自転車の防寒着として、大活躍してくれるウインドブレーカー。朝晩の冷え込んだ空気の中や、長い下り坂を走る時にウインドブレーカーを着込むと、冷たい風を防いでくれます。
風を防ぐことで、適度な温度調整ができる優れものなので、多くのサイクリストに使用されている人気商品ですね。
国内最大手のアウトドアブランド「モンベル」から、驚異的な軽さと携帯性を誇るウインドブレーカー「EXライト ウインドバイカー」が販売されており、常にサイクリングの際には持ち運びたいと思わせる一品ですよ。
本記事では、私が愛用している「EXライト ウインドバイカー」についてレビューします。
ウインドブレーカー「EXライト ウインドバイカー」の紹介
EXライト ウインドバイカーは、世界最高レベルの超軽量と抜群の携帯性を実現したウインドブレーカーです。こちらの写真では、しわくちゃですが、これには理由があり、それについては後で説明します。
布地には「バリスティック エアライト」を採用。わずか7デニールという、肉眼では見えないほどの極細の糸を使って、高度な技術で織り上げました。そのため、充分な強度と高い耐摩耗性を備えている。
また、多少の雨ならしのげる「ポルカテックス」という撥水加工を施していますが、過信はしないように。レインウェアではなく、ウインドブレーカーですよ。
適度なフィット感を持たせるとともに、ばたつきを軽減。サイクリングに必要な機能を備えた一品に仕上がっています。
素材 | バリスティック エアライトナイロン・リップストップ(撥水加工) |
サイズ | S、M、L、XL |
収納サイズ | 4×8.5×11cm |
重量 | 55g |
カラー | ダークグレー、ホワイト |
EXライト ウインドバイカーを使うのに向いている人
EXライト ウインドバイカーのようなウインドブレーカーは、風を防ぐのが一番の目的です。
そのため、春や秋などの朝晩の冷え込んだ時期に走ることが多い方は、携帯しておきたい。また、ヒルクライムをする機会が多い人にも喜ばれます。なぜなら、山や峠を駆け上るということは、それだけダウンヒルを行なう機会も多くなるからですね。
衣服とはかさばるもので、それはウインドブレーカーにもいえること。しかし、このウェアの収納サイズは手のひらに収まるほどコンパクトにできるので、常に携帯していても邪魔になりません。
さらにロングライドや自転車旅では、特に重宝する機会が多い。旅の道中では、季節や走るコースなどにより、体温調整をしたい場面が多いからだ。そのため、携帯性に優れたウインドブレーカーは何かと役立ちます。
EXライト ウインドバイカーのレビュー
私は、この「EXライト ウインドバイカー」を使い続けて3年以上経過していますが、役立つ場面が多く重宝しています。
自転車旅をする機会が多い私にとって、朝から出かける機会は割と多い。だいたい朝7:00~8:00頃に旅立ちますね。もちろん必要に応じて6:00頃の早朝に出発する時もある。
春先では、その時間帯は肌寒く、サイクルジャージの上に1枚羽織るものが欲しいところだ。また、晩秋は日が落ちるのも早くなり、17:00~18:00頃には辺りが暗くなっていたりする。
そのため、日中との気温差がそれなりに大きく、ウインドブレーカーを着なければ、高速走行による風の影響で、体温が奪われやすいですよ。
普段のサイクリングでもいえますが、予定より時間が延びてしまい、予期せぬ夜間走行をする羽目に陥ることもある。「EXライト ウインドバイカー」を常に携帯することで、いざという時に体温調整ができて助かっていますね。
ちなみに、このウェアでは、夜間走行時の視認性を高めるため、車のライトを反射して光るテープやロゴがあるのでありがたい。こういう点は、サイクリストにとって評価できるでしょう。自転車用というだけあって、各所に様々な工夫があるのを実感できます。
