
ロードバイクは、ママチャリと比べるとかなり高価な自転車です。そのため購入には、慎重になる人が多いだろう。
実はロードバイクには明確な安い時期があり、思ったよりも安く手に入れられます。安く購入できるのであれば、サイクルウェアを新調したり、サイコンなど欲しかった自転車のアイテムを同時に購入するのも悪くないですね。
そもそも購入時期に興味があるというのは、すでに購入の意思を固めているのではありませんか。なので、誰しもができるだけ「損をしたくない」と考えてしまう。やっぱり、良いものを賢く買いたいですね。
本記事では、ロードバイクを安く手に入れられる購入時期について紹介します。
目次
ロードバイクの価格が安価になる時期

冒頭でも触れた通り、もともと高価なロードバイクは、近年、世界的な原材料価格の高騰や円安の影響により、価格が上昇しています。そのため、購入時期の見極めがより重要になってきました。
価格の変動が数万円~数十万円に変わることもあるので、インパクトが大きいですね。特に理由がないのであれば、できるだけ安い時期で手に入れるのが一つの正解でしょう。
そこで、ロードバイクが安くなる時期を以下にまとめます。
- 3月~4月(新生活が始まる時期)
- 3月末・9月末(決算時期)
- 7月上旬・12月下旬(ボーナスの時期)
- 10月~11月(モデル入れ替えの時期)
- 12月下旬~1月上旬(年末年始)
これらの時期が安くなる傾向があるので、欲しいロードバイクがあるのであればチャックして下さいね。
3月~4月は、進学・就職・転勤などにより新生活が始まる時期。自転車専門店やホームセンターでは、ロードバイクのセールが行われたりします。
3月末・9月末は、在庫の処分や売上目標の達成、そして節税対策を行なう時期なので、多くの自転車店では「決算セール」を開催するので、ロードバイクを安く手に入れやすいですね。
7月上旬・12月下旬といえば、会社員にとってはボーナスシーズンの嬉しい時期でしょう。普段より買い物をする人が増える傾向があるので、初心者向けのロードバイクがセールされることも。これからロードバイクを始めてみたい人にとっては、チャンスですよ。
最も価格が安くなるのは、「モデル入れ替え」と「年末年始」の時期なので、これらについては次章で紹介します。
一番のねらい目は、モデル入れ替えの時期と年末年始

先ほどロードバイクを安く手に入れられる時期を紹介しました。
その中でも「モデル入れ替えの時期」と「年末年始」がねらい目です。どうしてこの時期は価格が安くなるのか、その理由を知れば納得するでしょう。
モデル入れ替えの時期について説明すると、毎年夏ごろに各メーカーが新型モデルを発表して、2~3ヶ月後には店頭に並び始めることに影響します。
店舗のスペースは限られているので、旧モデルの在庫を早急に処分して、新型モデルを確保する必要がある。それに、在庫を抱えるのは経営上好ましくありません。
このような理由により、旧モデルのロードバイクは大幅に値下げされた価格で販売されます。新型モデルにこだわりのない人にとっては、非常にお得ですよ。

また、ロードバイクは春から秋にかけてよく売れますが、冬場は売り上げが激減するという。
これは、寒い時期なのでサイクリングへ出かける人が少ないからですね。年末年始ともなると、ロードバイクの需要が年間で最も低くなるそうです。
年末年始に在庫を売り切りたい販売店は、一斉に積極的なセールを行なっているので、このタイミングで購入するのは賢い選択といえるでしょう。
一概にはいえませんが、どちらの時期も通常価格の30~40%程度の値引きが期待できるというのだから、消費者にとっては嬉しすぎる。また、店舗によっては半額近く割引きされることもあるので、色々な店舗を見て回るのもアリです。
ロードバイクをできるだけ安く手に入れる方法

ロードバイクは、インターネット通販で購入すると、実店舗と比べて安く手に入れられる傾向があります。実店舗より経費が抑えられるので、安くなるのは理解できるだろうな。
特に大手通販サイトでは、ポイント還元やクーポン割引などにより、よりお得感があるのがとても魅力的。ロードバイク歴が長く、複数のロードバイクを所有するような玄人ならば、通販を利用するのも良いですね。
初めてロードバイクを買うような初心者は、いきなりインターネット通販で購入するのはおすすめしません。
通販では「写真と現物が違っていた」「メンテナンスに不備があった」などリスクが伴うからです。さらに実店舗と違って、購入した後のアフターサービスがないのが辛すぎる。そのような理由により、最初の一台は実店舗で購入するのをおすすめします。

