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旅の体験談

愛媛の東予・中予地域を巡る自転車旅、三津浜・梅津寺地区を観光後に東温市へ赴く

「愛媛の東予・中予地域を巡る自転車旅 Day2」の紹介サムネ

愛媛の中予・東予地域巡る自転車旅の2日目は、松山市の西側にある三津浜地区から始まります。

1日目は、瀬戸内海の美しい景色を眺めながら「はまかぜ海道」を疾走したり、人気の景勝地・北条鹿島へ訪れました。(1日目はこちらの記事で紹介)

本日は三津浜・梅津寺地区を観光した後で道後・石出方面へ向かい、日本有数のB級スポットとして知られる「石手寺」を参拝しようと思います。その後、重信川サイクリングロードをのんびり走りながら走破する予定ですよ。

特に石手寺は昔から興味がありましたが、松山市に訪れる機会があっても時間の都合がつかず、参拝できていなかったので楽しみですね。

本記事では、松山市の三津浜・梅津寺地区から東温市へ赴く自転車旅の様子をお届けします。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 自転車旅やサイクリングが好き
  • サイクリングの道中で見聞を広めたり、様々な体験をしたい

三津浜地区を観光する

三津駅
三津駅

本日の旅の開始は、伊予鉄道高浜線の三津駅から始まります。三津駅のある三津浜は、三津・古三津・住吉・神田・高浜など複数の町からなるエリアです。

古くは「三津(みつ)」と呼ばれた海運の要衝であり、松山市の海の玄関口でして大層栄えていました。今では穏やかな潮風が香る静かな港町ですが、当時の古い町並みが残ります。

その中でも一番のお目当ては、「三津の渡し」という渡し船。室町時代から続くというのだから凄くないですか。三津浜地区と港山地区を結ぶわずか約80mを行き来しています。せっかく三津浜へ訪れて乗らないのはもったいない。旅情を感じるのにぴったりな存在ですね。

それでは、そっそく町並みを目指してレッツゴー♪

三津浜商店街、朝が早いためか人影はまばら
三津浜商店街、朝が早いためか人影はまばら
河野家住宅、赴きを感じてやまない
河野家住宅、赴きを感じてやまない
旧濱田医院、なんだか雰囲気がある洋館だ
旧濱田医院、なんだか雰囲気がある洋館だ
路地裏を歩くと、生活感をより感じるよね
路地裏を歩くと、生活感をより感じるよね
三津厳島神社、1400年以上の歴史を誇る古社
三津厳島神社、1400年以上の歴史を誇る古社

商店街通りを歩きながら周囲の店舗をチェック。喫茶店や金物屋、パン屋などがありましたが、朝が早いのでほとんどの店舗はまだ開いていなかったです。

昨日も夕方に訪れたのですが、シャッターが閉まった店舗もそれなりに多いと感じました。近年、アートやリノベーションによるお洒落な店舗が増えていて、町を盛り上げているみたい。

そういう話を聞くと、地域のつながりの温かさを感じるので、ほっこりとした気持ちになります。

三津の渡しの乗船場所(港山側)
三津の渡しの乗船場所(港山側)
ノスタルジーを感じるぞ
ノスタルジーを感じるぞ

さて、一通り町並みを見て回ると、よいよ渡し船にチャレンジ。渡し船は、昔のままの生活道として残る場所に多いですね。ということで、こちらの渡し船は、今でも市民の足として利用されているとのこと。それも無料で利用できるなんて、本当にありがたいことです。

水面をすれすれに船が進み、潮風が心地よい。船から眺める港町の景観から目が離せません。中世から受け継がれてきた生きた歴史に触れていると思うと感慨深いですね。

わずか数分の船旅でしたが大満足。こうして、レトロな港町の旅情を楽しみました。

三津浜の観光については、下記関連記事でくわしく紹介します。

梅津寺駅へ行こう

梅津寺駅
梅津寺駅

三津浜地区の観光後に訪れたのは、梅津寺地区の玄関口・梅津寺駅(ばいしんじえき)です。瀬戸内海に最も近い駅として知られています。電車からホームへ1歩降りと、目の前はもう海ですよ。

