
岐阜・犬山を巡る自転車旅の2日目は、犬山城や犬山城下町を巡る犬山観光がメインになります。
1日目は夜に犬山市へ到着したため、偶然ですが木曽川沿いからライトアップされた犬山城の天守閣を眺めることができました。(1日目の旅の様子は、こちらの記事で紹介)
もちろん犬山観光だけではなく、岐阜県の川辺町へ赴き、遠見山を登山する予定ですね。
実は、この遠見山は「岐阜のグランドキャニオン」と呼ばれているという。インターネットの画像で見たその風景は、インパクト抜群ですよ。
これは機会があれば実際に見なければならないということで、以前から興味がありました。さて、本日はどのような旅路になるのか楽しみ。
本記事では、犬山観光後に遠見山を登山する自転車旅の様子をお届けします。
目次
犬山城下町を歩き博物館へ

本日は、空を見上げると青空が広がる良い天気。私の経験上、こういう日は決まって良い旅ができるものだ。幸先の良い始まりで、気分上々です。
さて、今私は愛知県犬山市に来ています。犬山市は観光地として知られていますが、名古屋と岐阜のベッドタウンでもあり、その玄関口となる犬山駅から本日の旅は始まります。
ここから犬山城までは徒歩で約20分ほど。お城の南側には、城下町が広がり、特に本町通りは、江戸から昭和初期の建物が色濃く残っているので、風情ある町並みを楽しめる。
ということで、犬山城へ向かう前に城下町を歩き回ることにしました。




犬山は古くから交易や物流の拠点として栄えてきた地域。尾張藩家老・成瀬家の所領のもとで発展を遂げました。
特に本町の交差点から犬山城へ向けて真っ直ぐに延びる本町通りには、数多くの飲食店や雑貨店などが軒を並べています。
朝が早いため、まだ閉まっているお店や開店の準備をしているお店が多かったかも。これから町が本格的に動き出す予感がしてなりません。
そのような状態だったため、人の姿もまばらですが、ここは有名な観光地。時間が経つにすれ、人通りが多くなりました。

町歩きをしている最中に見つけたお店の一つが犬山牛太郎。飛騨牛の握り寿司を楽しめるようだ。まだ開店前だったのが残念です。
犬山といえば、串物のグルメでも有名ですね。肉・和スイーツ・地元の味まで多彩な串グルメを堪能できます。
本町通りには、食事処以外にも興味を引く博物館が多いのもGood。博物館へ足を運ぶ機会が多い私にとっては、見逃せません。

ということで、最初に訪れたのが「どんでん館」です。この館では、毎年4月に開催される犬山祭の山車を見学できる。
犬山祭は針綱神社の春季例大祭であり、江戸時代から続く祭ですよ。笛や太鼓に合わせてからくり人形が奉納されるのが特徴的で、テレビの旅行番組などでも紹介されているので、知っている人も多いのではないだろうか。

高さ8mもある巨大な山車には、精巧な彫刻や漆、金箔、からくり人形などにより飾らており、その造形は「豪華絢爛」の一言。せっかくなので、間近でじっくりと見学しました。

また、からくり人形(唐子人形)も展示されていて、遠くからみると人形とは分からないかも。この唐子人形は、綾と呼ばれる棒に手足を掛けて、交互に次々に渡るというのだから面白いですね。実際に本物の人間のように生き生きと動くそうですよ。
そうそう犬山観光をするならば、手に入れておきたいのが犬山城下町周遊券です。私は、どんでん館でゲットしました。
この周遊券があれば、犬山城や他の3つの博物館(どんでん館・城とまちミュージアム・犬山からくりミュージアム)をお得に観光できるのが良いですね。
その後、他の博物館へ足を運び犬山の歴史と文化について触れました。犬山城下町については、下記関連記事でくわしく紹介します。
三社参り後に犬山城へ向かう

本町通りを通り抜けると城前広場へ辿り着きました。ここから犬山城へ続く緩い坂道の大手道が整備されています。
また、木曽川の流れと共に小高い山に建つ犬山城が良く見えるビュースポットとなっている。すぐ近くには犬山城前観光案内所があり、案内所前にはサイクルスタンドがあるのを見つけました。
ということで、案内所のスタッフに話をして、自転車を停めさせてもらうことに。ありがとうございます。
この城前広場の直ぐ近くには、犬山城に縁ある神社が3つ鎮座しているので、まずは三社参りとしゃれ込みますよ。まずは案内所のお隣にある犬山神社へ参拝。


