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旅の体験談

島根・出雲日御碕灯台で美しい景色を満喫、灯台内部や周辺施設も紹介

出雲日御碕灯台

島根県を代表する観光スポット「出雲大社」から海岸線を北上すれば、日御碕へ辿り着きます。

そこには、石造り灯台で日本一の高さを誇る「出雲日御碕灯台(いずもひのみさきとうだい)」がそびえ立ち、自然に目が引き付けられるのは、仕方がありません。

蒼い空、青い海によく映える巨大な白亜の灯台は、インパクト抜群。360度のパノラマ絶景が広がる景勝地ですよ。

また、周辺には食事処や日御碕灯台のビジターセンターなど施設も充実。遊歩道を歩きながら、灯台のある景色を満喫しましょう。

本記事では、出雲日御碕灯台の魅力や周辺施設を紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 灯台に興味がある
  • 出雲日御碕灯台の魅力を知りたい

出雲日御碕灯台とは

出雲日御碕灯台
出雲日御碕灯台

出雲日御碕灯台は、島根県出雲市にある日御碕の突端にそびえ立つ灯台です。周囲は大山隠岐国立公園の一部となっており、風光明媚な景勝地として訪れる人を楽しませてくれます。

1903年(明治36年)4月1日に初点灯しました。建設当初から日本一の高さを誇る石造洋式灯台であり、それは今も変わりません。

日本人による設計・施工で、同県八束郡森山産の凝灰質砂岩を使用し、100余年の風雪に耐えた折り紙付きの耐久性はすごいですね。

出雲日御碕灯台の景観

日本を代表する灯台の1つであり、歴史的文化財的価値が高く、最重要のAランク保存灯台に選ばれている。2022年(令和4年)2月9日には、国の重要文化財に指定されました。

その他の経歴を紹介すると、以下の通り。

  • 1900年:着工
  • 1903年:初点灯
  • 1991年:最重要のAランク保存灯台に選ばれる
  • 1998年:「あなたが選ぶ日本の灯台50選」に選ばれる
  • 1998年:「世界各国の歴史的に特に重要な灯台100選」に選ばれる
  • 2013年:国の登録有形文化財に指定される
  • 2022年:国の重要文化財に指定される

年表で並べると分かりやすく、素晴らしい経歴を誇る灯台ということが一目瞭然です。

国内だけでなく世界的にも重要な灯台として認められており、そのような灯台は国内でわずか5基しかなく、島根県からは、美保関灯台ともにランクインしています。

日本一の高さを誇る美しい白亜の灯台

出雲日御碕灯台の雄姿

出雲日御碕灯台の高さ43.65mと高く、だいたい15階建てのビルを想像していただくと、その大きさがイメージしやすいです。それに海面から灯塔の灯火までは、63.30mもあります。

