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旅の体験談

【サイクルイベント】ツール・ド・103へ参加して東讃地域を巡る

ツール・ド・103

日本全国では、毎年様々なサイクルイベントが開催されています。

その中で香川県東かがわ市では、毎年5月になると「ツール・ド・103(東讃)」が開催されますね。

瀬戸内海沿岸やのどかな里山など東讃地域の美しい自然を満喫できるイベントです。

2022年を迎え9回目の開催となる「ツール・ド・103」ですが、香川県はもとより近隣の県や遠くは東京都から多くの参加者が集いました。

本記事では、「ツール・ド・103」に参加して当日体験したイベントの様子をお伝えします。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • サイクルイベントの様子を知りたい
  • 「ツール・ド・103」に興味がある
  • ロングライドが好き

ツール・ド・103とはどんなイベント

スタートとゴールゲート

ツール・ド・103は、サイクルイベントの一つであり、東讃地域を自転車で巡るロングライドイベントです。

ロングコース(約103km)とショートコース(約70km)の2つが用意されており、自分の実力に見合うコースに参加しましょう。

ちなみに私が参加したのはロングコースです。

実際に参加して感じたことは、平坦なコースより、山坂のコースが多かったですね。

ロングコースの獲得標高は1,285mであり、ショートコースでも獲得標高は869mもあります。

ヒルクライムが苦手な方は、少し辛いかもしれませんが、一部のルートを除いて、坂道の勾配はそれほどでもないので、普段からサイクリングを楽しんでいる方なら十分ゴールできると思いました。

ツール・ド・103の様子
ツール・ド・103の様子

多くのリピータの方がおられるようで、のどかな里山の風景や瀬戸内海の景観を眺めて走れるのは楽しい限りです。

道中に用意されている複数のエイドステーション(休憩場所)で地元の食を堪能するのも楽しみの一つですね。

尚、嬉しいことに各エイドステーションごとには、足きり時間が設定されていないため、特に時間を気にする必要はなく、最後まで自分のペースで走りましょう。

ツール・ド・103の走行コース(2022年)

とらまる公園
とらまる公園

集合場所及びスタート・ゴール地点は、とらまる公園です。

とらまる公園には、大型の駐車場が整備されていますので、当日車で訪れている人を多く見かけました。

コースは、東かがわ市とさぬき市にまたがり、下図のようになっています。

ツール・ド・103の走行コース
ツール・ド・103の走行コース

尚、これは2022年のコースなので、今後開催を重ねていく内にコースが変更されるかも知れません。

エイドステーションは以下の5つ。

  1. 福栄小学校前
  2. 五名活性化センター
  3. タイレル
  4. 大串自然公園(ロングコースのみ)
  5. 大川オアシス

程よく走った後にエイドステーションが用意されていたため、運営の方がエイドステーションの位置を良く検討されたことを伺い知れました。

ツール・ド・103の受付

ツール・ド・103の受付
ツール・ド・103の受付

どのようなイベントでも当たり前ですが、イベント参加には、初めに受付を済まさなければいけません。

ツール・ド・103の受付は、当日のみであり、受付時間は6:00~6:45までなので、早めに済ませた方が無難でしょう。

受付会場では、スタッフの方がイベント参加者を案内しながら、イベントのプログラムが書かれた冊子や参加商品を配っていました。

今回の参加商品はこちらのフリーサイズのサイクルグローブ。

サイクルグローブとツール・ド・103の冊子
サイクルグローブとツール・ド・103の冊子

個人的にサイクルグロープを入手できたのは嬉しいです。

今まで使っていたグローブがボロボロになっていたため、新しいグローブに買い替えようか考えていたところ、本イベントでグローブを貰えることを知り、買い替えを控えていました。

受付終了後、まだスタートするまでには、時間があったので会場内や公園内を見て回っていた次第です。

こちらは、会場内にあった手袋のアート作品。

手袋のアート作品
手袋のアート作品

このアート作品を見て、流石は手袋王国だなと感心しました。

実は、東かがわ市は手袋の生産が国内シェア90%を誇っています。

そのことを知っている人には、うどん県手袋市と言っても通じるかも知れませんね。(笑)

受付で渡された冊子を読んでいると、参加者はロングコースで350名、ショートコースは50名であり、どうやら募集人員が全て満たされていました。

このことから、本イベントに参加したい場合は、できるだけ早めにエントリーしないと参加できないかも知れませんね。

人気イベントになると、イベント告知からわずか数日で定員が埋まるのは当たり前です。

サイクルイベントに参加する場合は、ある意味エントリーから戦いが始まっていると言っても過言ではないでしょう。

グループ走行と写真撮影

集団走行
集団走行

ツール・ド・103では、基本的に8~10人程度で一つのグループを作り、数人のスタッフと一緒にコースを走ります。そのため、道に迷う可能性はありません。

第1エイドステーション以降では、好きなタイミングでスタートできるため、単独でも走れる。しかし、コースが良く分かっていないのであれば、お勧めはできませんね。

道を熟知したスタッフが適切なペースで自転車を引いてくれますので、楽に走れます。

途中でグループからバラケテしまって一人になっても安心して下さい。

数多くのスタッフがコースを走っており、コース上を走っていれば自然に合流できますね。

グループ走行の欠点として、自由気ままに足を止めて写真を撮るのが困難な場合がありますが、ツール・ド・103では自由に足を止めて写真撮影をしても大丈夫。(スタッフに確認済。)