犬山神社では、江戸時代に犬山城主となった成瀬正成(なるせ まさなり)以降、歴代の犬山城主をお祀りしています。
観光客で賑わう一角にあるにも関わらず、静かに佇んでいるのがいい感じ。心が落ち着きますね。お城に対して、拝殿・本殿が真横に向いているのは不思議に思いましたが、何かいわくがあるのかも。

さて、次に向かったのは犬山神社の東側にある三光稲荷神社と針綱神社(はりつなじんじゃ)です。
三光稲荷神社の境内へ向かうと、たくさんの参拝者であふれていました。先ほどの犬山神社の静かな雰囲気とは違いすぎる。予想はしていましたが女性の参拝者が多かったですね。
近年、三光稲荷神社はテレビや雑誌、SNSなどで話題の縁結びスポットとして紹介されているので、ご利益にあやかりたい人が多いのだろうな。

境内の一角には、たくさんのピンクのハートの絵馬が並ぶフォトスポットがあり、ひと際目を引きました。
視界一杯に広がるピンクのハートマークをバックにして、記念撮影すると、より幸せな気分が増すように感じるぞ。
その他にも銭洗池があり、そこのご神水でお金を洗えば、なんと倍返し以上のご利益が期待できるそうな。あの半沢直樹が来ていたというのだから驚きですね。

お隣にある針鋼神社は、これら三つの神社の内で最も広い境内を誇ります。
そもそも針綱神社は、犬山城よりも歴史が古く、今の天守閣の位置に鎮座していました。つまり、神社があった場所にお城が建てられたということ。絶対に何か意味があるだろうな。
また、築城の際に現在の地に移り、それ以来、犬山城の守護神として篤い信仰を集めています。




三光稲荷神社ほどではありませんが、参拝者もそこそこ多かったです。三光稲荷神社と針綱神社は、犬山城の麓にあり大手道へ接続しているので、そのまま犬山城へ向かう人が多いと思います。
神社経由で歩いた方が近道と案内されていましたが、実際、城前広場から犬山城へ向けて歩いた距離と神社経由で歩いて距離には、それほど違いを感じませんでした。(厳密には違いがあるかも)
しかし、神社の境内を散策しながら歩くのと、広場から大手道をひたすら歩くのでは、受ける印象が全然違います。そういう意味では、近道と感じるのではないでしょうかね。

また、拝殿の隣には御神馬の像があります。のほほーんとした表情は、愛嬌があって可愛い。
御神馬といえば、白色や銅色、青銅色を見かける機会が多いですね。聞くところによると、黒馬や金色もいるみたい。
なんでも雨乞いの際に、黒馬が奉納されていたそうですよ。神社巡りを続けていれば、いずれ黒色や金色の御神馬の像に出会えると信じています。


その後、大手道を歩き天守閣前へ到着しました。天守閣の外観は「カッコイイ!!」の一言。まさに戦う城といった武骨な面構えが好ましく感じた次第です。外観を一通り見て回った後で、天守閣内へ入りました。
三光稲荷神社と犬山城については、下記関連記事でくわしく紹介します。
岐阜県の川辺町へ向かってレッツゴー

犬山城の観光を楽しんだ後は、よいよ本日の自転車旅の始まりです。昨日の夜に渡ったライン大橋を渡り、岐阜県側へ向かいます。
ライン大橋からの景観は、素晴らしいですよ。西に濃尾平野、東に飛騨へ続く山々を眺めることができる。

それに加え犬山城の景観よ。この景観は、一見の価値があります。
昨晩は、このライン橋からライトアップされた天守閣を見ましたが、日中でみるのとは、また違った雰囲気があり、こちらもいい感じ。
後日ライン大橋について調べてみると、正式名称は「犬山頭首工ライン大橋」ということが分かりました。元々はこの地域一帯の水問題解決のために造られたそうです。
ということは、この景観が見られるにようになったのは、偶然の産物なんだろうな。何にしてもありがたいですね。


ライン大橋を渡り終えると、右折して木曽川街道(県道95号)を東進。途中で北上したりしましたが、基本的にその後もひたすら木曽川沿いを東へ進みます。
今向かっているのは、岐阜県加茂郡川辺町です。この町には、「岐阜のグランドキャニオン」と呼ばれる遠見山がある。遠見山については、偶然インターネットで知り、以前から興味がありました。なので、楽しみですね。
ライン大橋から約25kmほど離れていますが、犬山観光後でも遠見山を登山する時間は十分にとれる予定で計画を立てています。しかし、何事も計画通りに進まないのが旅路というもの。
ここまで来て、遠見山の眺望を楽しめないのは堪えますので、少しばかり急ぎますよ。

