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旅の体験談

兵庫・加古川右岸自転車道でのんびりサイクリング、その魅力と見どころを紹介

「加古川右岸自転車道」の紹介サムネ

兵庫県の中央部から南へ流れ、播磨平野を貫流して豊かな恵を運んでくれる一級河川・「加古川」。

その名を冠したサイクリングロードが「加古川右岸自転車道」です。高砂市高砂町から加古川市志方町まで結ぶ大規模な自転車道には、開放感たっぷりな河川敷や権現ダム周辺の豊かな自然があふれています。

そんなサイクリングロードをのんびりと自転車で駆け抜けてみませんか。道中には、風光明媚な海辺の公園「高砂海浜公園」や大規模なソーラーパネルの景観、奥新田西古墳など魅力的な見どころがいっぱい。

本記事では、加古川右岸自転車道の魅力と見どころを紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • サイクリングが趣味
  • 兵庫県のサイクリングロードを知りたい
  • 加古川右岸自転車道の見どころを知りたい

加古川右岸自転車道の魅力とは

加古川右岸自転車道の風景

加古川右岸自転車道は、高砂海浜公園(高砂市)から志方東公園(加古川市)まで加古川の右岸沿いを結ぶサイクリングロードです。

正式名称は「兵庫県道569号加古川右岸自転車道線」ですね。サイクリングを始めウォーキングやジョギングなどを楽しめるコースとなっています。

河川敷から眺める清々しい景観や権現ダム周辺の壮大なパノラマは見事なり。また、のどかで素朴な田舎の田園風景が広がり、水面に空を映す様や秋の黄金色の景色はノスタルジーを感じるだろう。

個人的には、権現ダムにある大規模なソーラーパネルの景観には驚きました。

桜や新緑、紅葉など四季折々の豊かな自然を満喫できるのが最大の魅力なので、気にいった場所へ足をとめながら、のんびりとサイクリングを楽しんで下さいね。

加古川右岸自転車道のコースを紹介

加古川右岸自転車道のコース(略図)
加古川右岸自転車道のコース(略図)

加古川右岸自転車道は、加古川河口に隣接する高砂海浜公園を起点に加古川に沿って北上することから始まります。そして、中盤から権現ダム周辺を通過し、終点の志方東公園へ向かう全長22.5kmのコースです。

道中には、コンビニや商店などが少ないので、飲み物や食べ物は事前に準備しておきましょう。

コース前半は、河川敷など約10kmほど加古川沿いの平坦区間を走り、14~20kmぐらいから権現ダム周辺のより豊かな自然を見渡せる区間となります。

尚、権現ダムへ差し掛かる頃から終点の志方東公園までそれなりの坂道が続くので、ママチャリでは少し辛いかも。

そう考えると、志方東公園を起点にして、高砂海浜公園へ向かうコース取りにするのもアリですね。ちなみに、私は志方東公園を起点にして走りましたので、より楽に走れるのを体感できました。

初めて走る人向けに、高砂海浜公園を起点にしたコースを簡単に紹介します。

高砂海浜公園の入口前にあるコース起点案内板、ここから出発
高砂海浜公園の入口前にあるコース起点案内板、ここから出発

コース上の至るどころに自転車の形を模した案内板が設置されています。車輪に当たる部分には、加古川右岸自転車道の全体図と、志方東公園までの残り距離を表示しているのはありがたいですね。

目的地までの距離が具体的に分かったり、本当にこの道で合っているのかといった不安を解消してくれるぞ。できれば高砂海浜公園までの距離も表示されていれば、より良かったと思いました。

ちなみに、高砂海浜公園側には起点の案内板があるのですが、志方東公園の方にはゴールの案内板はありません。

堤防上から加古川の河川敷へ
堤防上から加古川の河川敷へ
河川敷を走る
河川敷を走る

雄大な加古川を横目で眺めながら堤防沿いのサイクリンロードを北上すると、いつしか車道へと出ます。

山陽電鉄本線や山陽新幹線の鉄道橋をくぐり抜けながら先へ進み、堤防上の遊歩道から河川敷へ入れるのでそちらへ向かいましょう。

加古川大橋をくぐり抜ける
加古川大橋をくぐり抜ける
案内板を発見
案内板を発見

数は少ないですが、コース上には自転車を模した案内板以外にも現在地と起点・終点までの距離を示す案内板も設置されています。

ガソリンスタンド横の道を通る
ガソリンスタンド横の道を通る
道なりに進もう
道なりに進もう

しばらくして河川敷を離れると再び車道へ出ますが、出河原交差点奥に見えるガソリンスタンド横の道を進み、高砂加古川西線(県道79号)の北側に隣接する通路を通過して下さいね。

坂道を上り県道79号線へ
坂道を上り県道79号線へ
横断歩道を渡り対岸へ
横断歩道を渡り対岸へ

そして、U字に曲がる坂道を上り高砂加古川西線へ合流すると、横断歩道を渡り向こう岸へ移動します。初見では、ここまでの流れが少し間違いやすいかな。

なので、始めから高砂加古川西線(県道79号)を走り続けていれば良いと思うかも知れませんが、初見ではどの横断歩道を渡れば良いのか判断が難しいです。結局、コース通り走った方が無難ですよ。

