
ポタリングに行くときに服装に迷った経験がありませんか。
ポタリングは、自転車で行う散歩のことであり、服装をサイクルジャージでビシッと決めても良いけれど、カジュアルな服装でも全然問題はありません。
大事な事は「動きやすい服装」で自転車へ乗る事です。
本記事では、ポタリングに向く服装の決め方についてお話します。
ポタリングの服装選びは目的地と走行距離で決めよう
ポタリング時の服装は、難しく考える必要はありません。
動きやすい服装ならばなんでもOKです。
ポタリングは、目的地を決めずブラブラする散歩であり、自転車で走っている時間より、立ち寄ったスポットでくつろいでいる時間の方が長いぐらいですね。

ポタリングで走る距離は、長くても50kmぐらいしか走りませんし、短ければ10kmも走らないでしょう。
短距離ならば、動きやすい普段着で十分です。
また、「グルメポタ」のようにカフェ巡りやスイーツ巡りなどを行なっていた場合は、普段着の方が店へ入りやすいですね。

ポタリングのことは、略して「ポタ」と呼んだりするね。
ポタリング時の服装の決め方には、以下の考え方があります。
- 走行距離で服装を決める
- 目的地で服装を決める
- 自転車の種類で服装を決める
これらの考え方の中で、特に走行距離と目的地で服装を決めるのは重要となります。
ポタリングの服装について
サイクルウェア
サイクルウェアは、自転車に乗ることに特化した服装です。
ポタリングで立ち寄るところが、サイクルウェアでも全く違和感がないスポットならば何も問題はないでしょう。

例えば、公園や海辺、川、高台などの自然あふれる場所では、サイクルウェアでも全く違和感を感じませんね。
サイクルウェアの基本は、ジャージとサイクルパンツであり、快適に自転車で走れるよう速乾性の高い素材で作られています。
自転車初心者にありがちなのは、サイクルパンツに抵抗があることですが、しばらく使っていると慣れてきますね。
どうしても慣れない場合は、サイクルパンツの上にアウトドア用のショートパンツ(短パン)や七分丈のズボンを履くと良いでしょう。
尚、女性の場合は、サイクルパンツの上にサイクルスカートを履くのもありですね。

各メーカーからカジュアル寄りのサイクルウェアも販売されているよ。
私も昔は、サイクルジャージにサイクルパンツでサイクリングやポタリングを行なっていましたが、今では、サイクルパンツの上に七分丈のズボンを履いています。
その方がいろんな店や施設などへ入るのに抵抗がないし、何よりズボンのポケットを有効活用できて便利ですね。

私はズボンのポケットには、タオルハンカチや小銭入れを入れているね。自転車を降りた後で良く使用するため重宝しているよ。
カジュアルな服装
動きやすい服装ならば何でも構いませんが、ポタリングでもそれなりの距離を走ると汗をかくため、吸汗速乾性のウェアをおすすめします。

季節にもよりますが、1時間以上も走るポタリングでは、ポロシャツやジーパンのままだと体温調整が難しいね。
特に夏など気温が高い場合は、10分も走らない内に汗をかいてしまうため、吸汗速乾のウェアでないと服が汗を吸って重くなったり、寒さを感じたりして、最悪風邪をひく可能性がありますね。

自転車へ乗るのに最適な服装は、サイクルウェアですが、カジュアルな服装にはサイクルウェアより優れた点があります。
それは、カフェなどのお店や博物館や水族館などの施設へ立ち寄る場合は、サイクルウェアより断然カジュアルな服装の方が室内へ入りやすいのがメリットであり、何も違和感を感じません。

お店や施設巡りに主眼を置いている場合は、カジュアルな服装の方がゆっくりと長い時間くつろげるよ。
カジュアルな服装で自転車に乗る場合の注意点として、風の抵抗をモロに受ける服装は避けましょう。
また、ズボンの裾がチェーンに接触しないよう裾止めバンドで止めるか、丈が短いズボンを履くようにしないと、ズボンに油汚れが着いたりします。
ポタリングの服装の決め方
走行距離で服装を決める
自転車のペダルを漕いでいると体温が上がり暑くなっていきます。
走る距離が長ければ長いほど汗をかく量は多くなりますので、服装選びは重要になってきますね。

