一人暮らしのメリットの1つには、フットワークの軽さがありますね。
そのため、自分の都合さえ付けば、いつでも自由きままにどこにでも外出ができます。
特にGW・お盆・年末年始には、旅行や帰省などで長期にわたり家を空けて外出する人も多い。
その際、無防備に家を空けていると「家が大変なことになった!!」と後悔することもあるかも知れません。
旅行や帰省などで楽しい時間を過すためにも、長期にわたり家を空けるならば、しっかり防犯対策を行ないましょう。
本記事では、一人暮らしが家を長期不在にする場合の防犯対策を紹介します。
家を長期不在にする場合に、必ず実践したい防犯対策とは
一人暮らしが1週間以上も長期にわたり家を不在にする場合は、家族みんなで暮らしているときとは違う防犯対策が必要になります。
家の中に誰もいなくなるのですから、空き巣など犯罪者のターゲットになる可能性はゼロではありません。
そのため、普段以上に防犯に力を入れるべきです。もし留守にしていることを知られたら、犯罪者に余裕を持って自宅へ侵入できそうと思われてしまう。
なので、不在だと悟られないための工夫が大事ですよ。
空き巣は、主に「郵便受け、室内の灯、インターホン」を確認して不在かどうかを判断しているという。
犯行を行う前には、複数回の下見を行ない、家の進入しやすい場所や留守の時間帯、家族構成などを入念に調べるとか。つまり、下見段階で家を留守がちにしないと思わせるのが効果的ですね。
そこで、家を長期不在にする際、犯罪者に留守だとばれないようにするために、必ず実践しておきたい防犯対策を以下にまとめました。
- 郵便局に不在届けを出す
- 新聞を一時的にとめる
- タイマー式の室内灯を使う
- 録画機能つきのインターホンを利用する
- 旅行の様子や日程をSNSでアップしない
- 賃貸住宅の場合、大家さんへ連絡を入れる
それぞれについて説明します。
【旅行や帰省など使える便利なサービス】
旅行や帰省では、電車や飛行機、レンタカーなど様々な交通手段を活用しますので、便利なサービスを下記記事で紹介します。
【対策①】郵便局に不在届けを出す
郵便受けを確認すれば、家を留守にしているのかわかるものです。
2泊3日程度の旅行であれば、特に気にする必要はありませんが、1週間以上ともなれば、郵便受けには沢山の郵便物が入っているでしょう。
特にポスティングなどのチラシは、自分の意思に関係なく入れられることが多い。そうなると誰がみても「郵便物がたくさん溜まっている → この家は長期にわたり不在だ」という風に思われてしまう。
そんな家は、犯罪者からみれば、絶好のターゲットになりえる訳です。
1週間以上も家を空けるならば、郵便の配達を止めるのがおすすめ。最寄りの郵便局へ身分証明書と「不在届」を提示するだけなので、手続きは簡単ですよ。
不在届は、郵便局に用意されているものや、インターネットでダウンロードして印刷すると入手できます。
30日以内であれば、郵便物を配達せずに郵便局に保管してもられる。不在中に保管された郵便物は、保管期間が過ぎると直ぐにまとめて配達されます。
郵便受けに入れられた商品を狙う犯罪者がいるため、長期不在となるならば、その期間に商品を送付してもらうのは避けるように。帰宅後に受け取れるよう日時を指定しましょう。
【対策②】新聞を一時的にとめる
もし新聞を取っているならば、家を不在にする期間はとめるのがおすすめです。
新聞はかさばりやすく、わずか数日で郵便受けがいっぱいになりますよ。先ほども触れましたが、郵便受けがいっぱいになれば、長期に渡り家を不在にしていると思われる。
そうなれば、空き巣のターゲットになりやすいです。なので、配達を担当する営業所に電話して「◯月◯日まで配達を止めて下さい」と一言伝えるように。
郵便受けにものを溜めないための工夫は大事ですね。
尚、集合住宅では、新聞があまりにも溜まり過ぎると、周囲の人に「家の中で倒れているのでは」といった誤解を招くこともある。
周りに迷惑をかけないためにも、新聞の配達をとめるのを忘れないようにしましょう。
【対策③】タイマー式の室内灯を使う
一般的にカーテンが閉じられていて、電気(室内灯)が付いていない家は不在だと思われます。
「カーテンを開けると家の中が外から丸見えになるので、常に閉じている」「朝でも電気がついているのはおかしい」といった意見もある。
