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旅の体験談

瀬戸内海に浮かぶ小豆島をサイクリング、サイクリストも大満足

小豆島の景色

瀬戸内海には、大小様々な島が浮かんでいます。

その中で二番目に大きな島として小豆島がありますね。

小豆島は、サイクリストに取って、船旅と島旅、サイクリングが楽しめる魅力溢れる島でもあります。

絶景ロードを自転車で走りながら、風光明媚な景色を堪能しましょう。

普段味わうことができない、非日常の空間に身をゆだねながら、素敵な思い出がまた一つ積み上がるでしょう。

本記事では、小豆島を一周する所謂「マメイチ」をしながら、絶景・観光スポットを巡ります。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 島旅が好き
  • 小豆島一周(マメイチ)に興味がある
  • 小豆島をサイクリングしてみたい

サイクリスト視点から見た小豆島とは

小豆島
小豆島

小豆島は、自然豊かで風光明媚な島として多くのサイクリストが訪れます。

一周約80km程度で周れるため、走りごたえも十分です。

尚、小豆島は多くの半島が飛び出していますので、全ての半島を周っていると100kmを越えてしまいますね。

どのコースを走るのか、事前にしっかりリサーチしましょう。

狭い湾が複雑に入れ込んでいるリアス式海岸は、非常に見応えがあり、サイクリングの最中に思わず自転車を止めてしまう程です。

また、南海岸は美しい曲線を描いており、その景観は格別ですね。

内陸部に入ると、長年の風雨による浸食で形成された急勾配の寒霞渓(かんかけい)の絶景が広がっており、本格的なヒルクライムを楽しめます。

瀬戸内海型気候の小豆島は、温暖少雨で年間の平均気温が15度前後なので、春から秋にかけて、サイクリングを十分に楽しめるでしょう。

尚、私は冬の小豆島をサイクリングしたことがないので、冬ライドに関しては詳しくないですが、小豆島の冬の気温を考えれば、人によっては行けるかも。

夏(7月中旬~9月上旬)の平均気温は26度前後、冬の平均気温は5度前後だよ。

エンジェルロードや小豆島オリーブ公園、二十四の瞳映画村など数多くの観光スポットは、島の至るどころに点在しており、サイクリングをしながら巡るのも楽しみの一つ。

エンジェルロード
エンジェルロード

宿泊施設も充実しているため、1~2日ほど宿泊しながら、じっくり小豆島をサイクリングしてみませんか。

また、毎年サイクルイベント「さぬきセンチュリーライド小豆島」が開催されていますので、興味がある方は、是非、参加してみましょう。

小豆島へのアクセス

小豆島へは、船(フェリーや高速艇)でしか行くことができないため、船旅を楽しめるのもメリットです。

尚、自転車を持ち込む場合は、フェリーを利用しましょう。

以下に小豆島へ向かう船が出航する港と小豆島の入港先を紹介します。

出航元の県市名出航元入港先(小豆島)船の種類所要時間
香川県高松市高松港土庄港フェリー60分
香川県高松市高松港池田港フェリー60分
香川県高松市高松港土庄港高速艇35分
香川県高松市高松東港坂手港ジャンボフェリー70分
岡山県岡山市新岡山港土庄港フェリー70分
岡山県玉野市宇野港豊島各港を経由して土庄港フェリー90分
岡山県玉野市宇野港豊島各港を経由して土庄港旅客船50分
兵庫県神戸市神戸港新港坂手港ジャンボフェリー180分
岡山県備前市日生港大部港フェリー70分
兵庫県姫路市姫路港福田港フェリー100分

