レンタカーの借り方をご存じですか。
レンタカーを借りる理由は様々ですが、旅行先の移動に役立ちますね。
もし、はじめてレンタカーを借りるのならば、借り方がわからず不安に思うものです。手続きの仕方をあらかじめ知っていれば、スムーズに借りれますよ。
また、レンタカーを借りる際には、免責補償制度・NOC(休業補償)・延長料金の扱いなど気を付けなければならないポイントがある。
本記事では、レンタカーを借りる基本的な方法と注意点を説明します。
レンタカーを借りるのはどんな時
レンタカーは、運転免許を持っていれば、基本的に誰でも車を借りられます。
日常生活や仕事などレンタカーを利用したい場面は多岐にわたり、予約すれば一定時間借りられるのは便利ですね。
主なレンタカーの使われ方には、以下のようなものがあります。
- 旅行先での移動時に使う
- マイカーでは乗り切れない人数での移動時に使う
- 仕事で出張先の移動時に使う
これらの他にも色々な使われ方をしていますが、急遽車が必要になった時に気軽に借りれるのはありがたいです。
基本的なレンタカーの借り方
レンタカーを借りる基本の流れは、以下の通りです。
それぞれについて説明します。
レンタカー会社を探す
まず初めに、レンタカー会社のホームページを確認して車種や利用料金を確認しましょう。
車種や利用料金、サービス内容は、各レンタカー会社によって異なっていますので、1社だけでなく複数の会社を確認するのをおすすめします。
また、キャンペーン期間中であれば、普段より良い条件でレンタルできるので、事前調査は大切ですね。
お店へのアクセスのよさなどを考慮して、他社と比較すれば、より自分の条件にあうレンタカーを借りられます。レンタカー会社を選ぶポイントは、いくつかあるのですが、それについては、後でくわしく説明しますね。
尚、各社のホームページを1つずつ確認するのは手間がかかるので、そんな時は「旅楽」を利用するのが便利。旅楽は、日本全国の大手レンタカー会社のレンタカー料金を、簡単に一括検索して比較・予約できるサービスです。
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予約する
レンタカーは当日でも借りられますが、できれば事前に予約しておきましょう。基本的に電話かインターネットを使って予約します。
土日曜や連休では、レンタカーの予約が埋まりやすいので、事前予約しておかないと、あなたが希望する車種に乗れない可能性がある。
特にGWや年末年始、お盆などは、ハイシーズンと呼ばれる時期。人気の車種がすべて予約済というのは、よくある話です。
あらかじめ予定が決まっているのでしたら、早めに予約すること。そうすれば、「早朝予約プラン」などの割引特典があったりしてお得ですね。
レンタカーを借りる際、氏名や連絡先などのお客情報の他に、必要となる主な情報を以下にまとめました。
- 利用日(希望出発日時・返却日時)
- 利用店舗(出発・返却店舗)
- 車種(乗車人数や車のクラス)
- その他(追加で付ける補償やチャイルドシートなどオプションの有無)
レンタルする車の基本は「用途によって利用しやすい車種を選ぶ」です。
初心者ドライバーの方や運転に自信のない方でしたら、小回りのきく軽自動車が使い勝手がよい。
また、夫婦でドライブや出張先の移動などに使うのでしたら、長距離移動でも快適な普通乗用車が便利。
大人数の旅行でしたら、車内が広くゆったり過せるミニバンやワゴンクラスの車両がおすすめです。
どのようなシチュエーションでレンタカーを利用するのかイメージできていれば、予約の際に車種の選択に悩まなくてすみます。
急な予約キャンセルには、キャンセル料金が発生してしまうケースもあるので注意するように。事前にスケジュールをしっかり立てて、予約をすれば安心できますね。
当日の受付
出発当日の受付では、店頭で「自動車貸渡証」を作成します。
運転免許証など必要書類の提出や、補償・保険などレンタカーを利用するために、必要な注意事項の説明があるので聞き漏らさないように。
不明点など気になることがあれば、このタイミングでスタッフに確認しておいて下さい。
手続きが終われば、その日利用する車をスタッフと一緒に確認。キズやヘコミの有無などを見て回ります。
その際、乗車前の車の状態を写真で残しておけば、後から身に覚えのないキズや汚れなどによる請求トラブルを回避できる。写真を撮るだけなので、それほどお手間はかかりません。
また、車の操作方法や給油方法、装備品などについても確認しておきましょう。
レンタカー会社によっては、クレジットカードによる支払いが原則なところもあります。予約時に前もって確認して、当日忘れないようにしましょう。
また、高速道路を利用するならば、ETCカードの用意も忘れずに。団体旅行などで複数の方で運転する場合は、ドライバー全員の運転免許証が必要です。
返却する
