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旅の体験談

島根・日御碕の観光、絶壁に建つ灯台やジオパークを楽しむ景勝地

日御碕の風景

島根半島西端にある日御碕は、島根県を代表する景勝地の1つです。

日本海の荒波に削られた、ダイナミックな断崖に整備された遊歩道を歩けば、自然が作り出した造形美を満喫できますね。柱状の奇岩・柱状節理はまるでアート作品で面白い。また、日本海に沈む美しい夕日は、感動ものですよ。

さらに石造り灯台で日本一の高さを誇る「出雲日御碕灯台」や、歴史と由緒ある日本の夜を守る「日御碕神社」など見どころも目白押し。

本記事では、絶景スポットの宝庫である「日御碕」の魅力を紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 日御碕の魅力を知りたい
  • 絶景スポットに興味がある

日御碕とはどんなところ

出雲日御碕灯台の景観

島根半島の最西端は、変化に富む海岸線が特徴的で、浜あり灘あり入り江あり、海岸線の延長は直線距離の3倍に達するほどです。

また、大小様々な島が数多く散在しており、雄大な日本海とともに織りなす景色は実に素晴らしい。遊歩道が整備されているので、1人やカップル、家族連れでゆっくり歩きたいジオパークですよ。

駐車場の入口前から見える灯台
駐車場の入口前から見える灯台

駐車場に近づいてきたら、白亜の灯台がドーンと見えてくる。さすが日本一の高さ、遠くからでも存在感がすごいです。尚、灯台の南側には日御碕神社があり、東海岸には、おわし浜海水浴場があります。

この灯台付近を中心に、稲佐の浜から鷺浦までの海岸は、大山隠岐国立公園に指定されている。また、灯台へ向かう通りには、多くの食事処が集まる日御碕商店街があります。

食事処
食事処

ここでは、海鮮丼やカレーライス、定食、サザエの壺焼き、イカ焼などが食べられ、日御碕観光の拠点にもってこい。

焼きイカを店頭で販売しており、その匂いにつられてついつい買ってしまうかも。そういう私も美味しく頂きました。

日御碕のマップ
日御碕のマップ

こちらは、日御碕のマップ。マップを見て分かるように、基本的に徒歩での移動がメインです。なので動きやすい服装で訪れよう。周辺には、旅館や民宿があるので、1泊して日御碕をじっくり堪能するのをおすすめします。

断崖絶壁が続く海岸線や松並木の遊歩道

日御碕の遊歩道
日御碕の遊歩道

大山隠岐国立公園内にある日御碕では、海岸沿いに遊歩道が整備されており、基本的に平坦路なので歩きやすいですね。

潮流や波により海岸が削られ、それが原因で隆起した岩盤などが連なる景観は、実に見ごたえがある。展望台や休憩場所も整備されているので、岩礁にぶつかる波の音を聴きながら、自然が作り出した造形美をじっくり観察しよう。

日御碕の景色(その1)
日御碕の景色(その2)
松林
日御碕の景色(その3)

北西の風に耐え倒れるようにして大きく育った松林が印象的。背を大きく曲げていて、人間ならば耐えられないかも。

背を大きく曲げている松
背を大きく曲げている松

また、灯台近くでは、突然断崖絶壁が現れて驚きます。まるで昔の火曜サスペンス劇場で犯人を追い詰めるシーンで使われそうな場所ですよ。眼下を覗くのは、勇気がいるかな。

断崖絶壁
断崖絶壁

どこもかしこも絶景が続き、フォトスポットの宝庫。特に日御碕の碑がある場所がおすすめ。バッグには白亜の灯台や松林を収められる。(嬉)

日御碕のフォトスポット

灯台から北西へ向けて約5分ほど歩くと、「出雲松島」と呼ばれる場所へ辿り着きました。出雲松島では、海に大小様々な大きさの島が浮かんでおり、20個以上ありますね。まさに松島の命名に恥じません。