軽量コンパクトで持ち運びが楽
私がこの「EXライト ウインドバイカー」を手に取って驚いたのは、その布地の薄さですね。おそらく多くのサイクリストも同じように感じるだろう。
それほど薄さが実感できる。なので、耐久性が心配になるほどだ。実際3年以上使い続けているが、破れや裂けに強い素材ということで、普通に使っている限りでは問題ないので安心しています。
この布地の薄さが超軽量でコンパクトに収納できる秘訣といえる。重さを重視するサイクリストにとっては、わずか55gという破格の軽さは、ほめることはあっても非難することはないでしょう。
荷物をできるだけ減らしたいと思うのがサイクリストの正義。最終的には、手のひらサイズに収納できるので、サイクルジャージの後ろポケットに入れて持ち運べます。これ凄くないですか。
ちなみに私は、ロードバイクに小型のフレームバッグ(SKSのレーサーエッジ)を取り付けて、その中に収納後のウェアを入れています。このフレームバッグについては、こちらの記事で紹介するのでご参考にして下さいね。
さらに収納袋自体が、ウェアに張り付いているので無くす心配がないのは嬉しい配慮ですよ。収納袋の中に、ウェア自体を押し込む感じで収納します。
この軽量コンパクトという特徴のおかげで、サイクリングへ出かける際、ウインドブレーカーを持っていこうか悩む心配がなくなり、とりあえず持っていこうとなるでしょう。
防風性・通気性をしっかり確保
「EXライト ウインドバイカー」は、自転車用のウェアなので、防風性だけでなく、通気性も確保しています。ここが一般的なウインドブレーカーと違っているかな。
脇の下からサイドにはメッシュ地を採用しているので、内側にこもる熱気を素早く放散できるのは素晴らしい。一見すると寒そうに感じる仕様ですが、そんなことはないのでご安心を。もし、熱気を放散しなければ蒸れてしまい、汗で体が濡れたままとなるので通気性は大事ですよ。
肌寒い朝晩には重宝しますが、気温の高い日中では着続けない方が良い。どうも熱気の放散が追いつかないようで、ウェアを脱いだ時に汗が冷えて寒さを感じました。
これは、どの自転車用のウインドブレーカーにもいえると思うので、使う場面を選べば問題ないでしょう。
ずり下がり防止機能がある
「EXライト ウインドバイカー」には、手首の裾にずり下がり防止機能を持たせています。それは、リング状のゴム紐で、親指を通しておくと裾がずれて肌が露出するのを防いでくれる。
必ずしも必要な機能ではありませんが、モンベルの心遣いを感じる工夫ではないでしょうか。
ちなみに、私は普段この機能を使っていませんが、裾のずり下がりが気になったことはないですね。
しわくちゃが気になるかも
「EXライト ウインドバイカー」の収納方法は、先ほど収納袋の中に、ウェア自体を押し込む感じで収納する話をしました。
実はこれが原因で、再びウェアとして着られるよう広げると、しわくちゃになります。
なので、しわくちゃの状態の衣類を着るのに抵抗を感じる方には、おすすめできません。性能は文句なしなのですが、この見た目が気になる方は、実際に多そうかな。まぁ、そこをどう判断するかは扱う人次第でしょうね。
まとめ
サイクリストにとって、アイテム選びの条件に軽量コンパクトであることを挙げる人が多いだろう。
EXライト ウインドバイカーは、超軽量で手のひらサイズに収納できるため、携帯性に優れたウインドブレーカーです。もちろん防風性・通気性もしっかり確保しており、十分にニーズを満たします。
生地が薄いため、とても頼りなく見えてしまいますが、普通に使っている分には耐久性も問題なさそう。サイクリング時に常に持ち運んでいれば、いざという時に役立つ場面が多いですよ。
特に朝晩の冷え込んだ空気の中や、長い下り坂を走る時に重宝する一品です。なので、ウインドブレーカーの常備を考えているならば、使ってみてはいかがですか。