先ほどもお話しましたが、吸汗速乾性のウェアを着ていないと長い距離を走るのは困難です。
一概には言えませんが、私は20km以上走るポタリングでは、サイクルウェアを着ていた方が無難だと考えます。

夏などの気温が高い時期は、10km以上走る場合でもサイクルウェアの方が普段着より断然楽だね。
目的地で服装を決める
ポタリングは、サイクリングと異なり自転車の移動にメインを置いているとは限りません。
どちらかというと、立ち寄り先でゆっくりと過ごしたり、イベントへ参加したり、グルメを堪能したりすることに主眼を置いている場合が多いです。

施設(図書館や博物館など)やお店など室内へ長時間入る場合は、普段着又はカジュアルな服装の方が快適に過ごせます。

図書館やお洒落なお店などへサイクルウェア(ジャージとサイクルパンツ)のままで入ると、場違いのため物凄く目立つよ。それに周りの人の目がとても気になるね。

コンビニへ立ち寄るのは、サイクルウェアのままでも違和感が全然ないよ。良く見かける光景だね。
特に施設やカフェなどのお店へ入らずに、公園や海、山などの風景を楽しむようなポタリングを行なう場合は、サイクルウェアの方が快適に過ごせます。
【博物館・美術館あれこれ】
ポタリングしながら博物館や美術館などへ訪れてみましょう。下記記事では、旅先で訪れた博物館などを紹介します。
自転車の種類で服装を決める
走行距離や目的地以外の決め方として、自転車の種類による決め方があります。
例えば、サイクルウェアを着てシティーサイクル(ママチャリ)を乗るのは、違和感を感じますね。
やはりサイクルウェアには、スポーツ系自転車が似合います。
個人的には、ポタリングを行なう場合、自転車の種類により下記服装が似合うのではないかと思っています。
自転車の種類 | サイクルウェア | カジュアルな服装 | 普段着 |
---|---|---|---|
シティーサイクル(ママチャリ) | × | 〇 | ◎ |
ロードバイク | ◎ | 〇 | × |
クロスバイク | 〇 | 〇 | 〇 |
ポタリングのための理想の服装とは
私の経験上、ポタリングのための理想の服装について話しますと、やはり自転車に特化した服装であるサイクルウェアをベースにして考えるのが良いと思います。
サイクルウェアは良く考えられている服装であり、吸汗速乾性はもちろんのこと、風によるばたつきがないよう工夫がされていますね。
しかし、余りにもガチすぎるとお洒落なお店や施設へ長時間入るのはためらうため、サイクルウェアに七分丈のズボンを履き、カジュアルに見える服装にしています。

私は、ポタリングだけでなく自転車旅でもサイクルパンツの上にストレッチの効いた七分丈のズボンを履いているね。尚、サイクルジャージは春~秋に使える長袖のジャージと冬用のジャージで使い分けているよ。
ポタリングの荷物と注意点
ポタリングの荷物は、できるだけ少なく軽くしましょう。
尚、荷物はできるだけ背負わないよう自転車へ取り付けた方が快適に走れます。
夏など気温が高い日にポタリングへ出かける場合は、日焼け止め対策も忘れてはいけません。
また、場所にもよりますが、夏場に山へ行かれる場合は必要に応じて虫よけ対策をしておくと安心できます。
動きやすい服装でポタリングしよう
ポタリングは、ゆっくりと気軽にするサイクリングなので、動きやすい服装ならば何でもかまいませんが、走行距離や目的地に応じて服装を決めてみると快適に過ごすことができます。
自分でいろいろと服装のコーディネートを楽しみましょう。
【島でポタリングを漫喫しよう】
短距離でポタリングが漫喫できる瀬戸内海に浮かぶ島を下記記事で紹介します。