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旅の体験談

鳥取が誇る浦富海岸の絶景、観光に立ち寄りたい人気スポットを紹介

浦富海岸の絶景

日本には、多くの美しい自然がありますが、絶景スポット好きならば抑えておきたい場所が「浦富海岸(うらどめかいがん)」です。

荒波に削られたダイナミックなリアス式海岸や白い砂浜、多くの奇岩がまみえ、見る物に深い感動を与えます。浦富海岸は東西15kmもあり、多くの見どころが点在しているため、時間をかけてじっくり見て回りましょう。

城原海岸や鴨ヶ磯海岸、西脇海岸など多くの絶景スポットがひしめき合っており、一つ一つが美しい。

そんな絶景スポットを歩き、お気に入りの撮影スポットを見つけて下さい。一生に残る1枚が撮れるかも。

本記事では、浦富海岸で絶対に立ち寄りたい絶景スポットを紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 絶景スポットに興味津々
  • 浦富海岸を見て回るポイントが知りたい

山陰海岸ジオパークの「浦富海岸」とは

浦富海岸の景色

浦富海岸(うらどめかいがん)とは、鳥取県の岩美町から兵庫県の県境まで東西約15kmに渡るリアス式海岸の総称です。

日本海の荒波や季節風が生み出した山陰屈指のダイナミックな景観は、ユネスコの世界ジオパークにも認定されており、「山陰海岸ジオパーク」として知られています。

浦富海岸の範囲
浦富海岸の範囲

世界的に見ても美しく貴重な海岸が見られ、洞門、洞窟、奇岩などは実に見応えが十分であり、1日中見て回っても飽きることはありません。

浦富海岸の奇岩

また、波の侵食によってできた洞窟が生み出す景観は、日本三景の一つ松島を引き合いにして、「山陰の松島」と呼ばれていたりしますね。

更に「日本百景」「日本の白砂青松百選」にも選ばれており、日本国内屈指の国指定の名勝、天然記念物の自然景勝地になっています。

【周辺の見どころ】

浦富海岸の周辺で、足を運んでおきたい絶景・観光スポットを下記記事で紹介します。

岩美町観光会館で浦富海岸のパンフレットを入手

岩美町観光会館
岩美町観光会館

浦富海岸を楽しむためにも、まず始めに立ち寄って欲しい所がこちらの「岩美町観光会館」です。

岩美町観光会館は、JR岩美駅に隣接しているので、直ぐに場所は分かりますね。

こちらの観光協会では、浦富海岸のパンフレットを入手できるだけでなく、移動の所要時間や効率的な回り方など詳しく教えてもらえます。

浦富海岸は約15kmもあるため、絶景スポットをすべて歩いて見て回るのは現実的ではありません。

そのため、車やバイク、自転車などの乗り物が必要となりますが、徒歩でなければ見られない景色も多いです。

予備知識ゼロの状態では、せっかくの絶景スポットを見逃してしまいますよ。

館内へ入ってみると、人気アニメ「Free!」の関連グッズが所狭しと並べられており、ビックリ。

岩美町観光会館の館内
Free!の関連グッズ

これは岩美町が「Free!」の舞台になったからですね。

ファンならば垂涎(すいぜん)ものでしょう。

こちらの観光協会では、岩美町の自然や歴史、文化、グルメなどを案内してくれる「いわみガイドクラブ」の窓口にもなっています。

浦富海岸の見どころも案内してくれますので、興味がある方はガイドを依頼してみては、如何でしょうか。(1時間30分/税込み3,000円~)

岩美町観光会館

  • 住所 鳥取県岩美郡岩美町浦富783-8
  • 電話番号 0857-72-3481
  • 営業時間 9:00~18:00
  • 定休日
    • 月曜日(祝日の場合は開館、翌日休み)
    • 年末年始(12/30~1/4)

