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ロードバイクの入門書、初心者が購入からサイクリングを始めるまで

ロードバイクの入門書

「ロードバイクを始めてみよう」と決意したのだけど、一体何から始めれば良いのか悩んでいませんか。

初めてロードバイクを購入する全くの初心者では、ロードバイクの選び方や始めに買っておくべきアイテムなど分からないですね。

それは、今では100km以上の距離を走っている経験者たちも最初は皆同じでした。確かにロードバイクは、乗り始めるまでのハードルが高く感じてしまうものです。

本記事では、そんな初心者に向けて、ロードバイクの購入からサイクリングを始めるまで考慮すべき内容を説明します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • ロードバイクを始めるに当たり、やるべきことが分からない
  • ロードバイクの選び方を知りたい
  • ロードバイクを購入する時に、気を付けるポイントを教えて欲しい

ロードバイクとは

ロードバイク
ロードバイク

ロードバイクは、舗装路をスピードを出して走るために作られたスポーツ系自転車です。

元々は自転車競技用に作られた経緯があり、ロードレーサーと呼ばれたりしています。ロードバイクの魅力は色々ありますが、その中でも「速さ」が一番人気なのではないでしょうか。

そこで、ロードバイクの主な特徴を以下にまとめます。

  • 空気抵抗を減らすため、前傾姿勢を取りやすいドロップハンドルを採用
  • 高速移動やダイレクトな加速が感じられる走りの軽さ
  • 地面との摩擦を減らして、スピードを出しやすくするため、タイヤが細い

これらの特徴は、どれもが最終的に「速さ」に直結しています。また、運動効率を最大限に引き出してくれる作りのため、100km以上の長距離走行に適していますね。

近年では、自転車競技だけでなく、サイクリングや自転車旅を始め通勤・通学などに使うことが一般化されており、より身近な存在になってきました。

ロードバイクのスピードは、初心者でも20〜30km/h、プロや実力者になると平均速度40km/h以上で走れるようになります。

ロードバイクの購入時に考慮すべき内容

ロードバイク

ロードバイクの初心者が、初めてロードバイクを購入すると決めたらならば、購入に向けて色々考えなければならないことが多いです。

そこで、購入時に考慮すべき内容を以下にまとめました。

  • ロードバイクの購入予算
  • ロードバイクの選び方
  • ロードバイク購入時の注意点
  • 購入前にロードバイクを試乗する
  • ロードバイクと一緒に購入すべきアイテム

それぞれについて説明します。

ロードバイクの購入予算

お金

ロードバイクに限った話ではありませんが、何か商品を買う時にまず初めに考えるのが予算ですね。

ロードバイクは、入門用でも8万円前後はしますので、ママチャリと比べると非常に高価です。ちなみに、高価なロードバイクになると、普通に100万円以上するのは当たり前で、車が買えてしまう価格にビックリするかも。(笑)

そのため、まず予算の範囲内で自分の目的に合ったロードバイクを探すのが効率的です。

ロードバイク

また、ロードバイクは、ライトやベルなど必須となる初期装備品(アイテム)がありますので、一緒に購入することを考え、本体にプラス2万円は余裕を持っておきたい。

つまり、最低でも10万円は必要と考えておかなければなりません。

ちなみに私は、ロードバイクへ乗り始める前は、クロスバイクに乗っており、クロスバイクのスピードに物足りなさを感じ、ロードバイクを購入しました。

そのため、初めて買ったロードバイクは20万円ぐらいであり、その性能に大変満足した経験がありますね。ロードバイクの価格は、フレーム素材と装備しているパーツ(部品)の精度により決定します。

ロードバイクのグレードの目安
  • 入門用(エントリーモデル):8万円~20万円
  • ミドルグレード:20万円~40万円後半
  • ハイエンドクラス:50万円以上