重要なのは、カーテンよりも室内灯がついているかどうかですよ。時間帯によって室内灯がついたり消えたりするのが普通の状態なので、この状態を不在期間でも維持しましょう。
そうすれば、長期にわたり家を不在にしていても、在宅しているように見せられる。
果たしてそんな都合のよい方法があるのでしょうか。実は、タイマー式の室内灯を使えば、それが可能です。
パナソニックの「留守番タイマ機能付光線式ワイヤレスリモコンスイッチセット」を利用すれば、設定した時刻に自動的に点灯・消灯を行ないます。
これにより、長期の旅行や帰省などで家を不在にしても、まるで普段通りに室内にいるように思わせることができますね。
【対策④】録画機能つきのインターホンを利用する
空き巣は、インターホンで不在確認をよく行うそうです。そのため、録画機能の付いたインターホンを導入すれば、来客の様子を後から確認できますね。
人感センサーが搭載された商品であれば、人が近づくだけでライトが作動します。ライトが付くことで、空き巣に対して留守ではないと信じさせられることもある。
玄関まわりをしっかり防犯対策すれば、空き巣はその家をターゲットから外す効果が期待できます。
ちなみに防犯カメラや防犯ステッカー、センサーカメラなど併用するとより効果的。玄関口のセキュリティを高めましょう。
【対策⑤】旅行の様子や日程をSNSでアップしない
旅行中や帰省中にTwitterやFacebookなどSNSで、思い出に撮った写真を投稿したりしていませんか。
また、事前に「1週間後にアメリカに行きます!」といったような旅行の計画を書くこともあるのではないでしょうか。
このような投稿は、極めて危険な行為です。普段から熱心に様々な出来事を投稿しているのならば、あなたが一人暮らしをしているのをバレている可能性は高い。
たとえ本名でなくても、わずかな情報で特定できるのが今の時代ですよ。家を不在にしている状態をアピールするつもりは全くなくても、多くの人はすぐに気が付くはずです。
インターネットは、ある意味オープンな世界なので、個人を特定できるような情報を配信するのならば、十分気を付けましょう。
できれば、楽しい思い出を投稿するのは、帰宅後にした方が賢明です。
【対策⑥】賃貸住宅の場合、大家さんへ連絡を入れる
賃貸住宅の場合は、契約内容によって長期間家を空けるならば、大家さんや管理会社へ連絡を入れる決まりがあります。
その期間は契約内容により異なりますが、一般的に1ヶ月以上が多いですね。
もし連絡なしで長期に家を空けていると、契約違反となり何かしらのペナルティーを受けるかも知れません。
個人的には、1週間以上も不在にするならば一言声をかけておくのが無難だと思います。
地震や火事などの災害や、空き巣などの犯罪が起こった場合でも、あらかじめ不在が分かっていれば、その後の対応がしやすいですね。
また、家賃を持参して支払っているのであれば、不在期間中に支払日ある場合にどうすれば良いのか確認しておきましょう。
ホームセキュリティの導入を考える
ホームセキュリティを導入すると、犯罪者の窃盗進入に対して高い抑止力になります。また、侵入を試みる不審者をセンサーが検知して、警備会社やあなたへ知らせてくれるのです。
さらに警備会社から警察への通報も含めた適切な対処を行なうので、安心感がかなり高いですよ。
防犯だけでなく、火災やガス漏れなどの異常感知や、「急病で動けない」「押し売りに困っている」などに対して駆けつけサービスがあり、その恩恵は計り知れません。
まとめ
本記事では、一人暮らしが家を長期不在にする場合の防犯対策について説明しました。
最期にもう一度、説明した内容を以下にまとめます。
- 郵便局に不在届けを出す
- 新聞を一時的にとめる
- タイマー式の室内灯を使う
- 録画機能つきのインターホンを利用する
- 旅行の様子や日程をSNSでアップしない
- 賃貸住宅の場合、大家さんへ連絡を入れる
長期にわたり家を空ける機会なんて頻繁にないからこそ、外出前にどのような防犯対策を施さなければならないのかを正しく知り、もれなく実践しましょう。
本記事では防犯に特化した内容で説明しましたが、本記事で説明した以外にも、必要のない電源を抜いたり、生ゴミを処理してから出かけるなど、一人暮らしがやるべき対応はたくさんあります。
旅行中や帰省中に楽しく過ごすためにも、事前の準備が大切です。