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自転車でキャンプツーリングの始め方

自転車でキャンプツーリングの始め方

自転車にキャンプ道具一式を積み込んで、ツーリングに出かける。そんな話を聞けば、楽しそうに感じませんか。

「興味はあるけど、何から始めれば良いのか分からないよ」と思っている方でも大丈夫です。やるべきことは「普段のサイクリング+キャンプ」なので、キャンプに必要な道具と自転車で運ぶ手段を用意できれば、後は実際に試すだけOK。難しく考える必要はありません。

本記事では、初めてのキャンプツーリングが楽しく過ごせるよう、キャンプ場の選び方を始め、必要な荷物、旅の計画の立て方などキャンプツーリングに必要な知識を説明します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 自転車でキャンプツーリングを始めてみたい
  • キャンプツーリングに必要な道具を知りたい
  • キャンプ場の選び方や旅の計画の立て方を学びたい

自転車キャンプの楽しさとは

キャンプ場の風景

キャンプとは「野外で一時的に生活する」ことを表しています。

つまり、テントで宿泊してもしなくても野宿すれば、それは立派なキャンプになる訳ですね。初めてキャンプを行うならば、宿泊先は断然キャンプ場がおすすめ。

キャンプ場は、比較的安心して野宿ができてロケーションが良い所が多い。そのため、町の喧騒から離れ、自然と触れ合いながら寝食すれば、普段味わうことができない非日常を存分に楽しめます。

キャンプ場によっては、カヤックや釣り、森林浴などを楽しめたり、夜は満点の星空を眺めたりできることもある。

キャンプ場へ向かう道中は、自転車で旅をしてみよう。日中は自転車で非日常を味わい、キャンプ場へ到着した後は、キャンプも楽しめる。自転車キャンプは、「自転車+キャンプ」の両方を一度に楽しめるお得感満載なアウトドアです。

キャンプ場の選び方

キャンプ場の様子

自転車旅では、宿泊先となるキャンプ場はしっかり考えて選びたい。そこで、キャンプ場を選ぶ際に注意するポイントを以下にまとめました。

  • キャンプ場の値段は妥当か
  • キャンプ場やその周辺に温泉施設や銭湯があるか
  • 出来るだけ山の上のキャンプ場は避ける
  • ロケーションの良いキャンプ場を選ぶ
  • キャンプ場に売店があるか
  • 焚火するなら灰捨て場の有無を確認する
  • キャンプサイトの地面は芝生がおすすめ
  • キャンプ場にスタッフが常住しているか

キャンプ場によっては、快適さが違ってくるので、良く考えて決めよう。くわしくは下記関連記事で紹介します。

目的を明確にして、自転車でキャンプツーリングを始めよう

自転車で旅をする

まず始めに、あなたがどんなキャンプツーリングをしたいのか明確にしよう。頭の中で考えたやりたいことを箇条書きで、書き出してみると良く整理できます。

たとえば「80km程度、サイクリングした後で、キャンプを楽しみたい」「キャンプをメインに楽しみたいので、走行距離は短めにする」「サイクリングがメインで、キャンプして寝たいだけ」など人によって、キャンプツーリングの目的やスタイルは様々ですね。

目的によって、必要な装備や荷物、旅の計画も変わるため、始めに「何がしたいのか」を明確にすることが大事になります。

目的が整理できた後は、以下の手順でキャンプツーリングの準備を整えましょう。

キャンプツーリングの準備手順
  1. 自転車で荷物を運ぶ方法を考える
  2. キャンプツーリングに必要な道具をそろえる
  3. キャンプツーリング用に自転車をカスタムする
  4. 自転車旅の計画を立てる

旅の計画を立てる際、余裕のある無理のない計画を立てていれば、パンクなどのトラブルが発生した場合でも慌てることはありません。

自転車旅の風景

また、初めてキャンプツーリングを行う前には、自転車に荷物を載せた状態で試走することも忘れずに。荷物を沢山積んで重量が重くなると、想像以上に自転車は走らなくなります。

特に坂道を上る時は、かなり堪えるぞ。なので、道具の選択も重要になる。E-Bikeなどの電動アシスト付き自転車であれば、荷物をたくさん載せてもかなり楽に走れるため、体力に自信がない方におすすめです。

それでは、先ほどまとめたキャンプツーリングの準備手順についてくわしく説明します。

自転車で荷物を運ぶ方法を考える

自転車で旅をする

自転車でキャンプ道具一式の大荷物を運ぶ方法は、主に以下の2つになります。

  • パニアバッグスタイル
  • バイクパッキングスタイル

パニアバッグスタイルは、キャリア(荷台)にサイドバッグを付けて荷物を積む、昔からあるポピュラーな方法です。

このスタイルでは、自転車に荷台の取り付けが必須となりますが、必ずしも全ての自転車に取り付けができるとは限りません。

荷台の取り付けには、ダボ穴が必要となり、通常ロードバイクには、このダボ穴はありませんが、ダボ穴のアタッチメントを取り付ければ大丈夫。実際、私のロードバイクは、この方法で後輪側の荷台を取り付けました。

