【旅行の計画疲れにご注意】旅行の計画を立てるのがめんどくさい理由と対策方法

旅行計画を立てる前は、「今度の連休には旅行へいくぞ！」とテンションが高い機会が多いですね。

しかし、いざ計画を考えている内にめんどくさくなってきて、疲れてしまう話は良く聞きます。まだ出発すらしていないのに、何でこのようになるのだろうか不思議に思いませんか。

実は、旅行計画を立てるのは、慣れていないと結構大変です。参加者の意見をまとめながら「どこへいつ行くのか」「予算をどうするのか」「移動手段や宿泊先は？」「どの観光地を見て回ろうか？」など考えることが多い。

そして、最終的には決断してまとめなければなりません。つまり、やるべきことが多すぎる。

本記事では、旅行の計画を立てる際、特にめんどくさく感じる部分にスポットを当て、その理由と対策方法を紹介します。

旅行の「計画疲れ」に悩む人は7割もいる

少し古いデータになりますが、2018年に「旅工房」が全国の20～40代600名の女性を対象にして行なった、「旅行計画」に関するアンケート結果によると、70.5%の人が計画を立てるのは手間がかかるし難しいということでした。

これだけ多くの人たちが、計画疲れに悩んでいることが浮き彫りになった訳です。もう少しアンケート結果をみてみると、旅行のマンネリ化を感じた人の割合が66.5%、もっと良い旅の選択肢があったのではないかと感じた人の割合が64.5%にのぼります。

このことから自分で立てる旅行計画に、満足感を持っていないことを伺い知れますね。これらも「計画疲れ」を加速させる原因の一つでしょう。

このアンケート結果だけみても分かるように、旅行計画を立てるのは「めんどくさい」「苦手」と感じる人が多いのが分かります。

旅行計画がめんどくさい理由と対策

それでは、なぜ旅行計画を立てるのが、めんどくさいのだろうか。そこには、いくつかの原因が混在しています。

そこで、主な原因を以下にまとめました。

それぞれについて説明します。

情報量が多すぎて選ぶのが大変

旅行計画を立てるのがめんどくさく感じる一番の原因は、情報量が多すぎて選ぶのが大変な点が挙げられます。

一昔前の旅行といえば、旅行代理店に足を運んだり、旅行専門の雑誌やパンフレットを参考にする人が多かったでしょう。

今では、それに加えてインターネットが発達することで、誰しもがパソコンやスマホを使い、手軽に観光地の情報を取得できるようになりました。

インターネットの膨大な情報は便利な反面、あまりにも魅力的な情報が多すぎて、行きたい観光地が中々決まらなかったりします。

「〇〇〇へ行きたい」「△△△を体験したい」など次々と興味の対象が移り、まとまらないことが多い。そして、最終的に自分の希望さえ分からない状態に陥るかも知れません。

それに、情報量が多すぎると、かえってどれを参考にすれば良いのか悩んでしまう。

インターネット上には、観光地を紹介しているサイトがたくさんあるし、実際に旅行した感想を述べた口コミのサイトも多い。もちろん旅行先の観光地をまとめたサイトもあります。

そのような情報に触れて調べていく内に、情報の多さにうんざりすることも。その結果、旅行自体をやめてしまった人も多いだろうな。

実際、情報量が多すぎると、脳の情報処理能力が限界に達するそうで、混乱や疲労が生じて満足度が低下することは科学的に証明されています。

効果的な対策は「旅行の目的やテーマを決める」です。たとえば、グルメ旅や温泉巡り、神社仏閣巡りなどあらかじめテーマを決めて、ある程度同じ系統の情報を探していけば情報を絞れますね。

旅行の行き先に迷った時は、目的やテーマに沿って判断していくと、比較的スムーズに決めていけるでしょう。

予算を管理しなければならない

旅行へ出かけるには、当然お金がかかります。

鉄道や飛行機、船を使えば交通費がかかるし、旅行先の宿泊費や食事代もかかる。観光地を見て回るのであれば、観光費用も必要でしょう。それにお土産代も時としてバカになりません。

