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旅の体験談

【ビワイチ3日目】奥琵琶湖で桜の絶景ロードを巡る旅(長浜市→高浜市)

琵琶湖北部の景色

ビワイチ3日は、長浜市から高浜市へ向かう奥琵琶湖を走ります。

桜シーズンであったため、湖岸には約4,000本にわたる桜並木が出迎えてくれました。(ちなみに前日のビワイチ2日目の様子はこちら。

道中では、北国街道を進みながら、琵琶湖北東部にある余呉湖(よごこ)を一周したり、奥琵琶湖パークウェイや海津大崎の桜を漫喫した次第です。

初めて走る土地にありがちな試練をくぐり抜けながら旅を続け、旅のハイライトを飾るメタセコイア並木道は、印象深かったですね。

本記事では、長浜市から旅立ち奥琵琶湖で桜の絶景ロードを巡りながら高浜市へ向かう、自転車で旅した様子をお届けします。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 自転車旅やサイクリングが好き
  • サイクリングの道中で見聞を広めたり、様々な体験をしたい
  • 琵琶湖北部の桜ロードに興味がある

北国街道を通過して余呉湖へ向かう

高時川河川敷広場
高時川河川敷広場

ビワイチ3日目のスタートは、高時川河川敷広場から始まります。

長浜市北部を流れる高時川の堤防沿いには、約1kmわたり桜並木は連なっており、圧巻の景色を堪能できますね。

早朝のためか、散歩やジョギングをしている人を数人しかみかけませんでしたが、これだけ綺麗な桜並木なので、きっと時間が経つにつれて多くの人がやって来るでしょう。

桜並木
桜並木
桜の花びら

自転車のペダルをゆっくり回しながら、桜並木の下を通過していると、テンションが上がりますね。朝から幸先が良いかも。

本日の最初の目的地は、余呉湖です。余呉湖へ向けて北上して最中に、ふと道路標識を見上げれば、そこには越前市(福井県)まで58kmと表示されていました。

余呉湖へ向かう道

約60kmとなると一般的には長距離に分類されるのですが、旅歴が長い私からすれば、福井県までわりと近いなと思えてしまう。(笑)

そんなことを考えている内に、次第にのどかな風景から古い町並みの景色に切り替わっていきました。

私が足を踏み入れたのは、北国街道と呼ばれている街道です。北国街道は、中山道鳥居本から分岐して、琵琶湖東岸を経由してから越前・北陸方面へとつながる道。

北国街道

江戸時代に近畿と北陸を結ぶために整備された街道ですよ。どうやら私がいるのは、木之本宿のようです。

木之本宿
木之本宿

古い商家の家並みが連なり、風情を感じます。

旅の道中では、宿場町へ立ち寄ったりしますが、当時の面影が残っているところが多いので、見てるだけでもテンションが上がりますね。特に時代を感じる建屋は貴重そのもの。旅を続けていなければ、見られない景色は多く、その土地特有の風景や街の景色には、感動を覚えることも少なくありません。

木之本宿の風景
木之本宿にある建屋
御薬所本陣
木之本宿にある寺院

こちらは、冨田酒造の主屋。1744年(延享元年)に築かれ、国の登録有形文化財に指定されているという。

冨田酒造の主屋
冨田酒造の主屋

こちらは、山内一豊が名馬を購入した「馬宿・平四郎」ですね。

馬宿・平四郎
馬宿・平四郎
馬のパネル

かつて越前の大名が利用した北国街道に思いを馳せながら、しばらくの間、木之本宿を見学していました。

余呉湖一周を楽しむ

余呉湖へ向かう道(国道365号)

余呉湖へは、国道365号を北上して、途中から県道33号へ分岐するのが最も分かりやすい道順ですね。ごたぶんにもれず、私もその道順で向いますよ。

しばらく道なりに進むと、あっという間に余呉駅へ到着します。

JR余呉駅
JR余呉駅

余呉湖をサイクリングやウォーキングするならば、玄関口となるのが余呉駅ですね。私も自転車旅をしていなければ、電車で余呉駅まで移動して、レンタサイクルで余呉湖一周を考えるかな。知っていますか、余呉湖一周は「ヨゴイチ」といいます。

余呉湖は周囲わずか約7kmほどしかないので、自転車で普通に走れば30分で周回できる。当然、私のことなので、色々と見て回るため30分で周回は難しい。(笑)

