徳島県のシンボルとして多くの市民に親しまれている眉山。
この眉山山頂からの眺めは、徳島市を一望できる絶景スポットであり、恋人たちが永遠の愛を誓うスポットにもなっています。
また、四国一の呼び声が高い徳島県を代表する夜景スポットです。ロープウェイに乗って、眉山山頂にある眉山公園へ訪れてみましょう。
ゆっくりと園内を散策して、山頂の空気を吸えば心も体もリフレッシュしますね。
本記事では、万葉集の歌にも詠まれている眉山の見どころについて紹介します。
眉山とは
眉山とは、その名前が示す通り、どの方向から見ても眉の形をしている山であることから眉山と呼ばれています。
古くは歌人「船王」が「眉のごと雲居に見ゆる阿波の山かけて漕ぐ舟とまり知らずも」と万葉集で詠んでおり、万葉の昔から現代に至るまで徳島のシンボルとしてあり続けている山です。
標高290mの山頂には、眉山公園が整備されており、天気が良い日には、瀬戸内海を始め阿讃山脈、紀州の山々などを見渡せるパノラマ絶景を堪能できるビュースポットになっています。
また、徳島市の市街地に位置しているため、アクセスは抜群であり、車は元よりハイキングコースの整備、ロープウェイの運行がされており、様々な手段で眉山山頂へ訪れることができるのも魅力の一つです。
【公園・テーマパークの紹介】
眉山公園のようにロープウェイに乗って向かう公園や動物と触れ合えるテーマパークなど旅を続けていると様々な公園などへ立ち寄りますので、下記記事で紹介します。
阿波踊り会館からロープウェイに乗ろう
眉山山頂へ向かうには、ロープウェイをおすすめします。
ロープウェイ乗り場は、徳島が誇る阿波踊りを一年中楽しめる阿波踊り会館の5階にありますので、この会館のエレベーターを使って5階へ向かいましょう。
阿波踊り会館では、阿波踊りに関する情報や体験をすることができますので、興味がある人は訪れてみると楽しめますね。
ロープウェイは、時期によって運行時間が異なってきますので注意が必要です。
ロープウェイの運行時間と料金はこちら。
眉山ロープウェイ山麓駅
- 住所 徳島県徳島市新町橋2丁目20番地 阿波おどり会館5階
- 運行時間(期間内に運休や時間変更して運行する場合有り)
- 4/1~10/31 9:00~21:00
- 11/1~3/31 9:00~17:30
- 元旦(1/1) 6:00~17:30
- 定休日 無休
- 料金
- 一般(中学生以上)片道620円 往復1,030円
- 小学生 片道300円 往復510円
- 料金については、団体割引やセット料金もありますので、詳細については、阿波踊り会館の公式ホームページでご確認下さい。
ロープウェイに乗って眉山山頂までは、わずが6分です。
ロープウェイから眼下の景色を楽しみましょう。
徳島市の町並みを眺めていると、徐々に高度が上って行きます。
高度が上がるにつれ、景色が広がっていきますのでお見逃しなく。
景色を堪能していると、あっという間に眉山山頂駅へ到着しました。
ロープウェイを降り立つと、鬼滅の刃のキャラクターたちがお出迎えしてくれており、テンションが上がります。(笑)
嘴平伊之助(はしびらいのすけ)から「猪突猛進!!」のかけ声が聞こえてくる気がして、指を指してる方向へ急いで歩いた次第です。
また、竈門禰豆子(かまどねずこ)が両手を上げて広げており、「眉山公園を楽しんできて!」と言っている気がしました。
眉山公園の見どころを紹介
眉山公園は、約258万平方メートルの広大な敷地内に様々な見どころが点在しています。
今回紹介する見どころは以下の8つです。
- 展望台からのパノラマ絶景
- 徳島を代表する夜景スポット
- 恋人たちが永遠の愛を誓うフェンス
- 眉華鏡モニュメント
- パゴタ平和記念塔
