※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
旅の体験談

能島水軍・潮流体験に参加、宮窪瀬戸の絶景クルージングの見所とは

能島水軍・潮流体験

愛媛県今治市の大島は、しまなみ海道を構成する島の1つです。この大島の北側には、観光遊覧船に乗って「潮流体験」を楽しめます。

それは、かつて瀬戸内海で活躍していた村上水軍の一員になった気分を味わえる。大島周辺の海峡・宮窪瀬戸をクルージングしながら、潮流を体感しましょう。

船は急流に流されたり、潮の流れに逆らいながら進んでいくのは面白い。また、村上水軍の居城があった能島周辺は見物です。

本記事では、瀬戸内海のクルージングを楽しみながら、潮流体験の見どころを紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 潮流体験に興味がある
  • 村上水軍が活躍した瀬戸内海をクルージングしてみたい

能島水軍・潮流体験とは

能島水軍・潮流体験

瀬戸内海の島々が集まる芸予諸島。古来よりこの海域では、往来する船にとって「最大の難所」でした。

現在でも大阪と九州を結ぶ最短航路にあり、船舶の往来がとても多い場所ですね。

平安末期から戦国時代にかけて、この芸予諸島を掌握し、一大勢力を築き上げたのが村上水軍です。

戦国時代では、能島村上家、来島村上家、因島村上家の三家に分かれており、その中でも最大勢力を誇ったのが能島村上家。その能島村上家の本拠地が天然の要塞・能島ですね。

能島水軍・潮流体験では、遊覧船に乗り込み能島周辺を最大10ノット(時速約18km)でクルージングします。

「ゴー!」と鳴り響く激しい潮流の音を聞きながら、うなり上がるしぶきをかき分けて船は進む。

能島の潮流と無数の渦を間近で見学し、船折瀬戸の激流は迫力満点。また、船上からの伯方・大島大橋の勇姿も見逃せません。

かつて村上水軍が活躍した海域に歴史ロマンを感じながら、海の醍醐味を漫喫しましょう。

潮流体験の受付・出航時刻・所要時間

物産館兼魚食レストラン「能島水軍」
物産館兼魚食レストラン「能島水軍」

潮流体験の受付場所は、物産館兼魚食レストラン「能島水軍」で行います。

基本的に9:00~16:00で毎時00分に船が出航しており、周辺を観光するならば、先に受付を済ませておくのが得策ですよ。

ちなみに、私が受付に訪れた時は、船の出航10分前だったのですが、あえてその便をスルーして1時間あとのフェリーを受付しました。

能島水軍・潮流体験の受付場所
受付場所

実は、自然現象である潮流は、日によってベストタイムとなる時間帯が違っている。公式ホームページで潮流の状態を確認できるので、事前にみておきましょう。

私の場合は、受付時にスタッフに潮流の状態を聞いて、船の出航を1時間後ろに倒した次第です。

この受付場所はレストランですから、ここで食事をして寛ぎながら出航時刻を待つのもよい。

レストラン入口
レストラン入口

また、このレストランの目の前には、村上海賊ミュージアムがある。待ち時間の間に観光するの良いですね。

潮流体験の所用時間は40分です。出航開始5~10分前までには、レストランの裏側にある桟橋へ集合して下さい。

集合場所 桟橋
集合場所 桟橋

集合する際には、レインコートを借りておくように。そうしないと、クルージング中に海水を被る可能性があります。そして、レインコートを着た上からオレンジ色のライフジャケットを着用して準備完了です。

これまで説明した内容を以下にまとめます。

  • 受付場所 物産館兼魚食レストラン「能島水軍」の店内
  • 船の出航時刻 9:00~16:00で毎時00分
  • 所要時間 40分
  • 集合場所 物産館兼魚食レストラン「能島水軍」の裏側にある桟橋

