検討・考察・経験

パンクリスクを減らそう、自転車のタイヤがパンクする原因と解決方法

自転車に乗っていてパンクを経験した事がない人は、余りいないのではないでしょうか。

日常の通勤や通学、買い物で自転車を使った時、サイクリングに出かけた時などでパンクするとテンションがもの凄く下がりますね。

そういう私も過去に何度もパンクを経験しています。

昔は、毎年それなりにパンクをしていましたが、ある時、パンクについて勉強してパンクリスクを回避するよう意識付ける事で、年に1回パンクすれば良いレベルになりました。

私の近年におけるパンクの回数を紹介すると下表になります。

パンクの回数パンクの状態
2018年0回
2019年0回
2020年1回スローパンク
2021年7月まで0回
こーさん
こーさん

私は年間に約4,000km~7,000kmぐらいは、自転車旅やポタリングなどで自転車に乗っていますが、ほとんどパンクをしていません。

本記事では、パンクの原因と解決方法についてお話します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • パンクが多すぎて困っている
  • パンクについてもっと深く知りたい
  • パンクの原因と解決方法を知りたい

意識してパンクリスクを減らそう

自転車旅やサイクリングの最中にパンクするのは本当に嫌ですね。

なぜパンクが起きるのか、そのメカニズムを知っていると知らないのでは、パンクに対する意識の持ち方に雲泥の差がでてきます。

確かにパンクに合うのは、運の要素が全くないとは言い切れませんが、それでもパンクのリスクを回避する事は十分可能です。

パンクに合う主な原因としては以下の事象が挙げられます。

パンクの主な原因

  • タイヤの空気圧が低すぎる
  • チューブの劣化
  • タイヤに異物が刺さっている
  • リムテープの損傷
  • いたずら

最期の「いたずら」以外を除いては、事前に気を付ける事ができますので、普段から自転車に乗る前や乗った後は意識して確認してみましょう。

また、これらの原因の効果的な解決方法を以下にお話します。

パンクの解決方法

  • 自転車へ乗る前は必ず空気圧を確認する
  • 荒れた道はできるだけ走らない
  • 耐パンク性能の高いタイヤを履く
  • 定期的にタイヤ、チューブ、リムテープを交換する

パンクの原因をしっかりと認識して、対策を行う事で、パンクに合う確率はかなり低減できます。

パンクに合うと時間のロスや予想外のメンテナンスなどで精神的にも負担がかかるため、普段からパンクリスクについて考えて起きましょう。

パンクの原因について追及する

タイヤの空気圧が低すぎる

空気圧が低い状態で段差などがある場所を走ってしまうと、ホイールとタイヤの中のチューブが挟んでしまい、穴が空いてしまいます。

この事象を「リム打ちパンク」と呼んでいます。

空気圧が低すぎるとタイヤが変形しやすくなり、リム打ちパンクの発生率が高まるね。

リム打ちパンクは、大きな穴が空くケースが多いため、チューブを交換して対応しなければなりません。

自転車へ乗る前には、必ず空気圧の確認を行うよう習慣付ける事でリム打ちパンクを回避する事ができます。

また、段差がある所を走る場合は、立ち漕ぎなどで体重を逃がす乗り方を行い、タイヤへかかる負担を減らしましょう。

チューブの劣化

タイヤの中へ入っているチューブが擦れる事で、摩耗して薄くなっている所から穴が空いてパンクしてしまう事を「摩耗パンク」と言います。

摩耗パンクは、穴が空いてしまった箇所をパンク修理セット(パッチ)などで修復すれば直せるね。

しかし、チューブ全体が摩耗してしまうと、折角修理した後で、また薄くなった所から次々と穴が空いてしまいパンクしてしまいます。

こうなるとチューブ交換が必要です。

摩耗パンクは小さな穴の場合が多く、チューブから空気が徐々に抜け落ちるため、直ぐにパンクとは気が付かないケースが多いですね。

1日で空気が抜けるのか数日かけて空気が抜けていくのかは、空いた穴の大きさや数次第になります。

小まめに空気圧を確認してみると良いでしょう。

シティーサイクル(ママチャリ)などのタイヤは、英式バルブのチューブを使用している事が多いです。

そのため、虫ゴムの劣化により穴が空いてパンクしてしまうケースがありますね。

1年に1回ぐらいの頻度で定期的に虫ゴムを交換していれば安心できます。

タイヤに異物が刺さっている

道の上には様々な異物が落ちています。

例えば金属片やガラス片、釘、尖った石などですね。

タイヤは異物を踏んだ時に、貫通してチューブに穴が空くとパンクしてしまいます。

異物が刺さっている状態でパンク修理を行っても、また直ぐにパンクしてしまうため、パンク修理を行う時は、タイヤの内側、外側に異物が付着していないか確認する事を忘れてはいけません。

