旅行を続けていると、誰しもが高確率で同じような失敗をしてしまうことがある。
いわゆる「旅行あるある」の失敗編は興味深いです。実際、体験した人から話を聞くと、思わずうなずいたり、ニヤリとしてしまうことが多い。
それほど身近にある定番の失敗というのは結構多いものだ。自分は大丈夫と思っていても、なぜか同じ失敗をしてしまうのが不思議ですね。
本記事では、旅のベテランでも思わず失敗してしまう「旅行あるある」をまとめました。反面教師にするにせよ、ネタにするにせよ、ぜひ今後の旅行に役立てて下さいね。
いつもよりよく食べる機会が多い
旅行の楽しみの一つに「食事」を挙げる人は多いだろう。
その土地ならではの名物に舌鼓を打ったりしながら、食べ歩きを楽しむ機会が多い。旅行の高揚感がそうさせるのか、ついいつもより食べ過ぎてしまいます。
「美味しすぎて幸せ、いくらでも食べられる」「これは自分へのご褒美だ」なんて調子にのっていると、後から思わぬ散財に涙目に。それにお腹がヤバいことになるかも。
そうなると、罪悪感を感じてしまうものだ。なので「1年に何度もできない旅行なのだから、思いっきりはじけるぞ!」と前向きに考えて笑い飛ばそう。
どうしても気になるのならば、旅行先でできるだけ歩いて運動すれば、プラスマイナスゼロになるかも知れないですよ。
必要な持ち物を忘れてしまう
意外に多いのが旅行へ出かけた際、カメラやスマホなど撮影機材は忘れないのに電源や充電に関するアイテムが持ち忘れしまうことです。
この手のアイテムは、ホテルのフロントで借りられるのでまだ何とかなりますね。
特にコンタクトをしている人は、保存液を忘れてしまうと、翌日の観光は視界が良く見えず苦労するぞ。また、旅行のために新しくかったガイドブックなどの持ち物を忘れてしまうのも少なくありません。
出発前だけでなく、宿泊したホテルや旅館などをチェックアウトする時も気を付けたい。スマホや傘、使い慣れた自前のアメニティ(シャンプーやコンディショナー、髭剃りなど)を忘れてしまうことが多いです。
なので、持ち物リストを作成し家を出る時だけでなく、ホテルをチェックアウトする時も念入りにチェックしよう。
始めのうちは面倒くさいと思うかも知れませんが、繰り返している内に習慣化されます。
やたらたくさんの荷物を持ち運ぶ
初心者に良くありがちなのは、必要以上にカバンの中に荷物を詰め込むことです。
旅行期間が長いと何着も衣類を用意してしまいますが、本当にたくさん必要なのか見極めて下さいね。
というのは、ホテルのコインランドリーを利用して洗濯すれば繰り返し着られるので、たくさん衣類を持っていく必要はないですよ。
1週間程度の旅行であれば、衣類は2~3着ほどあれば十分といえる。もちろん下着も2~3着で大丈夫。さらにわざわざ持っていかなくても、現地で購入する選択肢もアリかな。
荷物が多すぎると、かえってどこに入れたのか忘れてしまうことも。それに忘れ物をするリスクが高まります。
もしお土産を買ってかえるならば、さらに荷物が増えて大変になるので、始めから考慮しておきましょう。
計画通りに進まなくてイライラする
旅先では、必ずしも計画通りにいかないものです。
たとえばお土産選びに時間を使いすぎてしまい、バスを1本乗り遅れたなんてよくあります。
特に地方では、バス便が1時間に1本というのは普通にあるので、乗り遅れてしまうと大幅にスケジュールが遅れてしまうこともある。
また、バスやタクシーで移動中に渋滞に巻き込まれたり、電車が時間通りに来なくて移動に予想外の時間がかかることも意外に多いです。
なので、足を運びたい観光スポットが近くに固まっているのならば、レンタサイクルの活用を視野に入れておこう。
何にしても旅行計画を立てる時は、時間に余裕を持たせるのが大事。きつきつのスケジュールというのは、1つが狂うと連鎖的に狂い始めて収拾がつかなくなります。
お目当の観光スポットやお店が臨時休業
旅行先では、博物館や美術館などの施設やテーマーパークのような観光スポット、料理が美味しいと評判のお店などへ訪れる機会が多いだろう。
いざ足を運んでみると、臨時休業で入れなかったという経験をしたことがありませんか。
定休日は事前に調べておけば回避できるのですが、臨時休業は中々の曲者です。なので旅行直前に施設などの公式ホームページで営業しているか確認したり、不安ならば一度電話で確認しよう。