お金に糸目をつける必要がないのであれば、気にしなくても良いのですが、そういう機会なんてほとんどないのが現実ですね。

決められた予算内で、上手にやりくりして、満足度の高い旅行を計画するのは旅慣れていないと難しい。特に参加者の多いグループ旅行ともなれば、より予算の管理は大変です。

一人一人に納得させなくてはならず、もめることもあります。いざ旅費を徴収しようとすると、反故にされることも。それだけお金の扱いに敏感な人は多いですね。

そのため、効果的な対策は難しい。支払った金額に見合う満足度の高い旅行であれば、あまり不満はでませんが、そうでないと人によっては、文句の一つはあるかも知れません。

なので、旅行前に参加者全員に情報を共有して、納得して支払ってもらうのがベターです。

移動手段や宿泊先を探して予約するのに時間がかかる

旅行先へのアクセスを考えるに当たり、インターネットを活用している人が多いでしょう。

鉄道で移動するのであれば「乗換案内」や「駅すぱあと」のサイトやアプリで検索すると、すぐに地元の最寄り駅から旅行先の最寄り駅までアクセス方法が簡単に分かります。

鉄道や飛行機、船、バスなどの交通機関を使うに当たり、一つ一つ予約していくのは労力がかかるし、旅行先での移動手段も考えておきたいですね。

また、ホテルや旅館などの宿泊先を探すのも大変ですよ。自分の希望にそう宿泊先があっさり見つかれば問題ないのですが、泊まりたい日が満室だったりして予約が取れないことはよくある話です。そのため、ここで沼ることは少なくありません。

特にGWやお盆休みなど長期連休ともなると、中々予約が取れなかったりするので、大変な思いをすることも。それだけ、移動手段や宿泊先を決めるのは手間がかかるので、めんどくさく感じるのも仕方がないだろう。

解決策の一つして、現地ツアーを上手に活用すること。ツアーの中には、添乗員が着いたガチガチなものだけでなく、ホテルと飛行機がセットになったパックツアーや、テーマパークチケット付きの格安ツアーなどがあります。

旅行の一部分だけでも現地ツアーを活用すれば、自分で手配するより煩わしさがだいぶ減るでしょう。

参加者の意見がまとまらなかったり、協力的ではない

グループ旅行では、参加者の人数が多くなるほど意見をまとめるのが大変です。

せっかくの旅行で仲が悪くなるのは避けたいもの。しかし、人数が多くなると、あちらを立てればこちらが立たずというのは良くあります。

それだけでもめんどくさく感じるのですが、さらに非協力的な人がいると嫌になってくるかな。

人によって旅行のスタイルは色々あるため、計画の細かいところまで決めるのに息苦しさを感じたり、計画通りに行くはずがないと考える人もいたりする。

参加者が増えるたびに悩みの種は尽きません。他人を変えるなんてできないので、明確な解決方法はありませんが、少なくとも情報の共有はしっかりとやっておこう。これができていないと、旅行中に「こんなの聞いていない」となることが多いですよ。

グループチャットや情報共有ができるアプリを上手に活用して、できるだけ全体の意見を取り入れて下さいね。

また、何もかも自分で対応する必要はありません。たとえば、移動手段や宿泊先の予約、当日のレンタカーの運転などを他の参加者へお願いして任せるのも良い判断です。

人によって向き不向きがあるので、自分に向いていない部分は、向いている人にお願いして役割分担をすると、だいぶストレスが減ります。

過密スケジュールの可能性がある

旅行計画を立てていると、限られた時間内で、できるだけ多くの観光地を見て回ろうと考えるのは良くあります。

実はこれ、旅行でリフレッシュを目的にしているのであれば逆効果ですよ。旅行後にへトヘトになって帰宅した経験がありませんか。

ハーバード大学の研究結果では、旅先でスケジュールが過密になるほど「仕事モード」に近いストレス状態を保つという。そうなると、何のために旅行へ出かけたのか分かりません。

それに、計画時点でギッシリ詰め込みすぎて、計画が破綻していることに気が付くと、嫌になってきますね。

細かいスケジュールは、1つの予定がズレると連鎖的にズレが大きくなり、計画倒れになる可能性が高い。下手をすると、最初から全て見直す必要がでてきます。

当日に予定が変わることを前提として考え、1日の活動時間の内、半日は自由に行動できるようにしておくと、融通がききやすいです。

まとめ

本記事では、旅行の計画を立てるのが、めんどくさく感じる理由と対策方法を紹介しました。最後にもう一度、その理由を以下にまとめます。

旅行計画を立てるのは、慣れていないと結構大変ですが、色々と経験していけば、スムーズにできるようになれます。

「千里の道も一歩から」という言葉があるように、いきなり全部できなくても、できることから対応していこう。

また、グループ旅行であれば、一人で全て対応しなくても、参加者に役割分担することで、負担を減らして下さいね。