耐荷重の高い荷台であれば、20~40kg以上の重い荷物も載せれます。ただし、輪行などを行う際、荷台の脱着が面倒くさいですね。

私の経験では、後輪側しかキャリアを取り付けないのであれば、大きな横型の輪行袋を使うと、キャリアを脱着しなくても輪行できました。

荷物を積んだ自転車
パニアバッグスタイル

バイクパッキングスタイルは、バッグを直接フレームに取り付けて荷物を運ぶため、荷台は不要です。どんな自転車でもお手軽に、キャンプツーリングスタイルに変身させてしまうため、非常に頼もしい。

そこで、バイクパッキングスタイルの特徴を以下にまとめます。

  • 荷台がないため、荷物を載せた自転車の総重量が比較的軽い
  • バッグをフレームに紐で固定するだけなので、荷台と比べて耐荷重が小さい。
  • 専用のバッグを揃える必要があるので費用がかかる

結果的に、パニアバッグスタイルと比べると、荷物の積載容量が少なくなり、荷物の取捨選択が必要です。けれど、バイクパッキングスタイルでもテント一式を載せて、旅を楽しめるため、どちらのスタイルにするかは、旅の期間や持って行く荷物の多さで決めよう。

個人的には、長期間旅を続けるならば、沢山の荷物を積めれるパニアバッグスタイルをおすすめします。けれど、2泊3日程度の短い旅でしたら、バイクパッキングスタイルが良いですね。

キャンプツーリングに必要な道具をそろえる

折りたたんだテント
折りたたんだテント

キャンプツーリングを始めてみたいと思っている人の多くは、普段からサイクリングを楽しみ、1泊2日や2泊3日程度の自転車旅を既に経験している方が多いですね。

そのため、本記事では自転車旅で持って行く主な道具については、割愛します。自転車旅に必要な装備や道具については、下記関連記事を参考にして下さいね。

キャンプツーリングに必要な道具は、自転車旅で持っていく物に「テント道具一式」を追加します。それ以外には、キャンプ場での給電に活躍してくれる、モバイルバッテリーは必ず持っていこう。

また、懐中電灯やヘッドライトがあれば夜のキャンプ場を出歩くのに便利。(必須と言えます。)さらにキャンプ場で調理するなら調理器具が必要です。

主なテント道具はこちら。

テント道具用途
テント野宿で寝泊まりする場所(家)
シュラフ(寝袋)テントの中で寝るために使う
マット簡易ベッド。寝心地に影響する。地面が砂利の場合はないと眠れないかも
グランドシートテントと地面の間に挟む。急な雨による浸水・湿気対策。ブルーシートで代用可能
ランタンテント内の灯り
吸水タオルテントに付いた夜露や結露を拭き取る
木槌(ハンマー)テント設営時に地面にペグを埋め込むのに役立つ
キャンプ用のチェア(椅子)椅子に座ってリラックスして過ごす(読書や食事する際に便利)
テント道具一式

必要に応じて、これらの道具に追加して下さい。尚、キャンプ用のチェアはなくても、キャンプ場の東屋を利用すれば代替え可能です。

主な調理道具を以下にまとめますが、これら以外にも食材が必要ですよ。

調理道具用途
クッカー鍋やフライパンなどの調理器具
箸・スプーン・フォーク食事する時に使う道具
バーナー・ガスコンロ
ナイフ(キッチンバサミ)食材を切るのに使う
キッチンテーブル調理及び食事をする場所
洗剤とスポンジクッカーを洗うのに使う
調理道具一式

これだけの調理道具があれば、簡単な料理ができます。個人的には、モンベルから販売されている「ジェットボイル」がおすすめ。ジェットボイルは、バーナーとクッカーが一体型になっており、コンパクトで燃費効率も良い優れもの。

また、キャンプ場で快適に過ごすためには、サンダルがとても役に立つ。靴(SPDシューズなど)を履いて過ごすよりかなり快適ですね。

特にくわしくは話しませんが、日常生活を送るために、あなたが必要とする道具もそろえよう。具体的には、衣類や歯ブラシ、シャンプー、石鹸(せっけん)などですよ。これらの道具をバッグに整理しながら、詰め込みましょう。

キャンプツーリング用に自転車をカスタムする

ランドナー
ランドナー

ロードバイクで旅をするならば、是非やっておきたいカスタムがあります。

ロードバイクは、本来ツーリング用ではないため、キャリアなどを付けて旅をするものではありません。軽い走りに特化したもののため、ツーリング専用の自転車(ランドナーなど)と比べると、頑丈さにかけますね。

