自転車の走行中、後方確認に便利なアイテムがバックミラーです。
安全な走行をサポートするアイテムであり、ママチャリやロードバイクなどあらゆる車種に合わせて様々なモデルが販売されています。
購入する際には、ミラーにより自転車への取り付け位置が違っているので注意しよう。なので、自分のライディングスタイルに合うモデルを選びたいですね。
本記事では、ロードバイクやクロスバイクなどスポーツ系自転車に似合うバックミラーを紹介します。
バックミラーが必要な理由と活躍するシチュエーション
自転車で安全に走行するには、目や耳、鼻など五感を研ぎ澄ます必要があります。
特に視覚情報は一番重要であり、判断基準の多くは視覚に頼りがちになりやすいですね。走行中は前方を確認しながら運転するのが基本となりますが、後方から車やバイクなど近づいてくるのを、いち早く確認するためにバックミラーを使うのが便利です。
特に初心者は、後方を目視で確認する際、上体をひねるとバランスを崩して斜行する可能性があります。なので、バックミラーを取り付けていれば、手軽に後方確認ができる。ただし、バックミラーには死角があるので、過信してはダメですよ。
最終的には、目視による後方確認も必要になりますが、バックミラーで車の位置や周りの状況をいち早く把握できるのはメリットが大きいですね。
そこで、バックミラーが活躍するシチュエーションを以下にまとめました。
- 路上駐車や障害物のある道を走る
- 峠や山道を走るヒルクライム
- 長時間走る機会が多い自転車旅やロングライド
- 多人数で走るグループライドやイベント走行
- ナイトライド
くわしくは、下記関連記事で紹介します。
自転車用のバックミラーの紹介
自転車用のバックミラーには、ハンドルバー・バーエンド・フレーム・ヘルメット・腕(手首)などに取り付ける様々なモデルがあります。自分に使いやすいモデルを選びましょう。それでは、バックミラーのおすすめを紹介します。
キャットアイ BM-45
コスパに優れるバーエンドミラー
ドロップハンドルやフラットバーのバーエンドに、取り付け可能なミラーです。
ハンドルバーの内径が、16~25.4mmのタイプに対応。小型ながらも広角な視野を確保できる直径45mmのレンズを採用しました。また、レンズにはガラスを採用しているため、透過性に優れているのが魅力的。もちろん角度調節は可能なので、振り向かずにスムーズな後方確認ができます。
ドロップバーに取り付けた際には膝に当たらず、フラットバーでも狭い場所や人通りの多い道でもミラーが邪魔になりません。
価格が安いのも魅力なので、コスパを重視する方におすすめします。
取付位置 | バーエンド |
レンズサイズ | φ45mm |
重量 | 35g |
ビーム CORKY バーエンドミラー
軽量コンパクトなミラーで格納可能
ミラー部が可動式のため、使用しない日はコンパクトに格納できる軽量コンパクトなミラーです。
そのため、走行時にミラーを開いて手軽に使用できるのが特徴的ですね。取り付け方は、エンドキャップと同じボルト締込式ですよ。バーエンドのキャップのような感覚なので、見た目を損ないません。
ブルー・ブラック・レッドなどカラーバリエーションも豊富。バーテープと合わせて選ぶカスタムを楽しめます。
ミラーは見やすい角度での調節が可能。手軽さと利便性の高さ求めている方におすすめです。
取付位置 | バーエンド |
レンズサイズ | ー |
重量 | 16g |
ゼファール SPIN バックミラー
耐久性に優れた角型形状のミラー
材質に耐熱性と耐衝撃性に優れたABS樹脂を採用した、スマートな角型形状のミラーです。
ハンドルバーの内径が、16~22mmのタイプに対応。ミラーを使用しない時は、ハンドルの内側に折りたためます。また、前後左右に360度回転し、縦方向には180度の調節ができるので、アングル調整の自由度が高いのも魅力的ですね。
自転車通勤や通学、ロングライドに使いたい、品質や機能面に優れるミラーをお探しの方におすすめです。
取付位置 | バーエンド |
レンズサイズ | 60x27mm |
重量 | 45g |
ゼファール Z EYE バックミラー
ヘルメットに取り付ける軽量ミラー
ミラーの素材にABS樹脂を採用した、強度や耐久性に優れている小型・軽量のミラーです。
ヘルメットに取り付けて使用するため、自転車に取り付けたくない方におすすめ。重量が20gしかないので、頭や首にかかる負担は少ないですね。
ミラーの位置は、目との距離が近く、視線を大きく動かさなくても後方確認が簡単にできます。もちろんミラーのアングルは調節可能ですよ。
また、台座をヘルメットに一度取り付ければ、ミラーの取り外しが可能です。両面テープの貼付けによる固定に不安を覚える方は、タイベルトを使用して、ガッチリ固定しましょう。