他のグループメンバーはそのまま走り続けていきますが、スタッフの一人が写真撮影が終わるまで待ってくれます。

流石に何度も足を止めるのは気が引けるため、ほどほどにした方が良いですね。

【自転車趣味と写真撮影】

自転車趣味を楽しみながら写真撮影も楽しんでみませんか。下記記事では、写真撮影に関する話を紹介します。

ツール・ド・103の走行レポート

イベント当日の天気は、雲に覆われていましたが、日が降り注ぐ明るい曇りであり、雨が降る心配はありません。

スタートゲートの前には多くの参加者が、スタートの合図がかかるのを待っている様子が見て取れました。

ロングライドのイベントは、タイムや順位を競う物ではないので、私はそのような様子を眺めながら、参会者と会話しながらのんびりムード。

何も急ぐ必要はないため、スタートの合図がかかるまで休憩していました。

会場内で見かけたロードバイクが一斉に並ぶ姿は、壮観そのもの。

ロードバイク

数100台のロードバイクを一度に見かける機会は、実際はそれほど多くはありません。

サイクリストとして、そんな景色を見るとテンションが上がるのは仕方がないことです。

すでに多くの参加者がスタートした後で、私の組もスタートしました。

いつも思うのですが、スタート地点で並んで合図があるまでのわずかな時間はドキドキするもの。

そのドキドキは決して嫌なものではなく、これから始まるイベントに心躍らせているからですね。

しばらく走っていると安戸池へ到着。

安戸池
安戸池

池という名称がついていますが、実際は海水域であり、魚釣りを楽しめるスポットになっています。

また、ハマチ養殖発祥の地でもあるため、ハマチを始めカンパチやブリなどが釣れるそうです。

安戸池を横目に眺めながら南下し続けると、引田の町並みの近くを通りかかりました。

かめびし屋
引田の町並みの近くを通る(ベンガラ色の建屋は「かめびし屋」)

引田の町並みでは、江戸時代から昭和時代にかけて古い建物が連なっています。

特にベンガラ色の建屋は、江戸時代から続く醤油醸造元の「かめびし屋」が一際目を引きました。

かめびし屋では、醤油の販売だけでなく、かめびし醤油を使ったお茶漬けや自家製うどんなどを飲食できますよ。

本イベントでは、引田の町並みを通過しませんが、折角東かがわ市へ訪れていますので、イベントの前日又は終了後に足を運んでみては如何でしょうか。

ツール・ド・103で走るコースの風景

スタートのとらまる公園から7~8kmくらい走ると距離は短いですが、ヒルクライムが始ります。

イベントに合わせてこのヒルクライム区間は車の通行が禁止になっていますので、安心して走れますね。

ヒルクライム区間を越えると、さきほど触れた安戸池へ辿り着き、そこからはほぼ平坦な道が続きます。

スタート地点から約20km程度を走ると、本日最初のエイドステーション(福栄小学校前)へ到着。

福栄小学校前
福栄小学校前

バナナなどの補給食を食べながらしばらく休憩しました。

エイドステーションの補給食

福栄小学校自体は既に閉鎖されていますが、この小学校跡にかつて中国の外国語学校の拠点化計画が水面下で進行していたことをご存じな方はどれだけいるのでしょうか。

地元住民の猛烈な反対運動が行われることで、計画は撤回されました。

海外では、外国資本の土地買収に規制をかけられるのは常識であり、なぜか日本ではほとんど規制がないのが現状です。

個人的には、一部の権力者が得をするために、わざと規制させないようにしているのではないかと思っています。

のどかな風景

エイドステーションで10分程度休憩した後で、西へ向けて走ります。

町中を離れのどかな風景が続きますが、しだいに道は上り基調に。

山道を上っていると五名ダムが見えてきました。

五名ダム
五名ダム

ダムを見学して行きたかったですが、今はイベント中。先を急ぎましょう。

サイクルイベントでは、道の分岐ポイントに道案内板や誘導員が配置されています。

そのため、もし一人で走ることになっても、道に迷う心配は少ないでしょう。

軽いギアでゆっくり坂道を登っていると第2エイドステーション(五名活性化センター)へ辿り着きました。

五名活性化センター
五名活性化センター

スタートしてから約30km程度走ったことで、コース全体の1/3を走破したことになります。

上り区間であったためか、第1エイドステーションから10km程度走ったところに次のエイドステーションがあるのは正直ありがたい。

このエイドステーションでは、そぼろ飯が食べられますよ。

そぼろ飯

お腹を満たした後は、センター内を見学した次第です。

例えイベント中でも色々な施設を見学するのが私のポリシー。(笑)

昔とあるイベントで施設見学をしていたため、大幅な時間ロスを招き、足きり時間直前までいった経験がありますが、ツール・ド・103では足きり時間はないため、気にする必要はありません。

こちらは、センター内で見つけたチェンソーアート。

チェンソーアート(イノシシ)
チェンソーアート(イノシシ)

イノシシの親子が上手に表現されており、愛くるしい姿が素晴らしい!

