旅行へ出かけて「つまらない」と感じる原因と解決方法をアドバイス

時間を作って旅行へ出かけてはみたものの、終わってみれば「つまらなかったな」と感じた経験をした方は、それなりに多いのではないでしょうか。

確かに旅行が苦手な人はいますが、旅行が好きな人でも時にはつまらない経験をすることはある。それも1度や2度でなく、何度も経験した人もいるだろう。

それでは、なぜつまらないと思うのか、そこには明確な理由があります。考え方や準備を工夫するだけで、つまらないと感じる原因を取り除く方法があるので安心して下さいね。

本記事では、旅行先で楽しく過ごすために、つまならくする原因と解決方法をアドバイスします。

旅行がつまらないと感じる原因とは

旅行の一番の魅力は「非日常」を味わうことです。自分の良く知らない土地や町へ出かけてみると、新鮮な気持ちになる。また、興味がある場所であればあるほど期待値が大きいでしょう。

本来ならば楽しめるはずの旅行が、つまらないと感じてしまう時がある。それは一人で出かけても、家族や友人などグループで出かけても関係ありません。

確かに万人向けの観光スポットなんてありはしないので、「感じ方は人それぞれだ」と言ってしまえばそれまでです。しかし、たとえ同じ人が同じ場所を訪れたとしても、楽しい時もあれば、つまらない時もあります。

そもそも全く興味がなければ旅行へは出かけないでしょう。たとえ人付き合いで出かけたとしても、それでも多少は興味があるものですね。

実は、つまらなくなる原因は、旅行前に潜んでいることが多い。そこで、その原因を以下にまとめました。

それぞれについて説明します。

旅行先について何も調べていない

現代人は何かと忙しく、旅行をする時間を作るのも中々大変ですね。仕事などの都合により、長期休暇なんて中々取れないことが多く、2泊3日など1週間以内の休暇しか時間を作れないケースがほとんどでしょうね。

そのため、旅行へ出かける前に、しっかりとした計画を立てなければならないのですが、とりあえず興味がある場所について、簡単に調べただけで出かけてしまうと、失敗するケースが多いです。

たとえば、旅行先の見どころを見逃したり、お目当てのお店が定休日だったりすることも。また、期間限定のイベントが終了していることもある。

そんなことを繰りかえしていたら、「旅行＝つまらない」となってしまうのは当たり前だ。その土地の面白いところが、全く味わえない可能性が高いですね。

たとえ興味があったとしも、何が面白いのかある程度分かっていなければ、「ふ～ん、こんなものか」といった感想で終わるだろう。これは、もったいないですよ。

また、田舎では電車やバスなどの公共交通機関の運行時間が、1時間に1～2便と少ないところも多い。そのため、行き当たりばったりの行動では、時間を無駄にする機会が多いですね。

これらのように、旅行先について何も調べていないと、旅行後に良い思い出がなく、つまらなさを感じる原因となります。

予定を詰めすぎて余裕がない

旅行の計画を立てる際、せっかく出かけるのだから、色々見て回りたい思い、綿密に計画を作っていませんか。

旅行中では、渋滞に巻き込まれたり、バスや電車の遅延などのアクシデントで、計画通りに進まないこともある。その点を全く考慮せず余裕のない計画では、破綻する可能性があります。

また、訪れた観光スポットが予想以上に楽しくても、予定を詰めすぎた計画では、滞在時間の延長がままならないかも。練りすぎた計画は、かえって計画に縛られてしまい忙しく感じるため、感動が薄れてしまいます。

そもそも計画をこなすことにとらわれていると、それは単なる作業ですよ。目の前のものを思いっきり楽しめなかったら、意味がありません。

旅行の計画を立てるのは大事ですが、予定を詰めすぎて余裕がないなんてご法度。それが結果的に、つまらなくする原因になります。

旅行後について考えてしまう

旅行へ出かける前に、つい旅行後のことを考えたりするものです。それ自体は別に悪いことではありませんが、思い悩むほどならば考えない方が良いだろう。

たとえば、旅行後の仕事や家事などを考え出してしまうと、行動を起こすのが億劫になってくる。特に旅行前に旅行後の仕事について考えてしまうと、人によっては憂鬱になるかも知れません。なので、楽しむ前から楽しんだ後のことを、あれこれ考えない方が精神衛生上好ましい。

また、以前旅行した時に「旅行後に仕事が溜まっており大変だった」といった経験から、旅行へ出かけるのに二の足を踏むことも。気持ちは分かりますが、それは行動次第でいくらでも解決できる。旅行前に仕事を片付けたり、上司や同僚などに相談したりするなどで、旅行後の憂いを薄められます。