レンタカーは、返却店舗へ約束の時間までにガソリンを満タンな状態にして返却します。
基本的にレンタカー会社の最寄りや指定されたガソリンスタンドで給油をする。その際、ガソリンが満タンになっている証明となるので忘れずにレシートをもらって下さい。
もし給油ができなかった場合は、走行距離に応じたガソリン代を別途支払うことでOKになることも。けれど、割高になるので注意しましょう。
返却後は、出発前と同じく、スタッフと一緒に車のキズやヘコミの有無を確認します。
最期に忘れ物がないことを確認して、帰路につきましょう。
レンタカー会社を選ぶポイント
レンタカー会社はたくさんあるため、どれを選べばよいのか悩んだりしませんか。
そこで、レンタカー会社を選ぶ主なポイントについて、以下にまとめました。
- 料金が妥当か
- 返却場所を選べるか
- 任意保険やオプションサービスは充実しているか
料金は、レンタカー会社のサービス内容におうじて様々です。地域に特化したレンタカー会社や中古車をレンタルしている会社であれば、安価で借りられる可能性が高いですね。
ただしいくら安価だかといって、それだけで決めないように。サービスの充実性や安全性を考慮して料金が妥当であるか見極めましょう。
基本的にレンタカーは、借りた店舗に返すルールが多い。しかし、レンタカー会社のプランによっては、どこの店舗に返してもOKな場合がある。
すると、俄然旅行の計画が立てやすくなるので、「乗り捨てが可能(ワンウェイ)」のレンタカー会社を選ぶと便利なケースが多いですね。
大手レンタカー会社は、他のレンタカー会社に比べ料金が高くなる傾向ですが、保証やオプションサービスが充実しているというのが大きい。
特に初心者ドライバーであれば、多少の金額の差でしたら、保証やサービスが充実しているレンタカー会社を選ぶと安心して運転ができます。
レンタカーを借りるときの注意点
レンタカーを借りるときの注意点は、以下の3つです。
- 免責補償制度
- NOC(ノン・オペレーション・チャージ)
- 延長料金
それぞれについて説明します。
免責補償制度
レンタカー料金には、標準補償の保険料が含まれていますが、必要に応じて加入したいのが免責補償制度です。
この制度は、対人・対物・レンタカー車両などに損害が発生しても自己負担額が免除されます。特に初心者のドライバーであれば、万が一に備えて加入しておくのがおすすめ。
免責補償制度は、絶対に必要な訳ではありませんが、いざという時のために加入していた方が安心感が違います。
ちなみに先ほど触れた「旅楽」では、掲載されているプランが、全て免責補償料込みの料金です。
NOC(ノン・オペレーション・チャージ)
「車体をガードレールに少しこすってしまった」「車内でジュースや汁物をこぼしてしまい、ふき取ったけどシミが残っている」といったようなことがあれば、次のお客様へ車の貸し出しができなくなる。
車の修理期間は営業ができなくなってしまうため、この時に発生する営業補償料をNOC(ノン・オペレーション・チャージ)と呼んでいます。
もしNOCの対象となれば、一般的に約2~5万円ほど支払いますね。
多くのレンタカー会社では、補償制度のオプションとして500~1,000円程度支払えば、NOCが免除される制度があります。
ちょとした不注意でNOCの対象になることは少なくないため、加入の有無についてしっかり考えましょう。
延長料金
レンタカーを返却するのが、予定時間よりも遅くなってしまうならば、事前にレンタカー会社への連絡を入れて下さいね。
貸し出し時間が超過すると延長料金がかかりますが、連絡せず遅れてしまえば、ペナルティを課せられる可能性があります。
初心者ドライバーへの貸出条件について
基本的に運転免許を持ってさえいれば、レンタカーは借りられますが、レンタカー会社によっては初心者ドライバーに貸出条件があったりします。
具体的には、以下の条件がありますね。
- 運転者が免許取得後から6ヵ月未満に該当する場合は貸出不可
- 免許取得後1年未満の場合は、免許取得後3年以上が経過した同乗者がいなければ貸出不可
1年未満のドライバーの方は、車を借りる際、貸出条件についてあらかじめ確認しておくのが無難ですよ。
また、初心者ドライバーがレンタカーを借りる時に忘れがちになるのが初心者マークです。
そもそも初心者マークは、免許センターなど国の機関から配布されるものではなく、自分で用意するもの。初心者マークを忘れずに持参しましょう。
まとめ
本記事では、レンタカーを借りる基本的な方法と、気を付けるポイントについて説明しました。
当日に直接店舗へ行って、手軽にレンタカーを利用できますが、希望の車種や快適なドライブを楽しみたいのならば、事前予約がおすすめです。
レンタカーを借りるに当たり、出発日の手続きや返却時のルールなど色々ありますが、それほど難しくありません。
レンタカーを借りる際は、あらかじめレンタカー会社の公式サイトや店舗で気になる点を確認しておきましょう。