桜シーズンに瀬戸内海に浮かぶ小豆島をサイクリング

フェリーに乗って小豆島へ行こう

新岡山港のフェリー乗り場
新岡山港のフェリー乗り場

今回の旅では、岡山県岡山市の新岡山港からフェリーに乗って小豆島へ向かいました。

小豆島へは船で行くしか方法がありません。

新岡山港から小豆島の土庄港までの移動時間は70分もあり、ゆっくり船旅を楽しめます。

フェリー

フェリーのデッキで潮風に当たりながら瀬戸内海を眺めたり、船内でくつろいだり、思い思いの時間を過せるのが船旅の良いところ。

小豆島に限った話ではありませんが、瀬戸内海の島々を巡るのは「船+自転車」の組み合わせが最高ですね。

船を使うことで、旅の自由度が各段に広がります。

また、単純に船旅は気分が高揚するのも良いところ。

尚、船旅では、フェリーの出航時刻に注意しましょう。

ちなみにこちらが新岡山港から小豆島へ向かうフェリーの出航時刻。

新岡山港のフェリーの出発時刻

日に8本しか出航しないため、乗り遅れには注意が必要です。

朝8:40発のフェリーに乗れば、小豆島には9:50ぐらいに到着しますので、サイクリングしながら、それなりに観光スポットを巡り、小豆島を一周できる時間がありますね。

尚、小豆島の土庄港から新岡山港へ向かう最終フェリーの時刻は、18:30になります。

多くの観光スポットを巡る場合は、1~2日ほど小豆島で宿泊しよう。

桜と海が織りなす絶景ロードを堪能

港へ到着したフェリー

フェリーが小豆島の土庄港へ到着したら、よいよ小豆島一周の開始です。

船で島に上陸する瞬間は、いつもワクワクします。

こちらは、土庄港から少し走ったところにある土淵海峡(どふちかいきょう)。

土渕海峡
土渕海峡

世界で最も幅の狭い海峡であり、ギネスブックにも認定されています。

初めて見た時は「これが海峡?」と思ってしまうでしょう。

それもそのはず、最大幅は400mもありますが、最小幅はわずか9.93mしかありません。

土淵海峡を横目で眺めながら北上し、海岸部を目指しました。

町中を走りながら、その先に海が見えてくると、自然にテンションが上がるのは何故でしょうか。(笑)

小豆島の風景

北部は南部と比較して、自然がより豊かであり、アップダウンが多いです。

海が見える平地

しかし、海の絶景を眺めながら走っていれば、多少のアップダウンなんて気になりません。

こちらのような気分が良くなる絶景が、至るどころで見て取れます。

海の絶景
小豆島の景色

これだから小豆島へは、何度も来たくなるのです。

季節は春。小豆島にも桜など春の花が咲き誇り、海の絶景と合わせて、その美しさがより引き立っていました。

桜の景色
桜の風景
綺麗な花

小豆島を始めとする島旅の魅力は、常に海を眺めて走れることですね。

これは内陸部では決して堪能できない島ならではの魅力です。

また、車の交通量は本土と比べて少なく、信号も少ないため、ストレスを感じられず走れるのも嬉しいところ。

車に怯えることもなく、反対に迷惑をかけることも少ないため、ロードバイクやクロスバイクなどスポーツ系自転車を始めた人にとって、走りやすい環境が整っていますね。

しかし、島によってはコンビニや商店が少なく、補給するタイミングが難し所もあるため、補給食は忘れずに。(小豆島は補給がしやすい方ですね。)