そこで、やっておきたいカスタムが以下の3つです。

  • スポークの多い頑丈なホイールへ交換
  • フェンダー(ドロヨケ)の装着
  • タイヤサイズの太い頑丈なタイヤを使う

これらのカスタムを行わなくてもキャンプツーリング自体は可能なため、絶対に必要な訳ではありません。

それぞれについて説明します。

スポークの多い頑丈なホイールへ交換

ホイール

完成車で購入したロードバイクの多くは、メーカー専用設計で作られたスポークの数が少ない完組みホイールが一般的。なので、重い荷物を積んで走っていると、重量の重みに耐えかねて、スポークが破断したりします。

すると、スポークの数が少なくなることで、一本のスポークにかかる荷重が増えてしまい、立て続けに他のスポークも破断してしまうことも。そうなると、もはや走れません。

そこで、予めスポークの数が多い手組みホイールに交換しておきたい。手組みホイールでは、30~32本以上のスポークがあるため、スポークにかかる荷重はより分散される。また、かりに数本スポークが破断したとしても、気にせず走り続けます。

フェンダー(ドロヨケ)の装着

旅する自転車

雨の中を走る可能性があるのならば、フェンダー(ドロヨケ)を装着しよう。フェンダーの役割は、路面の水が飛び散るのを防いでくれる大変ありがたいものだ。

ロードバイクでも、ママチャリのようなフルフェンダーを付けるのが望ましいですが、コンパクトな物でも効果はありますよ。

フェンダーを付ける理由については、くわしくは下記関連記事で説明します。

タイヤサイズの太い頑丈なタイヤを使う

タイヤ

ロードバイクの主流のタイヤサイズは25Cです。タイヤサイズが細くなると、路面抵抗が減って軽く走れたり、加速がしやすくなりますが、反面安定性や乗り心地が悪くなる。

25Cはバランス的に良いとは言え、それはあくまで普段のサイクリングに対してですね。ツーリングキャンプでは、重い荷物を自転車に載せるため、なるべく太いタイヤを履かせた方が、走りに安定感があります。

ロードバイクのフレームによって、タイヤサイズの最大値が決まってしまうため、25Cより大きなサイズがNGの場合が多い。だからと言って、25Cで旅ができなくなると言えば、それは違います。

現に私は、25Cのタイヤサイズで30kg程度の荷物を載せて、1~2週間ほど何度も旅を続けました。また、耐久性の高いタイヤを使うのがおすすめです。

下記関連記事では、耐パンク性能の高い耐久力に優れたタイヤを紹介します。

自転車旅の計画を立てる

キャンプ場の様子

キャンプツーリングの準備が整のえば、具体的な旅の計画を立てましょう。

旅の計画は、スタート地点とゴール地点(キャンプ場)、その道中で立ち寄る観光スポットを決めて、自転車で走るコースを決めていきます。

その際、普段のサイクリングで、自分が走れる実力を基にして、走行距離を決めていると失敗してしまうかも。必ず一度は自転車に荷物を載せた状態で試走して、その結果で走れる距離・時間・スピードを確認して下さいね。

そうしないと、全く計画通りにいかず、後悔する羽目に陥る可能性が高いです。下記関連記事では、旅の計画の立て方についてくわしく説明します。

キャンプツーリング終えた後にやるべきこと

湖の近くで駐車

キャンプツーリングを終えて自宅へ戻った後は、自転車のメンテナンスを忘れずに行おう。

自転車の清掃など自分で出来ることは自分で行い、手にあまる箇所は、自転車ショップで見てもらうと良いですね。また、テントを乾かすのを忘れてはいけません。

テントは、雨や結露、地面の湿気・夜露・朝露など様々な原因で必ず水に濡れているので、日光に当ててテントを乾かそう。また、テントだけでなく、シュラフ(寝袋)やグランドシートも濡れているため、良く乾かさないとカビの原因になり得ます。

キャンプツーリングを終えた後で、やるべきことを以下にまとめました。

  • 自転車のメンテナンス
  • テント、シュラフ、グランドシートを乾かす

まとめ

ロードバイク

人によってキャンプツーリングの目的やスタイルは様々です。目的によって、旅の装備や荷物も変わり、もちろん計画も違ってきますね。

そのため、まず始めに「何がしたいのか」を明確にすることが大事。目的が明確ならば、自ずと旅の計画や必要な荷物が決まってくるでしょう。

尚、キャンプツーリングの準備は、以下の手順で決めていきます。

  1. 自転車で荷物を運ぶ方法を考える
  2. キャンプツーリングに必要な道具をそろえる
  3. キャンプツーリング用に自転車をカスタムする
  4. 自転車旅の計画を立てる

こうして、キャンプツーリングの準備を整えて、記憶に残る旅へ出かけよう。

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