魔法瓶の水筒でお馴染みのサーモス(THERMOS)。そのサーモスから自転車用ボトル「真空断熱ケータイマグ」が販売されています。
良くも悪くもないシンプルなデザインのため、自転車用としてだけでなく、学校や会社へ持っていっても違和感がありません。
優れた保冷・保温性能を誇る「真空断熱ケータイマグ」は、使い勝手も素晴らしい。夏は冷たい水で喉を潤し、冬はお湯でコーヒーやカップラーメンを作れる優れもの。
一度使い始めると、手放せなくなりますよ。
本記事では、私が3年以上愛用しているサーモスの「真空断熱ケータイマグ」のメリット(利点)を紹介します。
サーモス(THERMOS)の「真空断熱ケータイマグ」とは
30分以上サイクリングするならば、ボトルは必須アイテムです。各メーカーから色々なボトルが販売されていますが、保冷と保温の両方に対応しているボトルは意外に少ないですね。
だいたいは、保冷に対応している物が多く、保温対応の自転車用ボトルを探すのは、結構難しかったりします。
そんな困難なニーズを満たすボトルが、サーモス(THERMOS)から販売されている「真空断熱ケータイマグ(FJF-580)」ですよ。
先ほども触れましたが、自転車用ボトルとして販売されてはいるのですが、シンプルなデザインのため、普通に学校や会社へ持っていっても不自然に感じません。
サイクリング以外にも使える汎用性の高さは、実に使い勝手がよい。なので、普段使いの水筒として扱えます。
「真空断熱ケータイマグ」の主なスペックは以下の通り。
容量 | 580ml |
保温効力(6時間) | 70℃以上 |
保冷効力(6時間) | 10℃以下 |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約7.5×8×23cm |
重量 | 280g |
カラー | 黒、白 |
特に保温効力と保冷効力については、後ほどくわしく説明しますね。
肝心のボトルに入れることが可能な飲み物を以下に示します。
- 水
- スポーツドリンク
- お湯
反対にNGな飲み物は、炭酸飲料や果肉を含むジュース、葉を含むお茶、味噌汁ですよ。なので、ボトルの中へ入れる飲み物には、気を付けなければいけません。
自転車用ボトルとしては、決して軽い方ではないので、敬遠する人も少なくないでしょう。また、カラーが黒と白しかないので、あなたが所有する自転車のフレームカラーと合わないかも。
それでも水筒としての性能は、ピカイチなのでお勧めできる一品です。
その優れた性能は、メリット(利点)になっていますので、以下にまとめました。
それぞれについて説明します。
【自転車・旅グッズの紹介】
長時間を走る自転車旅やロングライドには、ボトルは欠かせません。その他にも旅を漫喫するためには、様々なグッズがありますので、下記記事で紹介します。
【利点①】優れた保冷・保温性能
真空断熱ケータイマグは、いわゆる魔法瓶の構造です。そのため、オールシーズンに使えます。
特に夏場の冷水は、命綱ですよ。炎天下のサイクリングでは、熱中症になる可能性が高く、水分補給は必須です。
真空断熱ケータイマグならば、優れた保冷性能を発揮して、長時間冷水が飲めますよ。猛暑で飲む冷水は、本当に美味しい。まさに生き返る心地です。
また、スポーツドリンクもOKなので、ミネラルの補給ができるのもありがたい。
ちなみに、私は普段のサイクリングでは水を入れていますが、夏場や長距離を走る際には、水だけでなく、アクエリアスを入れることもありますね。
冬場にサイクリングする際には、ボトルに熱湯を入れておけば、休憩時にコーヒーや紅茶、カップラーメンが作れますよ。
火傷するようなアツアツではありませんが、それなりに良い温度を保っている。なので、外でコーヒーや紅茶が飲めるのは最高!