権現川沿いを進む
権現川沿いを進む
たくさんのソーラーパネル
たくさんのソーラーパネル

ここまでくれば、後はほぼ一本道。西川や権現川沿いの自転車道を進み権現ダムへ向かいます。

ダムへ近づくにつれ、ダム斜面にぎっちりと配置されたソーラーパネルが見えてくる。その数の多さは実に壮観で驚きました。

権現ダム周辺を疾走
権現ダム周辺を疾走
休憩所はAからGまでの7ヶ所ある
休憩所はAからGまでの7ヶ所ある

また、権現ダム周辺には休憩所が多いので、必要に応じて休憩を取って下さいね。

播磨中央自転車道の入口
播磨中央自転車道の入口

権現池沿いを走り続けていると、播磨中央自転車道との接続地点が現れます。終点の志方東公園へ到着した後で、播磨中央自転車道へ向かうのも面白そう。

播磨中央自転車道は全長約13.8kmのコースであり、権現ダムから東へ進むと、加西市方面の田園風景を楽しみながら加東市の播磨中央公園へ辿り着きます。

時間に余裕があるのであれば、2つのサイクリンロードの制覇を試みてはいかがですか。

吹田山口線の高架橋
吹田山口線の高架橋
志方東公園
志方東公園

しばらくの間、権現池の外周を走っていると、遠くに吹田山口線の高架橋が見えてきます。脇道へ入りそちら方面へ進路を変更し、道なりに進むと小野志方線(県道118号)へ合流。

そして、小野志方線を西へ向けて進むと、終点の志方東公園へ辿り着きます。

起点・終点の最寄り駅はどこ?

北条鉄道・田原駅
北条鉄道・田原駅

鉄道を利用して輪行するならば、起点となる高砂海浜公園の最寄り駅は山陽電鉄・高砂駅です。駅から公園までは約2.5kmほどですね。

利便性を考えると、新快速が止まるJR加古川駅に軍配が上がるでしょう。この駅からならば約6kmで高砂海浜公園へ辿り着けるので、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ向けの自転車であれば、全く苦にならない距離です。

一方、終点となる志方東公園の最寄り駅は、6km先にある北条鉄道・田原駅となります。車で起点(又は終点)まで向かうのであれば、それぞれの公園の駐車場を利用しましょう。

加古川右岸自転車道の主な見どころを紹介

加古川右岸自転車道の主な見どころを、以下にまとめます。

  • 高砂海浜公園
  • 加古川みなもロード
  • 権現ダム
  • 権現池
  • 奥新田西古墳
  • 志方東公園

これらはどれもコース上にあるので、ぜひ足を運んでみよう。休憩を取りながら、ゆっくりと景色などを楽しんで下さいね。

特に高砂海浜公園は起点となるので、園内に立ち寄らず直ぐに出発する人が多いのではないだろうか。景色がとても良いので、園内を散策した後で出発するのをおすすめします。

起点となる海辺の公園「高砂海浜公園」

高砂海浜公園
高砂海浜公園

高砂海浜公園は、日本の白砂青松100選に選ばれており、青空と海と松のコントラストがとても映える風光明媚な公園です。散策するだけでも楽しい時間をすごせます。

また、隣接する向島公園には、芝生広場や野球場、テニスコート、児童遊具、孔雀舎などがありますね。

松林の奥にある松涛橋を渡り高砂島へ向かうと、播磨灘を一望できる絶好のロケーションへ辿り着く。そして、そこに設置されているのが「愛のモニュメント」ですよ。

愛のモニュメント
愛のモニュメント

このモニュメント、「ブライダル都市・高砂」をより推進すべく設置されました。

銀色に輝く高さ約2mのこのモニュメントは、四葉のクローバーと金色のハートを組み合せ、中央に鐘を配置したお洒落なデザインです。

謎の石碑
謎の石碑

個人的に気になったのは、こちらの石碑。見るからに重量感のある石を組合わせた構造物ですね。門や鳥居に見えなくもないですが、何かの儀式に用いられていたのだろうか。

特に案内板がなかったので、正体は分かりませんでした。

フルマラソンコースに選ばれている「加古川みなもロード」

加古川みなもロード
加古川みなもロード

加古川の河川敷には、日本陸上競技連盟公認の常設マラソンコースがあります。高低差の少ない平坦路なので、ジョギングはもちろんのことウォーキングやサイクリングにもおすすめです。

兵庫県が平成15年に整備して以降、地元の高砂・加古川のマラソン大会や駅伝大会など毎年様々な大会に利用されている名コースですよ。「加古川みなもロード」という愛称で呼ばれています。

加古川河川敷の風景

加古川の豊かな自然や水面の景観を眺めながら、ゆっくりと自転車のペダルを回してみよう。

特に夕暮れ時は格別なんだとか。夕陽に照らされてオレンジ色に輝く川面や、遠くに見える町並みなどが織りなす景観に哀愁を感じるそうでよ。そう聞くと、興味が湧きませんか。