自転車を走らせて、変わりゆく風景を楽しみましょう。

集落が見える道
振り返って坂道を一望
小豆島の景色

こちらは、小豆島に点在している石の絵手紙。

石の絵手紙
石の絵手紙

一つ一つの大きな石に心温まるメッセージが込められています。

海岸部を走っていると海が見えるプールを発見。暑い日はゆっくり泳ぎたくなりますね。

海が見えるプール

海の絶景ばかり続く小豆島ですが、突然こちらのようなダイナミックな採石場の景色が目の前に広がりビックリ。

採石場
採石場の風景

採石場の景色も小豆島の絶景を語るには、大切な要素です。

このような景色は、普段町中で生活していると非常に珍しいため、何度でも見返してしまいます。

非日常を漫喫できる旅が小豆島で実現できるのです。

南風台
屋根瓦の景色

【島旅のすすめ】

小豆島を始め島旅は、島により独特な雰囲気がありますね。下記記事では、そんな島旅について紹介します。

日本遺産、天狗岩丁場の光景

小豆島の外周をサイクリングしていると、かつて大坂城の築城に使った石垣の石切丁場跡を見かけました。

その石切丁場跡の一つには「天狗岩丁場」があります。

天狗岩丁場

2019年(令和元年)5月に「せとうち備讃諸島石の島のストーリー」として日本遺産に認定された文化財です。

折角なので、大天狗岩を見るために立ち寄ってみました。

竹林近くの階段

天狗岩丁場は遊歩道が整備されており、周りに竹林が生い茂る階段を上っていると、一際大きな岩を発見。

天狗岩
大天狗岩

一目で大天狗岩と分かりました。

何でもこの大天狗岩の推定重量は1,700t、高さ17mもあるそうなので迫力満点です。

また、周辺には沢山の大岩が散らばっており、さすがは石丁場跡と言った所ですね。

岩丁場

まるで400年以上も時が止まっていたような雰囲気を感じますよ。

これらの岩の中には、表面を良く見てみると、記号(刻印)のような物が見て取れます。

岩の刻印

当時、大阪城の築城は、将軍の名により始まった国家規模のプロジェクトだったため、全国の大名がこぞって瀬戸内海の丁場を開拓し、大阪へ石を運んでいました。

その際、石に刻印することで、どの大名家が献上したのかが分かるようにしたそうです。

また、大名家以外にも石工グループ用の刻印もあったそうですね。

いろんな刻印があるので、探してみましょう。結構面白いですよ。

マルキン醤油工場としょうゆソフト

マルキン醤油の工場

小豆島の南東にある半島を走っていると、創業100年以上の歴史があるマルキン醤油の工場を見かけました。

歴史を感じさせる独特な雰囲気が溢れているため、存在感がありますね。

マルキン醤油の工場

その存在感に圧倒されたのか、自然に足を止めてしまった次第です。

小豆島と言えばオリーブと答える人が多いですが、オリーブだけでなく醤油の島でもあることをご存じですか。

香川県の醤油の生産量は全国第5位であり、その内小豆島産が約半数を誇ります。

特に木桶仕込みの醤油は、全国で1/3が小豆島産と言われており、昔ながらの伝統的な醤油作りが行われているそうです。

工場の近くにあったこちらのお店(マルキン醤油記念館 売店)では、しょうゆソフトを売っていたので、立ち寄ってみました。

しょうゆソフトを売っているお店
マルキン醤油記念館 売店

こちらが「しょうゆソフト」。一体どんな味がするのか興味深々。

しょうゆソフト

一口食べてみると、食べ終えた後に醤油の風味が感じられ意外に美味しかったです。

何気に初めて「しょうゆソフト」を食べたので、これほど醤油がソフトに合うとは嬉しい発見でした。

二十四の瞳映画村へ立ち寄り

マルキン醤油工場があった場所を更に南下して行くと、小豆島の観光スポットの一つである二十四の瞳映画村へ辿り着いた次第です。

二十四の瞳映画村
二十四の瞳映画村

この映画村では、日本の映画史に残る不朽の名作「二十四の瞳」のロケ地やセットを見学できます。

特に映画撮影に用いた「岬の分教場」を始め、大正から昭和時代の民家や茶屋、食事処、土産店など14棟が建ち並びますので、足を運んでみて下さい。

教室
「岬の分教場」内の教室
映画村の風景

個人的な一押しは、「Cafeシネマ倶楽部」で食べられるこちらの給食セット。

給食セット

メニューは、シンプルに「揚げパン、カレースープ、牛乳、冷凍みかん」です。(無料で牛乳はコーヒー牛乳に変更できます。)

特に砂糖をまぶした揚げパンが絶品!!

