サイクリング時にフロントバッグがあると、走行中や信号待ちなどの停車中にカメラや補給食などを簡単に取り出せます。
「なんだ、そんなことか」と思っている方。このフロントバッグの存在は侮れないですよ。特にロングライドや自転車旅などで長距離を走行する時はかなり実用的です。
そんなフロントバッグは、各メーカーからたくさんのモデルが販売されており、どれを選んでよいのか悩ましい。
本記事では、小容量から大容量までデザインに優れたお洒落なフロントバッグのおすすすめを紹介します。
フロントバッグの選び方
フロントバッグがあると、ロングライドや自転車旅など長距離を走る際に受ける恩恵が大きいです。その利便性を一度体感すると、手放せなくなる方も多いのではないでしょうか。
ただし、バッグの中にアイテムを入れすぎると重量が重くなり、トップヘビーになるので気を付けよう。そうなると、ハンドリングが悪くなりがちです。
また、お気に入りの自転車に似合うフロントバッグを取り付けたいと思う方がほとんどだと思います。フロントバッグを選ぶ際、デザイン性も大事ですが、それだけで選んでいると失敗することも。
そこで、フロントバッグを選ぶポイントを以下にまとめました。
- フロントバッグのサイズと容量を確認
- フロントバッグの固定方法を確認
- ハンドル周りのアイテムと干渉しないか
- 雨天時に走行するなら防水性を重視
くわしくは、下記関連記事で説明します。
自転車に取り付けたいフロントバッグを紹介
ママチャリのような実用車と違い、ロードバイクやクロスバイク、ミニベロなどには基本的に前カゴは付いていません。
なので、必要に応じてハンドル部にお洒落なフロントバッグを取り付けよう。そこで、小容量から大容量まで色々なフロントバッグを紹介します。
ロックブロス 4WAYマルチフロントバッグ
4通りの使い方ができるマルチバッグ
「フロント・トップチューブ・フレーム・サドル」の4ヶ所に取り付け可能な小型バッグです。
取り付け位置によっては自在調整が可能であり、ロードバイクの外観を損なうことのないデザイン性もGood。また、バッグを自転車から取り外せば、ショルダーバッグとしてお使いできます。
撥水性のあるナイロン生地と止水ファスナを採用することで、日常的な防水レベルを達成。あくまで日常レベルなので、長時間の大雨には注意して下さいね。
容量は2Lと小さ目ですが、携帯電話や財布、鍵、自転車修理工具、自転車ライトなどを収納できる。外部弾性コードがあるため、濡れたレインコートやグローブなどの小物を置くのに便利です。
サイズ | 10×25cm |
重量 | 約148g |
容量 | 2L |
取り付け方式 | ベルト式 |
防水性 | あり |
ロックブロス ハンドルバーバッグ 13L
防水性に優れた大型バッグ
材質には、600Dナイロン+TPU防水フィルムを採用した耐摩耗性に優れる大型フロントバッグです。
さらにシームレス加工により浸水を防ぐ作りのため、防水性にも優れている。雨天での走行に持って来いといえるでしょう。
自転車への固定はベルト式を採用し、ハンドルにしっかり固定できて揺れにくい仕組みだ。また、反射ロゴが付いているため、夜間走行時の安全性が高まります。
容量は13Lもあるため、普段のサイクリングに必要なものをたくさん収納できるのはありがたいですね。また、ネットバッグを使えば、濡れた衣服や雨具なども収納可能だ。
さらに同梱のストラップを使用すれば、三脚などを固定できます。
サイズ | 20×29.5×85cm |
重量 | 約538g |
容量 | 13L |
取り付け方式 | ベルト式 |
防水性 | あり |
オーストリッチ フロントバッグ F-516
手前開きタイプで使い勝手よし
地図やスマホをバッグの上面の透明シートに入れて使える軽量なフロントバッグです。このシートの上から直接スマホを操作できるのは素晴らしい。
また、前面のポケットには、ジッパーがついているので小物の収納に便利。それに自転車側からカバーの開け閉めが可能なため、使い勝手が良いですね。
ドロップハンドルのロードバイクやランドナーにも取り付け可能ですよ。ハンドルへ直付けができますが、別売りのフックキャリアを使用すると楽なハンドルポジションを保てます。
生地自体は防水性でないため、雨天時の走行には適していません。なので、雨天時に走行するならば、耐水性の高い防水カバーが必須となる。
肩掛け紐が付属しているため、バッグを取り外した時は、普通にバッグとしても使用できます。
サイズ | 21×24×17cm |
重量 | 約360g |
容量 | 8.9L |
取り付け方式 | アタッチメント式 |
防水性 | なし |
オーストリッチ フロントバッグ F-106
帆布製のお洒落なデザイン
クロモリフレームのロードバイクやクラシカルなランドナーなどに似合うお洒落な大型フロントバッグです。ランドナー乗りにとっては、標準装備品といえるでしょう。
乗車側には、小さなファスナー付きのポケットがあり。サイドにもオープンポケットが付いています。さらにバッグの上面にある透明シートには、スマホを入れて直接操作ができる。