いつしか美濃加茂市へ入っており、木曽川の支流である飛騨川に架かる青柳大橋を渡りました。
実は、青柳大橋へ渡る直前に見かけた「お願いごとの神様 こびの天狗山」の看板に興味を惹かれましたが、今回は残念ながらスルーすることに。
後日調べてみると、境内には天狗の像やお面が多数あり、その数は3,000体以上なんだとか。それに日本一の高さを誇る約12mの大天狗像があるというので、これは見たかったですね。
なので、いずれ時間を作って足を運びたいと思います。

こちらは青柳大橋から眺めた飛騨川です。どうですか、エメラルドグリーンの川面が美しいでしょ。それに、川面に映る白い雲とのコントラストが情緒的で実に良し。
こういうのを見かけると、テンションが上がります。


青柳大橋を渡り終えて、しばらくして飛騨木曽川ユリノキ街道(県道64号)を道なりに北上。福島段交差点を左折して、北東へ進んでいると川辺町へ入りました。
里山の景観は、人々の暮らしと自然が調和しており、眺めているだけで心地よい。そのような場所を自転車で走るのは、個人的に大好き。そう思う人も多いのではないでしょうかね。
懐かしい故郷の景色といいますか、郷愁を感じてやまないです。
サイコンで時刻を確認すると14時30分頃。うん、これならば十分に日中に登山できるだろう。この時はそう思いましたが、結果的に結構ギリギリになるとは、この時は想像していませんでした。

そして、ついに遠見山登山口前へ到着。
近くには駐車場があるので、そこに自転車を停めてよいよ遠見山へ向かいます。
岐阜のグランドキャニオンの風景

案内板の指し示す方向へ向けて歩き出しました。1~2分ほど民家の裏手側を歩き続けていると、目の前に古びたトンネルを発見。
このトンネルを抜けると、よいよ遠見山への登山開始となります。さて、気を引き締めて登るぞ!
遠見山は、標高272mしかないため、ハイキング感覚で登れるのが良いですね。登山口入口近くにある平和錦酒造前町営駐車場から山頂まで、15~20分ほどで登れるのも魅力的。
動きやすい服装と滑りにくい靴を履いて、しっかりと準備をすれば山頂までスムーズに登れます。

山道は比較的整備されており、丸太階段が多くて登るのが大変でしたが、この階段のおかげで進むべき方向を見失うことがありませんでした。
しかし、急勾配であったり、ロープ場があったりするので、山に慣れていない初心者はお手軽に登れないかな。それに運動不足の人には、堪えるでしょう。
そんなこんなで登り続けていると、見晴らし岩がある場所へ到着。そこから見える景色には、言葉はいらないでしょう。

低山とは思えない雄大な景色が素晴らしい。島のような形をした大地の周りを飛騨川が取り囲み、奥には山脈が連なります。
アメリカにあるグランドキャニオンのホースシューベンドに似ているということで、登山家の間で口コミが広がりました。そして今では、町が公式に配信しており、多くの観光客が訪れているそうです。
この景色が見たかった~。インターネットの画像よりも生で見た迫力は感動的でしたね。本当に来て良かったです。

その後、しばらくの間景色を楽しんだ後で山頂まで登ると、秋葉神社の小さな社を発見。参拝をすませて頂上からの眺望を楽しみました。
本当はこの後に来た道を引き返さずに、南天の滝へ立ち寄り下山する予定でしたが急遽変更することに。
というのは、余裕を持ったつもりでしたが、すでに夕方前ということもあり、山中はかなり薄暗くなっていたので、急いで来た道を引き返し下山した次第です。

さて、遠見山の眺望も楽しめたことですし、本日のお宿がある犬山市へ戻ります。
昨日に引き続き夜間走行は確定なので、もう急ぐ必要はないでしょう。マイペースで自転車を走らせ帰途へつきました。
遠見山(岐阜のグランドキャニオン)については、下記関連記事でくわしく紹介します。
まとめ

本日は、朝から良い天気で旅日和の1日でした。犬山市は昔から行ってみたいと思っていた場所の一つだったので、実際に観光できて楽しかったですね。
風情ある城下町の本町通りを歩きながら、どんでん館や旧磯部家住宅、城とまちミュージアム、犬山からくりミュージアムなどを見学しました。そして、三社参りを行なった後で犬山城へ向かった次第です。
犬山城は、創建当時の姿を残しており、最も古い歴史を誇る城として風格を感じられる。それに戦う城として、武骨な感じがするので好感を持てました。
また、遠見山で眺めた岐阜のグランドキャニオンと呼ばれる景色に大興奮。雄大なその景色は、一見の価値があります。
明日は岐阜・犬山を巡る自転車旅の最終日。桃太郎神社と博物館明治村を訪ねる予定ですよ。さて、どのような発見や出会いがあるのか楽しみですね。