鳥取県内で東西全長15kmにわたる浦富海岸の人気スポットを紹介

断崖に菜の花が咲き誇る「城原海岸」

城原海岸へ降りる階段
城原海岸へ降りる階段

まず紹介するのは、観光情報誌やパンフレットでよく見かける城原(しらわら)海岸です。

県道155号から浜辺に向かうまでは、木造の階段が整備されており、お手軽に降りることができます。

尚、近くには公衆トイレ付きの無料駐車場があるのも嬉しい限りですね。

階段を下りて見えてくる景色は、素晴らしいの一言。遠くには、白い灯台も見て取れます。

城原海岸の風景
城原海岸から見えた灯台

西(左手)に向かって歩いて行くと、圧倒的な透明度の高い海が広がっていました。

その景色がこちら。

城原海岸の風景
透明度の高い海と奥の方に見える菜種五島の景色
城原海岸の風景

城原海岸は、なんと環境省の水質調査で最高ランクのAAを獲得したとか。

最高透明度は25mもあるため、沖縄県の石垣島の海に匹敵するそうです。

海の底までクリアに見通せる美しさはGood。

この透明度の高い海では、シュノーケリングやダイビング、シーカヤック、SUPなどマリーンスポーツを満喫できます。

また、イシダイやサザエなどの生き物に出会う磯遊びも楽しめますね。

更に奥の方には、菜種五島(なたねごとう)と言う5つの小島が連なっていました。

この菜種五島の中で、最も大きな島である菜種島では、春になると断崖に菜の花が咲き誇ることで知られています。

城原海岸の浜辺を歩きながら、美しく透明度の高い海とダイナミックな奇岩が織りなす景色を堪能しましょう。

城原海岸の風景
奇岩の景色

車で訪れた場合は、城原海岸駐車場に駐車すると便利です。

近くには、展望台も設置されていますので、眼下から海の絶景を満喫できます。

城原展望所
城原展望所
菜種五島
菜種五島

島崎藤村も絶賛した「鴨ヶ磯海岸」

浦富海岸の中でも非常に美しい海岸の一つが、鴨ヶ磯(かもがいそ)海岸です。

鴨ヶ磯海岸とは、小鴨ヶ磯(こかもがいそ)と椿谷(つばきだに)、大鴨ヶ磯(おおかもがいそ)の3つの浜の総称した物を表しています。

鴨ヶ磯展望駐車場から遊歩道が整備されており、片道約3km以上あるとか。

鴨ヶ磯展望駐車場
鴨ヶ磯展望駐車場

アップダウンが続く道のため、往復すると3~4時間はかかるでしょう。

しかし、鴨ヶ磯までは、それほど離れていないため、本格的なトレッキングをする必要はありません。

長い下り階段

長いが階段を下りた先に見えてるくるのが、こちらの水尻洞門。

水尻洞門
左側に見える穴が水尻洞門

入江に谷水が小さな滝のように注ぎ落ちることから、その名が付きました。

水尻洞門周辺の海は、かなり凄い透明度ですよ。絶対にお見逃しなく。

左右に道が分かれているので、右側(東側)へ250mほど歩くと小鴨ヶ磯へ辿り着きました。

この小鴨ヶ磯は、まるで殿上人のプライベートビーチを彷彿させます。

鴨ヶ磯
小鴨ヶ磯

有名な文豪の島崎藤村が、「松島は松島、浦富は浦富」と浦富海岸の美しさを譬え、「神秘の幽境」と絶賛した気持ちが良く分かりますね。

鴨ヶ磯の砂浜は、日本海の波風で風化した岩々の石英や長石から造られており、ガラスを砕いたような透明感から天然記念物になっています。

陽光に照らされ輝く海面や洞門から差し込む光の風景は、神秘的な雰囲気を醸し出しており「ここは本当に現世か」と思われるでしょう。

鴨ヶ磯の風景
小鴨ケ磯の景色
洞門

砂浜の上を歩き、東側へ進めば遊歩道が続きますが、途中から潮が引いていなければ先へ進むことができません。

遊歩道
遊歩道

私が訪れた時間帯は、潮が満ちており通れず断念。