クルージングで宮窪瀬戸の絶景を堪能しよう

船

大島の宮窪漁港から出航した遊覧船は、徐々にスピードを上げて進みます。まるで水上スキーをしているような感覚に陥るかも。

青天の下、潮風が気持ち良い。カモメが飛来していれば、かなり絵になったに違いない。

航路は「能島城跡~船折瀬戸~見近島~伯方・大島大橋」を巡る。この一帯は「宮窪瀬戸」と呼ばれており、来島海峡と共に「四国の水辺八十八ヶ所」にも選ばれている。

つまり、非常に景観のよいエリアなので、カメラの準備を忘れないように。

遊覧船は40人乗りで、激しい波しぶきが入らないよう高目のガードを取り付けている。けれど、先ほど触れましたが、始めからレインコートを着ていた方が無難ですよ。

高目のガード
高目のガード
船に乗船

船を操縦するのは、地元の漁師さん。潮の流れを熟知していなければ船を操れない。

船はスピードを上げ、どんどん急流へと分け入っていきました。

能島近くの潮流ポイントに到着すると、船のエンジンが切られる。すると、潮の流れで船が移動するのです。

轟音を上げる潮の流れは一見の価値あり。まるで海底から噴出しているようだ。そんな風景は「潮が湧く」と表現されます。

激しい潮流
潮流
潮流

これは海水が海底の岩礁に当たることで、流れが上方向に変わるから。岩礁から滝壺のように海水が流れ落ちるのが印象的ですね。

私はそんな「潮流」と「渦」が織りなす景色を眺めながら、カメラのシャッターを押す指が離れませんでした。

潮流に乗った船は、グルグル回転するのでスリル満点。不規則に流れる潮の流れをぜひ、体感してみて下さい。

また、テープで流れるガイダンスに耳を傾けながら、眼前に現れる風景を堪能しましょう。

船上から眺めたダイナミックな景色を、ダイジェストで紹介します。

瀬戸内海の風景(その1)
瀬戸内海の風景(その2)
瀬戸内海の風景(その3)
瀬戸内海の風景(その4)
潮流

能島には、桜が植えられており、船上からでも風情を感じる。

能島の桜
能島の桜

尚、潮流体験の主な見どころは以下の4つです。

  • 船折瀬戸
  • 能島周辺
  • くじら地蔵
  • 伯方・大島大橋

それぞれについて紹介します。

【カメラに関する話】

潮流体験を通じて、船上から瀬戸内海の多島美を楽しめる。ぜひカメラで絶景をおさめてみてはいかがですか。下記記事では、カメラに関する話を紹介します。

【見所①】船折瀬戸の激しい潮流

激しい潮流

能島水軍・潮流体験のメインともいえるのが、船折瀬戸(ふなおりせと)の潮流体験です。

そもそも「船折」という名称は、船が折れるほどの激しい流れという意味が込められている。激しいしぶきを上げる潮流は、まるで滝のように流れ落ちるので迫力満点だ。

運がよければ渦巻も大量に発生するとか。ちなみに私が目撃できたのは小さな渦巻でした。

渦潮
渦巻

渦潮といえば、鳴門海峡の渦潮が全国的に知られていますが、この潮流体験ではあまり渦巻をアピールしていないみたい。

島や海底の岩礁により流れが変えられた潮が、四方八方に流れる。刻一刻と表情を変える姿は実に見ものです。

【見所②】天然の要塞「能島」周辺を巡る

能島周辺
能島周辺

船は往路が能島の北側、復路が南側を通ります。なので、色々な角度から能島を見渡せますね。

先ほども触れましたが、能島には、かつて能島村上家の居城があり、いまは「能島城跡」として当時の姿を垣間見ることができる。

この島を拠点に定めた能島村上家が、この海域を安全に通行するため、水先案内人を務めていたのは、歴史が知るところ。

船上からじっくり能島を眺めていると、石垣や本丸、岩礁に築かれた桟橋の跡など様々な遺構があるのがわかります。

能島の様子
能島の様子

この能島城跡は、日本の海城で唯一の国の史跡に指定されている。現在も発掘調査が続けられており、保存・整備されていますね。

尚、発掘で見つかった多数の武器や武具は、村上海賊ミュージアムにて展示されています。

今回の潮流体験では、能島には上陸しませんが、瀬戸内しまなみリーディングという会社でツアーを実施しており、「えひめSUNSUNツアー」の「能島城跡上陸&潮流クルーズ」に参加すれば、能島を冒険できる。