取付位置 | ヘルメット |
レンズサイズ | ー |
重量 | 20g |
Bike-Eye Frame Mount Mirror
フレームに取り付ける大型ミラー
フレームのセンターに取り付けるため、幅の狭い道を走行しても邪魔にならないミラーです。
そのため、すれ違いざまに人や物にぶつかるリスクが少ないのがメリットですね。また、取付け位置の関係から、駐輪中に自転車が倒れたとしても、壊れにくいのがポイント。
センターにミラーがあると、ペダリングの邪魔になると思いますが、普通に漕いでいる分には、脚が当たることはありません。ただし、ダンシング時には、脚に当たる可能性はゼロではないですよ。
自転車通勤・通学などで混雑した場所や、道幅の狭い場所を通ることが多い方におすすめします。
取付位置 | フレーム |
レンズサイズ | 20.3×12.7×5.1cm |
重量 | 113g |
ブッシュ&ミューラー CYCLESTAR サイクルスター901
クリアな視界が確保しやすい
ドイツの老舗メーカーが手がけるクオリティーの高いミラーです。
左右のハンドルバーやバーエンドに、好みに合わせて取り付けられる。高い撥水性能を誇り、ガラス製のミラーは歪みがなく、いつでもクリアな視界を確保します。
ハンドルバーの内径17.2~22mmに対応。アーム長は130mmもありますが、走行中の振動でも揺れにくいのが良いですね。
取付位置 | ハンドル、バーエンド |
レンズサイズ | φ60mm |
重量 | 113g |
Oziral アームミラー
適用性が広い手首につけて使うミラー
腕時計のように手首に装着して使用するタイプのミラーです。使用しない時は、折りたためるので邪魔にはなりません。
カーブミラーに採用されている凸面ミラーは、後方視野が広く、効果的に危険を予防できる。また、360度回せるミラーなので、自由自在に角度の調節ができます。
リストバンドは、メッシュ素材で蒸れを防ぎ、本体は精巧で丈夫な構造ですよ。それに防水機能を備えているので、長期間使えます。手首に装着して使用するので、どのような自転車にも合う。
ロードバイクなどのサイクリングの際に、使用したい一品です。
取付位置 | 腕 |
レンズサイズ | φ65mm |
重量 | 40g |
リアビズ アームミラー
手首や腕に装着する画期的なバックミラー
見た目は少しゴツいですが、違和感なく自分の手首や腕に装着して、後方を確認できるミラーです。
取り付け部分の幅を調節できるユニバーサルバンドは、最長で340mmもあり、太さのある腕の部分にも取り付け可能。また、季節に関係なく、どんな服装にも合わすことができる。カラーはブラック、レッド、ブルー、グリーン、ピンクから選べます。
使用しているミラーは、凸面鏡なので、歪みが殆どなく視認性も良好。自転車へミラーを取り付けた時のルックスが、気になる方におすすめします。
取付位置 | 腕 |
レンズサイズ | φ40mm |
重量 | 175g |
ハフニー リヤビューミラー
視認性に優れたブルーミラーを採用
一流イタリア自転車メーカーにOEM供給されているミラーです。
ミラーは、たわみの少ないガラス製のブルーラウンドミラーを採用。ミラー支持部分がボールタイプなので、調整角度の範囲が広く、あらゆる方向へ微調整ができます。
ハンドル部の取り付け可能内径は、14.8~22.5mmに対応。標準のステンレスボルトに換えて、軽いチタンボルトとナットを使用しているため、走りを求めるサイクリストに向けて、こだわりを感じますね。
取付位置 | バーエンド |
レンズサイズ | φ62mm |
重量 | 71g |
ゴリックス サイクルミラー GMIRROR-B103
バンド式で脱着が簡単
ドロップハンドルやフラットバーに取り付け可能なミラーです。直径約15~35mmのハンドルバーに対応しており、バンド式なので、取り付けに工具が不要なのがポイント。
走行中の振動で、バンドが緩んでくる可能性はゼロではないので、あまりにもバーの端に取り付けていると、脱落するリスクがあります。
ミラーは視野が広く、変形が中程度の広角凸鏡を採用。ミラーの可動域は360度なので、微調整がしやすいですね。軽量コンパクトで実用性の高いバックミラーを探している方におすすめします。
取付位置 | ハンドルバー、バーエンド |
レンズサイズ | φ53mm |
重量 | 27g |
まとめ
本記事では、自転車に取り付けるバックミラーを紹介しました。
バックミラーは、後方確認に役立ち、走行の安全性を高めてくれるアイテムです。けれど、ミラーだけに頼らず、自分の五感も働かせて注意を怠っては危ないですよ。
バックミラーを使い続けていると、その便利さから手放せなくなります。また、ミラーにより取付位置はことなるので、自分のライディングスタイルに合わせて選びましょう。