残念ですが引き返した次第です。

しかし、小鴨ヶ磯だけでも十分に楽しめる絶景スポットと言えるでしょう。

【海の絶景を楽しめるサイクリングスポットの紹介】

サイクリングしながら海の絶景を眺めてみませんか。下記記事では、そんなサイクリングスポットを紹介します。

一本松が印象的な「千貫松島」

浦富海岸の最も西にある見どころと言えば、千貫(せんがん)松島ではないでしょうか。

近くには網代地区浜公園があり、駐車場を利用できますね。

駐車場から約200mほど歩けば、中国近畿連絡自然歩道の入口が見えてきます。

中国近畿連絡自然歩道
中国近畿連絡自然歩道

ちなみに、この自然歩道の入口付近にも小さな駐車場があり、普通車2~3台は駐車できそうです。

この自然歩道を約5分ほど歩くと、開けた場所に展望台が見えてきました。

千貫松島展望所
千貫松島展望所

展望台から眺めた景色がこちら。

千貫松島の景色

高さ約10mの岩の頂上に見える1本の松の木が良く目立ちます。

千貫松島
千貫松島

これが千貫松島であり、波に侵食され岩に穴が開いた門の景観は、際立ちますね。

流石は、浦富海岸のシンボルの一つになっているだけあります。

ダイナミックなリアス式海岸を眺めながら、しばらくの間、絶景の余韻に浸っていました。

この千貫松島展望所から少し離れた所に網代展望台があるのですが、そこから観音浦の景色が見られることを後から気が付き後悔。

もし、千貫松島へ訪れる場合は、合わせて訪れてみると良いですよ。

寝ぼけていても目が覚める「西脇海岸」

西脇海岸の景色

今まで紹介した「城原海岸、鴨ヶ磯海岸、千貫松島」は浦富海岸の西側に位置していますが、これからご紹介する西脇(にしわき)海岸は東側にあります。

小羽尾(こばねお)から東浜(ひがしはま)へ向かう途中の道路で見えた、あまりにも美しい景色に自転車を停車させ、その景色を見入っていた次第です。

こちらの写真では逆光なため、その美しさが伝わりづらいのが残念。

西脇海岸
西脇海岸
西脇展望駐車場からの絶景

小さな岩がエメラルドグリーンの海に浮かび、緑の松が生い茂る景観は、自然に「ビューティフル!」と口から洩れるほどでした。

透明度の高い海

後から知ったのですが、西脇海岸の美しさから「寝ぼけていても目が覚める」と言われているようです。

そのため「寝覚めの佳境」とも呼ばれているとか。

西脇海岸の景観

国道沿いから西脇海岸の絶景が見て取れ、山陰海岸ジオパーク中でも人気のドライブコースになっています。

宮島が浮かぶ海と白浜が美しい「浦富海水浴場」

浦富海水浴場
浦富海水浴場

先ほど紹介した城原海岸から東へ約2kmほど進めば、浦富海水浴場へ辿り着きます。

浦富海水浴場は、鳥取県でも有数の海水浴場のため、海水浴シーズンになると多くの人が訪れる。遠浅で透明度の高い海なので、小さな子供たちも広い海で楽しく遊べますね。(子供から目を離さないよう注意は必要)

沖合には、ぽつんと浮かんだ「宮島」がビーチのシンボル的存在になっています。

浦富海水浴場の景色

灰色の岩肌に頂上に見える赤い鳥居と緑の松の木のグラデーションが見事です。

宮島
宮島

海水浴場らしく、温水シャワー(有料)の設備も整備されており、トイレは無料で使用できます。

近くには多くの民宿もあるため、1日宿泊して、浦富海水浴場で思いきり遊ぶのも良いでしょう。

浦富海水浴場

  • 住所 鳥取県岩美郡岩美町浦富
  • 電話番号 0857-72-3481(岩美町観光会館)
  • 営業時間 例年7月下旬~8月中旬
  • 駐車場あり(普通車 約100台 1,000円/日)