実際、モンモンとした状態では、旅行中に心あらずとなりかねません。そんな状態では、心から旅行を楽しめず、つまらなく感じてしまうものですよ。

旅行を楽しくするためのアドバイス

これまで、旅行がつまらなく感じる原因について説明しました。そこで、その原因の解決方法を以下にまとめます。

これらは考え方や準備を工夫するだけなので、簡単に実践できる。尚、原因の1つある「旅行後について考えてしまう」については、先ほど触れたので割愛しました。

それでは、それぞれの解決方法について説明します。

旅行先の歴史や文化を調べる

観光スポットへ足を運んでも、つまらないと感じているならば、本当の観光が出来ていないのでしょう。なので、事前に観光スポットの歴史や文化について調べてみるのをおすすめします。

確かに何も知らない状態で、見物するのは新鮮な驚きがあるケースもありますが、大部分は理解不足のため、全く面白みを感じないものですね。

「なぜ、見どころになっているのか、その背景とは？」「なぜ、この景観が創られたのか」「どんな歴史を歩んできたのか」などを知っていると、実物を見たときにテンションが上がったり、違った視点で新しい気付きがあることもある。それが結果的に「楽しい」につながります。

また、専門のガイドの人たちに観光スポットについて、くわしく解説してもらえると、より楽しい時間を過ごせたりするものです。

ガイドはその職業柄、歴史・文化・自然を始め、最新情報に精通しており、面白い話が聞けます。機会があれば、ぜひガイドツアーに参加して体験してみよう。

旅行先で体験できる内容を取り入れる

旅行先では、見物だけでなく実際に体を動かして体験できるものを取り入れると、より印象深くなる。それは、時間が経つほど、良い思い出として楽しい記憶が残りますね。

博物館などでは、ものづくり体験ができるところもあるので、時間があれば積極的に参加してみよう。伝統文化の和紙を作ったり、寄木細工のストラップを作ったり、和菓子づくりの体験ができるところもある。さらに参加者とコミュニケーションを図れば、より楽しくものづくりに取り組めます。

また、旅行先の名物グルメを食べ歩くのも楽しみだ。町並み観光では、人力車に乗って颯爽と走れば、気分はまさにお殿様。非日常を満喫できますね。

そんな体験をすると、また今度も体験したいと思うものですよ。こうして、旅行へ出かけるのが好きになってきます。

目的を明確にして予定を詰めすぎない

旅行先で何をしたいのか、自分自身がハッキリ分かっていなければ、無為に時間を過ごす可能性があります。それならば、自宅でくつろいだ方が良いと思う人も多いだろう。

たとえ見て回る観光スポットが少なくても、目的を満たせば満足度は高くなる。それが、旅行へ出かけるモチベーションにつながります。

それに目的があるとないのでは、計画の立て方も変わるし、時間の使い方も違ってくる。気を付けたいのは、旅行へ出かける自体が目的になっていることだ。大事なのは、行った先で何をするかですよ。そうでなければ、満足感が得られる可能性は低いですね。

計画を立てる際、予定を詰めすぎて、目的の達成が困難にならないよう注意しよう。

旅行では行動を共にする人との相性が大事

グループで旅行へ出かけるのならば、誰といくのかが重要になります。

家族や友人であれば、気心が知れた仲なので、一緒に行動していても楽しい時間を過ごせる可能性が高いですね。旅行中に同じものを見て、同じ時間を共有すれば、さらに仲が良くなるものですよ。

反対に馬の合わない人と出かけると、話が合わず気まずい時間を過ごすこともある。人付き合いで旅行に行かれる場合には、稀にこのようなケースが発生するので気をつけたい。

朝から晩までそんな時間を過ごせば、旅行を楽しむどころではなくなります。

まとめ

本記事では、旅行先で楽しく過ごすために、つまらなくする原因と解決方法をアドバイスしました。

最後にもう一度、説明した内容を以下にまとめます。

旅行中につまらないと感じる原因は、主に旅行前に潜んでいる。意外に思った方もいるのではないでしょうか。

知らないより、知っている方が現地では何倍も楽しいですし、時間に余裕がないのは、たとえ楽しめたとしても、中途半端に楽しんでモヤモヤが残る原因になりかねません。

旅行は「非日常」を満喫するのが一番の楽しみ方です。長期間滞在するのならばともかく、1週間以内の旅行であれば、キッチリ準備を整えていなければ、心から旅行を楽しめない可能性が高くなります。

本記事のアドバイスが、あなたのお役に立てば幸いです。