ロードバイクの選び方

ロードバイク

ロードバイクを選ぶに当たり、選ぶポイントは以下の4つです。

  • 自分の体に合ったサイズ
  • フレーム素材
  • コンポーネント
  • タイヤサイズ

予算の範囲内でこれらの選ぶポイントを考慮して、自分の気に入ったデザインのロードバイクを購入しましょう。

それぞれの選ぶポイントを説明します。

自分の体に合ったサイズ

ロードバイク

ロードバイクを選ぶ際、最も重要になるのが自分の体に合ったサイズの物を選ぶことです。

なぜなら、フレームサイズが合わないと、無理な姿勢でロードバイクへ乗り続けることになるため、怪我のリスクが高まります。

基本的に身長や股下の長さを参考にして、ロードバイクの適応身長に合った物を選べば問題はありません。

最近ではサイズ展開が豊富なメーカーも増えてきていますので、身長が低い人でも大丈夫。自転車ショップの店員へ、自分の気に入ったロードバイクのサイズの在庫があるのか確認を取りましょう。

フレーム素材

フレーム

フレームは、ロードバイクの核となるパーツであり、素材により性能が大きく異なります。

ロードバイクで使用される主なフレーム素材は「クロモリ、アルミ、カーボン」です。それ以外にもチタンやステンレス、珍しい物では竹などがありますね。

そこで、主なフレーム素材のメリットとデメリットを以下にまとめました。

フレーム素材メリットデメリット
クロモリ衝撃吸収性が非常に高い重量が重く、錆びやすい
アルミ軽くて安価衝撃吸収性が弱い
カーボンとても軽く、衝撃吸収性が高い高価で、傷が付いたりすると衝撃に弱くなる
ロードバイク

現代の主流はカーボンですが、最も軽く強度も高いため、ロードバイクのフレーム素材としてベストといえます。しかし、初心者はアルミかクロモリを選択した方が無難でしょう。

その理由は、カーボンより安価に手に入り、耐久性が高いからです。

一昔前と比べて近年、安くカーボンフレームを購入できるようになってきましたが、安いと言ってもフレームだけで10万円ぐらいはしますので、他のパーツを合わせると15万円以上します。

また、カーボンフレームのロードバイクは雑に扱っていると、転倒しただけでフレームにヒビが入ったりして折れてしまう可能性もあり、初心者がいきなり扱うのは敷居が高いですね。

アルミは、クロモリより軽量で錆に強い素材だよ。反対にクロモリは、アルミより衝撃吸収性が高いため、乗り心地が良いね。

コンポーネント

ロードバイクの駆動系

コンポーネント(略称:コンポ)とは、ブレーキやギア、変速機など制御系に関するパーツ群を指します。メーカーによりコンポの種類が色々あり、性能によりグレードが分かれている。

自転車部品メーカーの最大手であるシマノでは、ロードバイクのコンポは以下の通りです。

シマノのコンポ

見た目だけでは、コンポの性能は全くわかりませんが、実際に使い続けていると肌感覚で分かるようになりますね。コンポはグレードが上るにつれ価格も跳ね上がりますので、初心者では105以下のコンポが無難でしょう。

タイヤサイズ

タイヤ

タイヤサイズは、乗り心地や走りの軽さに影響を与えます。ロードバイクで主に使用されているタイヤサイズは「23C、25C、28C」の3つですね。

タイヤサイズが小さくなるほど、路面との接地面積が小さくなるので摩擦が少なくなり、スピードが出しやすくなりますが、パンクがし易くなります。

反対にタイヤサイズが大きくなると、エアボリュームが大きくなるため乗り心地が良くなったり、パンクがしにくいですよ。

更にグリップ力が高くなるため、急坂の上りや下りが楽で、コーナリングも安心して曲がれます。初心者は、バランスが良い25C又は28C当たりから始めてみると良いでしょう。

ロードバイク購入時の注意点

グラベルロード

自転車ショップではない大型量販店やネット通販などでは、2~5万円程度の安価なロードバイクが売られていたりします。

「やった、安い!」と喜ぶのはちょっと待って下さい。

実は価格が安すぎるのは、一見するとロードバイクに見えますが、走行性能の低い「ルック車」と呼ばれる物であり、ロードバイクとは別物です。

本物のロードバイクより性能や安全性などがはるかに劣るため、ロングライドや自転車レース、ヒルクライムなどを視野に入れているのならば、おすすめしません。安物買いの銭失いにならないよう、注意したい。

沢山のロードバイク

また、通販でロードバイクを購入すれば、自転車ショップより安価に手に入りますが、初心者の内は、あまりおすすめできません。

通販では「写真と現物が違っていた」「メンテナンスに不備があった」などそれなりにリスクが付きまといます。それに、自転車ショップと違って、購入した後のアフターサービスがありません。