海に近い駅として同じ愛媛県内の下灘駅が特に有名ですが、梅津寺駅の海の近さはそれ以上です。なので、一度来てみたいと思っていました。

潮の香りや波の音がダイレクトに響き、ホームに佇んでいると、まるでドラマや映画の主人公になったような気持ちになるかも。

実は、このホームは、1990年代に大ヒットしたテレビドラマ「東京ラブストーリー」のロケ地。最終回に登場したこともあり、ファンの間では絶対に忘れられない場所でしょうね。

梅津寺海岸をのんびり歩く
梅津寺海岸をのんびり歩く

また、梅津寺駅周辺は夕焼けが美しく見られる絶景スポットなんだとか。かつて梅津寺海水浴場でした梅津寺海岸を散策しながら、三津浜港辺りや興居島(ごごしま)などの景観を見渡せます。

私が訪れた時間帯は、あいにくと雲が多かったですが、それなりに綺麗な風景を楽しめました。

みきゃんパーク、店内には「みきゃん」グッズがいっぱい
みきゃんパーク、店内には「みきゃん」グッズがいっぱい

梅津寺駅の目の前には、みきゃんの情報を発信している「みきゃんパーク」があり、こちらも一度訪れたいと思っていた施設ですね。

みきゃんといえば、全国でも名の知れたゆるキャラ。愛媛県の公式イメージキャラクターとして大人気。開店してからさほど時間が経ってはいなかったのですが、多くの観光客が訪れており、その人気の凄まじさの一旦に触れましたね。

愛媛県へ訪れると、観光地や公共施設、道路標識などの至るどころで見かける機会が多く、しまなみ海道をよくサイクリングする私にとってもお馴染みのキャラクーですよ。そういう経緯もあり、応援しているファンの一人といえます。(ニワカですけど)

2階はカフェになっていたので、そちらでみかんジュースを飲みながら、少し休憩して過ごしました。梅津寺駅周辺については、下記関連記事でくわしく紹介します。

道後方面へ赴く

松山市山越地区の風景
松山市山越地区の風景

三津浜・梅津寺地区の観光を終えると、よいよ自転車旅の開始です。三津駅を東へ向かい山越地区へ。そこで国道196号線へ合流すると、山越三交差点を右折して、国道196号線沿いに流れる小川の対岸へ向かうと、そのまま小川沿いの道を道なりに進み道後地区へ向かいました。

道後地区といえば、その名が示す通り道後温泉のお膝元。道後温泉は、日本最古級の歴史を持つ温泉として知られていて、源泉かけ流しのお湯と風情ある温泉街が魅力的です。私はこれまでの旅で、3~5回ほど訪れたことがあります。(正確な数は覚えていません。)

道後温泉本館を中心にして、レトロで活気あふれる風情がいい感じ。本館近くにあるアーケード商店街では、お洒落なカフェや土産物店が軒を並べ、大正ロマンの雰囲気を醸し出しています。

道後温泉別館「飛鳥乃湯泉」
道後温泉別館「飛鳥乃湯泉」

道後地区へ到着して、道後温泉別館・飛鳥乃湯泉の前を通りかかると、中庭の景観に驚きました。なんと、色鮮やかなアートで敷き詰められているではないですか。

椿を連想させる真っ赤な空間が記憶に残るぞ!!
椿を連想させる真っ赤な空間が記憶に残るぞ!!

これは、不意打ちでしたね。色鮮やかな花柄と和傘のデザインが秀逸です。後日調べてみると、大規模な空間インスタレーションをたくさん発表している蜷川実花(にながわ みか)さんがプロデュースした作品なんだとか。

2026年4月21日から2027年2月28日まで「蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART」というイベントが開催されていて、この中庭もリニューアルされたみたい。また、夜はライトアップされるそうですね。この中庭のアートは、期間が終わった後も残して欲しいです。

そもそも中庭なのでもちろん歩けますが、歩くのは何だか申し訳なく感じてしまう。そう思うのは、きっと私だけではないでしょう。

道後温泉本館、国の重要文化財ですよ
道後温泉本館、国の重要文化財ですよ
正面から見ると、丸みと擬宝珠のある外観が特徴的
正面から見ると、丸みと擬宝珠のある外観が特徴的

道後へきたら、個人的に道後温泉本館へ足を運ぶのは欠かせません。入口前には行列ができており、相変わらずの人気ぶりです。

レトロで重厚感あふれる宮殿風の外観がGood。建物前で写真を撮るの観光客が多いのも頷けます。(私もそうですね)

