
「自転車で走るのは、気持ちいい♪」「気分転換が図れる」といった体験をした人は多いだろう。
その気持ちの良さからハマル人が多いほど、サイクリングは魅力的ですね。では、その理由はいったいなぜなのか気になりませんか。
風を切って走るので、ストレス解消を図れるといわれますが、それだけでしたらオートバイも同じでしょう。特に自転車では、五感を刺激して脳の活性化を期待できます。
また、自転車で体験する「疾走感・開放感・滑空感」が魅力的。そして何よりも自分の力で、どこまでも遠くへ行けるのが面白いですね。
本記事では、自転車で走ると気持ちいいと感じる理由を説明します。
自転車で走ると気持ちがいい理由とは

自転車で走るのは、れっきとしたスポーツです。
車やバイクのようにスピードが出る訳ではなく、自分のペースでゆっくりと走ることができます。風を切って走る爽快感を簡単に体験できるし、景色が流れる様は見ていて気持ちが良い。
気に入った景色に出会うと、自転車を停めてじっくりと景色を眺めて過ごせるのもいいですね。
自然の中で過ごす際には、鳥のさえずりや川のせせらぎに耳を傾けていると、本当に癒されます。

それに自転車は有酸素運動に持ってこい。生活習慣病の予防や改善を図れたり、体脂肪の減少を期待できる。それにストレス解消に効果的です。
同じ有酸素運動の代表ともいえるウォーキングと比べて、坂道を下るときの滑空間による重力の変化は、自転車ならではですね。
このように自転車は、気持ちよくなる理由がたくさんあるので、以下に主な理由をまとめました。
- 自転車は五感に対する刺激が多い
- 「疾走感・開放感・滑空感」が魅力的
- 適度な運動でストレス発散や幸福度が向上
- 行動の自由度と心身のバランスを整える効果がある
それぞれについて説明します。
自転車は五感に対する刺激が多い

自転車で走っていると、無意識のうちに五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)から様々な影響を受けています。
景色の移ろいを目でとらえ、肌で風を感じ、鳥のさえずりや風の音などの音を耳で受け入れる。車やバイクと違って、エンジン音でかき消してしまうことのない様々な音を拾います。
特に視界が流れていく体験を深く感じられるのは、自転車特有でしょう。それに鼻で香りの変化を感じる機会も多い。
たとえば、海沿いを走れば潮のかおりがするし、果樹園のそばを走れば甘い匂いに気持ちが明るくなるだろう。このように五感のほとんどをフルに発揮して走行しています。
その結果、気分をスッキリさせる覚醒効果があったり、快適性が持続しやすい。自転車のひと漕ぎから好循環が始まるともいえるだろうな。
普段無意識に自転車へ乗っているのであれば、意識して自転車の気持ちよさを感じ取ってみよう。そうすれば、自転車の新たな一面を発見できると思います。
「疾走感・開放感・滑空感」が魅力的

自転車は、自分自身と一体感のある乗り物です。
そういう意味ではバイクも一体感を感じますが、自転車は自分の足でペダリングを続けなければならないので、足の動きと連動して速度が目まぐるしく変わっていきます。
だからこそ、バイクよりもより一体感を感じるし、あの滑らなか疾走感は唯一無二でしょう。
それに、自転車は基本的に自由です。道が続く限りどこまでも行けるし、体力の続く限りずっと走っていられます。この自由というのは、気持ち的に開放感が半端ないですよ。
特にヒルクライムを頑張った後で一気に下る滑走感はたまりません。自分が動いていなくても、流れに身を任せながら感じられる浮遊しているような感覚は、自転車でなければ体感できないだろう。
個人的には、疾走感や開放感以上にこの滑走感が一番気に入っている。私と同じような考えの人も多いのではないだろうか。
何もさえぎるものがない道を飛ぶように走り、浮かぶように進むことが可能な自転車という乗り物は、他の乗り物とはまた違った「気持ちよさ」を体験できます。
適度な運動でストレス発散や幸福度が向上

職場や家庭、学校などの人間関係を始め、金銭問題や生活習慣などから現代社会は、何かとストレスが多いです。
ストレスを発散するには、適度な運動が最適なのは良く知られていることだ。たとて仕事などで忙しく時間が中々取れないのであれば、自転車で通勤通学をすれば、無駄なく運動できるのではないだろうか。
身体を動かせば、気持ちがリフレッシュされて前向きになれる。それにサイクリングというのは、単なる運動ではなくて、脳を活性化させる効果が期待できます。
「集中力が続かない」「物忘れが増えてきた」と悩んできている人は、ぜひ適度な運動を続けて下さいね。それが自転車であれば、前述した通り、ストレス発散と脳の活性化が図れて一石二鳥ですよ。
近年、幸福に関する科学的な解明が進んでおり、運動する時間は集中した状況になりやすいので、幸福度が上がりやすいです。
行動の自由度と心身のバランスを整える効果がある

基本的に自転車は、自分の足でペダルを漕がなければ前へ進みません。
つまり、自分自身がエンジンとなるわけです。自分の体力や脚力しだいでは、行動範囲が変わってきますが、無理をしないでマイペースで移動できる自由度があります。
スピードを出して颯爽と駆け抜けるのも良いし、散歩感覚でゆっくり走るのも良し。自分の気持ちしだいで、思いのままコントロールできる楽しさがある。
それに基本的に誰でも手軽に始められるのというのは、メリットといえるでしょう。一人になる時間を確保することもできるので、気持ちの整理にも持ってこいですよ。
現代社会では、スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器に触れる機会が多い。自転車を運転している間は、デジタル機器から情報を遮断されるため、デジタルデトックスとしての効果を期待できる。
それが、脳の疲労回復や睡眠の質の改善につながり、心身のバランスを整えるのに役立ちます。
自転車は認知症予防にも効果が期待できる

有酸素運動というのは、脳への血流を増加させる働きがあります。
調べたところ運動中というのは、脳内でセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の分泌が促進されるという。これにより、気分の改善や認知機能の向上が図れるというのだからありがたいですね。
そもそも慢性的なストレスは、認知機能の低下につながるといわれています。つまり、ストレスの軽減は認知症予防に効果的と言えるわけだ。
もしこれから自転車趣味を始めてみようと考えているのであれば、そういう意味で的を得ているといえますね。だからと言って過信は禁物ですよ。
大事なのは、バランスの取れた食事を始め、十分な睡眠や社会的交流といった総合的なライフスタイルの取り組み方しだい。自転車は、その中の一つの手段といえるでしょう。
まとめ

本記事では、自転車で走ると気持ちいい理由について説明しました。
最後にもう一度、その理由を以下にまとめます。
- 自転車は五感に対する刺激が多い
- 「疾走感・開放感・滑空感」が魅力的
- 適度な運動でストレス発散や幸福度が向上
- 行動の自由度と心身のバランスを整える効果がある
これらの理由により、自転車で走り続けることに集中していると、幸福感に満たされます。また、自転車は有酸素運動に適しており、自律神経を整える効果もある。
通勤通学で自転車を活用したり、週末にサイクリングを楽しむの良し。日々の暮らしの中で自転車を活用する時間が長くなり、習慣化すれば心身ともに健康的な生活が手に入るでしょう。