これだけの高さがあるため、駐車場に近づくにつれ、遠くからでもよく見えてくるので、テンションが上がりますね。

この灯台へ近づくと、本当に想像以上の大きさにビックリ。数値以上に高く感じるのは、そのシャープな外観の影響かも知れません。

出雲日御碕灯台の灯頂
灯頂
出雲日御碕灯台の外壁
外壁

外壁が石造、内壁がレンガという2重構造にすることで、耐震性能もバッチリ。明治時代に導入された石造建築の技術と、日本古来の築城技術などを併用して造られました。

まるでヨーロッパのお城のような外観は、周囲の自然の景観と合わさって、地中海を思わせる青と白のコントラストの美しさは実に見事です。

夕暮れ時の灯台
夕暮れ時の灯台

また、夕暮れ時になると、日中とは違った幻想的な雰囲気を醸し出す。

オレンジ色に輝く灯台のシルエットは、見る者をより魅了する。この自然が織りなすアートに拍手喝采を送りたい。

夕暮れ時の灯台を眺めていると、2017年に一般社団法人日本ロマンチスト協会により「恋する灯台」に認定されたことについて、激しくうなづけますね。

【カメラに関する話】

出雲日御碕灯台は写真映えがするフォトスポットなので、カメラ撮影を楽しみましょう。下記記事では、カメラに関する話を紹介します。

出雲日御碕灯台の受付と注意事項

出雲日御碕灯台の入口
出雲日御碕灯台の入口

出雲日御碕灯台の受付は、灯台の中にあります。灯台の上へ登る場合は、ここで参観チケット(中学生以上で300円)を購入しましょう。

所要時間は往復で約30分ほどかかります。また、灯台周辺の遊歩道を散策するならば、灯台の内部見学と含め70~80分ほどみておきたい。

また、灯台の内部を見学する際の注意事項を、以下にまとめました。

  • 土足厳禁なので、靴を下駄箱に入れる
  • 動きやすい服装をする(一部に急階段があるので、女性はパンツスタイルがおすすめ)
  • 階段は狭いので、荷物は少なめにする(リュックなどで手荷物を持たないようにするとよい)
  • 階段は降りる人優先、また滑ると危ないのでゆっくり歩く

出雲日御碕灯台の内部を見学

出雲日御碕灯台の内部

受付を済ませたら、通路の奥にみえる階段へ向かいましょう。階段は、らせん階段になっていて、163段もあるので結構しんどいですよ。

らせん階段を見上げた眺めがこちら。

らせん階段を見上げた眺め
らせん階段を見上げた

反対に上から見下げた眺めがこちらです。何となく雰囲気が分かると思います。

らせん階段を見下げた眺め
らせん階段を見下げた

階段の幅は、人ひとりが通れるほどしかないため、上に行く人、下に行く人はすれ違いができません。なので「降りる人優先」と注意喚起していました。

「降りる人優先」と注意喚起

出雲日御碕灯台の内部は、6階構成+レンズのある灯室でできており、各階では建設当時からのパネル写真などが飾っていますので見物していきましょう。

また、のぼれる灯台のスタンプラリーの説明やオリジナルグッズについて宣伝をしています。

スタンプラリーの説明

ちなみに、受付では出雲日御碕灯台のストラップを限定販売しているので、記念に購入してみてはいかがですか。

ある程度階段を上ると、いま何段目なのか案内している。これで残りの段数が計算できます。

階段の段数
階段の段数

らせん階段を上りきると、最後に急階段が現れました。頭上に注意して上がりましょう。もちろん降りる時も注意を忘れずに。

急階段

この階段を上ると、頭上には巨大なレンズが見えてくる。

第1等レンズ
第1等レンズ

これが国内に5基しかない最大サイズの第1等レンズですか。うん、本当に大きい。

周囲を見ると、展望デッキへ続くドアが開いているので、そこから外へ出られます。

国内で登れる灯台は、わずか16基しかないので、とても貴重な体験をしました。

頂上からみる360度のパノラマ絶景

出雲日御碕灯台の展望デッキ
出雲日御碕灯台の展望デッキ

展望デッキへ足を踏み入れると、分かっていましたがかなり高い。これは高所恐怖症の人は足がすくむかも。

ぐるりと1周できるので、360度のパノラマ絶景を楽しめます。目の前に広がる日本海の眺めは感動ものですよ。この灯台ができた明治時代より、多くの人たちがこの光景に見ていると思うと、感慨深いですね。

眼下に目を向けると、灯台周辺の海岸、および遊歩道沿いを見渡せる。そこで、頂上から見える景色をダイジェストで紹介します。

出雲日御碕灯台からの眺め(その1)
出雲日御碕灯台からの眺め(その2)
出雲日御碕灯台からの眺め(その4)
出雲日御碕灯台からの眺め(その3)
出雲日御碕灯台からの眺め(その5)

頂上からでは分かりにくいですが、灯台周辺の海岸では「柱状節理」を見かける。

島根半島・宍道湖中海ジオパーク

これは、1600万年前に流出した溶岩の冷却収縮によってできたもので、島根半島・宍道湖中海ジオパークの代表的な見どころに選ばれているので、お見逃しなく。灯台を降りてからじっくり見学しましょう。

双眼鏡を持っていれば、遠くまでハッキリ見えるのでおすすめ。双眼鏡をもっていなければ、カメラのズーム機能で代用できます。

頑張って頂上まで登ったからこそ、この景色が見れるわけですから、多くの人にぜひチャレンジして欲しいですね。

遊歩道を散策しよう

出雲日御碕灯台の遊歩道
出雲日御碕灯台の遊歩道

灯台周辺は、大山隠岐国立公園となっており、海食によって隆起した岩盤や柱状節理、ダイナミックな断崖絶壁が連なります。

ゆっくり歩きながら、自然が作り出した造形美を満喫しよう。灯台から北西へ向けて約5分ほど歩くと、「出雲松島」と呼ばれる絶景スポットへ辿り着きました。

出雲松島の風景(その1)
出雲松島の風景(その1)
出雲松島の風景(その2)
出雲松島の風景(その2)