エイドステーションには、次々と参加者が到着し、サイクルスタンドには様々なロードバイクが並びました。

サイクリストならば、どんなロードバイクに乗っているのか興味津々。

沢山のロードバイク

その中で見つけた1台には、サドルバックにハローキティのぬいぐるみが付いておりビックリ。

ハローキティ

こういうのは、個人的に嫌いではありません。

十分に休憩を取った後で、再スタート。

アップダウンのある道を走りながら、山を越えて再び町中を目指します。

山道を走る景色
住宅地が見える道

約18km程度走り、そろそろエイドステーションで休憩したいなと思っていたところで、第3エイドステーションに到着。

このあまりのタイミングの良さに思わずガッツポーズ。(笑)

第3エイドステーションは、Tyrell(タイレル)の工場です。

タイレルの工場
タイレルの工場

タイレルと言えば、日本が世界に誇る自転車メーカーであり、お洒落なミニベロや折りたたみ自転車を作っていますね。

工場内は見学できるので、もちろん見学していきました。

タイレルの工場入口

工場内には、色取りどりのフレームの数々。

タイレルの工場見学
色取りどりのフレーム

様々な自転車の部品が見て取れます。

お洒落な自転車が展示されており、これは見学できて超ラッキー。

自転車の展示室
自転車

休憩するのを忘れて工場見学に時間を費やしたのは、言うまでもありません。(笑)

ちなみにこちらのエイドステーションでは、プリンが食べられますよ。

プリン

ロングコースでは、ここから大串自然公園へ向かいますが、ショートコースでは、大串自然公園をスキップするようですね。

実は大串自然公園は、大串半島の先端にあり、急勾配な道を上らなければなりません。

本コースでNo.1とNo.2の勾配を誇る坂道があるため、本格的なヒルクライムを楽しめます。

こちらは、ヒルクライム中に目撃した瀬戸内海の景色。

瀬戸内海の景色

曇り空であるため、それなりの景色でしたが、晴れた日は間違いなく絶景ですね。

激坂を上り、次のエイドステーションである大串自然公園へ到着すると、そこには芝生広場が広がっていました。

大串自然公園
大串自然公園

芝生広場からの眺望は素晴らしく、遠くに小豆島が見えます。

こちらのエイドステーションでは、讃岐うどんが食べれますよ。

讃岐うどん

香川県と言えば「うどん」なので、絶対にエイドステーションでうどんが出ると思っていました。

ベンチに座り、美しい瀬戸内海を眺めながらの食事は美味しいですね。

大串自然公園からの眺め

大串自然公園を後にして、少し走ると本コース最期のヒルクライムが表れます。

斜度9%の坂道が続きますので、大串自然公園でしっかり休憩を取っておかないと大変かも。

劇坂

激坂を上り切ればゴールまで、大した坂道はありません。

瀬戸内海を眺めながら、ゴールを目指しましょう。

遠くに海が見える下り坂
瀬戸内海の眺め

スタッフがグループの先頭で一定のスピードで走ってくれるため、ペース配分もバッチリ。

グループ走行では、後列に付くほど空気抵抗が少なくなるので、楽に走れますね。

しばらくすると、最後のエイドステーション(大川オアシス)が見えてきました。

大川オアシス
大川オアシス

大川オアシスは、昭和風のレトロな雰囲気が味わえるドライブインです。

聞くところによると、昭和39年に創業したそうなので、実に50年以上を越える歴史ある施設と言えます。

ここまで来ればゴールのとらまる公園まで残り10kmもありません。

そのため、10分程度休憩した後で、ゴールを目指しました。

ここから先は、本当にあっという間です。

ゴールゲート

気付いていたらゴール前の坂道を駆け上り、とらまる公園へ到着。

こうして、無事にツール・ド・103を完走しました。

まとめ

ツール・ド・103の完走証
ツール・ド・103の完走証

ツール・ド・103は、瀬戸内海沿岸やのどかな里山など東讃地域の美しい自然を満喫できるサイクルイベントです。

エイドステーションの間隔も良く考えられており、無理なく走れますね。

また、基本的にグループ走行なので、スタッフの道案内の下、安心して走れます。

完走し終えたら、完走証を貰えますよ。これは記念になりますね。また機会があれば是非、ツール・ド・103へ参加したいと思います。

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