「せっかく足を運んだのにやっていなかった」というのは、本当にガッカリします。期待値が大きいほど精神的なダメージが大きくなる。
絶対に行きたいところは、マメなチェックを忘れずにしたいものですね。
お土産選びで大失敗
旅行帰りにお土産を買うというのは、よくある光景です。
普段からお世話になっている家族や友人、仕事仲間などへ何を贈ろうか選ぶのに夢中になったりしますね。
その時は「絶対ここでしか買えないお土産だ!」と自信満々だったけど、いざ帰宅してみると、近所のスーパーで売っていたなんてことも。
そういうのは、たいてい旅行中のテンションに任せて選んでおり、後から後悔するパータンです。
お土産選びに失敗しないコツとして、現地の名物や特産品など定番のお土産は、事前に調べておきましょう。
また、せっかく友人用に買ってきたお土産のお菓子があまりにも美味しくて、つい自分で食べてしまい、お土産自体をなかったものにするケースもあり得るぞ。
う~む、鉄の意志で自制して下さいね。
迷子になる
土地勘が全くないところへ旅行へ行くと迷子になる可能性はゼロではありません。
あらかじめ滞在先や観光スポットの位置や周辺の地図を把握しておくと安心感があります。その際、特徴ある建築物などを調べておくとよい。目印として活用できますね。
現代ではスマホがあるため、GPSを使ったナビゲーションアプリを使用すれば、知らない土地でも平然と歩けますが過信しないように。
いざとなれば周囲の人に助けを求めるの一番手っ取り早いですよ。
実際、私も地図を見てもよく分からない時は、現地の人に声をかけて道を尋ねています。
体調が悪くなる
海外旅行に行った一定数の人は、水が合わなかったという話をよく聞きます。
日本と違って厳しい水質基準が設けられていない国では、水道水をそのまま飲めないですよ。水や食事が体に合わず、帰国してから数日間「下痢」の症状が続くことが多い。
おそらく下痢の原因となった感染がおさまっていないか、消化器の病気が感染をきっかけに明らかになったのではないでしょうかね。
特に衛生状態の悪い国では、生水や生ものというのは伝染病の原因になりかねません。
そう考えると、海外で数日間生活するならば、食事に十分気を付ける必要があります。
パスポートの有効期間が足りない
海外旅行へ行く際に必要なものといえばパスポートですね。
このパスポートの残存有効期間が条件を満たしてなくて、入国できなかったなんて目も当てられません。
たとえ帰国日が有効期限前であったとしても、残存有効期間を満たしていなければ飛行機に乗れないので注意すること。
国によって条件が違うので、日本にある当該国の大使館や総領事館でパスポートの残存有効期間をしっかりチェックしよう。
一般的に残存有効期間は、滞在期間や入国目的等により、だいたい3~6ヶ月以上とされています。
チップの文化が分からない
海外では多くの国がチップの文化がありますが、日本では全く馴染みがないためどうすればよいのか困ることが多いです。
主にチップを払う必要がある場所は、ホテル・レストラン・タクシー・スパなどがありますが、国によって払う必要の有無が全然違っているので、前もって調べておこう。
たとえば、アメリカやカナダはどこでもだいたいチップが必要ですが、オランダやブラジルではサービス料が含まれていない飲食店にチップが必要となる。
中国やイギリス、スウェーデンでは普段はチップはいりませんが、サービスに感銘を受けたときにチップを渡す習慣ですね。
また、反対にチップを渡すことで失礼になる国として日本やフランス、アルゼンチンがあります。
チップの額にはきちんとしたルールがなくて、紙幣で渡すのがマナーですよ。
チップを払うの忘れたり少なすぎると店員さんから文句を言われることも。多すぎる分には文句を言う人は少ないと思いますが・・・
海外旅行するならば、チップの相場も合わせて調べておきましょう。
まとめ
旅行を続けて入れば、誰しもが一度は経験するであろう失敗の数々を紹介しました。
特に初心者は先人たちの失敗談を参考にして、旅行前の準備をしっかりと行なって下さいね。
実際、旅行に失敗談はつきものなので、あまり気にしないこと。時間が経つと笑い話になることが多いかな。
大事なのは同じ失敗を繰り返さないことです。頭では分かっていても、時間が経つとなぜか同じ失敗をしてしまうかも。
う~む、難しいものだな。だからこそ「あるある」ともいえます。