
初めてロードバイクを購入した時に、そのままのステムを使い続けている人も多いのではないだろうか。
ロードバイクに慣れていくと、「もう少しハンドルの位置を高くしたい」「より前傾姿勢を取りたい」と思う機会がありますね。それは今のライディングポジションが、自分のベストでないからでしょう。
ハンドル位置を調整するには、ステムの交換が手っ取り早く、乗車姿勢が大きく変わります。そこで、いざステムの交換を考えると、各メーカーから様々なステムが販売されているので、どれを選べばよいのか悩ましくありませんか。
本記事では、ロードバイクで使いたいお洒落なステムのおすすめを紹介します。
目次
ステムの選び方

今の乗車姿勢より、より前傾姿勢を取りたい場合や、反対にアップポジションにしたい時には、ステムを交換してハンドルの距離と位置を調整します。
乗車姿勢が変われば、視線や視界、ペダリングなどにも影響がでてきますので、無理のない範囲で調整して下さいね。
そこで、ステムを選ぶ際に確認すべきポイントを、以下にまとめました。
- ハンドル径とコラム径を確認する
- 長さと角度を確認する
- 素材を確認する
- メーカーを確認する
くわしくは、下記関連記事で紹介します。
ロードバイクで使いたいステムの紹介
ロードバイクで使いたいお洒落なステムを紹介します。
DEDA ELEMENTI(デダ・エレメンティ)ZERO 2
体格に合わせたカスタムのしやすさが光る
自転車のフレーム素材やパーツに至るまで幅広いラインナップを取りそろえるデダチャイ社のパーツブランド「DEDA ELEMENTI(デダ・エレメンティ)」。
長年に渡って得たノウハウをベースに開発・製造を行ない、トップレーサーからエントリーライダーまで多くのユーザーのニーズに答えています。
「ZERO 2」はエントリーモデルのステムですが、妥協がありません。素材は6061アルミ合金であり、ハンドル径は31.7mに対応。ステムの長さは50~130mmです。
本格的なモデルとしては珍しく、50mmや60mmという短いモデルを取り扱っている。そのため、体格に合わせてカスタムしやすいステムですね。
DEDA ELEMENTI(デダ・エレメンティ)スーパーレジェロRS
軽量かつ高強度な一品
3D冷間製造という特殊な技術を用いた超軽量なハイエンドモデルのステムです。
素材は7050アルミ製であり、チタニウム・クランプボルトを使用。さらにセラミック表面処理とクランプ部に肉抜きを施すことで、長さ100mmではわずか100gしか重量がありません。
また、角度が82度に設定されているため、自然に前傾姿勢が取れるという特徴があり、レースなどスピードを維持したい人に向いています。
DEDAが提供するステムの多くは、ハンドル径は31.7mmに対応しているので、ハンドルもDEDA製品で統一するのがおすすめですね。
3T(スリーティー)APTO PRO
エアロ効果を高めるデザイン
3T(スリーティー)は、1961年にイタリア・ トリノで創業した自転車パーツの高級ブランドです。「Turin Tube Technology」の頭文字をとって3Tと呼ばれており、パーツの品質の高さに定評があります。
APTOシリーズでは、ボトルの位置を後ろ向きにすることで、エアロ効果を高めているのが特徴的ですね。
素材は6061アルミ製であり、ハンドル径は31.8mmに対応。長さは70mm・80mm・90mm・100mm・110mm・120mm・130mmなど幅広いラインナップを取りそろえています。
3T(スリーティー) ARXII TEAM
軽量なアルミステム
APTOシリーズよりも高級モデルに位置するステムです。従来のARXステムをベースにして軽量化を図り、長さ110mmのモデルでは120gという軽さを実現しました。
素材は7075アルミを用いており、軽量で高強度、優れた耐食性を誇るチタンボルトを採用。ハンドル径は31.8mmに対応しています。長さは70~150mm、アングルは6度と17度がラインナップされているので、自分の体にあうピッタリのものを選びやすいですね。
PANTHER(パンサー)アヘッドステム
軽量で耐久性が高い
PANTHERのアヘッドステムは、3D-CNC鍛造と呼ばれる加工技術を使用しているのが特徴です。
この技術により、高い耐久性を保ちながら軽量なステムに仕上がっており、振動吸収性とのバランスを兼ね備えています。
素材はアルミニウム合金6061を採用し、ハンドル径は25.4mmと31.8mmに対応。ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク全般に活用できる。
また、長さは60mm・80mm・90mm・100mm・110mmと幅広いのもGood。4つのステンレス製のネジで固定するので、より安全性を高めています。
SHIMANO PRO(シマノプロ)LTステム
剛性が高く品質も良好
SHIMANO PRO(シマノプロ)は、自転車部品部門で圧倒的な世界シェアを誇る日本のシマノが提供するブランドです。
プロのアスリートやライダーからのフィードバックを行ない、高性能な製品の開発・製造・販売を行なっています。
LTステムの素材は6061アルミ製であり、剛性が高く品質も良好。プロが使うようなデザインもいい感じ。価格も含めて全体的に満足度が高いですね。
ハンドル径は31.8mmに対応していて、長さは60mm・70mm・80mm・90mm・100mm・110mm・120㎜と色々あります。
Aking PLATT ステム
強度と耐久性に優れる
アルミニウム合金と3Kカーボンファイバーを組み合わせたステムです。
強度が重要な部分にはアルミを採用しており、軽量化を図りたい部分にはカーボンを採用。強度と耐久性に優れていて、素材の違いによりデザインが魅力的なモデルに仕上がっています。
ハンドル径は31.8mmに対応。長さは60mm・70mm・80mm・90mm・100mm・110mm・120mmとラインナップも豊富ですね。ロードバイクやマウンテンバイクに適する逸品です。
CXWXC アジャスタブルステム
140度の角度調整が可能
CXWXC(シーエックスダブリューエックスシー)は、2009年から自転車関連用品を製造している中華ブランドです。
このステムの特徴は、140度の角度調整ができること。-70度から+70度まで調整ができるので、多くのライダーに最適なバイクのフィット感を実現しています。
ハンドル径は31.8mmに対応しており、長さは90mm・110mm・130mm・145mmから選択が可能ですね。剛性が高く、軽量な4ボルトのデュアルバンドクランプにより、ハンドルをしっかりと固定してくれる。クラシカルなデザインも魅力的です。
まとめ

現状、「前傾姿勢がきつくて乗りづらい」といったような問題があれば、ロードバイクのステムを交換してみよう。
ハンドル位置を変えると、見違えるような乗り心地を手に入れる可能性が高いです。交換する際には、ライディングポジションにあうステムを選んで下さいね。
ステムは安価なものから高価なものまで、デザインや素材、長さ、角度の違った豊富なバリエーションがあるため、選ぶのは中々骨が折れます。
本記事では、ロードバイクで使いたいステムを数件ご紹介しました。本記事で紹介したステムが、あなたの参考になれば幸いです。