また、余呉湖には天女が降りたとされる羽衣伝説が伝わっています。尚、日本各地にも羽衣伝説の話が伝わっていますが、この地が日本最古なんだとか。

それを示すように、余呉湖ビジターセンター前の緑地広場には、羽衣天女像がありました。

羽衣天女像
羽衣天女像
余呉湖と自転車

更に羽衣伝説の他にも龍神・菊石姫伝説が残されており、まさに神秘的な湖ですね。

余呉湖一周(その2)
余呉湖

そんな調子で、ヨゴイチを漫喫していると、余呉導水道へ到着。

余呉導水道
余呉導水道

この辺りには、見事な春の景色が溢れていました。

うん、実に素晴らしい。カメラーのシャッターを押す指が止まりません。(笑)

しばらく景色を堪能した後で、近くにあった余呉湖観光館で休憩をとっていた次第です。

尚、余呉湖については、下記関連記事でくわしく紹介します。

襲い来る試練の連続!

坂道

余呉湖を後にして、よいよ奥琵琶湖へ突入します。体感的に斜度7~8%程度の坂道を駆け上れば、左手側に琵琶湖が見えてきました。ここでテンションが急上昇!

一気に坂道を下りますよ。

琵琶湖が見える下り坂

そして、湖岸をそのまま突き進んでいると、ヨットを楽しんでいる人を目撃。うん、面白そう。

ヨット
ヨット

お地蔵様と琵琶湖のツーショット。中々良いかも。

お地蔵様と琵琶湖のツーショット

そんな感じで自転車を止めながら、青空の下、琵琶湖の景色を眺めて過す時間は至福を感じます。

また、湖面の反対方向には、のどかな景色が広がっているので、上機嫌のまま奥琵琶湖パークウェイへ向かっていました。

のどかな景色

次の目的地は、奥琵琶湖パークウェイの道中にある「つづら尾崎展望台」ですよ。

すばらくすると、こちらの案内板が道の分岐点に見えてきました。

道の分岐点にある案内板

その案内板を見て、思わず「何!!!」と驚きます。当初考えていたルートは、自転車が通行できないじゃないですか。

これが第1の試練ですよ。旅を続けていると、時々計画していたコースが使えないことがありますね。旅歴が長いと、驚くことはあっても慌てることはありません。けれど、あまりこのような場面には出くわしたくないかな。

仕方がないので、遠回りとなりますが案内板の指示通りに国道303号へ。

サイクルコンピュータの地図を確認しながら、国道の途中から分岐している道へ入りショートカットを試みた次第です。

沿岸に桜が咲く道

結果的にこれが良くなかった。とある住宅地へ入り込んだのですが、思ったルートへ辿り着けません。

住宅街
住宅街

偶然通りかかった地元の人に話を聞くと、どうやら大浦地区の方から西から東へ周り込むような感じで進めば奥琵琶湖パークウェイに向かえることが分かりました。

それですと、かなり時間的なロスとなるので、他に道がないのかもう一度、サイクルコンピュータを確認すると、奥琵琶湖パークウェイへ続く細い道を見つけます。

とりあえず向かうと、そこは林道。荒れた路面だったので、本来ならば走りたくないのですが、けれど行くと決めたならば前へ進むのみ。

林道
林道
荒れた路面
荒れた路面

カッコいい決意を胸に林道を上り続けますよ。

すると、トンネルが見えてきましたが、トンネル前には無慈悲に「通行止め」の看板が立てられており、ガードレールで入口を塞いでいました。

トンネル(通行止め)
通行止め

これが第2の試練ですよ。こんな場面では、無理して突破しないのが賢明です。今回のケースでは、無理やり突破できなくはありませんが、危険な行為は避けるのが旅の基本ですね。

どうせなら、林道の入口前で「通行止め」にしてほしかったな。愚痴をこぼしながら、来た道を引き返しました。

後から知ったのですが、このトンネルの先にある岩熊地区から目的地の「つづら尾崎展望台」へ向かう道路は、一方通行なので結局進入することができませんね。

結局遠回りとなりますが、国道303号から西浅井マキノ線(県道557号)へ分岐して、大浦地区へ入り、西から東へ周り込むような感じで奥琵琶湖パークウェイへ向かった次第です。