そのため、最初の一台は、自転車ショップで購入した方が安心できますね。

その他にも中古のロードバイクを購入する時に気を付けておきたいのが、フレームサイズが自分に合っているかです。

更にパーツの劣化具合も注意しなければなりません。折角安価にロードバイクを手に入れても、購入後にパーツ交換などのメンテナンス代が高く付く可能性があります。

購入前にロードバイクを試乗する

自転車ショップ

自転車ショップによっては、ロードバイクの試乗ができたりします。できれば、初めてロードバイクへ乗るならば、まずは試乗して、感覚を確かめてみるのがおすすめです。

試乗したからと言って、必ずしもロードバイクを購入する必要はないのでご安心下さい。試乗することで、自分が抱いていたロードバイクのイメージと合っているのか確認できますね。

尚、ショップによって試乗には予約が必要となるため、事前に試乗の流れや手続きについて確認しておきましょう。

ロードバイクと一緒に購入すべきアイテム

ロードバイクを購入すると同時に必ず購入しておきたいアイテムを以下に挙げます。

  1. ライト(フロントライト、テールライト)
  2. ベル
  3. ヘルメット
  4. フロアポンプ

それぞれについて説明します。

ライト

フロントライトとテールライト
上:フロントライト 下:テールライト

自転車の夜間走行時にフロントライトとテールライトもしくは反射器材(リフレクター)を付けるのが道路交通法で義務として定められています。

ライトは主に乾電池タイプと充電式タイプの物がありますが、明るさのレベルや持続時間が製品により異なっていますので、自分の走りに合った物を選びましょう。

ベル

ベル

危険を回避するために使用する物で、道路交通法でベルの装着は義務付けされています。

見通しが悪い交差点や道路の曲がり角などで「警笛鳴らせ」の道路標識により指定された場所を走ったり、「警笛区間」で見通しの悪いところを走る時にベルを鳴らさなければいけません。

尚、自転車の前方にいる歩行者に対して、道を譲ってもらうためにベルを鳴らすのは、警音器使用制限違反に当たりますので、使い方に注意しましょう。

ヘルメット

ヘルメット

ヘルメットは頭部を守る道具です。20km/h以上のスピードで走るロードバイクは、車や障害物とぶつかったりすると、かなりの衝撃を受けます。

頭部にダメージを受けると、死亡する可能性が高いため、万が一に備えてヘルメットを被りましょう。

ワイヤーロック
ワイヤーロック

ロードバイクは高価な自転車なため、残念なことですが盗難にあったりします。盗難予防のため、自転車から離れる場合は必ず鍵をかけましょう。

特に長時間自転車から離れる場合は、鍵を2つ付けるダブルロックが有効ですね。

フロアポンプ

フロアポンプ
フロアポンプ

ロードバイクに限らず自転車は、タイヤに適量な空気が入っていないと快適に走行できません。

そのため、ロードバイクのタイヤは一週間に一度は空気を入れるようにしましょう。

この時タイヤに空気を入れる道具がフロアポンプ(空気入れ)です。

一般的なママチャリのタイヤチューブは「英式バルブ」を採用しているため、空気入れも英式バルブの物が多いですが、多くのロードバイクは「仏式バルブ」を採用しています。

フロアポンプを買う時は、自分のロードバイクのバルブが何式なのか確認してから選びましょう。

サイクリングを始める前に考慮すべき内容

山道を走る景色

初心者がサイクリングを始める前に考慮すべき内容は、以下の3つです。

  • 自転車保険の加入
  • 飲料や補給食の準備
  • 購入しておきたいアイテムや衣類

これらの中で自転車保険は、万が一に備えるため、早い内に加入をおすすめします。

その他については、自宅の近所を2~3km走る程度でしたら、特に考慮する必要はありません。本格的なサイクリングを始めるならば、徐々に必要なアイテムをそろえていきたいですね。

それでは、それぞれについて説明します。

自転車保険の加入

自転車と車の衝突

自治体によっては、自転車保険が義務付けされています。例えそうでなくても、万が一に備えて自転車保険に入っておいた方が安心できる。

過去の事例では、自転車が歩行者と接触事故を起こした裁判で、損害賠償額が1億近くの判決がありました。

歩道で歩行者と接触した場合は、当たり屋目的などの例外ケースを除いて、100%自転車側が過失を負います。自転車は軽車両であり、車の仲間であることを強く意識しましょう。

