旅の体験談

岡山県内で廃線跡地を整備した道路をサイクリング

日本全国には、かつて鉄道が運行されていた跡地を整備してできたサイクリングロードがたくさんあり、多くのサイクリストに人気を博しています。

岡山県内にもそのようなサイクリングロードが3つあり、以下のように呼ばれていますね。

岡山県内で鉄道跡地に作られたサイクリングロード

  • 片鉄ロマン街道
  • 茶屋町児島自転車道
  • 風の道

本記事では、上記サイクリングロードの内、「茶屋町児島自転車道」と「風の道」について詳しく紹介します。

尚、「片鉄ロマン街道」については下記記事で紹介しています。

茶屋町児島自転車道と風の道の元になった鉄道とは

茶屋町児島自転車道と風の道は、かつて運行していた下津井電鉄の跡地を整備されて作られました。

下津井電鉄は、1913年に岡山県倉敷市茶屋町(当時は都窪郡茶屋町)から倉敷市児島まで開業した後で、翌年の1914年に児島から倉敷市下津井まで開業します。

かつて運行していた下津井電鉄の電車です

1970年以降、モータリゼーションの進行により、電車の利用客は減少していき、1972年4月1日付けで茶屋町から児島区間が廃止になりました。

また、1988年の瀬戸大橋開通に伴い、下津井周辺の道路事情が一変し、1991年1月1日付けで児島から下津井区間も廃止になった経緯があります。

これにより、下津井電鉄は鉄道事業から撤退しましたが、それぞれの区間は廃止時に倉敷市へ鉄道部分の土地を譲渡したことで、今ではほとんどの部分が自転車道になっています。

茶屋町児島自転車道と風の道のサイクリングコース

スタート倉敷市 茶屋町駅
ゴール倉敷市下津井 旧下津井駅の跡地
距離23km

上記のコースでは、茶屋町児島自転車道と風の道を連続してサイクリングできます。

また、茶屋町児島自転車道と風の道の間にある「児島ジーンズストリート」へ立ち寄ったり、コンビニ休憩のため一時的にサイクリングロード外れて元の道へ戻ったりしていますね。