なので、加古川右岸自転車道をサイクリングする際には、1日のハイライトとして最後に過ごす場所にピッタリ。四季を通じて様々な表情を見せてくれる河川敷の景観を味わって下さいね。

権現ダムの大規模なソーラーパネルの景観

権現ダム
権現ダム

権現ダムは、1982年に加古川工業用水の安定供給を目的に建設されました。第1ダムから第3ダムまで3ヶ所あり、貯水量は1100万トンもあるという。

ダムの形式は、岩石や土砂を積み上げて堤体を築く「ロックフィルダム」と呼ばれるものです。

特に第1ダムに注目。3つのダムで一番規模が大きく、堤高32.6m、堤頂長357.4mもあります。さらに約22度の傾斜面には、整然と並んでいる太陽光パネル(ソーラーパネル)がいっぱい。

ソーラーパネルの景観よ
ソーラーパネルの景観よ

それがこちらの写真。どうですか、壮観でしょ。水をためるというダム本来の役割を果たしながら、発電という機能も満たしているとは、これを考えた人の発想力に脱帽です。

そもそもダムの堤体にソーラーパネルを固定した発電所というのは、世界的にみても珍しい。

実際、太陽光発電所(メガソーラー)の設置は、自然の景観が損なわれるや反射光の問題などで様々な問題をはらんでいるので、一朝一夕にいきません。環境への配慮やデザインの工夫が大事になります。

なので、「ダム+メガソーラー」が織りなす貴重な景観をじっくりと見物していきましょう。

豊かな自然を観察できる「権現池」周辺と権現総合公園

権現池の風景
権現池の風景

先ほど紹介した権現ダムのダム湖が「権現池(権現湖)」です。権現池の周囲には、公園などが整備されており、豊かな自然や野鳥、草花などを楽しめます。

また、約29.5kmの周回コースを整備済み。その一部が加古川右岸自転車道になっていて、自然の景観と快適な道路環境からサイクリストの人気が高いです。

サイクルステーション
サイクルステーション

2025年3月には、権現池の周囲に権現総合公園がオープン。小さな子供向けの遊具やキャンプ場だけでなく、サイクルステーションも整備されています。

シャワーや自転車専用ロッカーを利用して快適に休憩できるとは、ありがたいですね。(利用するにはパークセンターでの申請が必要)

横穴式石室が目を引く「奥新田西古墳」

奥新田西古墳
奥新田西古墳

権現総合公園の出入り口付近にある古墳広場には、芝生の中にポツンと建ち、とても目を引く約1,500年前の「奥新田西古墳」があります。

発掘調査の結果、直径約15mの円墳ということですが、石室の盛土と天井が崩れて穴が開いた状態なので、そのようには見えないですね。しかし、かえってそれが不思議な魅力を醸し出しているのではないだろうか。

6世紀後半から7世紀の古墳時代後期に造られたそうで、内部からは多くの須恵器や鉄製品などの副葬品が出土しました。

フォトスポットになっている
フォトスポットになっている

古墳前には、公園の愛称である「GONGEN」の文字モニュメントが設置されているぞ。古墳の悠久な歴史的な雰囲気と、現代的なモニュメントの組み合わせがいい感じ。

ぜひ訪れた記念となる一枚を撮ってみて下さいね。

豊かな自然に恵まれた「志方東公園」

志方東公園
志方東公園(芝生広場)

志方東公園は、芝生広場や多目的グラウンド、ナイター設備完備のテニスコート、アスレチック施設を備えた多機能公園です。

加古川右岸自転車道のゴールとなっています。公園で一休みしたあとで、元来た道を折り返すのも良し。6km先にある北条鉄道・田原駅から輪行で帰路に付くのも良し。

また、権現池周辺から接続する播磨中央自転車道をサイクリングするのも良いですね。

七つ池
七つ池

公園の北側には、野鳥の観察を楽しめる上ノ池・中ノ池・下ノ池・平池など7つのため池があります。

約300年前に造られたものだそうで、古くから人の営みがあるとのこと。実際に旧石器時代の遺跡が見つかっています。

さらに近年の池の改修時に奈良時代の窯跡が発見されました。実に歴史ロマンを感じさせる場所だと思います。

まとめ

加古川右岸自転車道の案内板

加古川右岸自転車道の前半は河川敷なので平坦が続きますが、権現ダムから志方東公園まではそれなりに坂道が続きます。

全体的にみると、よく整備されているので走りやすかったですね。ただし、一部の分近点では分かりづらいところがありました。

また、道中にはコンビニや商店などが少ないので、飲み物や食べ物は事前に準備しておくことが大事。全長22.5kmしかないので、普段からロングライドを楽しんでいる人には少し物足りない距離かも知れません。

しかし、のんびりとサイクリングするには丁度良い距離なので、気になる場所で足をとめて過ごしながら豊かな自然を楽しんで下さいね。



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この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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