出雲松島では、大小様々な大きさの島が20個以上からなり立っており、松島の命名にも納得感がありますね。

実はこの辺りは、マダイやブリの群れが現れる釣りを楽しむ人にとっては、人気の高いフィッシングスポットになっているそうですよ。

ちなみに、出雲松島の展望スポットの近くには、松林の中にアスファルトの道をあるので、そのまま進めば駐車場へ辿り着きます。(灯台へ引き返すより近道です。)

出雲日御碕灯台の周辺施設

出雲日御碕灯台の周辺には、灯台の展示室や食事処などがありますので紹介します。

灯台資料展示室

灯台資料展示室
灯台資料展示室

灯台資料展示室は、出雲日御碕灯台の敷地内にあります。

この展示室では、出雲日御碕灯台の歴史や構造、ライトの仕組みなどについて学べる。

灯台資料展示室内の様子

室内はそれほど大きくないので、展示内容を見るだけならば、5~10分もあれば十分ですね。

無料で入れますので、足を運んでみましょう。

トイレ

出雲日御碕灯台のトイレ
トイレ

駐車場に大きなトイレがあります。きれいな様式トイレでした。せっかく日御碕まで訪れたのだから、灯台だけでなく大山隠岐国立公園を歩いて自然を満喫しよう。

トイレがあるのとないのでは、精神的に安心感が違いますね。

日御碕ビジターセンター

日御碕ビジターセンター
日御碕ビジターセンター

駐車場についたら、一番初めに立ち寄りたいのが、日御碕ビジターセンターです。

こちらでは、観光パンフレットの入手や情報収集ができる。また、土産物の販売や手荷物の預かり、車いすの貸出しなどを行っています。

  • 電話番号 0853-54-5400
  • 営業時間 9:00~17:00
  • 定休日 無休

食事処

食事処
食事処

駐車場から出雲日御碕灯台へ向かう通りは、日御碕商店街があり、多くの食事処があります。

海鮮丼やカレーライス、定食、サザエの壺焼き、イカ焼などが食べられ、日御碕観光の拠点にもってこい。店内によっては、わかめなどの海産物のお土産を買えますよ。

出雲日御碕灯台の基本情報とアクセス

住所島根県出雲市大社町日御碕1478
電話番号0853-54-5341
参観時間平日 9:00~16:30(10月~2月)
平日 9:00~17:00(3月~9月)
土日祝 9:00~17:00
入場は参観終了時刻の20分前まで
定休日年末(12/30、12/31)
入館料大人(中学生以上)300円
小学生以下、障害者 (介助の方1名まで)無料

【アクセス】

  • 出雲大社から車で約17分
  • 山陰自動車道「出雲IC」から車で約27分
  • JR出雲市駅からバスで約60分、出雲大社連絡所からバスで約20分
    • 両方とも日御碕灯台のバス停下車後、徒歩約5分
    • バスは1日5本と少なく、日帰りするならば最終バスに乗り遅れないよう注意が必要

出雲日御碕灯台の駐車場

出雲日御碕灯台には、無料駐車場が2つあります。駐車場から灯台までは、徒歩約3分ほどです。

第1駐車場:65台、第2駐車場:175台(バス6台)

まとめ

オレンジ色に染まる灯台

出雲日御碕灯台は、石造り灯台で日本一の高さを誇り、階段で頂上まで上れます。頂上からの景色は、息を飲むような360度のパノラマ絶景が広がり、どこまでも続く水平線が見えてくる。

また、灯台はライトアップをしている時期もあるようで、より写真映えするでしょう。周辺には、多くの食事処や旅館・民宿など宿泊施設がありますので拠点にどうぞ。

日中は開放感あふれる遊歩道や灯台からの景色を満喫し、夕方になれば灯台近くの海岸から、日本海に沈む美しい夕日を眺めて過ごしてみてはいかがですか。



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この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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