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旅の体験談

京都・智恩寺文殊堂で合格祈願しよう、天橋立で知恵を授かるパワースポット

智恩寺の入口

あなたは「三人寄れば文殊の知恵」という言葉を知っていますか。

これは、たとえ凡人でも3人集まって相談すれば素晴らしい知恵が浮かぶことを表したことわざですね。

このことわざの中にでてくる「文殊」とは、知恵の神様・文殊菩薩のこと。この文殊様を祀る寺院が「智恩寺(ちおんじ)」ですよ。学業成就や合格祈願のために、文殊様のお力を授かりたい多くの参拝客が訪れるパワースポットだ。

智恩寺のすぐ北側には、日本三景として名高い「天橋立」がある。古くから風光明媚な景勝地として知られていますので、智恩寺を参拝した後で散策やサイクリングを楽しみましょう。

本記事では、日本三文殊の一つとして人気の高い「智恩寺」を紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • パワースポットに興味がある
  • 智恩寺の見どころを知りたい

智恩寺とは

知恩寺の絵馬
知恩寺の絵馬

智恩寺は、京都府宮津市文珠地区に位置する臨済宗妙心寺派の寺院であり、山号は天橋山(てんきょうざん)です。

現代では本堂の「文殊堂(もんじゅどう)」の名で呼ばれることが多いですね。創建は古く、808年(大同3年)の平城天皇の時代までさかのぼります。

智恩寺に伝わる「九世戸縁起(くせどえんぎ)」という古文書によれば、日本国土の創成時に、この地で暴れていた悪龍を鎮めるため、中国の五台山から智恵第一の仏様である文殊菩薩をお迎えしたという。文殊様は、悪龍を説き聞かせて感化させ善龍にしたそうな。

その様子は、毎年7月24日に開催される文珠地区の夏を象徴するお祭り「出船祭」で演じられます。

2017年(平成29年)4月には、日本遺産「300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊」の構成文化財として認定されました。

本堂「文殊堂」は必見、学業成就・合格祈願を行なおう

文殊堂

文殊堂の外観は、わずかに照り起りを帯びた銅板葺き屋根が優美な印象を与えます。お堂自体は、江戸時代に宮津城の城主「京極高国(きょうごくたかくに)」により改築されました。

中央にある4本の柱は、もともとの建物のものですよ。この柱には、鎌倉時代に書かれたとされる文字が残されているという。

ご本尊の文殊菩薩像が安置されており、年間5日しか開帳されません。(開帳日:1/1~1/3、1/10、7/24)

文殊堂でしっかり参拝して、様々なご利益を授かりましょう。主なご利益には「学業成就・合格祈願・商売繁盛・必勝祈願・交通安全」などがあります。

参拝を終えたら、そのまま立ち去るなんてもったいない。

文殊堂の廊下
文殊堂の廊下

実は文殊堂内の廊下を歩いて見て回れるのです。廊下を一周ぐるりと歩けば、大きな絵馬をたくさん見学できる。

文殊堂の絵馬(その1)
文殊堂の絵馬(その2)

学力の向上を願った算額を始め、武道・芸能・和歌の詠み合わせなど多種多様な絵馬は、実に面白いですね。見るからに古い絵馬なので、おそらく江戸時代に寄進されたのだろう。

じっと、絵馬を見ていると、智恩寺へ訪れた多くの参拝者たちの合格祈願や必勝祈願などの必至な想いを感じ取れます。

黄金閣とも呼ばれる「三門」は大迫力!

