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旅の体験談

岡山・高岡神社へお詣り、御神木に「龍」と「白蛇」が現れたパワースポット

「高岡神社」の紹介サムネ

岡山県真庭市の豊かな自然の中に佇む「高岡神社(たかおかじんじゃ)」。

2023年11月に参拝者がSNSへ投稿した御神木の一部が、まるで天へ昇る「龍」のように見えるということで、話題になったのは記憶に新しいですね。

その後、さらに「白蛇」が現れたというのだから、もはやスピリチュアルの世界だろう。このような不思議な出来事により、パワースポットとして評判になり、多くの参拝者が訪れています。

その他にも県内で2番目に大きな「大鳥居」や備前焼の乃木将軍像など見どころが多い。また、願いを叶えるため知恵を授けて下さる「虚空蔵菩薩」の存在も見逃せません。

本記事では、平安時代から続く古い歴史も持つ「高岡神社」を紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 岡山県真庭市へ観光する予定がある
  • 神社仏閣に興味がある
  • 高岡神社の見どころを知りたい

高岡神社のご祭神・ご利益・所要時間

高岡神社の境内
高岡神社の境内

高岡神社は、岡山県真庭市上中津井に鎮座する神社です。創建は平安時代前期の904年(延喜4年)と古く、1168年(仁安3年)に今の宝宮山の地に移されたと伝わっています。

現在の本殿は、1787年(天明7年)に再建されたもので、岡山市の文化財に指定されました。ご祭神は以下の通りです。

  • 大倭根子日子賦斗邇命(おほやまとねこひこふとにのみこと)
  • 大日孁貴命(おほひるめのむちのみこと)・・・天照大神のこと
  • 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
  • 品陀和気命(ほむだわけのみこと)・・・・応神天皇のこと
  • 武甕槌命(たけみかづちのみこと)

お守りを授かる授与所へ足を運ぶと、そこではご祭神のオリジナルイラストを見物できます。

ご祭神のオリジナルイラスト
ご祭神のオリジナルイラスト

どうですか、カッコイイでしょ。このようにイラスト化されると、イメージがしやすくなるので、より親しみを感じますね。

ご利益は「安産・子授かり・交通安全・家内安全・病気平癒・五穀豊穣・商売繁盛・合格、当選」など様々。特に「安産」と「子授かり」に注目したい。

というのは、社殿が火災にまみえた際、女性の方が神様を抱いて助け出したという。そのお礼に神様は、女性の守り神になりました。それ以来、高岡神社は女性にご利益のある神社として、現在に至ります。

高岡神社の案内図
高岡神社の案内図

こちらは、高岡神社の案内図です。長い石段を上り終えると社殿が建つ境内が広がっていますね。境内はそれほど広くはないので、一通り見て回るだけならば、所要時間は15~20分もあれば十分でしょう。

案内図を見て分かるように、片道約40分で竜王遺跡に行ける竜王山の登山コースもあり。残念ながら私は時間の都合上、登山できませんでしたが、「竜」の名前が付く遺跡があるのは興味深いです。

少し調べたところ山頂にある竜王遺跡は、古代の祭祀遺跡のようだ。縄文時代後期の石刀も出土しているようなので、神代の時代から信仰されていたのは間違いありません。

登山されるのであれば、日中に動きやすい服装と靴を履いてチャレンジしましょう。

一の鳥居は岡山県内で2番目の大きさを誇る

高岡神社 一の鳥居
高岡神社 一の鳥居

備中松山城の城下町として発展した高梁市から、県道313号線を北上して真庭市上中津井地区へ進んでいると、県道沿いにひと際大きな鳥居が目にとまります。

その鳥居の高さは10mほどあり、岡山県内で2番目の大きさを誇る高岡神社の一の鳥居ですね。ちなみに、県内最大の鳥居は、最上稲荷の大鳥居ですよ。

この一の鳥居の笠木は13.48m、柱の直径は1mもあるので、近付くとよりその大きさに圧倒されそう。周囲の景観と相まって神聖な雰囲気を感じさせる一方で、その規模の大きさからくる迫力には感動しました。

大鳥居を抜けた先の風景
大鳥居を抜けた先の風景

この大鳥居を抜けて、距離にして約100mほど進み、中津川に架かる朱塗りの欄干の橋を渡ると、目の前には高岡神社の御神木と参道の長い石段が現れます。

まずは、御神木の拝観がおすすめ。車道から拝観する際には、車に注意して下さいね。尚、駐車場は鳥居をくぐり抜けて約50mほど進むと右手側にあります。

御神木に現れた「龍」と「白蛇」は必見

御神木を正面から見ると龍を発見
御神木を正面から見ると龍を発見

髙岡神社の御神木は、樹齢850~950年以上と言われる平安杉です。その名前の通り、平安時代からこの地を見守ってきました。

高さは30m、幹回りは8.65mもあり、大鳥居同様に圧倒的な大きさを誇ります。この御神木は、真庭市の天然記念物ですね。

冒頭で触れた通り、2023年11月に「龍」が発見されて以来、各メディアにとりあげられることに。翌年の干支が辰年ということもあったので、衝撃的な登場でした。

リアルな龍だな
リアルな龍だな
龍は見る角度により、印象が違ってくる
龍は見る角度により、印象が違ってくる

台風で折れ曲がった枝が龍の顔を型作り、立派な角もあります。それに加え、胴体部分の枝は、鱗のように見えませんか。(私は見えました。)