琵琶湖パークウェイへ向かう道

教訓「急がば回れ」の言葉が深く心に刻み込まれました。

奥琵琶湖に広がる桜並木の絶景ロード

桜の絶景ロード

奥琵琶湖パークウェイへ入り、琵琶湖と桜並木が織りなす景色が連なります。

大浦地区から菅浦地区をへて「つづら尾崎展望台」へ辿り着き、岩熊地区へ向かうコースですが、私が向かうのは、「つづら尾崎展望台」まで。これ以上先へ向かうと一方通行になるので、引き返せなくなりますね。

全長18.8kmのコースには、約3,000本の桜が咲き乱れ、陽光が琵琶湖の湖面をキラキラ照らす景色は非常に美しい。

菅浦地区までは平坦路なので、一気に走り抜けました。ここからは約3.5kmの本格的なヒルクライムの開始です。

つづら尾崎展望台へ向かう登り坂

自転車のギアを軽くして、ゆっくりペダルを回しながら、道行く桜並木を楽しみました。

頂上へ辿り着いて、展望台からの眺めがこちら。

つづら尾崎展望台からの眺望
つづら尾崎展望台からの眺望

奥琵琶湖の素晴らしい大パノラマを眺めは、苦労して坂道を上った疲れを癒してくれますね。

周辺を見て回った後で、来た道を引き返し、今度は大浦地区から西方向へ向けて湖岸を進むと、海津大崎へ辿り着きました。

海津大崎

海津大崎の桜は「日本のさくら名所100選」にも選ばれている、滋賀県随一のお花見スポットです。

海津大崎 湖岸園地
海津大崎 湖岸園地

そのため、多くの花見客が桜を眺めながら、満足そうに過ごされている姿が印象に残っています。

奥琵琶湖パークウェイから海津大崎までは、約4,000本の桜並木が連なる絶景スポット。満開の時期の桜のトンネルは、見応えがありますよ。

サイクリストならば、一度は訪れて欲しいコースですね。

【カメラに関する話】

琵琶湖と美しい桜並木が織りなす極上の景色をカメラで撮影して、時々撮った写真を眺めるのは至福の時間ですね。下記記事では、カメラに関する話を紹介します。

まさに圧巻!メタセコイア並木道

国道303号の景色

奥琵琶湖を離れ、マキノ高原の方向へ進みます。

お目当ては、メタセコイア並木道ですよ。道路の両側に植えられた巨大なメタセコイアが連なる美景スポットとして有名なので、知っている人も多いでしょう。

メタセコイア並木道の魅力は、1年を通じて様々な風景を楽しませてくれること。春は芽吹き、夏の新緑、秋の紅葉、冬の樹氷のそれぞれの姿を、全て見てみたいものですね。

ちょうど桜シーズンに訪れたので、芽吹きの時期。さてさてどんな姿を見せてくれるのか、想像しながら自転車のペダルを回していました。

しばらくすると、前方にメタセコイア並木道が見えてくる。まさに圧巻の景色です。

メタセコイア並木道
メタセコイア並木道

約500本のメタセコイアが約2.4kmも続いており、そのスケールの大きさは写真では伝わりきれません。それに、天に向けてそびえ立つメタセコイアの姿は、実に見応え抜群です。

メタセコイア並木道の景色
メタセコイア

自転車を停車して、しばらくの間まじまじと見学していました。

このころには、辺りはオレンジ色に染まり、日がだいぶ傾いています。本日の旅のハイライトとして、申し分ないメタセコイア並木道を前に愛車と記念撮影。

メタセコイア並木前で自転車と記念撮影

こうして、本日の旅は終わりを告げました。

まとめ

ビワイチ3日は、湖と桜のコラボレーションをこれでもかというほど味わいました。

良い意味で充実したお花見でしたね。特に奥琵琶湖パークウェイや海津大崎の桜並木は、滋賀県随一の桜の名所というのも頷けます。

また、メタセコイア並木道の存在感が圧倒的ですよ。今度は、新緑か紅葉の時期に見てみたいかな。

ほぼ1日、自然美を堪能した旅は、とても満足度の高いものでした。全てのサイクリストに、桜シーズンの奥琵琶湖のサイクリングをおすすめします。

さて、明日はビワイチ最終日。琵琶湖西部のサイクリングを楽しむよ。ビワイチ最終日の旅の様子はこちらです。

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