- 綺麗な花のカスケード
- アメリカから贈られたガゼボ
- お花見広場を散策
ロープウェイから降りて、山頂駅から外へ出ると展望広場になっています。
展望広場には、こちらの写真の建屋が建っており、1階がカフェで2階が無料休憩所になっていました。
ゆっくりと散策しながら眉山公園を周ってみましょう。
公園を一通り周り終えた後は、徳島市の絶景を眺めながらカフェで休憩するのも楽しいですね。
展望台からのパノラマ絶景
眉山山頂へ訪れたら、まずは見て欲しいのは、展望台からのパノラマ絶景です。
徳島市の町並みが一望できて、たくさんの橋が架かっている清流 吉野川や瀬戸内海の絶景が見通せます。
眺望の良い日には、鳴門市と淡路島を結んでいる大鳴門橋や本州と淡路島を結ぶ明石海峡大橋まで見渡せるそうです。
カメラをズームして撮った写真がこちら。
多くの人たちが生活を営んでいる町並みを、眉山山頂から眺め、ゆったりと過ごしましょう。
町の喧騒を忘れさせてくれる眉山山頂は、癒しスポットとしておすすめできます。
【絶景スポットの紹介】
眉山山頂のような絶景巡りは旅の醍醐味の一つですね。下記記事では、旅先で出会った絶景スポットを紹介します。
徳島を代表する夜景スポット
展望台からの景色は、昼間だけでなく夜間も素晴らしいです。
眉山山頂からの夜景は、日本の夜景百選に選ばれており、四国屈指の徳島県を代表する夜景スポットになっています。
こちらは、展望台に設置されていた夜景写真です。
写真を見て分かるように、昼間とはまた違った素敵な光景が広がっていますね。
恋人と一緒にこの光景を眺めて、ロマンティックな雰囲気に浸ってみませんか。
恋人たちが永遠の愛を誓うフェンス
眉山山頂の展望台には、恋人たちが永遠の愛を誓って南京錠を掛けるフェンス(塀)がありました。
フェンスなどに南京錠を掛ける行為は、日本では神奈川県平塚市の湘南平にあるテレビ塔が発祥の地と言われています。
このフェンスの一番上には、第69代横綱白鵬関と徳島市出身の妻紗代子さんの名前が書かれていました。
このような南京錠を掛けるスポットは、近年では、日本のデートスポットや景勝地で良く見かけますが、自治体によっては景観を損ねるため、撤去問題に発展しているとか。
そんな問題が囁かれていますが、折角二人で愛を誓ったのならば、末永くお幸せになってもらいたいものです。
【サイクリストの管理人からの一言】
眉山山頂のようなデートスポットは、恋人と一緒に仲良く訪れてみたいと思うのが男心ですね。残念なことにロードバイクが趣味な男性は女性にモテないと言われていますが本当でしょうか。下記記事では、そのことについて関連することをお伝えします。
眉華鏡モニュメント
ロープウェイを降りて山頂駅から外へ出て見ると、直ぐに目撃することになる白いモニュメントがあります。
私はこのモニュメントを初めて見た時は、何なのか全く分かりませんでした。(汗)
園内に設置されていた案内板を見て、ようやくこのモニュメントの正体がわかった次第です。
実はこれは、眉華鏡と呼ばれており、LEDの万華鏡として日本最大級の大きさを誇っています。
高さ6m、幅3mもあり、モニュメントの真下には直径1mの穴が空いていますね。
その穴から見上げて、約4,100個のLEDによる万華鏡が光輝く光景を目撃してみよう。
徳島県内のLEDに関する観光地として、財団法人とくしま産業振興機構により認定される「光の八十八ヶ所めぐり」の一つに眉華鏡が選ばれています。
パゴタ平和記念塔
園内には、特徴的なとんがり頭の「パゴタ平和記念塔」が建てられており、一際目立っていました。
パゴダ平和記念塔は、第2次世界大戦の戦地となったビルマ(現在のミャンマー)戦線の戦死者を慰霊するための仏塔です。