そして、何といっても鋭い眼光でしょう。パッと見た時に、その眼圧に衝撃を受けましたね。自然がもたらす偶然の産物と片づけるのは簡単ですが、龍が出現したことには、何かしら意味があるはず。

龍は伝説上の生き物として、様々な神話や民話、歴史的な文献に登場しますが、その神秘性に魅力を感じてやみません。古来から知恵や力、幸運の象徴などとして崇められており、ロマンを感じます。

この龍の出現により、パワースポットと評判になり、その雄姿を見るために県外からの参拝者が増えたそうです。

御神木の根元
御神木の根元

また、御神木の根元にも注目しよう。根元が2つの幹に分かれているぞ。そして、この中に大きな空洞があり、上から覗き込める。

差し込む光加減によっては、空洞内にハートマークが見えるそうなので、より神秘性を感じ取れますね。

白蛇の案内板
白蛇の案内板
白蛇を発見
白蛇を発見

参道の石段を少しだけ上ると、「白蛇」の案内板を発見。この案内に従い、鳥居の笠置部分を基準にして御神木を眺めると分かりやすいです。

先ほどの龍に比べると、いくぶんリアルさは欠けるものの、幹から体をくねらせて出てきた白蛇に確かに見えます。この白蛇は、2024年1月に発見されたという。辰年の次の年が巳年なので、現れたタイミングが意味深すぎる。

龍に続いて白蛇まで出現するとは、少なくとも私は、このような御神木は聞いたことがありません。なので、大変珍しく霊験あらたかな御神木だと思います。

長い石段を上り拝殿と本殿へ

参道
参道

御神木の「龍」を見た後は、拝殿や本殿へ続く参道の石段を上ろう。先ほども触れた通り、途中で御神木の「白蛇」を目撃するのも忘れないで下さいね。

この石段は232段もあるため、一気に最期まで上り続けるのがかなりしんどい。特に運動不足の方は、途中で休憩を取りながら上らないと息が切れるだろうな。

樹木に囲まれた静かで薄暗い道ですが、それがかえって神秘的な雰囲気を醸し出しています。車で境内までいけるルートもあるので、状況にあわせて選んで下さいね。

雰囲気良し!
雰囲気良し!
途中にある鳥居、その奥には随神門が見える
途中にある鳥居、その奥には随神門が見える
眼下に延びる一直線の道がGood!
眼下に延びる一直線の道がGood!

石段を上りきったら振り返ってみよう。生い茂る樹木の中を一直線に延びる石段の雰囲気が凄くいい。思わず「この先には何があるのだろう」と考えてしまいます。このような道を見ていると、未来への希望を抱きませんか。

そして、石段を登りきった正面には、拝殿が見えてきます。この場所へ辿り着いた頃には、ハァハァと息が乱れている人も多いはず。なので、息を整えてからお詣りしましょう。

高岡神社(拝殿)
高岡神社(拝殿)
様々な角度から拝殿を見物しよう
様々な角度から拝殿を見物しよう
装飾の見物も忘れずに
装飾の見物も忘れずに

私は後から知ったのですが、拝殿内には平穏を願い奉納された3本の宝刀(実物は岡山県立博物館にあり)を紹介する掛け軸があるそうな。また、山田方谷(やまだ ほうこく)がまだ4歳の時に書き残した書があるという。う~む、見たかったかな。

方谷先生といえば、江戸時代末期の漢学者で備中松山藩主・板倉勝静(いたくら かつきよ)に使え、財政危機を立て直した立役者。そして、勝静が江戸幕府の老中となると、その政治顧問として幕政にも関与しました。

特に備中松山藩の財政危機を救ったその手法は、特産品の開発や専売制の導入を始め、支出削減など現代にも通ずるものばかり。先見性を持つ人物だったのは明白です。

ちなみに、高梁市中井地区には彼の名前にちなんだ「方谷駅」があるぞ。私が彼のことを知るきっかけになりました。

高岡神社(本殿)
高岡神社(本殿)

こちらは本殿ですね。本殿には大倭根子日子賦斗邇命(おほやまとねこひこふとにのみこと)など5柱のご祭神が祀られています。

屋根の下や壁、床、柱といった細部を見渡し、当時の匠の技が光る装飾を楽しんで下さいね。聞くところによると、近所の人たちが、ほぼ毎週のようにボランティアで本殿の細部まで磨きあげているそうですよ。