興味がある方は、参加してみてはいかがでしょうか。

能島を上空から眺められるビュースポットとして、カレイ山展望公園がおすすめ。

こちらが、カレイ山展望公園から眺めた能島。カメラの望遠機能を使えば、全体像が一目瞭然です。

能島
カレイ山展望公園から眺めた能島

【見所③】鯛崎島の南端で見える「くじら地蔵」

鯛崎島の南端
鯛崎島の南端

能島のすぐ隣には、小さな鯛崎島が見て取れます。かつてこの2つの島は、橋でつながっていました。

鯛崎島の南端には、くじら地蔵が安置されている。船の上からその姿を目撃したときは、思わず「あれは何だ!」と言わずにいられませんでした。

くじら地蔵
くじら地蔵

後からくじら地蔵について調べてみると、島の周辺で遊んでいた親子クジラが、母クジラが居眠りしている最中に潮が引いてしまい、母クジラが島に残され海に帰れなくなったという。

泣いているクジラを見かけたお地蔵様が、海の生き物を呼び寄せて、母クジラを海に戻してあげたと伝わっています。

【見所④】船から見上げる伯方・大島大橋の風景

伯方・大島大橋
伯方・大島大橋 真下からの眺め

能島を北側に進むと伯方・大島大橋が見えてきます。

しまなみ海道をサイクリングしていれば、この橋の上を通過するのですが、船上からは下から見上げるアングルです。

船でなければ見られない景観に、テンションが急上昇!

コバルトブルーの海に白い吊り橋と潮流のコントラストが素晴らしい。色んな角度で眺めてみて下さい。

伯方・大島大橋の風景

伯方島と見近島の間には、325mの伯方橋がかかり、見近島と大島との間に840mの大島大橋がかかっている。

桁橋と吊橋という異なる形状の橋が一本になっているのは、実に見応えがありますね。

サイクリング中では、橋から見下ろすと、貨物船や釣り船がのんびりと行き交っており、一見穏やかに見える。

けれど船に乗っていれば、実はかなりの早さで潮が流れているのを感じとれます。

合わせて訪れたい「村上海賊ミュージアム」

村上海賊ミュージアム
村上海賊ミュージアム

村上海賊ミュージアムでは、村上水軍の歴史と活躍を学べます。

能島村上家の末裔に伝わる古文書や美術工芸品、能島城跡の出土品など数多くの展示品があり、村上水軍の足跡をたどれる。

能島水軍・潮流体験と合わせて、足を運んでみてはいかがでしょうか。

尚、村上海賊ミュージアムについては、下記関連記事でくわしく紹介します。

能島水軍・潮流体験の基本情報とアクセス

住所今治市宮窪町宮窪1293-2
電話番号0897-86-3323(物産館兼魚食レストラン「能島水軍」)
営業時間9:00~16:00
定休日月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12/31~1/3)
料金一般1,200円
小学生600円
小学生未満無料
※団体15名様以上で割引有り

【アクセス】

  • 今治港から協和汽船のフェリー(約25分)に乗って、大島・下田水港下船後、タクシーで約15分
  • 西瀬戸自動車道「大島北IC」から車で約5分

能島水軍・潮流体験の駐車場

物産館兼魚食レストラン「能島水軍」前に、無料駐車場があります。(普通車50台、大型バス10台)

まとめ

船上から見えた村上海賊ミュージアム

かつて瀬戸内海を支配下に納め、縦横無尽の活躍をしていた村上水軍。能島水軍・潮流体験では、村上水軍の一員になった気分が味わえます。

エンジンもない時代の船では、激しい潮流が存在する海域を往来することが、どれだけ難しいのかよく分かりました。

不規則に流れる潮の流れを、ぜひ船の動きで体感して下さい。

宮窪瀬戸一帯をクルージングしながら、船折瀬戸や能島周辺、くじら地蔵、伯方・大島大橋などの風景を堪能しましょう。



日本ブログ村、人気ブログランキングへ参加しています。
記事を読んで頂いて、良かったらクリックして頂けると励みになります。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 自転車ブログへ   国内旅行ランキング




本記事を読んで頂きありがとうございました。
日本ブログ村、人気ブログランキングへ参加しています。

良かったらクリックして頂けると励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 自転車ブログへ   国内旅行ランキング


管理人
この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

当ブログのURL:https://tabirin2021.com
ここをクリックすると当ブログの説明と管理人のプロフィールを紹介します。

こーさんをフォローする
たびりん ~ふるさと探訪記~
タイトルとURLをコピーしました