1958年にビルマから帰還した兵たちによって立ち上げた徳島県ビルマ会により、恒久の平和を願うシンボルとして建てられました。
塔の中は、資料館となっており有料です。
資料館には、ビルマ首相から贈られた仏具や当時の写真などが展示されています。
綺麗な花のカスケード
眉山公園には、四季折々の花が植えられています。
私が訪れた日は、黄色いマリーゴールドが綺麗に咲き誇っていました。
綺麗な花をずっと見ていると、優しい気持ちになりますね。
花畑は、眉山山頂の展望広場から駐車場の間に数ヶ所に小さくまとまっており、花畑を見かける度に訪れる人々を和ませます。
【花畑の紹介】
綺麗は花畑を眺めていると、心が優しくなりますね。下記記事では、旅先で訪れた花畑のスポットを紹介します。
アメリカから贈られたガゼボ
眉山公園には、アメリカから贈られたガゼボがあります。
ガゼボとは、簡単に言えば西洋風東屋のことですね。
徳島市はアメリカのサギノー市と姉妹都市であり、徳島市制100周年を記念して贈られたのがこのガゼボです。
眉山公園に良く似合った景観のガゼボで休憩しながら、談笑に花を咲かせてみませんか。
このガゼボの隣りには、ベンチが設けれており、座りながら徳島市の町並みを堪能できます。
眉山公園へ訪れたらこのガゼボへは、是非立ち寄ってみましょう。
お花見広場を散策
眉山公園は、花見の名所としても知られています。
こちらの写真を見て下さい。眉山千本桜の石碑が立てられていました。
春の桜の時期には、見事な桜を咲かせる場所として人気があります。
約1,500本の桜の木が植えられており、主にソメイヨシノを楽しめますね。
例年の見頃は3月中旬から4月上旬です。
日本さくら名所100選に選ばれており、春は桜、秋は紅葉が楽しめます。
お花見広場の中心部へ向かってみましょう。
すると、モラエス像を発見。彼は故郷のポルトガルがある方向を見つめ、一体何を思っているのでしょうか。
モラエスは、ポルトガルの海軍士官であり、1899年9月に神戸及び大阪駐在の初代領事となりましたが、1913年7月にその職を辞して、亡き妻ヨネの故郷である徳島へ隠棲し、文筆を親しみ逝去した人物です。
モラエスの著書には、「徳島の盆踊り」「極東遊記」「日本精神」などがあり、故郷ポルトガルを偲びながら日本の生活をこよなく愛し、当時の日本を正しく世界へ紹介しました。
園内で見つけた「太陽の種」と呼ばれるオブジェです。独創的なセンスを感じます。
こちらの石の並び方は、何やら儀式めいた物を感じますね。いったい何があったのでしょうか。
芝生が広がる広場をゆっくりと散策しながら、のんびりと過ごしましょう。
【銅像・オブジェの紹介】
旅先で様々な公園を訪れたり、色々な道を通過していると、良くできている銅像やオブジェを見かけますね。下記記事では、旅先で見かけた銅像やオブジェを紹介します。
眉山の基本情報とアクセス
住所 | 徳島県徳島市眉山町 |
電話番号 | 088-621-5295(徳島市役所公園緑地課) |
【アクセス】
- JR徳島駅より阿波踊り会館まで徒歩10分(ロープウェイで眉山山頂まで6分)
眉山の駐車場
眉山公園には、無料駐車場があります。(車124台)
阿波踊り会館には、有料駐車場(車26台、車高1.55m以下)があり、1時間330円、以降30分ごとに160円加算します。
また、阿波踊り会館周辺には、複数の有料駐車場が点在していますね。
まとめ
眉山は、徳島県のシンボルとして多くの市民に親しまれています。
山頂の展望台からは、徳島市を一望できるパノラマ絶景が広がっており、時間を忘れさせてくれるでしょう。
わずか6分間ではありますが、ロープウェイの空中散歩を楽しみながら、眉山公園へ訪れてみませんか。
素敵な旅の思い出がまた一つ増えますね。