石出地区まで約1km
石出地区まで約1km

さて、ここまで来たら「石手寺」まであと少し。ペダルを回す足にも力が入ります。

前回石出地区へ来たのは、2022年だったかしら。その時に石手寺前を通りましたが、夕方近くだったこともあり、水ヶ峠を越えて今治市へ向かう途中だったので、後ろ髪を引かれる思いでスルーしたのを良く覚えています。(その時の自転車旅はこちらの記事で紹介)

県道187号線を道なりに進むと、あっという間に石手寺前へ辿り着きました。

珍スポット「石手寺」は不思議がいっぱい

石手寺
石手寺

石手寺は、729年(天平元年)に創建された歴史ある古刹です。四国八十八ヶ所霊場の第51番札所なので、お遍路さんで賑わいますが、それだけでなく珍スポットとしても有名なお寺なので、観光客も多いですね。

歴史的・文化財的価値の高い境内には、国宝の仁王門を始め、重要文化財の本堂や三重塔、訶梨帝母天堂(かりていもてんどう)などの建築物がいっぱい。さらにマントラ洞窟やマントラ塔などが織りなす独特で摩訶不思議な世界観が魅力的です。

外国人の観光地として評価が高く、2009年3月にミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの一つ星に認定されました。

大きな巨像が立つ姿は目を引く
大きな巨像が立つ姿は目を引く

参道を歩く前に少し寄り道しよう。県道317号線通りにある境内入口前から東へ約50mほど歩くと広場があります。その広場も境内地ですよ。

一堂に並ぶ仏様は壮観なり!
一堂に並ぶ仏様は壮観なり!
静かに祈りを捧げよう
静かに祈りを捧げよう

広場には、大きな仏様たちが一堂に並んでいるので、見逃すのはもったいない。

もし先に参道を歩いて奥まで行って、境内を見て回った後に再び入口前や駐車場に戻ると、そのまま帰路に着いてしまう人は多いかも知れません。なので、先に訪れておくのが無難だと思います。

渡らずの橋
渡らずの橋

境内入口前にある短い石橋にご注目。この橋は弘法大師が渡ったと伝わる「渡らずの橋」なんだそうな。その名前を聞いて「おかしくない?」と思う方も多いでしょう。

実は、この橋には「弘法大師お道開きの橋」という別名があり、誰も歩いてはダメだそうですよ。もし渡ってしまうと、足が腐ると言われています。

なるほど、だから参拝者が歩き辛いように色々な工夫が見て取れました。

この櫓、一体なんだろう?
この櫓、一体なんだろう?
お地蔵様は、池の前で何を思うのか
お地蔵様は、池の前で何を思うのか
回廊を奥へ歩いていこう
回廊を奥へ歩いていこう
仁王門が見えてきた
仁王門が見えてきた

仁王門には、迫力満点の金剛力士像(仁王像)が安置されていて、悪しきものからの進入を防いでいます。

大草鞋
大草鞋

また、門の内側には大わらじが掛けられていました。触れた手で自分の足腰の悪いところを触れれば快方に向かうとのこと。不思議な力を秘めています。

よく見ると、お賽銭がびっしりあるな~
よく見ると、お賽銭がびっしりあるな~

そのためか、草鞋の網目にねじ込まれたお賽銭(主に1円玉)がいっぱい。多くの参拝者の願いを垣間見ましたね。

本堂前にある巨大な五鈷杵にビックリ
本堂前にある巨大な五鈷杵にビックリ
湯音石、何かしらいわくがあるように見える
湯音石、何かしらいわくがあるように見える

阿弥陀堂の前には、ポツンと立つ四角い穴の開いた細長い石柱を発見。この石柱は「湯音石」といって、石に耳を近づけると、約1km離れた道後温泉の湯が沸き出る音が聞こえるという。

信心の度合いや日によって聞こえ方が違うそうなので、もし聞こえなくても気にしないで。

このように不思議なものが多い石手寺ですが、特大な摩訶不思議な体験ができるのは、やはりマントラ洞窟でしょう。暗く静まり返った洞窟内を歩くことで、少しは悟りが開けたような気がしましたね。(自己申告です)