【サイクリングスポットの紹介】

日本全国には、多くのサイクリングロードが整備されていますね。下記記事では、サイクリングロードやサイクリングに適したスポットを紹介します。

茶屋町児島自転車道のサイクリング

サイクリングの開始は、倉敷市のJR茶屋町駅になります。

この茶屋町駅から少し離れたところにある駐輪場が「茶屋町児島自転車道」のスタート地点です。

駐輪場は、丸い屋根で壁には自転車の絵が描かれています。

この駐輪場の南側へ移動すると、「茶屋町」の駅名標がありました。

早速、サイクリングロードを南下して先へ進むと、並木道通りに出ます。

この並木道は、春には綺麗な桜が並び、サイクリングや散歩を楽しむ人を多く見かけますね。

過去に桜の時期で走ったときの写真がこちらです。素晴らしい景観です。

茶屋町児島自転車道を進んでいると、写真のような案内板が立てられていました。

茶屋町児島自転車道では、途中まで案内板が立てられているのですが、道の分岐などがわかりにくいところもあり、自転車道から外れてしまう可能性がありますね。

川を眺めながら橋を渡ります。

六間川が穏やかに流れていますね。

橋を渡り終えて、少し進むと並木道は終了です。

道なりに進んでいると「天城」の駅名標を発見しました。

周りは住宅地になっており、かつて下津井鉄道が運行されていたとは全く思えませんね。

駅名標のみが当時の名残を残していました。

田舎道をのんびりと進みながら、住宅地を駆け巡ります。

いつの間にか茶屋町児島自転車道を3km進んでいました。横断歩道を渡り向こう側に自転車道が続きます。

次に発見した駅名標は「林」です。

この時「あれ、しまった」と思わず声を上げてしまいました。

本来ならば「天城」の次は「藤戸」なのですが、どうやら藤戸の駅名標を撮影するのを忘れてしまい、そのまま通り過ぎたことに気が付きます。

引き返そうか少し悩みましたが、先へ進むことにしました。

ちなみに過去に撮影した「藤戸」の駅名標はこちらになります。

県道21号線と並走しながら、先へ進みます。

途中でこの写真のように道が分かれているところがありますので、下側の道を走りましょう。

トンネルをくぐり抜けて先へ進んで行くと上り坂になります。

上り坂を進んで行くと、沿岸には茶屋町から6.5kmほど進んだことを表している案内板が立てられていました。

坂を上りきった先にある交差点を渡ると、住宅街の中に「福田」の駅名標を発見します。

住宅街を抜けると、いつしか道は山中へ入って行きますね。

竹林を見ていると、苦労して探し当てた玉野市の竹林について思い出していました。

しばらく道なりに進んでいると、左手に県道21号線が見えてきます。また、東屋がありますので、疲れたらここで休憩するのも良いでしょう。

右手に「南倉敷リサイクルセンタ」の看板が見えたら道の分岐まで後少しです。

特に案内板などがないため、何も知らないとそのまま真っすぐに走ってしまい自転車道から外れます。

この写真が分岐ポイントです。右側の道が自転車道になっているので曲がりましょう。

そのまま自転車道を進んで行くと、広い道(県道276号)へ突き当たります。

広い道へ出るとピンク色のとても目立つお店「アンアン」を目撃しますね。

このお店で昼食を食べようと立ち寄ったのですが、当日はお休みであったため、残念な思いをしました。最近こうゆうパターンが多いです。(泣)

また、「自転車道 下津井方面」の案内版も見つけました。交差点を渡って矢印の方向へ進みましょう。

交差点を渡らずに矢印の方向へ進むと、次の分岐点が発見できません。(分岐点は、交差点を渡った道を進んだ先の右手側にあります)

© OpenStreetMap contributors

しばらく進むと分岐点が見えてきました。案内板に従い右手に曲がりましょう。

「稗田」の駅名標を発見します。それにホームの跡地がありますね。

これまで発見した駅名標の周辺には、鉄道時代の面影が残っていなかったため、ホームを見ると「おー」と思わず声を出して喜んでしまいました。(喜)

稗田の駅名標には、今まで発見した駅名標と違って「下津井電鉄の由来」について説明文が貼り付けられています。

道なりに進んで行くと、「柳田」の駅名標を発見しました。

柳田の駅名標からしばらく進むと歩道橋に差し掛かります。

自転車を降りて歩道橋を渡りましょう。

歩道橋を渡り終えると、「児島小川」の駅名標を目撃しました。

道なりに進んで行くと、茶屋町児島自転車道の終点に近づきます。

自転車道を通り抜けると、目の前には「大正橋」がありますので、ここが茶屋町児島自転車道の終点です。

先ほど目撃した駅名標「児島小川」の次は「味野」になります。

大正橋から少し進んだ道に旧味野駅があったそうですが、今ではどこにも面影がなく、駅名標もありません。

大正橋から約450m進むと「風の道」のスタート地点である旧児島駅舎がありますが、ちょっと寄り道して児島ジーンズストリートへ向かってみましょう。

【幕間】児島ジーンズストリートへの立ち寄り

児島ジーンズストリートの上空には、ジーンズが吊るされています。まさしくジーンズの聖地に相応しい象徴的な光景ですね。

世界各国のジーニストたちが「児島クオリティ」を求めて児島へ訪れるそうです。

電信柱に貼られていた「デニムが大好き」の広告を見て、流石はジーンズの街だと感心しますね。

この周辺には、ジーンズを販売しているお店や雑貨店、カフェなど約40店舗が立ち並びます。

ゆっくりと道を進み、国産ジーンズ発祥の地を見て周りました。

茶屋町児島自転車道や風の道をサイクリングする場合は、近くにある児島ジーンズストリートへ寄り道してみると珍しく興味深い光景に出会えます。

風の道のサイクリング

風の道のスタート地点は、旧児島駅の駅舎です。

最寄り駅はJR児島駅であり、旧児島駅までは、徒歩で約10分ほどかかります。(距離は約750m)

