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自転車のタイヤのグリップ力に注目、加減速や操舵に与える影響

自転車のタイヤのグリップ力に注目

自転車のタイヤは、走行性能や乗り心地に影響を与えるパーツです。

タイヤによって、グリップ力や転がり抵抗、耐久性、耐パンク性能などが大きく異なっていたりします。

特にグリップ力が低いタイヤは、スリップが起こりやすいですよ。

スリップの影響で落車してしまい、思わぬ重大事故につながるかも知れません。

グリップ力は、加減速や操舵に強い影響を与えるため、公道を走るならグリップ力の高いタイヤを履きましょう。

本記事では、タイヤのグリップ力に注目して、タイヤの性質についてお伝えします。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • なぜ、タイヤはスリップするのか分からない
  • タイヤのグリップ力の影響を知りたい

高性能なタイヤはグリップ力と他の性能が両立している

グラベルロード

あなたは、雨の日に道路の白線の上やマンホールの上を通過した時に、スリップした経験がありませんか。

また、コーナーリングの最中に後輪が横滑りを起こして、ヒヤヒヤした経験をした人もいるでしょう。

それでは、何故このような予定外の体験をしてしまったのかについて考えてみます。

「雨で滑りやすくなっている」や「速いスピードでコーナーリングを行なった」が原因として考えられますが、根本的な原因はタイヤのグリップ力の限界を越えたからですね。

グリップ力の許容範囲内ならば、例え雨の中であろうが、スピードの出し過ぎでもスリップすることはまず有り得ません。

そのため、タイヤのグリップ力は、タイヤの使い方を学ぶ上で注目すべき性能です。

タイヤ

各メーカーからは、高性能なタイヤを販売していますが、どれもがグリップ力が高い物が多いですね。

それにグリップ力だけでなく、転がり抵抗が低かったり、耐久性や耐パンク性能が高い物が多くあり、豊富な品揃えで選ぶ方も迷ってしまいます。

ちなみに耐パンク性能の優れた高性能なタイヤについては、こちらの記事で紹介しますので、ご覧になって下さいね。

タイヤによって性能は様々です。自分の走りに合ったタイヤを選びましょう。

総じて言えることは、高性能のタイヤはグリップ力と他の性能が両立していることが多い。

そのため、タイヤ選びに迷っているのならば、なるべくグレードの高いタイヤを選ぶことをおすすめします。

タイヤのグリップ力とはそもそも何?

タイヤ

タイヤの話になると「グリップ力」という言葉が良く出てきますが、そもそもグリップ力とは何でしょうか。

グリップは英語の「Grip」のことであり、日本語に訳すると「握る」「つかむ」と言う意味になりますね。路面をしっかり握っていることを「グリップが効いた」状態と表現しますよ。