石手寺については、下記関連記事でくわしく紹介します。

重信川サイクリングロードをゆく

石手川沿いを疾走、左手側には石手川緑地が広がる
石手川沿いを疾走、左手側には石手川緑地が広がる

石手寺を後にすると、よいよ東温市へ向けて出発します。

その際、重信川サイクリングロード(自転車道)を経由することに決めていました。以前、このサイクリングロードをほんの少しだけ走ったことがあり気になっていたので、フルで走るのは楽しみです。

まずは、スタート地点となる松山中央公園へ向けて、石手川に沿うように延びる国道317号線を道なりに南西方向へ疾走。湯渡橋北詰交差点に到着すると、左右に松山環状線がつながりますが、ここからは国道を離れて真っすぐそのまま石手川沿いを進みます。(松山環状線は走りません)

松山中央公園橋
松山中央公園橋
重信川サイクリングロードの起点
重信川サイクリングロードの起点

しばらくすると、ひときわ存在感を誇る大きな「松山中央公園橋」が見えてきました。この橋を渡った先に重信川サイクリングロードの起点となる松山中央公園があるので、そこで少しだけ休憩を取った後でスタート地点に移動した次第です。

それでは、東温市を目指してレッツゴー♪

重信川沿いをゆっくりと走る
重信川沿いをゆっくりと走る

重信川は、東温市の東三方ヶ森を水源とし、松山平野を潤しながら伊予灘へ流れる一級河川。その川に沿いながら全長約24.2kmの自転車道が整備されています。

路面の多くは自転車・歩行者専用道路として整備されていて、一部ですが一般道もありますね。基本的に急道や険しい起伏はほとんどなく、サイクリング初心者に優しい平坦路コースですよ。ゴール地点は、東温市の新横河原橋の近くにあります。

二輪車交通公園
二輪車交通公園

こちらは、河川敷で見かけたバイク専用の練習コース。クランクやS字、8の字といったインフィールドセクションや、小石が敷き詰められた不整地エリアもあるみたい。

私が訪れた時は、実際に練習されている方を見かけて、少しだけ見物させてもらいました。その様子から、自転車に慣れていれば、バランス感覚が身についているので、バイクの運転も慣れやすいと思いましたね。

ただし、車体の重さやスロットル操作など自転車とは異なる部分も多いので、繰り返し練習して身につける必要があるだろうな。

雄大な石鎚山脈の景観にテンションが上がる
雄大な石鎚山脈の景観にテンションが上がる
龍沢泉
龍沢泉、まるでアートのような空間だ
そよ風が気持ち良い♪
そよ風が気持ち良い♪

ただのんびりと走るだけでも楽しいのですが、せっかくなので赤坂泉公園やえひめこどもの城、あやめの里、龍沢泉・柳原泉など多くの見どころにも立ち寄りました。

そういう走り方は私に合っています。しかし、時間がそれなりにかかるのは仕方がありませんね。(笑)

重信川サイクリングロードの終点
重信川サイクリングロードの終点

また、気になるところを見つけると、自転車をとめて見物したりしていたので、ゴール地点に着くころには夕方近くになっていました。う~む、時間が経つのが早すぎる~~。

その後、お宿へ向かった次第です。こうして本日の旅は終わりを告げました。重信川サイクリングロードのコースや見どころについては、下記関連記事で紹介します。

まとめ

横河原駅
横河原駅

本日は朝から精力的に活動した1日でしたね。

三津浜地区では、古い町並み散策や室町時代から続く渡し船「三津の渡し」を通じ、レトロな港町を満喫。梅津寺駅へ赴くと、あまりにも海との近さに期待通りの風景を楽しめました。できればもう少し晴れていれば、なお良かったかな。

そして、石手寺ではマントラ洞窟やマントラ塔、シュッダールタの苦行像などから摩訶不思議な世界観を体験。なるほど、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの一つ星に選ばれたのも納得です。

また、重信川サイクリングロードでは、雄大な石鎚山脈の景観を目撃したタイミングで、薄い雲がはれて陽光が差してきたという奇跡的な瞬間に立ち会えたのは感動的でした。

さて、明日はよいよ中予・東予地域巡る自転車旅の最終日。水の都として名高い西条市にて、市内の至るどころで地下水が自噴する「うちぬき」巡りを行ないます。その中には、全国の利き水大会で日本一に輝いた実績がある場所もあるので楽しみですね。



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この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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