
自転車で旅やサイクリングをする前に計画を立てていますか。
計画を立てていなくても旅やサイクリングをすることは可能ですが、本当に楽しめるでしょうか。
確かに行き当たりばったりの旅も魅力を感じますが、私の経験では、計画を立てて旅を行う方が何倍も楽しめることがわかっています。
楽しく自転車旅を続けて行くためには、事前に計画を立てることをお勧めします。
適切な旅の計画の立て方がわかっていないと、計画立案はたいへん苦労するでしょう。
しかし、慣れてくれば旅の計画を立てるだけでも楽しくなってくるものです。
本記事では、自転車旅やサイクリングの計画で、特にルート作成について詳しくお話します。
適切な計画を立てて旅を満喫しよう
自転車旅やサイクリングに出かけると胸の高鳴りが止まりませんね。

旅を始める前には、計画を立てることがとても重要です。
所定時間内に目的地へ到着して楽しむためには、事前に計画を立てておかなければ、目的を達成できない可能性があります。
自転車旅の所用時間や走行距離、自分自身の平均速度を考慮して、訪れる目的地の件数を決めると良いでしょう。
具体的には下記手順で計画を立てていきます。
自転車旅やサイクリングの計画の立て方(手順)
- 一番の目的地を決める
- 旅のゴール地点を決める
- 二番名以降の目的地を決める
- スタート地点を決める
- ルートを作成する
ルート作成には、世の中には便利なツールがたくさんありますので活用すると簡単に作成することができます。

私は「Garmin Connec」でルート作成を行い、「Google Map」をルート作成の補助で使用しているね。
適切な旅の計画を立てて旅を満喫しましょう。
目的を決めよう
まず始めになぜ旅をするのか、旅の目的を考えて見ましょう。
旅の目的は人によって様々です。
その目的は1つしかない場合もあれば、複数あるかも知れません。
目的を1つに絞る必要はないため、複数の目的をもって旅をするのは全然ありです。
自分はなぜ旅をしたいのか、目的をはっきりと認識しましょう。
以下に自転車旅をするための一般的な目的を上げておきます。
- 綺麗な景色を見て見たい
- 旅先で特産物を食べたい
- とある商品を手に入れたい
- とある施設を見学したい
- イベントに参加したい
- キャンプを楽しみたい
- 会いたい人の元へ訪れたい
- 旅先で人と触れ合いたい
- 旅を通じて見分を広めたい
- 人生の思い出を作りたい
- 自転車で移動すること自体が楽しい
目的が明確に決まっていれば、旅の道中に多少辛い事があったとしても挫折せず、乗り越えて旅を継続できる力になります。
尚、自転車旅に慣れていない初心者の内は、明確な目的は少なめにしておいた方が、予期せぬ出来事で計画の変更が余技なくされた場合でも心理的ダメージを少なくすることができますね。
ルート決めに考慮したい事
坂道や峠、山道などを上ることが目的ではない場合は、なるべく斜度が緩いルートを走行する方が疲れないため、事前に高低差を確認しておきましょう。

高低差についてはルートの作成時に使用するツールで確認できます。(使用するツールについては後で説明します)

なるべく飲食ができるところを含めたルート作りをしよう。
場所によっては全く飲食ができないところがありますが、それに備えてボトルの中には水やスポーツドリンクを入れておき、補給食を用意しておきましょう。
山間部は電波が届かないところがあるため、緊急時に連絡できないことを考えると、なるべくルートから外しておいた方が安心です。
自転車旅の計画の立て方
一番の目的地を決める
旅先ではいろんな場所へ立ち寄ったりしますね。
旅先で時間をたくさん取れる人は特に問題はありませんが、現代人は何かと忙しい人が多いため、旅をするには時間の制限を受けてしまいます。

立ち寄り先が多すぎると、時間の都合上、本当に行きたかった場所へ行けなくなる可能性があるよ。
そこで、旅で一番行きたい目的地をまずは決めましょう。
その決めた目的地だけは絶対に外さないでおくと、実際に旅を行った時に失望する可能性は少なく、とても満足を覚えますね。
旅のゴール地点を決める
旅のゴール地点を決めましょう。
ゴール地点は旅の期間によって変わってきますね。
日帰り旅の場合は、自宅や最寄り駅が多いです。
宿泊する場合は、ホテルや旅館、キャンプ場、友人・知人宅などになるでしょう。