出雲松島の風景(その1)
出雲松島

この辺りは、マダイやブリの群れが現れるため、人気の高いフィッシングスポットなんだとか。

遊歩道は、ゆっくり歩いても約40~50分ほどで周遊できますので、散策を楽しみましょう。

【カメラに関する話】

日御碕はフォトスポットが多いので、旅の思い出にカメラ撮影を楽しみましょう。下記記事では、カメラに関する話を紹介します。

大自然のアート「柱状節理」

柱状節理
柱状節理

日御碕では、至るどころに柱状の石がきれいに並んでいるのを見かけます。これは、柱状節理(ちゅうじょうせつり)というもの。

火山から流れ出た溶岩が冷える際、規則正しい柱のようなものを造ることがある。長い時間をかけて自然にできたアート作品ですよ。このような場所でなければ、見られない特別なものなので、じっくり観察したいですね。

美しい夕日が見られる展望台

ひのみさき夕日展望台
ひのみさき夕日展望台

遊歩道沿いには、海に張り出すようにして、大きな「ひのみさき夕日展望台」が設置されています。

ここから見る夕日は感動もの。日本海に沈んでいく美しい夕日は、日御碕の旅で忘れられない思い出になるでしょう。

私がこの展望台へ訪れたときは、ほぼ風が吹いておらず雲が全く動かないように見える中、静かに海に沈みこむ夕日が印象的でした。

日御碕の夕景
日御碕の夕景

古来より出雲は、日が沈む聖地として知られており、この地に住む人たちは、きっと夕日に畏敬の念を抱いていたと思う。

2017年には、「日が沈む聖地出雲~神が創り出した地の夕日を巡る~」のストーリが日本遺産に認定され、日御碕は構成文化財に選ばれています。

日本一の高さを誇る「出雲日御崎灯台」

出雲日御崎灯台
出雲日御崎灯台

出雲日御碕灯台は、2022年に国の重要文化財に選ばれた、日本を代表する灯台の1つです。

国内だけでなく世界的にみても歴史的に重要な灯台として認められており、そのような灯台は国内にわずか5基しかありません。

1903年の初点灯からすでに120年以上経過していますが、今でも日本海を航行する船舶の安全を見守っている現役の灯台ですよ。

出雲日御碕灯台

高さ43.65mと高く、海面から灯塔の灯火までは63.30mもある。さすが日本一。近くから見上げると、よりインパクトが抜群だ。

灯台内部は有料ですが、見学をおすすめします。このような灯台は、国内に16基しかないので、たいへん貴重ですね。163段のらせん階段を上り、展望デッキから360度のパノラマ絶景を楽しみましょう。

くわしくは、下記関連記事で紹介します。

日本の夜を守る「日御碕神社」

日御碕神社の楼門
日御碕神社の楼門

日御碕神社は、日沈宮(ひしずみのみや)と神の宮(かみのみや)の2社を合わせた総称です。日沈宮では天照大御神(あまてらすおおみかみ)、神の宮では素戔嗚尊(すさのおのみこと)をお祀りしています。

華やかな桃山時代の面影を残す12棟の社殿や鳥居、石灯籠などが国の重要文化財に指定されており、見ごたえ十分。境内へ踏む入れば、凛と気が引き締まる空気感を感じ、そこにいるだけでも心が洗われてくるような場所ですね。