タイヤは経年劣化により溝に亀裂が入ると、異物を拾いやすくなる傾向がありますので、定期的に交換する事をお勧めします。

リムテープの損傷

ホイールの先端部分でタイヤとチューブが挟まっている所をリムといいます。

一般的なクリンチャータイヤの場合は、リムの内側には段差があり、リムテープを張る事でチューブを保護しているのです。(ホイールによっては、リムテープが不要な製品があります)

このリムテープは、摩耗や経年劣化により凹んだり、ズレたりします。

リムテープがズレると、リムの内側の段差とチューブが擦れる事で、チューブに穴が空いてしまうね。これも「摩耗パンク」の一種だよ。

チューブやタイヤ交換を行う時には、リムテープの交換も考えてみましょう。

自転車ショップに相談すれば、適切なアドバイスを頂く事ができますね。

こーさん
こーさん

私の経験では、タイヤ交換時に自転車ショップの店員からリムテープの損傷についてお話してくれる事が多かったです。

いたずら

残念な事ですが、世の中にはいたずらでタイヤを傷つける人がいる事は事実です。

幸い私は今までそんな人に遭遇した事がありません。

下記の事象に合った場合は、いたずらを考慮しましょう。

  • いつも同じ駐輪場所でパンクする
  • タイヤの側面に切り傷や穴が空いている

いたずらの場合は、対策が非常に困難です。

いたずらによるパンクが考えられる場合は、駐輪場所を大きく変えるか警察へ相談して下さい。

目が届く場所で駐輪する事で、いたずらを防止する効果が期待できます。

自転車旅では、常に目の届くところで駐輪し続けるのは難しいですね。

パンクリスクを減らす方法

自転車へ乗る前は必ず空気圧を確認する

自転車を乗る上で、タイヤの空気圧が最も重要です。

パンクが起こる原因はダントツに空気圧不足が多い事が挙げられています。

タイヤの空気は自然に抜けていく物なので、定期的に空気圧を確認しましょう。

詳しくは下記記事で紹介しています。

荒れた道はできるだけ走らない

自転車で走るコースは良く考慮しましょう。

整備された綺麗なアスファルトの道を走るのがベストですね。

尚、路肩には異物が落ちている事が多いため、余り路肩へ近づき過ぎないよう注意が必要です。

小石がむき出している道や落ち葉や木の枝が散見する道、砂利道など荒れたコースは、できるだけ走らない事でパンクのリスクを回避できます。

耐パンク性能の高いタイヤを履く

各メーカーから販売されているタイヤは年々性能が良くなってきています。

目的に応じて性能に特徴がありますので、いろいろと検討してみましょう。

良くわからない場合は、自転車ショップへ相談するとアドバイスをもらえます。

私の場合は、自転車旅を続けていくため、耐パンク性能がとても高いタイヤを履いていますね。

具体的には、パナレーサーが販売しているタイヤで「Race D EVO4」になります。

こーさん
こーさん

「Race D EVO4」は、グリップ力が高く安心感があり、耐パンク性能には目を見張るものがありますね。

昔はいろんなメーカーのタイヤを試していましたが、ある時からパナレーサーのデュロPTシリーズを使いその性能にほれぼれしました。(タイヤに肉眼で見える大きな穴が空いていた状態でもチューブを保護して、パンクしませんでした。)

今では、デュロPTシリーズの後継であるRace D EVOシリーズをずっと使い続けています。

パンクのリスクを減らすために、耐パンク性能が秀でているタイヤを履くのは、とても効果が大きいです。

【サイクリングへ出かけよう】

耐パンク性能の高いタイヤを履いていると、長距離サイクリングでも安心感がありますね。下記記事では、サイクリングに適したスポットを紹介します。

定期的にタイヤ、チューブを交換する

タイヤやチューブは消耗品です。

使い続けていると必ず消耗していくので、定期的に交換が必要になります。

メーカーやタイヤの種類により性能は異なっていますので、タイヤ交換時に確認すると良いでしょう。

尚、タイヤなどの寿命については、下記記事で詳しくお伝えします。

事前にパンクリスクは減らせます

自転車旅やサイクリングなどで気分良く出かけていた時に、パンクに合うとテンションが下がってしまいますね。

パンクの原因について良く理解して、リスクを減らす方法を実践する事で驚くぐらいパンクの回数を減らせます。

事前にできる対応をしっかりと行っていれば、パンクに悩まされる事はなくなりますね。

パンクを予防する事は、快適に自転車を乗り続けていくために必要な事です。

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