宿泊施設だけでなく、野宿も選択肢の一つだね。
ゴール地点は自分が一番行きたい目的地の近くで探す必要はありません。
最終的には、旅の所用時間と走行距離を考慮してゴールを決めていきましょう。
二番目以降の目的地を決める
旅の目的地が複数ある場合は、二番目以降の目的地を決めていきましょう。
この時に注意しておきたいことは、余り目的地同士の距離が離れすぎていると、所用時間内に全ての目的地へ辿り着けない可能性があります。
最終的には所要時間と走行距離を考慮して目的地の選定を行います。

私の経験上、ロードバイクで旅を行う場合は、所用時間や走行距離、自分自身の平均速度により目的地の件数は下表の件数内に収めておくことが無難ですね。(ゴール地点も目的地の件数に含めます)
平均速度 | 走行距離 | 所用時間 | 目的地の件数の目安 |
---|---|---|---|
20km/h | 80km | 6時間 | 1~2 |
20km/h | 80km | 8時間 | 3~6 |
20km/h | 80km | 10時間 | 4~8 |
15km/h | 80km | 8時間 | 2~3 |
15km/h | 80km | 10時間 | 3~6 |
目的地での滞在時間によっては上表の件数は変わります。
尚、上表の目的地の件数は、1つの目的地の滞在時間を30分~1時間で考えています。
例を挙げて説明すると、平均速度15km/hで走行距離が80km、所要時間が10時間の場合は、各目的地に1時間づつ滞在した時の件数は3件となります。
また、各目的地に30分づつ滞在した時の件数は6件です。
スタート地点を決める
自宅や宿泊先から旅を開始する場合は、そこがスタート地点となります。
そうでない場合は、スタート地点とスタート地点へ移動する手段について考えておく必要がありますね。
目的地が複数ある場合は、出来るだけどれが一つの目的地の近くにスタート地点を設けておいた方が時間の節約になります。
ルートを作成する
スタート地点、ゴール地点、目的地が決まれば、それらをつなげてルートを決めましょう。
ルート作成は、以下のツールのいずれかを使用すると効率よく作成できます。
ルートを作成するツール
- Garmin Connect(ガーミンコネクト)
- Strava(ストラバ)
- 自転車大好きマップ

私が良く利用しているのは、Garmin Connectですね。
上記のツールはいずれもルートの高低差や斜度を見ることができるため便利です。

作成したルートにきつそうな高度差や斜度がある場合は、ルートを変更した方が良いですね。
その他には「Google Map」でも作成可能ですが、自転車旅のルート作成にはあまり使い勝手が良くありません。
しかし、Google Mapにも便利な機能がありますので、私は「Garmin Connec」でルート作成を行い、Google Mapはルート作成の補助を行うために使用しています。

「Garmin Connec」の地図は「Google Map」の地図を使用しているため使い勝手が良いよ。
具体的には、「Google Map」で表示している極めて細い道をルートにするときに「Google Map」のストリートビュー表示を使用して、その道の画像を確かめます。

私の経験上、極めて細い道には路面が悪いケースが多いよ。
そうすることで、事前に未舗装路や砂利道などの悪路をルートから外すことができますね。
自転車旅の計画立案は大事です
旅の計画を立てて、自転車旅やサイクリングへ出かけてみましょう。

特に所定時間内に目的地へ到着して楽しむためには、事前に計画を立てておかなければ、目的を達成できない可能性があります。
しかし、自転車旅では必ずしも計画通りに旅を行うとは限りません。
旅の途中で魅力的な景色や人と出会うことがあり、計画変更をすることが良くあります。
そのためには、旅にかける所用時間には余裕を待たせましょう。
楽しい旅を送るためには、旅の計画が欠かせません。
適切な旅の計画を立てて旅を満喫しましょう。
【自転車旅の光景】
旅の計画を立てたら、準備を整えた後で旅立ちましょう。下記記事では、自転車旅の様子について紹介します。