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双眼鏡の選び方、旅行やアウトドアで使う双眼鏡の選ぶポイントとは

旅行やアウトドアで使い勝手のよい双眼鏡の選び方

双眼鏡は、旅行やアウトドア、スポーツ観戦、天体観測など様々な場面で活躍するアイテムです。

様々な場面に活用できるからこそ種類も多く、用途に合わせて適切なモデルを選ばないと、期待通りの結果にならないかも知れません。

登山やキャンプ、バードウォッチングなどのアウトドアや、旅行で双眼鏡を使うならば、双眼鏡を通して肉眼では見ることが難しい繊細な自然の景色や、野鳥の羽の細部などをしっかり観察できる。

そんな興味を注がれる景色を新たに発見すると、興奮や感動する機会が確実に増えるでしょう。

本記事では、旅行やアウトドアで使い勝手のよい双眼鏡の選び方を説明します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 旅行やアウトドアが趣味である
  • 旅行やアウトドアに適した双眼鏡の選び方を知りたい

旅行やアウトドアで使う双眼鏡の選ぶポイント

双眼鏡

双眼鏡を選ぶ際、「倍率が高いものほど大きくハッキリ見える」ため、どうせ買うならば高倍率のものを選びたいと考える人は多いですね。

確かに双眼鏡を選ぶポイントとして倍率は重要ですが、それだけで選んでいると失敗する可能性が高いですよ。

また、眼鏡をかけている方は、アイレリーフを考慮して下さい。アイレリーフについては後で説明します。それに室内など使う場所によっても選ぶポイントが違ってくる。そのため、一言で双眼鏡といっても、その種類はとても多く、適切なモデルを選ぶのが重要です。

天橋立の景色

旅行やアウトドアでは、双眼鏡をほとんど野外で使う方が多いでしょう。それに、とっさに手で構えて使う機会が多い。観察場所を何度も変えたり、観光では、移動を繰りかえしたりするものです。

双眼鏡のスペックも大事ですが、使い勝手のよさも大切になってきます。

そこで、旅行やアウトドアで使う双眼鏡を選ぶポイントを以下にまとめました。

  • 倍率は8~10倍がおすすめ
  • 軽量コンパクトなものを選ぶ
  • コーティングを施しているものを選ぶ
  • 防水仕様は必要

それぞれについて説明します。

【ポイント①】倍率は8~10倍がおすすめ

双眼鏡のレンズ

まず始めに確認すべきポイントは「倍率」でしょう。肉眼と比べてどれくらい大きく見えるのかが双眼鏡の胆ですね。

倍率が高くなるほど対象が大きく見えるため、細かなところまで観察できる。だかといって、倍率が高すぎれば、対物レンズが大きくなり重くなる。さらに手ブレが激しくなり、使い勝手が悪いです。

それに対物レンズの有効径は、倍率とのバランスにより明るさが決まります。旅行やアウトドアでは、ほとんど外で使うため、有効径が20mm台であれば十分でしょう。

これらのことを考慮して、双眼鏡を手持ちで使う機会がほとんどなので、倍率は8~10倍がおすすめ。見え方は「対象物までの距離÷倍率」でイメージできます。具体的にいうと以下の通り。

  • 対象までの距離が100mという条件の場合
    • 8倍の双眼鏡では、対象まで12.5mまで近づいた時とほぼ同じ大きさに見える
    • 10倍の双眼鏡では、対象まで10mまで近づいた時とほぼ同じ大きさに見える

理屈上はこれらのようになりますが、いまいちピンとこない方も多いでしょう。なので、家電店などで双眼鏡を試しに使わせてもらって、実物で確認した方が無難です。

【ポイント②】軽量コンパクトなものを選ぶ

双眼鏡

旅行やアウトドアでは、双眼鏡の持ち運びのしやすさは倍率に負けないくらい重要な要素です。

そのため、軽量コンパクトなモデルや、折りたたみのできるコンパクトサイズのモデルを選びましょう。サイズが小さいければ、カバンやポケットに収納しやすく、邪魔になりません。

また、重量は軽いほどよい。当たり前ですが、重たい双眼鏡は持ち運ぶだけで一苦労です。それに長時間使用していると、双眼鏡を持つ手が疲れくる。

そんな双眼鏡を使い続けていくのは、正直しんどいですよ。目安として300g以下のものがおすすめ。軽量コンパクトな双眼鏡は、使いたい時にサッと取り出し、ストレスなしに使えます。

【自転車キャンプに役立つ話(その1)】

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【ポイント③】コーティングを施しているものを選ぶ

鹿

旅行やアウトドアでは、自然の風景や動植物をじっくり観察する機会が多い。その際、できるだけ明るくクリアに観察したいものですね。

双眼鏡の内部には、多くのレンズやプリズムが使用されています。光がそれら部分を通過する際に反射して光量が失われる構造のため、最終的に見え方に与える影響が大きくなる。つまり、反射する光の量が多いほど、フレアやゴーストとなって、もやもやして見えにくくなります。

