましょう。
厄除けのお守り
厄を取り払い開運を願う厄除けのお守りは、心臓に近い位置に持つのが一番良いとされています。
なので、健康に関わるお守りと同じように首から下げて持ち歩くのがベストですね。ポケットに入れたり、普段から持ち歩くカバンや財布の中へ入れるのもOK。
できるだけ肌身離さず持ち歩けば、厄を回避して災難が訪れない効果が高まります。
特に前厄・本厄・後厄に該当するのであれば、その年を無事に過ごせるよう常に身につけておきたいですね。
交通安全のお守り
車やバイク、自転車など乗り物には、交通安全のお守りをつける人が多いです。
車であれば、ルームミラーのところにぶら下げたり、鍵につけたりすると効果が期待できます。
ルームミラーに取り付けるのであれば、あまりにも目を引くお守りはつけないほうが無難かも。というのは、ミラーを見た時に注意散漫になる可能性がゼロではありません。
自転車用の交通安全を祈願するお守りは、ハンドルにつけるタイプの物が便利。また、通勤通学でいつも使っているバッグにつけるのも効果的。
鍵やバッグの外側につけると汚れやすいので、ビニールで保護されているお守りがおすすめです。
商売繁盛のお守り
商売繁盛のお守りには、千客万来や出世成功などのご利益が期待できるので、経営者や起業家などに人気が高いです。
持ち歩くのであれば、首から下げるのが効果的。また、スーツの胸ポケットなどに入れておこう。
社内であれば神棚に祀りたい。神棚は明るくて清浄な場所へ設置するものなので、太陽の昇る東向きや日中に日があたる南向きに置き、陽光に照らされたお守りはより効果が高まります。
自宅などで神棚がないからといって、机などの引き出しへ収納しないように。明るい場所やなるべく人の目線より高い位置につけるとよいでしょう。
金運のお守り
金運上昇のお守りは、財布などお金に関係するものにつけるのが効果的です。なので、いつも使っているお財布に忍ばせておきましょう。
その際、財布の中身は整理しておくように。レシートや使わないカードを入れっぱなしにしていたり、小銭などでパンパンな状態にならないよう綺麗に保つのが大切ですよ。
また、お札をキレイにそろえて入れておこう。神様が気持ちよく過ごせる空間を作り上げれば、効果が高まります。
ただし、お尻のポケットにお財布を入れるのはダメです。これは、椅子などに座った際にお尻の下敷きになるので、金運を下げる行為になりかねないので気を付けて下さいね。
恋愛のお守り
恋愛に関するお守りには、恋愛成就や夫婦円満、縁結びなどがあります。
理想の相手との出会いを願ったり、パートナーとの信頼関係を深めたいと願ったり、片思いを実らせたいと思う人は多いでしょう。
肌身離さず身につけていれば、良い出会いに巡り合える可能性が高まります。また、常に持ち歩くカバンにつけるのも良し。カバンの外側について目立つのが恥ずかしいのであれば、内ポケットに入れておきましょう。
お守りを大切に扱い、毎日お祈りする気持ちが大切ですね。
学業のお守り
学業に関するお守りには、合格祈願や学業成就があります。
受験や試験などを控えている人は、合格祈願のご利益を喉から手が出るほど願いたいだろう。また、学校のテストや成績向上など勉強全般において目標を叶えたいのあれば、学業成就のご利益にあやかりたいものだ。
なので、普段から使用している教材やペンケース、カバンなど学業に関するものにつけるのが効果的ですね。
それ以外には、普段から勉強している机の上に置くだけでもご利益がある。勉強の合間に、目の付く場所につけましょう。
お守りは複数持っていてもOK

よくお守りを複数もっていると、神様が喧嘩して効果がなくなるという話を聞きますが、本当なのでしょうか。気になる人も多いと思います。
結論からいえば、そんなことはないのでご安心して下さい。というのは、高徳である神様同士が喧嘩しあうなんてナンセンス。
ご利益を相殺するなんてないので、安心して複数を持ち歩きましょう。ただし、優先順位をつけたりして粗末な扱いにならないように。
どのお守りにも神様はやどりますので、感謝の気持ちを忘れないようにして下さいね。
【神社詣りに役立つ話(その2)】
神社へ参拝に出かける際、色々と役立つ話を下記記事で紹介します。
お守りを取り扱う際の注意点

願いが叶わないからといって、お守りに八つ当たりしたり、壁にぶつけたり、踏みつけるなど粗末に扱っていると、いずれ罰が当たるかも知れません。
先ほども触れましたが、お守り袋の中には、ご神体に相当する御神璽(ごしんじ)が入っています。
そのため、お守りは丁重に扱うのが原則ですね。汚したり乱暴に扱うのは神様を冒涜する行為につながりますので、何が起こっても不思議ではないでしょう。
また、お守りをタンスの引き出しなどに仕舞い込んで、そのまま忘れてしまわないように気を付けよう。
放置したままのお守りからは、ご加護を授かれないので、できるだけ持ち歩くのが吉。自宅に保管する時は、目に付きやすい場所で大切に扱って下さいね。
【神社詣りに役立つ話(その3)】
神社では御朱印を集める人も多いだろう。下記記事では、御朱印集めに役立つ話を紹介します。
まとめ

神社で授かるお守りは、どこにつけるかによって、より良い効果を期待できます。常に目に見える場所につけることで、色々と意識するものですね。
たとえば、車の停車中にチラッと交通安全のお守りが見えたら、安全に対する意識が上がるだろう。また、常に身につけていると、学業や仕事などに対するモチベーションにもつながります。そう考えると、それだけでも十分な効果だとは思いませんか。
お守りに込められた神様の力の恩恵を、しっかりと受けとるためにも、願い事に合わせたお守りを授かって下さいね。