無言で黙々と食べ続けてしまいました。(笑)

映画村を訪れた記念に、懐かしい給食セットは如何でしょうか。

渡し船からの景色

渡し舟

二十四の瞳映画村から有料ですが、渡し船で小豆島オリーブ公園の近くまで移動できます。

この渡し船、自転車を乗せることができるのです。(自転車代は別料金)

渡し船を使う事で、車ならば30分かかる距離を10分に短縮できます。

やはり島旅では「船+自転車」の組み合わせが最高ですね。

しばしの船旅を楽しみながら、周りを見渡すと、遠くにはタンカーが見えました。

タンカー

個人的に大型船舶を見かけると、基準排水量が気になります。(笑)

また、渡し船の上からでは、より近くに海を感じ取ることができました。

海の景色

対岸へ渡り終えた後は、小豆島の絶景スポットの一つである小豆島オリーブ公園を目指します。

渡し舟からの景色

小豆島オリーブ公園からの絶景

小豆島の数多い絶景スポットの中でも個人的に気に入っている場所が、小豆島オリーブ公園周辺からの眺めです。

小豆島オリーブ公園

また、小豆島オリーブ公園へ立ち寄ったらほぼ必ず立ち寄るのが、こちらのギリシャ風車ですね。

ギリシャ風車

このギリシャ風車前では、多くの観光客が箒(ほうき)にまたがりジャンプしたタイミングで写真を撮るのが定番になっています。(箒は小豆島オリーブ公園内の施設で無料で借りられますね。)

緑のオリーブの木々に囲まれた白いギリシャ風車の景観が、青空の下に良く映えていました。

こちらが小豆島オリーブ公園及び周辺からの景色。

小豆島オリーブ公園からの景色
小豆島オリーブ公園周辺からの景色
小豆島の風景

瀬戸内海の多島美と小豆島の町並みが一望できる最高のビュースポットです。

この景色が見たいがために、小豆島へ訪れのは有りなのではないでしょうか。

土庄港へ向かう

西日に照らされる道

小豆島オリーブ公園を後にして、ゴールの土庄港へ向かいましょう。

時間を確認すると既に17:30頃になっていましたが、最終のフェリーには間に合いそうです。(最終便は18:30出航)

道中で見つけたカエルの銅像。可愛いですね。

かえるの銅像

家に無事帰るまでが旅なのは、言うまでもないですね。

夕暮れまでにはまだ時間がありそうですが、それでもだいぶ日が落ちてきました。

まだ明かりを点ける必要性はありませんが、クールダウンの意味も含め、少しスピードを落として走った次第です。

土庄港近くの道

何事もなく無事に土庄港のターミナルへ到着し、最後は胸元で小さくガッツポーズ!

土庄港

これにて、小豆島一周サイクリングを完遂した次第です。

まとめ

福田海岸からの景色

私に取って小豆島は、ほぼ毎年欠かさず訪れるお気に入りのスポットですね。

冬は訪れたことがないので何とも言えないですが、春~秋にかけて満足度の高いサイクリングを漫喫できます。

尚、紅葉シーズンに訪れる場合は、寒霞渓のヒルクライムがお勧めです。

本格的なヒルクライムで大変ですが、頂上から眺める赤や橙などに彩られた山々や瀬戸内海の景色は、抜群に素晴らしいですね。

小豆島一周は、アップダウンがそれなりにありますが、海の絶景を楽しめる名コースなので、是非サイクリングを楽しみましょう。

【サイクリストの管理人からの一言】

小豆島をサイクリングで一周するに当たり、ロードバイクを始めたばかりの初心者では、少し荷が重いかも知れません。しかし、ある程度体力が付いてくれば、それほど難しくはないでしょう。下記記事では、初心者に対して必要な知識や技術をお伝えします。

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