また、アウトレット商品を活用するのも良い判断ですよ。アウトレット商品のロードバイクは、展示品や型落ち品、多少の傷や凹みなどがあったりしますが、性能面では普通のロードバイクと何も変わりません。
実店舗のアウトレットセールでは、商品の状態を実際に確認できるので、よく確かめてみよう。分からないところは、店員に尋ねて下さいね。それに、アウトレット商品は新品と比べて20~40%程度安く購入できたりするのも魅力的です。
その他にも各メーカーの認定中古車プログラムを利用するのも良いだろう。メーカーが品質を保証した中古ロードバイクならば安心感がありますね。
また「PayPay」などの電子マナーで購入できる店舗であれば、PayPayで支払うことで、ポイント還元サービスが受けられたり、PayPayクーポンが使えたりするのでお得感があります。
ロードバイクを安く購入する時の注意点

ロードバイクの価格にこだわりすぎると、様々な弊害があります。
たとえば、安いからといって自分の体に合わないロードバイクを購入すると、性能を発揮できないばかりか、体に必要以上の負担がかかる可能性が高いです。
また、必要以上に高性能なロードバイクを購入してしまうのもNG。価格の安さにつられ、本来の用途に合わないものを選んでしまうと、所有欲は満たされるかも知れませんが、結局はロードバイク趣味が長続きしないでしょう。
ロードバイクに限った話ではなく、自転車は自分の体とあうサイズのもので、目的や用途から選ぶのを優先して下さいね。

さらに確認しておきたいのが、保証やメンテナンスサービスです。これらが不十分な店舗で購入すると、後々のコストが予想以上になることも。
目先の安さに気を取られ、いざ購入した後で十分なサービスが受けられなかったり、直ぐにパーツが故障してしまえば、全体的にみて赤字になるだろうな。そうなると、せっかく安いロードバイクを手に入れたとしても本末転倒ですね。
もし、あまりにも価格相場から離れた激安なロードバイクは疑ってかかるように。フレームやパーツが低品質の可能性があります。
そのようなロードバイクは、走りに軽快さがなかったり、漕ぎ出しが重かったり、すぐに故障したりするので気を付けましょう。
結局、いつ購入するのがベストなのか

ロードバイクのモデルに特にこだわりがないのであれば、「モデル入れ替え」か「年末年始」のセールで購入するのがベストです。
そうではなくて、欲しいモデルが明確な場合は、欲しいと思ったタイミングで買った方が良いですね。
特に新年度のモデルともなると、早めに予約しなければ、自分の体に合うサイズで好みのデザインのものが、市場から消えてしまうことは十分あり得ます。
ロードバイクの性能は、年々性能が上がってはいますが、それほど大きな変化なんて稀ですよ。
10年前のモデルと最新モデルを比べると、大きな変化があるでしょう。しかし、1~2年程度では大きな技術革新でも起こらない限り、私たちホビーライダーからすれば、その変化なんて感じ取れないだろうな。
「鉄は熱いうちに打て」という言葉があるように、買いたいと思った時に買うのもベストといえます。
まとめ

ロードバイクは、高価な自転車なので、購入にはどうしても慎重になりがちです。
安物買いの銭失いになってしまったら、絶対に後悔すると思うからこそ、購入時期を見極めたいと慎重になってしまいます。
値上がりへの不安から早急に購入したり、身の丈に合わない高額モデルを安易に選んでしまうと、後悔することもあり得るでしょう。また、安いからと言ってアフターサービスを考慮しないのもNG。特に初心者にこそ、このアフターサービスを重視したい。
そもそも慎重になり過ぎて、失敗を恐れすぎるのも悪手だろうな。ロードバイクに限った話ではないですが、「もっと早く買っていれば良かった」という話は枚挙にいとまがありません。
なので、最初の1台では完璧を求めなくても良いのでは。むしろ学びの場と思って、購入に踏み切るのも良いのではないでしょうか。