飲料や補給食の準備

ボトル

サイクリングを行なうと大量のカロリーを消費します。

そのため、体内のエネルギーが切れる前に、水分やエネルギーを補給するのが大事。事前にボトルの中へ水やアクエリアスなどのスポーツドリンクを入れ、補給食の準備をしよう。

短距離であれば、それほど気になりませんが、走る距離が延びるほど、補給の重要性が身に染みて分かります。

ボルトを使わずに、ペットボトルをそのまま使用しても良いですが、気温が高いと時間が経つにつれ飲料は直ぐにぬるくなる。そのため、自転車用のボトルは、保冷効果がある物が多いのでありがたい。(物によっては保温効果がある物もある。)

喉が渇く前に水分補給を行ない、空腹感を感じたら補給食でエネルギーチャージを行ないましょう。

購入しておきたいアイテムや衣類

複数のロードバイク

ロードバイクと同時に購入する必要はありませんが、サイクリングを十分に満喫するために、出来れば早めに購入しておきたいアイテムを以下にまとめました。

  1. ボトルゲージとボトル
  2. パンク修理セット
  3. 携帯工具
  4. サイクルウェア
  5. サイクルグローブ

上記に挙げた物以外にもサイクルコンピュータやアイウェア、ビンディングペダルなどサイクリングが便利になる物が沢山ありますので、ロードバイクに慣れてきたら揃えてみると良いでしょう。

ボトルゲージとボトル

ボトル
ボトル

サイクリングをしていると、大量の汗をかきます。

すると、脱水症状やエネルギー切れ(ハンガーノック)になり、動悸や吐き気、頭痛、手足のしびれなどの症状が表れ危険です。

それらを防ぐには、こまめな水分補給が必要ですので、ボトルゲージをロードバイクに取り付けてボトルを常備しておけば、走りながらでも水分補給ができます。

パンク修理セット

ラップで包んだチューブをツールケースに収納

サイクリング中にパンクをした場合、街中であれば自転車ショップを探してそこで修理してもらえますが、そうでない場合は自分で修理しなければなりません。

パンク修理を行うにあたり、クリンチャータイヤは「パンク修理パッチ、予備チューブ、タイヤレバー、小型携帯ポンプ」が必要ですね。(クリンチャータイヤはタイヤとチューブが独立していて、自転車の中で最もポピュラーなタイヤです。)

サイクリングで遠出するならば、事前にパンク修理ができるようになっておきましょう。

携帯工具

携帯工具
携帯工具

サイクリング中に、自転車へ取り付けた装備品(ライトなど)のネジが緩んでしまうことが稀に起こります。そういう場合には、携帯工具を使用して増し締めを行ないましょう。

携帯工具は、自転車用のマルチツールや六角レンチなどが便利です。

サイクルウェア

サイクルジャージ
サイクルジャージ

サイクリングする時の服装は、動きやすい服であれば何でも良いです。

ただし、長距離や長時間サイクリングするならば、速乾性や防寒性能などに優れた、運動のサポートをしてくれる機能的なサイクルウェアを着ると、各段に快適性がよくなります。

また、気に入ったデザインのサイクルウェアを着ると、テンションが上がりますね。

サイクルグローブ

サイクルグローブ
サイクルグローブ

長時間サイクリングするならば、衝撃を吸収し、長時間のライドでも疲れにくくするサイクルグローブが便利です。

また、衝撃吸収だけでなく、雨や汗で濡れても確実にハンドルをグリップできたり、落車した時に手を保護してくれる役割があり大変重宝しますね。

まとめ

坂道とロードバイク

今までママチャリしか乗ったことがない人が、ロードバイクへ乗り始めてみると、その異次元の走りに感動します。

あまりの走りの軽さやスピードにハマリ、乗っているだけで気分が高揚し、楽しくなってきますね。それがロードバイク、それこそがロードバイクです。自分の力のみで遠くへ行ける「根元の楽しさ」を追い求めませんか。

ロードバイクは、あなたに今まで知らなかった喜びや達成感を与えてくれます。ロードバイクを始めて、自転車ライフをエンジョイしましょう。

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