つまり、しっかり路面をつかむように走れる状態がグリップ力が強いとなります。

反対にグリップ力が弱いと、雨に濡れた路面などではスリップを起こしやすいです。

コウノトリの郷公園へ向かう道

車に乗っている方からすると、タイヤの表面に切ってある溝がグリップ力の向上に影響を与えていることを知っている人も多いでしょう。

すると、「自転車のタイヤも溝がある物の方が、グリップ力が高いのでは」と思っている方もいるのではありませんか。

自転車のタイヤは、地面と接地面積が少ないため、溝が多くてもその効果は微々たるものであり、ほとんど恩恵を受けません。

そのため、タイヤの表面に全く溝がないタイヤでも、決してグリップ力が弱い訳ではないです。

【タイヤに関する話】

タイヤの寿命やバルブキャップの必要性など様々なタイヤに関する記事を下記で紹介しますので、参考にして下さい。

グリップ力の限界値は路面の状態により変化する

タイヤ

路面の状態によっては、グリップ力の限界値が変わってきます。

それは、路面によって摩擦係数が変わるからです。

晴れた日と雨の日で、同じコーナーを曲がった時を比べてみると分かりやすいですよ。

雨の日は晴れの日と比べて、摩擦係数が小さくなり、グリップ力の限界値が低くなりますね。

そのため、スリップが起こりやすくなるのです。

周りが水田の道

例え晴れの日であっても、砂が浮いている路面を走れば、グリップ力は低くなってしまいます。

つまり、刻々と変わる路面状態の見極めが大切になってくる訳です。

気を付けて欲しいのが、視界の悪いコースを状況が分からないままスピードを上げて走るのは危ないですよ。

もしコーナーリングに砂が浮いていたりしたら、スリップしてしまうかも。

そのため、初見のコースは、かなり余裕を持って走りましょう。

また、コーナーリングは、日頃から安全マージンをしっかり取っていれば、安心して曲がれますね。

タイヤの空気圧はグリップ力に影響を与える

ロードバイク

先ほど路面の状態により、グリップ力が変化することをお伝えしました。

それ以外にもタイヤの空気圧が、グリップ力に影響を与えます。空気圧が高すぎてしまうと、タイヤが路面から離れる場合があるのです。

そんなことを聞かされると、疑う人もそれなりにいるのではないでしょうか。

しかし、これからお伝えすることで納得して頂けると思います。

タイヤ

段差のある路面を通過した時に、一瞬ですが車体が跳ねる経験をしたことがありませんか。

また、路面状況が悪いところを通過した時に、車体がガタガタと上下に揺れた経験をした人もいるでしょう。

車体が跳ねたり、上下に揺れている状態とは、まさしくタイヤが路面から離れていると言えます。

非常に短い時間ですが、タイヤがグリップしていない状態が生まれる訳です。

これらは、空気圧を高すぎなければ未然に防げるのでご安心下さい。

空気圧が高いすぎると、よく跳ねるため、しっかり路面をグリップさせるためには空気圧を低めにして、タイヤと路面の接地面性を大きく取れるようにしましょう。

体重やタイヤのサイズによって適正な空気圧は異なってきますので、あなたの走りに合う空気圧に調整して下さい。

タイヤが細いほどスリップしやすくなるのか

ロードバイク

ロードバイクなどのタイヤは細い物が多く、路面との接地面積がより小さいため、スリップしやすくなると思いがちです。

また、感覚的に太いタイヤの方が、グリップ力が高くなると思うもの。

確かに太いタイヤの方が、グリップ力が向上するのは間違いありません。

しかし、タイヤの性能に比べれば太さによるグリップ力の違いは微々たるものですよ。

自転車

高性能のタイヤを見れば分かりますが、細くてもグリップ力が高いタイヤは多いです。

滑りやすいタイヤの中には、最初からコスト的にグリップ力を抑えて作ったものがありますので注意が必要ですね。

タイヤの劣化により、グリップ力は弱くなってきますので、滑りやすく感じた場合は、早めにタイヤの交換を行いましょう。

それにグリップ力の高いタイヤを履いていれば、ブレーキをかけた時に完全に止まるまでの時間を短縮できます。

反対に言えば、グリップ力が低くなれば、ブレーキをかけても滑りやすくなり、完全に止まるのに時間を要する訳です。

これは安全に走るためにも決して見逃せません。

タイヤは性能や劣化により、グリップ力がかなり違ってきますので、安全に走行するためにも、できるだけグリップ力の高いタイヤを履き続けることをお勧めします。

タイヤはケーシングとトレッドにより性質が決まる

ロードバイク

ロードバイクのタイヤについて簡単に説明します。

タイヤは「ケーシング(カーカス)」と呼ばれる繊維の集合体の上に、トレッドというゴムが覆っている構造です。

一般的に言われているのは、1インチ当たりのケーシングの量が多くなるほど、繊維が細くなり、軽量でしなやかな乗り心地を実現し、グリップ力が高くなるという。

反面繊維が細くなる影響で、耐久性が少し落ちてしまうのは、仕方がありません。

三原市本郷町の風景(その1)

タイヤメーカーによって意見がまちまちですが、バランスが良いのは150TPI前後の物が多いと言われています。

TPIとは「Thread Per Inch(スレッドパーインチ)」の略だよ。1インチ当たりの繊維の量を表しているね。

尚、このTPIによりタイヤの性質が完全に決まるものではないですよ。

例えば、レースタイヤにはTPIの値が300を越えるような物もあり、軽量でグリップが非常に高いタイヤと言えます。

しかし、乗り心地が良いかと言われると決してそんなことないですね。

理由として、トレッドで耐久性を補うため硬い材質のゴムを使用するからです。

また、レースタイヤということもあって空気圧を高めに調整しますので、その分硬いタイヤとなり、乗り心地が犠牲になります。

加減速や操舵に与える影響

自転車で川沿いの道を走る

どんなタイヤにも必ずグリップ力の限界値は存在します。

グリップ力の限界を越えてしまえば、スリップしてしまうもの。

加速中にスリップを起こせばタイヤが空転して進みづらくなり、減速中ではタイヤがロックして止まりずらくなりますね。

また、加減速しながらコーナーを曲がることは普通にあります。(大抵は減速して曲がりますね。)

スピードの出し過ぎで、曲がり切れず直進してしまいガードレールにぶつかった経験をした方もいるのではないでしょうか。

つまり、スリップを起こさないようにするためには、グリップ力の限界を越えない走りを意識し続けることが大事になります。

これは慣れてくると、無意識にできてしまうので、それほど身構える必要はないですよ。

川に橋が架かっている道

タイヤが路面をつかむ力は、加減速と操舵に使う力で求められます。

例えば、ダウンヒルでブレーキをかけながらコーナーを左に曲がったりしていると、「減速+左への操舵」というグリップ力を使っている訳です。

個人的には、加減速又は操舵のみにグリップ力を集中した方が、スリップするぎりぎりの感覚を感知しやすいですね。

自転車の特性上、操舵にグリップ力を使っている状態でスリップしてしまうと、バランスを崩して落車してしまうかも。

そのため、グリップ力の限界ギリギリの操舵は、絶対に避けるべきですね。

また、操舵中は加減速をできるだけ行わない方がより安全に走れます。

【ロードバイクの運転に関する話】

ロードバイクは、最もスピードが出せる自転車ですね。そんな自転車だからこそより安全運転が大切になるのは言うまでもありません。下記記事では、ロードバイクの運転に関する話を紹介します。

まとめ

自転車の展示室

タイヤのグリップ力は、タイヤの性能だけでなく、走る路面状態やタイヤの空気圧によって限界値が異なってきます。

そのため、加減速や操舵に強い影響を与えますね。

グリップ力の限界値を越えた走りをしてしまえば、スリップしてしまい、落車する危険性が高まるでしょう。

タイヤは劣化してしまうと、自ずとグリップ力が低下してしまうため、寿命を迎えたタイヤは早めに交換することをお勧めします。

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