そこで、レンズやプリズムをコーティングして、反射する光の量を減らせば明るく見えるようになる訳です。

水堀の風景

コーティングには、主に以下のような種類がありますが、できれば「フルマルチコート」がおすすめ。少なくとも全くコーティングをしていないモデルは、選ばないのが無難です。

フルマルチコート全てのレンズ面とプリズム面にマルチコート(多層膜コート)を施す
マルチコート空気に接する面の少なくとも1面以上には、多層膜コートを施す
マゼンタコートレンズ面に単層コートを施す

マルチコートとフルマルチコートの差は大きく、フルマルチコートであれば、視界がクリアで明るいため、肉眼で見ているかのような自然な色調で観察できます。

【ポイント④】防水仕様は必要

雨天

旅行やアウトドアでは、海や湖、川などに近づく機会が多いです。浜辺の散策中や小さな遊覧船に乗って双眼鏡を使っていると、水しぶきが双眼鏡にかかることは普通にあります。

また、登山やバードウォッチング中に、天気予報が外れ、突然雨が降るときだってあるのです。そのため、双眼鏡には防水仕様は必要になる。絶対必要とはいいませんが、あらかじめ備えておきたいですね。

双眼鏡を含め、主にカメラやスマートフォンなどの電子機器には、防水レベルを表す規格がありますので、旅行やアウトドアで双眼鏡を使うならば、最低でもIPX4以上のものを選びましょう。

【旅行に役立つ話】

旅行へ出かける際、移動手段や自宅の防犯が気になりませんか。下記記事では、旅行に役立つ話を紹介します。

眼鏡をかけている方は「アイレリーフ」を重視しよう

目当ての調整

アイレリーフとは、あなたの目と接眼レンズの間の距離のこと。双眼鏡には、視界全体がハッキリ見えるように適切な距離が設けられています。双眼鏡により、その距離の調整方法は色々ありますが、よく見かけるのが目当ての部分を回転させて調整するタイプですね。

このアイレリーフが短かいと、接眼レンズを覗き込んだ時に景色の周りにフチが見える、いわゆる「ケラレ」が発生してしまう。

特に眼鏡をかけていると、自然に接眼レンズから目まで距離ができてしまうので、アイレリーフは10~15mmは必要です。できれば15mm以上のロングアイレリーフがおすすめ。たとえ、眼鏡をかけていなくても、アイレリーフが長ければ疲れにくい効果があります。

動く物を探しながら見るならば実視界が広いものが良い

飛び跳ねるカモメ

実視界とは、双眼鏡を動かさずに見ることができる範囲のこと。対物レンズの中心から測った角度で表します。つまり、実視界が広いほど対象を見つけやすくなる。特に空中を高速で動いている野鳥を視野に入れておきたいならば、実視界が広いほど使い勝手がよいですね。

また、見掛け視界というものあり、これは「実視界×倍率」で表します。この見掛け視界が大きいと、高倍率でも実視界が広くなるため、見ごたえがありますよ。

ただし、見掛け視界が広くなるほど、解像度が悪くなる。なので、必ずしも広すぎるものが良いとは限りません。旅行では見掛け視界が50~60のモデルがおすすめです。

室内など暗い場所で使うならば「明るさ・ひとみ径」を考慮する

鳥取県立博物館の館内

旅行やアウトドアで双眼鏡を使う場面は、日中の野外が多いため、双眼鏡のスペックの1つ「ひとみ径」はあまり重視されません。それは、日中人間の瞳孔は2~3mmしか開いておらず、明るい双眼鏡の良さが感じられないからです。

しかし、明け方や夕暮れ時に使用したり、室内など暗い場所で使うならば「ひとみ径」や「明るさ」の値が大きいほど、視界が明るく見えます。

ひとみ径は「レンズの有効径 ÷ 倍率」で求め、ひとみ径を2乗した値が「明るさ」を表す数値になる。

このことから、同じ倍率であれば、対物レンズの口径が明るさに影響を与えます。

夕空

ひとみ径が3~5mmあれば、薄暗い中で対象を見るのに十分使える明るさですよ。また、ひとみ径が7mmならば、かなり暗い場所でも肉眼と同じような明るさで見えますね。

ただし、双眼鏡に使われるレンズの枚数や、レンズやプリズムに施したコーティングなどの違いにより、目に届く光の量が変わってくるため、同じひとみ径の双眼鏡でも、実際の明るさに違いがでてきます。

まとめ

キャンプ

本記事では、旅行やアウトドアで使い勝手のよい双眼鏡の選び方を説明しました。

最後にもう一度、その選び方を以下にまとめます。

  • 倍率は8~10倍がおすすめ
  • 軽量コンパクトなものを選ぶ
  • コーティングを施しているものを選ぶ
  • 防水仕様は必要

双眼鏡は、用途にあうものを選らばないと、本来の力を発揮できず使えない結果になることもある。それが双眼鏡選びに失敗する大きな原因ですね。

旅行やアウトドアで使うならば、本記事で説明した内容を考慮して選んで頂ければ幸いです。

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