風の道は単独で走ると距離が約6.5kmと短く、サイクリングには物足りないですね。

そのため、茶屋町児島自転車道と一緒に走ることをおすすめします。

茶屋町児島自転車道と風の道はセットで走って当時の下津井電鉄の光景を目の当たりにしよう。

旧児島駅の駅前には、風神を描いた看板があり、気分が盛り上がりますね。

尚、旧児島駅舎は8:30~17:00までしか通り抜けできないため注意が必要です。

早速、旧児島駅の駅舎の中を通り、先へ進みましょう。

駅舎内は、レトロな計器類が展示されており、ノスタルジック感を感じます。

また、展示物は触らないよう注意しましょう。

駅舎を通り抜けると、「児島」の駅名標を発見しました。よいよサイクリングのスタートです。

金網のゲートを通り抜けて土の道を走ります。風の道で走るコースは、土の道が多くを占めていますね。

尚、この金網のゲートは、8:30~17:00までしか開いていません。先ほどの駅舎と同じです。

年末年始(12/29~1/3)は通り抜けできないよ。

土の道を走るのが嫌いな場合は、隣のアスファルトの道を走りましょう。

道は一本道なので、迷う事はありません。

しばらく進んでいると、「備前赤崎」の駅名標を発見しました。

土の道の上をゆっくりと走ります。ロードバイクの細いタイヤでは、スピードを出しずらいですね。

土の道を真っすぐに進んでいると、4車線の広い道路(国道430号線)に突き当たります。

国道430号線は、車の往来が多く中央分離帯もあるので、少し遠回りになりますが、素直に横断歩道を使って渡りましょう。

© OpenStreetMap contributors

横断歩道を使って国道430号線を渡った後は、少し先にある脇道を左に曲がると風の道が続きます。

間違って手前の道(青矢印の方向)を左へ曲がったとしても、最終的には風の道が見えるくるので合流は可能ですね。

風の道の特徴である土の道や「風の道」と書かれた看板が立てられていますので、見れば直ぐにわかります。

「阿津」の駅名標を発見しました。

「阿津」の駅名標から少し先へ進むと上り坂が続き、いつの間にか土の道が終了していますね。

高台から眼下を眺めると、児島ボートレース場が丸見えです。

この場所から双眼鏡を片手に競艇を眺めて楽しめますね。

もちろん眺めるだけなのでギャンブルではありません。(笑)

「琴海」の駅名標がありました。また、ホーム跡が残っているのもポイントが高いです。

周辺の状況から、かつてこの琴海駅へ向かうためには、高台へ登らなくてはならないため、 一苦労があったと思われます。

高台から見渡す瀬戸内海の景色が素晴らしく、ずっと見ていたい気持ちになりますね。

道なりへ進んで行くと、「鷲羽山」の駅名標を発見しました。

ここには貴重な公衆トイレがありますので、トイレに行きたい場合はここで済ませましょう。

また、この場所から始まる鷲羽山への登山道を歩けば、約10分ほどで頂上へ辿り着けますね。

鷲羽山については、下記記事で紹介しています。

近くにある展望デッキから瀬戸大橋と下津井の町並みを見渡せますね。

海を隔てて瀬戸大橋と繋がっている島は櫃石島(ひついしじま)で香川県に所属します。

個人的には、もし瀬戸大橋が自転車で渡れるようになることがあれば、櫃石島などの島を巡りながら瀬戸大橋を渡り切り、香川県坂出市まで行ってみたいですね。

先へ進むと分かれ道がありますので、写真で示す赤矢印の道を進みましょう。

再び土の道へ戻りますが、路面の状態が良くありません。

しばらく進むと「東下津井」の駅名標を発見しました。ここまで来ればゴールの「下津井」まで残り約2kmです。

悪路に注意しながら先へ進みましょう。

尚、しばらく土の道が続きますがずっと悪路のままです。

パンクに注意しながら進んでいると、アスファルトの道へ出ることができました。

ゴールまであと少しです。しばらく進んでいると漁港に辿り着きました。遠くの方には瀬戸大橋が見えますね。

下津井亭の奥の道を曲がります。

すると、ついに旧下津井駅へ辿り着きました。

今回最後の駅名標「下津井」です。

ここでは、かつて下津井電鉄で運行していた電車が保存されています。

しばらくの間、電車を見学して帰路へ着きました。

尚、旧下津井駅については下記記事で詳しく紹介しています。

旅のまとめ

茶屋町児島自転車道と風の道は、平坦路がメインの走りやすいコースです。

児島ジーンズストリートへ立ち寄ることを含めても約23kmと距離が短く、自転車初心者でも気軽にチャレンジできます。

多少、道が分かりずらいところが数ヶ所ありますので、迷いやすいポイントについては、本記事の写真や地図に赤矢印で方向を指し示して分かりやすく解説しました。

茶屋町児島自転車道と風の道を走る機会があれば、本記事が参考になって頂ければ幸いです。

【サイクリストの管理人からの一言】

サイクリングロードは、車が通過しないところが多いため、散歩のようにゆっくりと自転車を走らせ周りの景色を堪能しましょう。下記記事では、自転車の散歩(ポタリング)についてお話します。

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