ボトルの容量が580mlなので、カップラーメン2杯作るのは、厳しいかも。また、単純にお湯を飲むだけでも体が温まりますよ。
保冷・保温効力は、製品仕様には以下のように明記されています。
長距離サイクリングでは、6時間以上走っていることが多く、人にもよりますが、6時間あれば大抵580mlを飲み干していますね。
実際、室温約20℃というのは、季節や走る環境によって変わってきますが、今まで使い続けてきた経験からいえば、実用面で問題ないといえます。
【利点②】自転車ゲージに収まる設計
もともと自転車用に作られたボトルなので、自転車用のボトルゲージに収まるよう設計されています。
そのため、ボトルの出し入れがスムーズにできますね。
ただし、ボトルゲージとの相性があるので気を付けるように。これは、どんなボトルにも言えますよ。本ボトルは、硬質なのでボトルケージが食い込むことは、まずありえません。
そのため、静止時にはフィットしているように見えたとしても、段差がある場所を通過すれば、カタカタと音鳴りがしたりします。特に金属のボトルーゲージですと、音鳴りが出やすいですね。
音鳴りだけでなく、最悪脱落してしまうかも。対策として、少しキツめのプラスチック製ボトルケージを選ぶと良いでしょう。
また、ボトルゲージ側ではなく、ボトル自体に100均などで販売しているボトルカバーを装着するのも一つの手です。
ガタツキが気になる方は、これらの方法を是非試してみて下さい。
【利点③】ワンタッチで開けやすい
自転車の走行中に、片手でボトルをボトルゲージから取り出して、ボタンを押して飲み口を開き、飲む動作を想定しています。
そのため、片手で簡単に開閉できる構造となっていますが、実際走りながらだと、少し使いづらいかな。けれど、普段のサイクリングやロングライド、自転車旅では気にする必要はありません。(くわしくは後述します。)
ようは、どのようなシーンでボトルを使うかによって、使い勝手の良さが変わってきますね。
構造的に二重ロックになっているので、まずは外側の「ロックリング」を外した後で、ボタンを押す仕組みとなっている。
飲み口は、すぼめられているので、飲みやすいですよ。また、コーヒーなどを作る時にお湯を注ぎやすいのもGood。
尚、仕様なのか蓋が開くバネが少し弱い感じがする。ボタンを押しただけでは、蓋が開かないことが多いですよ。なので、そんな場合は、ボトルを軽く振ると開きます。これは、気になる人は少なくないかも知れませんね。
【利点④】分解できるので清掃が簡単
ボトルは使い勝手も大事ですが、衛生面を考えて簡単に清掃できることも重要です。
蓋の部分はまるごと取れて、本体パッキンと蓋用のパッキンが分離しますので、飲み口のお手入れがとてもしやすい。
また、ボトル本体の内部は、平滑でヒダなども無いので、ソフトなボトルブラシを使って洗えます。3~5分もあれば十分に綺麗にできますね。
パッキンとゴムリング以外は、食洗機禁止です。パッキンは、1年での交換を推奨されています。
自転車で走りながら飲むには向いていない
真空断熱ケータイマグは、1分1秒を争うロードレースで使うには、向いていないですね。
必ずしもワンタッチで、パカッと一瞬で開いてくれるとは限りません。また、硬質な本体なので、本体を押して飲み物を勢いよく飛び出させるような使い方ができないです。
なので、自転車に乗りながら使えなくはないですが、使いづらい人が多いでしょう。けれど、そこは使うシーンによって、全く感想が異なってきます。
普段のサイクリングやロングライド、自転車旅では、信号待ちや写真を撮る時など普通に止まることが結構多いです。
そのタイミングで、ボトルをボトルゲージからシュと取って、パカッと開いて飲めるので、不自由を感じませんね。
走りながら飲むより、止まった状態で飲む方が、断然飲みやすい。
レースやレースに向けて練習をする際には、使いづらいかも知れませんが、それ以外のシーンでは活躍します。
サーモスが販売する自転車用ボルトの紹介
サーモスでは、自転車用のボトルとして、「真空断熱ケータイマグ」以外にも2種類のボトルを販売していますので紹介します。
真空断熱ストローボトル FFQ-600
飲み口がストローなのが特徴的な保冷用ボトル
外観も性能も「真空断熱ケータイマグ」に似ていますが、飲み口がストローとなっているのが決定的に異なっています。
また、保冷のみで保温には対応していません。確かに走りながら飲むならばストローは便利かも。マグタイプと比べて、僅かですが容量が多く600mlとなっています。
真空断熱スポーツボトル FJP-600
ゴクゴク飲める設計の保冷用ボトル
空気穴があるので、飲み口をくわえても、ゴクゴク飲めるようになっています。そのため、スピーディーな水分補給が可能ですよ。
ストロータイプと同じく、容量が600ml。また、保冷のみで保温には対応していません。
まとめ
本記事では、サーモス(THERMOS)の「真空断熱ケータイマグ」について紹介しました。
最期にもう一度、本記事で説明した内容を以下にまとめます。
- 自転車だけでなく、学校や会社に持っていっても違和感を感じないシンプルなデザイン
- 優れた保冷・保温性能を保ち、お手入れも分解できるので簡単
- 自転車用のボトルゲージからスムーズに出し入れできて、飲み口はワンタッチで開きやすいようにできている
- 普段のサイクリングやロングライド、自転車旅では十分に使えるが、1分1秒を争うロードレースに使うには向いていない
夏は冷たい水で喉を潤し、冬はお湯でコーヒーやカップラーメンを作れるため、オールシーズンに使えるのが魅力的ですね。
もし、あなたがボトル選びに悩まれているのであれば、一度「真空断熱ケータイマグ」を使うのを考えてみては如何でしょうか。