日御碕神社の遠景(拡大)
日御碕神社の遠景

実は、この日御碕神社には、伊勢神宮とともに特別な役割があります。

1000年前の村上天皇が「伊勢神宮が日本の昼を守る、そして日御碕神社は日本の夜を守れ」という勅命を出している。今でもその役割を守っている唯一無二の神社です。

日御碕神社については、下記関連記事でくわしく紹介します。

経島と鳥見台からの眺め

鳥見台
鳥見台

海側に突き出した小高い丘には「鳥見台」と呼ばれる展望台が設置されており、そこから経島(ふみしま)を一望できます。

経島は、ウミネコの繁殖場所として有名。国の天然記念物にも指定さている聖なる島です。

経島
経島

一般人は立ち入り禁止で、毎年8月7日の日御碕神社の例祭時に、宮司だけが渡れる特別な島ですよ。

日御碕神社から歩いて約2~4分ほど歩くと、漁港へ辿り着き、そこから浅瀬に浮かぶ経島が良く見えます。

経島にある社と鳥居
経島にある社と鳥居

島全体は柱状節理に覆われており、その上に小さな社と鳥居が見て取れる。なので、経島の社に向かって、手を合わせて遥拝してみよう。

実は、この近くの海中には、謎の古代海底神殿が発見されたとか。歴史ロマンがそそられる事実にテンションがあがります。

隠れフォトスポット「もしもし灯台」

もしもし灯台
もしもし灯台

駐車場には、バス停やトイレ、飲料の自動販売機がありますが、忘れてならないものが「もしもし灯台」です。

もしもし灯台とは、灯台の外観に似せた公衆電話。隠れフォトスポットといえるのではないでしょうかね。1988年(昭和63年)に設置され、まだまだ現役ですよ。

もしもし灯台の案内
もしもし灯台の案内

入口の扉に使い方を書いた紙が貼られていますが、その案内文の記述が、ある意味切ない。

「どうやって使うんですか?」の質問に対して「一応、公衆電話です。お金(またはテレフォンカード)を入れると、電話ができます。(以下略)」との回答。今や一人一人が携帯電話やスマホを持つご時世。文章の頭に『一応』と書かれた文字に自信のなさを感じ、哀愁を誘いますね。

日御碕ビジターセンターで情報収集

日御碕ビジターセンター
日御碕ビジターセンター

駐車場へ到着後、最初に訪れたいのは日御碕ビジターセンターです。こちらでは、以下のサービスが提供されています。

  • パンフレットの入手
  • マンホールカード配布
  • オリジナル缶バッジ作成(1個300円)
  • 手荷物預かり(2時間まで300円 2時間以上500円)
  • 車いす貸出(1台無料)
  • ピクニックレンタルセット(1セット1000円)
  • ポストカードや藻塩などの土産品(有料)
食事処をまとめた案内板
食事処をまとめた案内板

館内には、食事処をまとめた案内板があり、これは便利。

日御碕謎解き散歩
日御碕謎解き散歩

また、「日御碕謎解き散歩」に参加して全ての謎が解ければ、お宝がGETできるという。興味がある方は、ぜひチャレンジしてみよう。

  • 電話番号 0853-54-5400
  • 営業時間 9:00~17:00
  • 定休日 無休

日御碕の基本情報とアクセス

住所島根県出雲市大社町日御碕598
電話番号0853-54-5400(日御碕ビジターセンター)

【アクセス】

  • 出雲大社から車で約17分
  • 山陰自動車道「出雲IC」から車で約27分
  • JR出雲市駅からバスで約60分、出雲大社連絡所からバスで約20分
    • 両方とも日御碕灯台のバス停下車後、徒歩約5分
    • バスは1日5本と少なく、日帰りするならば最終バスに乗り遅れないよう注意が必要

日御碕の駐車場

日御碕には、無料駐車場が2つあります。

第1駐車場:65台、第2駐車場:175台(バス6台)

まとめ

日御碕にある顔出しパネル

日御碕は、島根半島西端に位置する島根を代表する景勝地の1つです。

日本海と断崖が織りなす独特の景色は、実に見ごたえがありますね。遊歩道が整備されているので、ゆっくり散策を楽しみましょう。

また、石造り灯台で日本一の高さを誇る「出雲日御碕灯台」や、日本の夜を守る「日御碕神社」には、ぜひ足を運んでみて下さい。

灯台の頂上からは、360度のパノラマ絶景が広がり、桃山文化を今に残す社殿は、まるで竜宮城のようです。出雲大社から車で約17分ほどなので、一緒に訪れるのをおすすめします。

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