
普段、休日などで近場をサイクリングして自転車の魅力にハマっていくと、「サイクルイベントてどんな物があるのだろう」と気になってきますね。
日本国内で限定してお話すると、毎月どこかの県でサイクルイベントは開催されており、多くの自転車愛好者たちが参加しています。
それぞれのイベントごとに特徴がありますので、自分に合ったサイクルイベントに参加すると良いでしょう。
本記事では、日本国内で開催しているサイクルイベントの特徴について紹介しますので、あなたに合ったサイクルイベントの種類を見つけてみましょう。
サイクルイベントへ参加しよう
サイクルイベントとは、全国各地で主催者によって開催され、その土地ごとの魅力を味わえるコース設定をしているところが多いです。

その土地の絶景やグルメを堪能したりして、普段では経験できない非日常に浸ることができますね。
サイクルイベントは大きく分けると「レース系イベント」と「サイクリング系イベント」の2つに分けることができ、更にそれぞれのイベントの特徴よって細分化されます。
簡単にまとめると以下のようになり、イベントの種類は豊富です。
レース系イベント
- ロードレース
- ヒルクライム
- タイムトライアル
- エンデューロ
- クリテリウム
サイクリング系イベント
- ロングライド
- ショートライド
- ポタリング
- グランフォンド
- センチュリーライド
- ブルベ
上記以外にもライドハンターズやトライアスロンなどもあります。
自分に合ったイベントに参加してみると、ますます自転車の魅力にハマることは間違いありません。
主催者が開催するイベントによっては、参加条件が異なっていますので、イベントへ参加する場合は良く確認する必要があります。
サイクルイベントを通じて、より良い自転車ライフを漫喫しましょう。
目的別にサイクルイベントを選んでみる
先ほどお話した通り、サイクルイベントの豊富さは分かって頂いたと思いますが、いったいどれに参加しようか迷いますね。
そういう場合は、目的別に参加するイベントを絞ることをお勧めします。
「目的別に選ぶ?」と言っても何も難しく考える必要はありません。
例えば、サイクリングしながらその土地の美味しい物が食べたいのならば、グルメを楽しめるイベントへ参加すればよいし、その土地ならではの絶景を楽しみたいのならば、絶景が多そうなサイクルイベントへ参加すれば良いのです。

サイクルイベントを主催する人たちは、参加者に楽しんでもらえるよう知恵を出しあい、コース設定を行なっていますので、サイクリング系のイベントならば大抵は、グルメと絶景の両方を楽しむことができるため、余り悩む必要はありません。

主催者が企画するサイクルイベントは、インターネットなどで告知されていることが多いため、情報収集は簡単だよ。そのため、コースを知ることができれば、Googleマップのストリートビューを使ってどのような雰囲気なのか確認できるね。
また、イベントの特徴によって、どのようなイベントになるのかある程度予測が付きやすいです。
それぞれのイベントの特徴については後述します。
レース系のサイクルイベント
ロードレース
ロードレースは、決められた公道のコースで速さを競い合う競技です。

明確なタイムと順位が付きますので、日頃のトレーニングの成果を思いっきり発揮しましょう。
走る距離は数十kmから200km以上走る場合もあり、どのレースでも個々の成績を競い合うため、激しい戦いが繰り広げられます。
人と競い合うことが好きな人に向いている競技であり、天候や気候などの自然環境も含めて、自分の総合的な実力が試される場でもあります。

有名なロードレースとして、1年に1回フランスで開催される「ツール・ド・フランス」があるね。
【サイクリストの管理人からの一言】
競技系のイベントは、自分の実力だけでなく、自転車の性能もタイムや順位に影響を与えます。自分の財布と相談して、各部品のアップグレードを図ってみましょう。自転車の部品に関する記事を下記で伝えます。
ヒルクライム
ヒルクライムは、峠や山道などの登り坂をいかに速く上るかを競い合う競技です。

常に勾配の厳しいコースを走破しなければならないため、平地のレースとは異なり、実力に応じてタイム差が大きくなります。
自分の実力がモロに表れるのがヒルクライムであり、頂上まで上り切った達成感や充実感は半端ないです。
自分の限界にチャレンジしたい人や純粋な実力でライバルたちと競い合いたい人に向いていると言えます。
また、他の人と接触する危険性が少ないため、マイペースで走れる特徴がありますね。
タイムトライアル
タイムトライアルは、原則1人ずつスタートして決められたコースを走り、タイムを競う競技です。
短時間の勝負となるため、0.1秒を争うほどシビアな世界ですね。
ロードレースと同じく人と競うのが好きな人に向いている競技であり、個人競技の種目であるため、比較的安全に行えます。

タイムトライアルは、オリンピックの種目にもなっているよ。
エンデューロ
エンデューロは、決められた時間内に設定されたコースを周回走り、走った周回数を争う競技です。
制限時間があるため、時間キッチリに終わるのもエンデューロの特徴でしょう。
一人参加だけでなく、グループで参加したりして、順番に走ることで周回数を増やしていく方法が取られてたりしています。
コースと戦う競技であったりしますので、グループの仲間や他の参加者との共闘が楽しめますね。
仲間と一緒になって、ライバルたちと競い合うのが好きな人に向いている競技といえるでしょう。
クリテリウム
クリテリウムとは、予め決められた周回コースを走り、ゴールまでのタイムを競い合う競技です。
平坦コースが多く距離も短めなため、迫力ある走行やスプリントを楽しめますね。
自分の実力はもちろんのこと、いかに相手の脚を削るかが勝負のポイントになり、駆け引きが面白く、そのようなことが好きな人に向いていると言えます。
サイクリング系のサイクルイベント
ロングライド
ロングライドとは、交通法規を守りながら決められた長距離を走るコースであり、特にタイムや順位はありません。