約14Lと大容量のため、たくさんのアイテムを入れてツーリングに大活躍。また、荷物へのアクセスが良い箱型のため、使い勝手が抜群に良いですね。
装着する際には、フロントキャリアを使用すること。雨天時に走行するならば、耐水性の高い防水カバーを別途用意して、普段はバッグの中へ入れておこう。
見た目がレトロなため、クラシカルな自転車に取り付けるのにピッタリな逸品といえます。
サイズ | 24×20×27cm |
重量 | 約1,030g |
容量 | 13.9L |
取り付け方式 | ベルト式(フロントキャリア要) |
防水性 | なし |
オルトリーブ ULTIMATE 6.5L
優れた防水性と豊富なカラーバリエーションを誇る
防水パニアバッグやバックパックなどで多くのサイクリストから支持を集めるオルトリーブのフロントバッグです。
IP54の防水性能を確保しているので突然の雨にも安心。ロングライドやツーリングに使いたい。
開口部はマグネット式のバックルを採用。そのため、バッグの開閉が簡単にできるので使い勝手に優れます。また、上面には防水・防塵素材の透明ケースが付いているので、その中にスマホを入れて操作が可能ですよ。
別売のアタッチメントを使用すれば、素早くハンドルから脱着ができるのもGood。複数のアタッチメントが用意されているので、自分の自転車に合うものを選ぼう。
ショルダーストラップが付属しているので、自転車から取り外して持ち運びがしやすいですね。
カラーは、ブラック、レッド、ペトロール、アスファルト、オレンジの5色から選べます。
サイズ | 13×18×24cm |
重量 | 約530g |
容量 | 6.5L |
取り付け方式 | アタッチメント式 |
防水性 | あり |
アデプト バードラム
コンパクトで軽量なフロントバッグ
ロードバイクのドロップハンドルに適したサイズのフロントバッグです。ハンドルを握った状態でも干渉しない横幅になっています。
物が入っていない状態でもクチャっと潰れることのない生地なので、型崩れがしません。
バッグ内側には、クッションパッドが内蔵されており、わずか1.25Lしかない小容量。財布やスマホ、鍵、ハンドタオルなどが入るため、普段のサイクリングに重宝します。
サドルバッグと比較すると、荷物の出し入れがしやすいのが特徴ですよ。ちなみに取り出し部は、止水ファスナーになっている。
バンドが劣化しても完全に外せるため交換が可能。さらにワンタッチで外せるバンドにも変更できます。
もう少し容量が欲しい場合は、4Lにアップしたロングライドに使える「バードラム DLX」を選びましょう。
サイズ | 9×20cm |
重量 | 約70g |
容量 | 1.25L |
取り付け方式 | ベルト式 |
防水性 | ー |
ゴリックス フロントバッグ GX-AMIGO
カジュアルなデザインが魅力的
週末のサイクリングに適した軽量コンパクトなフロントバッグです。
スポーティーになりすぎないカジュアルなデザインが魅力であり、サイクリングや街乗り、通勤通学などあらゆるシーンになじみます。
容量は2Lあるので、財布やスマホ、鍵、コンパクトカメラなどを収納するのに便利。いざという時に備えて予備チューブを入れておけます。
両サイドには小さなポケットがあるので、ちょっとした収納に活用しよう。
前面にドローコード(紐)があるため、グローブやタオルなど小物を挟めるぞ。急な荷物でバッグの中がパンパンになった時に重宝します。
防水撥水加工ナイロン生地に止水ジップを採用。そのため、小雨程度であれば大丈夫ですが、サイドポケットにはチャックがないため気を付けること。濡れた後は、しっかりと乾かして下さいね。
サイズ | 13.5×23cm |
重量 | 約280g |
容量 | 2L |
取り付け方式 | ベルト式 |
防水性 | あり |
モンベル フロントバッグ 1130385
街乗りやサイクリングに適した軽量バッグ
登山用品を始め、様々なアウトドア用品の開発・販売を行なっているモンベルのフロントバッグです。
多少の撥水性はありますが、防水性がないので雨天時に使用するならば、あらかじめ耐水性の高い防水カバーを別途用意しておきたい。
内部は三部屋に分かれており、財布や鍵、補給食、予備チューブなど小物を整理して入れるのに最適。サイズは思った以上に小さ目で、特にメインの開口部が狭く、大きな輪行袋を入れるのは困難ですね。
ストラップで容易にハンドルバーへ固定できるので、脱着が簡単なのはありがたい。装着の際には、レバーの動きに干渉しないよう気を付けよう。
容量は4.5Lもあるので、街乗りや普段のサイクリングに適しています。
サイズ | 15×15×25cm |
重量 | 約210g |
容量 | 4.5L |
取り付け方式 | ベルト式 |
防水性 | なし |
まとめ
本記事では、サイクリングへ出かける際にあると便利なフロントバッグを紹介しました。
目の前に取り付けられるフロンバッグは、荷物の出し入れが簡単なため、走行中でも簡単にカメラや補給食などを取り出せます。
そのため、特にロングライドや自転車旅など長距離を走る際に受ける恩恵が大きいですよ。
フロンバッグを選ぶ際には、中へ入れるアイテムにあった容量やサイズに注意して、お気に入りの一品を見つけて下さいね。