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自転車のチェーンの洗浄にマジックリンがダメな理由とは

自転車のチェーンの洗浄はマジックリンがダメな理由

ひどい油汚れを落とすのに使用される商品と言えば「マジックリン」ですね。

日頃からお世話になっている方も多いと思います。

ある日、このマジックリンを使って自転車のチェーンの汚れを落とす話を聞いた時は、我が耳を疑いました。

それは、マジックリンを使って洗浄すると、チェーンにダメージが与えることを知っていたからです。

しかし、一方「マジックリンを使うとチェーンがピカピカになるよ」と聞いたことも。

賛否が分かれるマジックリンによる洗浄。

本記事では、チェーンの洗浄にマジックリンがダメな理由についてお伝えします。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • チェーンの洗浄にマジックリンを使ってはいけない理由を知りたい
  • チェーンの洗浄剤のお勧めを知りたい

チェーンの清掃にマジックリンを使うとどうなるのか

スプロケット

自転車のチェーンを洗浄する際、マジックリンを使っていると、チェーンにダメージを与えています。

知らないまま使用し続けていると、チェーンにひび割れや欠損が起こり、いつ切れてもおかしくない状態になりますね。

なぜ、そんな状態に陥るのでしょうか。

答えはマジックリンが「アルカリ性」だからです。

アルカリ性の特性により、チェーンに悪影響を及ぼします。(詳しい話は後述)

自転車部品メーカー最大手のシマノの説明書では、チェーンの洗浄は中性洗剤で行うよう明記されていますね。

それを無視して、アルカリ性の洗剤を使っていれば悪影響が出ない訳がありません。

自転車

チェーンが切れた状態で自転車を走らせていると、運が良ければスピードが落ちて止まるだけ。

運が悪ければ切れたチェーンが絡まり転倒することも。

また、チェーンが足首などに当たり、肉がえぐれるかも知れません。

どちらにせよ、チェーンが切れる可能性が高まるマジックリンを使って洗浄するのはご法度。

チェーン洗浄には、専用品を使用することをお勧めします。

マジックリンがダメな理由とは

先ほども触れましたがマジックリンは「アルカリ性」です。

アルカリ性の洗剤を使用すると、水素脆性(すいそぜいせい)が起こり、鉄を脆くする働きがあります。

水素脆性とは、水素原子が金属に吸蔵されて金属の粘り強さが低下すること。

水素脆化とも呼ばれていますね。

強度が高い材料ほど粘り強さが低下するため、ある日突然「パキッ」と折れたりするという。

楽しくサイクリングをしている最中に、いきなりチェーンが破断するなんて、悪夢以外の何ものでもありません。

チェーンの水洗いは止めた方が良い理由

マジックリンがダメならば、「中性洗剤のバスマジックリンならば使えるのでは」「食器用洗剤を使えば良い」と考えたりしますね。

理論上は大丈夫と思いますが、水洗いをしなければダメなため、使わない方が無難です。

水洗いするとチェーンの内部に水が入り込み、この水を追い出すのが非常に面倒くさい。

ウエスでしっかり拭き取ったと思ってみても、内部に水が残っている場合が多いです。

更に悪いことに、洗剤で油分が抜けた鉄の表面に水が残ることで、注油しても油を弾いてしまいます。

そうすると、油膜で鉄表面を保護できずサビが発生する原因に。

チェーンの寿命を縮めてしまう可能性が高いため、水洗いはお勧めしません。

汚れを落として綺麗にするだけではダメ

チェーン
チェーン

そもそも洗浄剤を使用する理由は、チェーンの汚れをしっかり落としたいからですね。

理想はチェーンの洗浄後に洗浄剤や水分も何も残っていないのが望ましい。

たとえ洗浄剤を使って汚れをしっかり落としても、注油前のチェーンに洗剤の成分や水分が残ってしまっては意味がありません。

注油して、チェーン全体に油膜が形成されて、対候性や耐久性を持たせた状態を保つ。

そして、ペダルを回して滑らかに駆動しなければ、自転車は快適に走れないでしょう。

自転車用のチェーンクリーナーを使おう

日用品のバスマジックリンや食器用洗剤は、とても安く入手できるため、チェーンの洗浄に使いたい気持ちも分かりますが、やはり多少高価でも専用品は安心感がありますね。

そこで、ワコーズの「チェーンクリーナー」をお勧めします

価格は2,000円前後しますが、決して手の届かない価格ではないでしょう。

あくまでジョイやフレッシュなどの食器用洗剤と比べてみると高価に感じるだけです。

その他には、呉工業の「KURE(クレ)5-56」をチェーンの洗浄に使用するだけならば有りですね。

浸透潤滑剤
KURE5-56

かくゆう私は、チェーンの洗浄にクレ5-56を使っており価格の安さ(500~1,000円)が素晴らしい。

チェーンの洗浄を行う機会が多い人には、お財布に優しい一品です。

但しあくまでチェーンの洗浄のみにクレ5-56を使用して、乾燥させた後で専用品のチェーンオイルを使用しています。

チェーンは消耗品、割り切ることも大事

チェーンの洗浄は、定期的に行う必要があり、人によっては面倒な作業ですね。

ママチャリなどでは、定期的な注油と、たまに汚れを落としてあげるだけで十分走れるもの。

そのため、それほど頻繁に洗浄しない方も多いでしょう。

しかし、ロードバイクなどのスポーツ系自転車では、長時間・長距離のサイクリングに備えて、チェーンのメンテナンスを定期的に行います。

もし、メンテナンスが億劫だと感じるならば、消耗品と割り切って新品に交換するの有りですね。

チェーンのメンテナンスの基本は「洗浄+注油」のセットで行うことだよ。

まとめ

自転車のチェーンの洗浄を行う際、マジックリンを使用してはダメなことを説明しました。

マジックリンは「アルカリ性」のため、チューンに悪影響を及ぼします。

最悪、自転車の走行中にチェーンが破断して、落車するかも知れません。

そうなると、状況によっては重大事故につながることも。

チェーンが破断する可能性が高いため、マジックリンを使わないのが無難です。

多少高価でも専用品のチェーンクリーナーを使うと良いでしょう。

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