また、走る距離はまちまちであり、大抵は100kmを越えることが多く、多くのサイクリストが参加する人気イベントです。
その土地ならではの絶景コースを走ることが多いため、非日常を存分に楽しめますね。
エイドステーションと呼ばれる休憩場所では、その土地の郷土料理が食べれることも多いのも特徴です。
制限時間が決められていますが、大抵は余裕のある時間設定がされているため、マイペースで走りやすいですね。
「ただ遠くへ走る」だけの自転車の根元の楽しさを満喫できるため、自転車が好きな全ての人に向いています。
ポタリング
ポタリングとは、短いコースをマイペースで走るイベントです。

ショートライドとも呼ばれ、走る距離は10~60kmぐらいになることが多く、初心者には参加しやすいのも特徴ですね。
ロングライド同様、タイムや順位を競い合うことはなく、その土地ならではの郷土料理が食べられることが多いため、グルメを中心にしたいのならばポタリングイベントの参加が良いでしょう。
グランフォンド
グランフォンドは、ロングライドの一種であり、主に山岳コースがメインになっています。
平坦路と異なり、峠や山道を攻略した時の達成感や充実感、ダウンヒルの爽快感などが入り混じり人気が高いイベントです。
山岳がメインになっているため、非常に走りごたえがあるコース設定になっているのが特徴です。
ロングライド好きで特に山や峠が好きな人に向いています。
センチュリーライド
センチュリーライドは、ロングライドの一種であり、名前の通り100マイル(160kmのこと)を走るイベントです。
一般的な大会のルールでは、8時間以内で100マイルを走ることを要求されており、4時間走った時点で50マイルに達していないと足きりされる特徴があります。

足きりされると、強制的に途中棄権になるよ。
ロングライド好きの中でも特に長距離を走る人に向いていると言えるでしょう。
ブルベ
ブルべとは、制限時間内に指定されたチェックポイントを通過し、ゴールまで走りきるイベントです。
走る距離により、夜間走ったり数日に渡るものもあり、他のイベントと違って特にサポートはないため、参加者自身でマネジメントしながら走らなければなりません。
走行距離によりクラスが「200km、300km、400km、600km」と別れており、1年間で全てのクラスを走破すると「シューペル・ランドヌール」に認定されます。
ロングライド同様、競技性は全くなく完走のみを目指すため、マイペースで走れるのは魅力的です。
何事も自分でマネジメントを行ないたい人に向いていると言えます。
【夜間走行と宿泊】
ブルベでは夜間走行したり、必要に応じて宿泊したりしますね。下記記事では、ライトと宿泊施設についてお話します。
その他のサイクルイベント
ライドハンターズ
ライドハンターズとは、あらかじめ指定されたスポットを、制限時間内に多く周り、獲得した総合得点を競うイベントです。

如何に効率よくスポットを周るのかが勝負のカギとなります。
スポットには、観光名所や飲食店などが指定されるため、その土地の魅力に触れることができるのが特徴です。
自転車ガチ性というより、イベント好きな人に向いていると思います。
トライアスロン
トライアスロンは、水泳・自転車・ランニングの三種目を順番に行い、所要時間を競い合う競技です。
世界大会の主流種目になっており、過酷なスポーツとしても知られています。
水泳は1.5km、自転車は40km、ランニングは10kmで行われることが多く、まさに鉄人レースですね。
自分のあらゆる限界に挑戦したい人に向いているといえるでしょう。
サイクルイベントの参加方法
サイクルイベントへの参加は、インターネットを使うやり方が一般的です。
また、自転車ショップでイベントの開催を告知していたりしますので、申し込みができます。
インターネットを使う場合は、「スポエンCYCLE」のサイトから自分の興味があるサイクルイベントを探して参加してみましょう。
既に参加したいイベントが決まっているのでしたら、直接参加するイベントの公式サイトへアクセスし、参加方法の記述に則り、参加すると良いです。
人気イベントになると、応募の告知から数日で予約が締め切られてしまうことが多いため、参加したいイベントの動向は、常に目を光らせておきましょう。
【島巡りあれこれ】
サイクルイベントには、特定の島を走るイベントもあります。例えば小豆島やとびしま海道の島々が知られていますね。私は自転車旅でそれらの島を訪れていますので、下記記事で紹介します。
自分に合ったサイクルイベントへ参加してみよう
全国各地で毎月何かしらのサイクルイベントは開催されています。
自分の興味があるサイクルイベントを探し、積極的に参加してみましょう。
サイクルイベントへ参加することをモチベーションとして、トレーニングに励んでみませんか。
普段の生活では味会えない非日常を満喫することで、より自転車ライフが楽しいものになるでしょう。