智恩寺の三門(裏)
三門(裏)

駐車場から智恩寺の境内へ入ると、東側に見える大きな建築物が「三門」です。別名は「黄金閣」といいます。

黄金閣というのは、当時の後桜町天皇から下賜されたという黄金が由来だそうですよ。

三門の前へ立つと、その圧倒的な雰囲気にビックリしました。それもそのはず、実は丹後地方最大の三門なんだとか。

1767年(明和4年)に再建されたそうで、その際に延べ8,780人の大工を要したそうです。う~む、黄金閣の名前や大工の動員数からして、三門造りにかける情熱の凄まじさが嫌というほど分かるものだ。

智恩寺の三門(表)
三門(表)

細部にいたるまで本格的な唐様が施されているので、じっくり見物していきたい。内部は非公開ですが、楼上には釈迦如来像と十六羅漢が安置されています。

扁額と提灯
扁額と提灯

表側には、扁額に書かれた「海上禅叢(かいじょうぜんそう)」の文字が目に入る。これは、海上にそびえ立つ禅寺を表したもの。まさに智恩寺の姿を象徴する言葉ですね。

提灯に貼られたステッカー
提灯に貼られたステッカー

また、扁額以外にも赤い大きな提灯がよく目立つ。ここで注目して欲しいのが提灯の下側です。なんと、たくさんのステッカーが貼られているではないですか。

もし、好きなステッカーや知っているステッカーが貼られていたらテンションが上がりますね。

頭が良くなるという「知恵の輪燈籠」で知恵試し

知恵の輪燈籠
知恵の輪燈籠

境内を出て北側に位置するボート乗り場へ足を運ぶと、先端が輪の形をした珍しい石灯籠があります。この灯籠は「知恵の輪燈籠」と呼ばれ、江戸時代に建てられました。

実はこの灯籠には、凄い秘密が隠されているという。というのは、「知恵の輪燈籠を3回くぐれば頭が良くなる」という言い伝えがあるからです。

この灯籠の高さは、約2.5mほどあるため、結構高い位置に輪の部分がある。よじ登って頑張ればくぐれるかも知れませんが、そんな危険な行為は禁止されているので、絶対にダメですよ。

さて、それではどうすればよいのか、少し考えてみよう。ヒントは、くぐるといっても体全体である必要はありません。

・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・

答えは、頭だけ輪に入れて3回出し入れするでした。うん、これなら難しくないかな。

「それは、くぐるのではないのでは?」とツッコミを入れないように。当時はどうだったのかは分かりませんが、調べてみると、この方法で間違いなさそうです。ぜひチャレンジしてみて下さいね。

松の木に鈴なりにぶら下がる謎の扇子

松の木にぶら下がるたくさんの扇子
松の木にぶら下がるたくさんの扇子

境内を歩いていると、たくさんの松の木を見かけますが、その中には松の枝から鈴なりにぶら下がるたくさんの扇子に目が留まります。

「いったい、これは何?」と思う方が多いだろう。気になって扇子に近づくと、その正体が判明しました。

すえひろ扇子おみくじ
すえひろ扇子おみくじ

広がっている扇子の表面には、吉凶が書かれているのです。つまり、この扇子はおみくじですよ。「すえひろ扇子おみくじ」というもので、まるで松の木に花が咲いているような景観は、不思議とマッチしています。