【海水浴場の紹介】

日本全国には、沢山の海水浴場があり、夏になると多くの人たちが訪れますね。下記記事では、そんな海水浴場を紹介します。

遊歩道を歩いて観音浦と灯台へ行ってみた

観音浦や鴨ヶ磯の距離と方向を示す案内板
観音浦や鴨ヶ磯の距離と方向を示す案内板

先ほど「鴨ヶ磯海岸」の紹介の際に触れた遊歩道ですが、鴨ヶ磯展望駐車場から続く階段を下った先を今度は左手(西)側へ進んでみました。

こちらの案内板によると、観音浦までの距離は640m。

この時「それほどの大した距離でないな」と思っていたのですが、いざ歩いてみると結構大変。

遊歩道は良く整備されていたため歩きやすいのですが、アップダウンが結構つらい。

遊歩道
遊歩道

木々が生い茂る中、しばらく歩き続けていると、突然目の前が開け、絶景が見渡せます。

海の絶景
海に浮かぶ小島

また、網代休憩所(展望台)がありましたので、少し休憩を入れました。

網代休憩所
網代休憩所

この休憩所までは、「観音浦までの距離は640m」と書かれた案内板からあった所から300mほど歩いたでしょうか。

この休憩所に辿り着くまでに休憩できる所はありませんし、この先にある「観音浦」の説明板が設置された場所へ行っても休憩ができる所がありません。

そのため、網代休憩所でしっかり体を休めておいた方が良いでしょう。

再び、観音浦へ向けて歩き始めると、海に浮かぶ観音浦が見えてきました。

観音浦
観音浦

そのまま奥の道へ歩いて行くと、しばらくして観音浦の説明板を発見。

観音浦の説明板

残念ながら、この説明板があった場所は、木々の隙間からでしか海を眺めることができず、観音浦の景色が良く見えません。

観音浦が良く見えない

結果的にここまで歩いてくる必要がなかったようです。

近くに灯台へ向かう上り階段があったので「灯台からは開けた景色が見えるかも」と期待を胸にして、再び歩きだしました。

しかし、灯台へ辿り着くと、周りは高い木々に覆われ海が全く見えません。(泣)

白い灯台
灯台

灯台に興味がある方ならば、お勧めできますが、特に景色が良い訳でもないので、絶景目当てならば無理に灯台まで歩いてくる必要はないでしょう。

陸上展望駐車場からの景色

陸上展望駐車場からの景色

浦富海岸の一番東側で兵庫県の県境近くには、陸上(くがみ)展望駐車場があります。

そこからは、日本海のパノラマ絶景が広がり、東浜海水浴場の砂浜が一望できるビュースポットです。

陸上展望駐車場からの景色(拡大)

また、近くには波の浸食でトンネルができた陸上洞門がありますが、遠くから眺めることしかできません。

時間の許す限り、パノラマ絶景を堪能しましょう。

遊覧船で浦富海岸の島めぐり

浦富海岸島めぐり
浦富海岸島めぐりの船のりば

浦富海岸のダイナミックな景観を、遊覧船の上からのんびり観覧しては如何でしょうか。こちらの「浦富海岸島めぐりの船のりば」から遊覧船が出航しています。

浦富海岸の西エリアを見て回り、間近で迫力のある奇岩を鑑賞できるのは、遊覧船ならではの楽しみ方ですね。

遊覧船

遊覧船の定員95人で、1時間おきに運航しています。特に事前予約は不要なので、空きがあれば随時乗船できますよ。

出航時刻までに、待ち時間が長いのでしたら、食事何処も営業していますので、食事を取りながら待ってみては如何でしょうか。

遊覧船以外にも小型船(冒険クルージングうらどめ号)やグラスボート(浦富海岸海中めぐり)も運行しています。

小型船ならば遊覧船では通れない洞門や洞窟、水深の浅い入り江にも入れますし、グラスボードならば船内中央の船底がガラス張りになっているため、船内から海底の岩砂、海藻などを見て楽しめますね。

あなたの好きな楽しみ方に合わせて、船を選びましょう。

浦富海岸島めぐり遊覧船

  • 住所 鳥取県岩美郡岩美町大谷2182-12
  • 電話番号 0857-73-1212
  • 運行期間 3月~11月
  • 平日の運行時間 10:30~14:30(1時間毎)
  • 土日祝の運行時間 10:30~15:30(1時間毎)
  • 周遊時間 約40分/回
  • 料金
    • 大人(中学生以上)1,500円
    • 子供(小学生)750円
    • 幼児(小学生未満)大人1名に付き1名無料(2人目からは小人料金)
    • 30名以上で団体割引あり(大人1,200円 小人600円)

小型船(冒険クルージングうらどめ号)やグラスボート(浦富海岸海中めぐり)の運行期間や運行時間、周遊時間、料金については、浦富海岸島めぐり遊覧船の公式ホームページでご確認下さい。

まとめ

浦富海岸は、東西約15kmに渡るリアス式海岸であり、見所が多すぎて全てじっくり見て回っていたら2~3日は必要でしょう。

本記事では、特におすすめしたい人気の絶景スポットを以下5つに絞り紹介しました。

  • 城原海岸
  • 鴨ヶ磯海岸
  • 千貫松島
  • 西脇海岸
  • 浦富海水浴場

これらの絶景スポット以外にも「陸上展望駐車場からの景色」や「山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館」など足を運ぶと楽しい絶景・観光スポットはありますので、合わせて訪れてみては如何でしょうか。

また、遊覧船に乗って船の上から間近で浦富海岸を眺めてみるのも、また違った景色が楽しめますのでお勧めします。

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