そういう話を聞くと、「地元住民に大事にされているのだな~」とほっこりしてしまいました。

茅の輪があるぞ
茅の輪があるぞ

本殿の側面には「茅の輪(ちのわ)」が掛けられているのを発見。

茅の輪自体は、毎年夏に各神社の夏越祭で見かける機会が多いので、珍しい物ではないですが、本殿に掛けられた状態のままというのは珍しい。

ちなみに夏越祭の際には、茅の輪を新しいものに巻き直しているそうです。

絵馬殿の「虚空蔵菩薩」と「ヤマタノオロチ」に注目

絵馬殿
絵馬殿

参道の石段を上り終え、拝殿を正面にして左手側に見える建物が絵馬殿です。

絵馬殿には、たくさんの絵馬が飾られているので、じっくりと見物していきましょう。その絵馬は、江戸時代にお伊勢参りをした参拝者たちが、そのおみやげとして奉納しました。

虚空蔵菩薩
虚空蔵菩薩

実は、高岡神社では江戸時代まで神仏習合として仏様も祀られており、今もそのお姿を拝観できます。それが「虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)」ですね。今は仏様の腕から上の部分だけを変えていて、神様として祀られている。

無限の知恵と慈悲の心を持ち、願い事を聞いて色々な知恵を授けてくれる、ありがたい神様。ぜひ参拝するのをお忘れなく。

ヤマタノオロチがいるぞ
ヤマタノオロチがいるぞ

虚空蔵菩薩へお詣りしたり、隅々まで古びた絵馬を見物していると、ふと天井を見上げた時に藁で作られた大蛇(ヤマタノオロチ)と目が合いビックリしました。

全くその存在を知らなかったので、思わず「うぉ!!」と声が出たのは秘密です。(笑)

この辺りは、備中神楽が盛んだった地域。どうやら神楽の舞に使うものとして奉納されたみたい。今は使われていないそうですが、ヤマタノオロチが舞う姿を一度は見てみたかったですね。

末社の四十疫神社と京都伏見稲荷

本殿の裏側に「四十疫神社」「伏見稲荷大社」が建つ

高岡神社には、4つの末社があります。それが「四十疫神社」「伏見稲荷大社」「火之御崎宮」「建勲神社」ですね。

本殿の裏手には石垣があり、石段を上って「四十疫神社」「伏見稲荷大社」へ足を運んでみよう。

四十疫神社(拝殿)
四十疫神社(拝殿)
狐の置物がある
狐の置物がある

四十疫神社は、建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと)を祀っています。彼はヤマタノオロチを退治した英雄として超有名です。

四十疫神社の本殿裏へ回ってみると、そこには狐の置物を置いているではないですか。どうやら本殿裏の床下に丸い穴が空いており、そこからお狐様が出入りするそうな。

ふとした行動で、何気にこのような発見をすると嬉しくなるな~。

伏見稲荷大社
伏見稲荷大社

四十疫神社の隣には、朱塗りの社殿と鳥居が目を引く伏見稲荷大社が建ちます。

名前から分かるように、京都の伏見稲荷を分祀しました。商売繁盛の神様を祀っているということで、気になる方はしっかりとお詣りして下さいね。

建勲神社前には備前焼の乃木将軍像が立つ

建勲神社
建勲神社

高岡神社の末社の一つ「建勲神社(けんくんじんじゃ)」へ足を運ぶと、社の前に立つ軍人の像が目に留まるでしょう。

この軍人は、日露戦争の英雄の一人として知られ、旅順攻囲戦を指揮した乃木希典(のぎ まれすけ)ですね。

建勲神社では、戦争に出征された地元の英霊の方々をお祀りしているので、軍人の像が立っていてもおかしくありません。

乃木希典の像
乃木希典の像

個人的には、彼のことは司馬遼太郎先生が執筆した「坂の上の雲」で知りましたが、無謀な突撃を繰り返した戦術は「指揮官としてどうだろうか?」と思うところがありました。けれど、清廉潔白で謹厳実直な性格だったそうなので、人物的には好印象。

明治天皇の崩御後には、妻と共に殉死してその後を追い、その生涯は「明治の精神」の体現者といえると思います。

高岡神社の基本情報とアクセス

住所岡山県真庭市上中津井2999
電話番号0866-52-3659

【アクセス】

  • JR備中高梁駅から呰部行きのバスに乗り(約35分)、「高岡」で下車後、徒歩約1分
  • 中国自動車道「北房IC」から車で約10分

高岡神社の駐車場

高岡神社には、無料駐車場があります。(普通車 50台)

まとめ

高岡神社の御神木

神社に御神体はよくありますが、「龍」と「白蛇」が出現した御神体ともなると、かなり珍しいと思います。

それにどちらも干支なのが素晴らしい。それぞれの干支の年間近でタイミングよく発見されたのは、本当に偶然なんでしょうかね。何やらスピリチュアルな力が働いたとしても不思議ではないかも。

特に「龍」は見る角度によって、印象がかなり違ってくるので、ぜひベストポジションを探して見て下さい。

決してアクセスの良い場所にある訳ではありませんが、岡山県真庭市に観光へ訪れた際には、高岡神社へ足を運んでみてはいかがですか。



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この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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