占いの結果が良いものであれば、縁起の良い扇を気に入って持ち帰りたいと思うかも知れませんね。

しかし、どのような結果であっても持ち帰らずに境内の松の木に結び付けるというのが習わしです。なので、持ち帰らないように気を付けて下さいね。

多宝塔・暁雲閣・鐘楼など様々な建築物を見物

多宝塔
多宝塔

文殊堂の南側には、多宝塔があるので足を運んでみよう。高さは18m、軒下の垂木や組物が重厚な雰囲気を醸し出しています。

これは室町時代のものとして丹後地方唯一の遺構なんだとか。府中城主が自分の病気全快を感謝して建立しました。

中央には大日如来が安置されており、国の重要文化財に指定されています。

暁雲閣
暁雲閣

こちらは、暁雲閣(ぎょううんかく)。江戸時代に建てられたそうで、鐘を衝くための鐘楼門ですよ。宮津の豪商が子供を亡くした際、その供養のために寄進したそうです。

その見た目に気になる人が多いと思う。そう、まるで竜宮城をイメージしているかのようだ。

シャチホコ
シャチホコ

これは「竜宮門形式」と呼ばれる特徴的な造りであり、下層の両側に亀腹と屋根の上にみえるシャチホコが印象的ですね。

鐘楼
鐘楼

そして、暁雲閣の手前には鐘楼がありました。

うむ、こちらも見るからに歴史を感じます。その他の建築物には、無相堂や観音堂、妙音殿などがありますので、一通り見物していきましょう。

智恩寺の境内巡りを楽しむ

力石
力石

境内を歩いていると、歴史ある建築物に目を奪われがちですが、境内には色々と興味を引かれた物を見つけたので、簡単に紹介しますね。

まずは、大中小の3種類の大きさがある「力石」です。石の重さは、大きいものから130kg・100kg・70kgもあるという。一番小さいものでも70kgもあるとなれば、これ持ち上げるのは無理じゃない?

しかし、ご安心下さいませ。持ち上げる必要がなく、ただ触るだけでOK。そうすると、不思議に力と知恵を授かるといいます。うん、これは触らないのはもったいないかな。

鉄湯船
鉄湯船

こちらは、文殊堂前にある「鉄湯船」です。お参りの前に身を清める手水鉢ですよ。手水鉢としては、あまりお目にかからない珍しい形状に興味津々。

調べてみると、どうやらこの手水鉢は、鎌倉時代に湯船として造られたそうで、寺院の大湯屋にて使われていました。

なるほど、これならばこの形状にも納得できるというものだ。国の重要文化財に指定されている貴重なものですよ。

文樹
文樹

こちらは、霊木「文樹(もんじゅ)」です。「文」の字を「かざる」と読み、「人生を智恵で飾る者に幸いが訪れる」とのこと。

美しい苔生
美しい苔生

この文樹の根元一帯には、美しい苔生が広がっていて、神々しい大樹と見事なハーモニーを醸し出しているではないですか。個人的には、この空間が一番気に入りました。

この文樹の樹液は、上質の線香を作る際に使われるそうで、さすがは霊木と呼ばれるのは伊達じゃないですね。

最後に紹介するのは、「なぜ、ここにこんなものが?」と不思議に思うものです。

石碑の上に並べられた小さな猫人形
石碑の上に並べられた小さな猫人形

それがこちらの石碑の上に並べられた小さな猫の人形たち。うん、かわいい~♪♪

猫人形
猫人形

個人的には嬉しいサプライズになりました。小さいので、気付かずに見落としてしまうかも。ぜひ探し出して下さいね。

境内は15~20分もあれば一通り見て回れるので、ゆっくり見て回りましょう。

智恩寺の基本情報とアクセス

住所京都府宮津市字文珠466
電話番号0772-22-2553

【アクセス】

  • 京都丹後鉄道「天橋立駅」から徒歩約5分
  • 京都縦貫自動車道「宮津天橋立IC」から車で約10分

智恩寺の駐車場

智恩寺には、8:00~17:00まで営業している有料駐車場があります。(普通車 100台、バス10台)

1日駐車して料金は以下の通り。

  • 乗用車 700円
  • バ ス 1,500円(回送500円)
  • 二輪車 400円

1日駐車しておけるので、天橋立一帯を観光するのに便利な駐車場です。

まとめ

智恩寺の境内の様子

智恩寺は、知恵の神様・文殊菩薩を祀ることから多くの参拝客が足を運ぶパワースポットです。

本堂の文殊堂を始め、黄金閣とも呼ばれる「三門」や多宝塔など魅力的な建築物を見て回ろう。

また、頭が良くなるという「知恵の輪燈籠」や、松の木にぶら下がる多くの扇子など面白いスポットは魅力的ですね。

智恩寺へ参拝をすませた後は、「知恵の餅」を食してみよう。知恵の餅は、天橋立の名物ですが、もともとは智恩寺の名物なんだとか。智恩寺の門前町に並ぶ茶屋(吉野茶屋・彦兵衛茶屋・勘七茶屋・ちとせ茶屋)でしか食べれないですよ。

その後、風光明媚な天橋立を散策したり、サイクリングを楽しんでみてはいかがですか。



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この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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たびりん ~ふるさと探訪記~
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