国民的アニメとして、幅広い層に支持されている「名探偵コナン」を知っている人も多いでしょう。
作者の青山剛昌(あおやま ごうしょう)さんの出身地は、鳥取県の北栄町であることから、この町には、コナンの聖地とも呼べる「青山剛昌ふるさと館」があります。
阿笠博士の発明品があったり、原作のトリックシーンを再現したりして、コナンの世界に触れてみませんか。
特にコナンファンならば、必ず行っておきたいスポットの一つです。
本記事では、青山剛昌ふるさと館の見どころについて紹介します。
青山剛昌ふるさと館とは
青山剛昌ふるさと館は、青山剛昌さんの思い出の所蔵物や名探偵コナンに登場した謎解きが楽しめるマンガ・アニメミュージアムです。
2007年3月18日に開館しました。
「名探偵コナン」を始め、青山剛昌さんの作品である「まじっく快斗」「YAIBA」など貴重な資料などが展示されています。
名探偵コナンの作中に登場する阿笠博士の発明品も展示されており、熱烈なコナンファンでなくても興味が尽きません。
また、最寄り駅のコナン駅(JR由良駅)から歩いて、青山剛昌ふるさと館へ向かう道中には、コナン関連のオブジェやお店が建ち並び、散策しているだけで楽しめます。
【周辺の見どころ】
青山剛昌ふるさと館周辺の見どころを、下記記事で紹介します。
名探偵コナンの作者、青山剛昌さんはどんな人
青山剛昌さんは、「ちょっとまってて」で第19回小学館新人コミック大賞に入選し、デビューしました。
その後、週刊少年サンデー増刊号にて、「まじっく快斗」を連載。
名探偵コナンシリーズにも度々登場する「怪盗キッド」を主人公にした物語です。
1988年には、週刊少年サンデーで「YAIBA」を連載し、長期連載となりました。
ちなみ、私も青山剛昌さんの作品を初めて読み始めたのが、この「YAIBA」であり、今読んでも面白いですね。
1994年になると、週刊少年サンデーで「名探偵コナン」の連載が開始されました。
この当時、ライバル雑誌の週刊少年マガジンでは、「金田一少年の事件簿」が連載され、大人気だった記憶があります。
今でも「金田一少年の事件簿」は、「名探偵コナン」に負けない程、高い人気を誇るのは言うまでもありません。
青山剛昌ふるさと館では、青山剛昌さんの仕事部屋をそっくりに再現されていました。
作画や本、ペンなどの配置など、細かなレイアウトが実にリアルですね。
仕事部屋の様子から、週刊で長期連載を続けていくのが、どれほど大変なのか伺えます。
「週刊連載は過酷だ!」と良く言われますので、健康に十分気を付けて、これからも面白い作品を描き続けて欲しいです。
こちらの写真を見て下さい。これは、青山剛昌さんの手形です。
相撲取りの手形は、良く見かけることがありますが、漫画家の手形を見たのは何気に初めてでした。
そういう意味では、レア物ではないでしょうか。
【アニメや漫画の聖地】
アニメや漫画の舞台になったところを訪れる聖地巡礼が人気ですね。下記記事では、人気アニメ「たまゆら」の舞台になった広島県竹原市などを紹介します。
名探偵コナンの聖地、コナンの世界に触れよう
大人が遊んでも面白い阿笠博士の発明品
青山剛昌ふるさと館では、コナンが犯人を追い詰めたり、対決するのに使用する阿笠博士の発明品の数々が、展示されています。
あなたは、一体いくつの発明品を知っていますか。
こちらの「蝶ネクタイ型変声機」では、実際にダイヤルを変えながら話すと、子供から大人まで高音から低音にわたって変声できるそうです。(体験可能)
しかし、残念ながら私が訪れた日は「調整中」となっており、ガックシ!
コナンのモノマネをして「真実は一つ!」と言って見たかったですね。
発明品の中で、こちらのターボエンジン付きスケートボードは、実際に乗って、コナンロードを走る疑似体験ができます。
画面にはコナンロードの景色が映し出されて、画面に表示されたコナンを、スケボーを傾けながら操作します。(傾けた向きにより、コナンが左右へ移動)
スケボー前方にあるボタンを足で踏むとジャンプしますので、画面に表示された指示に従い、タイミング良くジャンプしましょう。
個人的には、このアトラクション型の発明品が非常に面白かったですね。
是非、高得点を目指しながら楽しんで下さい。
【博物館の紹介(その1)】
青山剛昌ふるさと館のような博物館は、見ているだけも面白いですが、実際に自分で色々体験できるのは更に面白いですね。下記記事では、旅先で訪れた博物館を紹介します。
暗号を解いてみよう
青山剛昌ふるさと館にあったこちらの暗号。これ何と書いているのか分かりますか。
この文字を真正面からノーヒントで解読できたら大したものです。
正面から見ると意味不明の文字ですが、真横に立って眺めて見ると、意味のある言葉が浮かび上がりました。
「江戸川コナン探偵さ」と読めますね。
個人的には、このようなユニークな仕掛けは大好物です。(笑)
原作のトリックシーンを再現
名探偵コナンの作中に描かれたトリックシーンを自分で再現して遊べます。
そのトリックシーンがこちら。
では、実際に試してみましょう。
まずは、セロハンテープを二つ折りにしようとしたのですが、中々上手く折り曲げれません。
接着部同士で貼り付けるため、どうしてもいびつな形になってしまいます。
何度もチャレンジして、何とか二つ折りにしたひも状の物を作りました。
そして、防犯ロックにテープの接着部を付けて引っ張ってみると、途中でテープが切れてしまい、ちょっとショックです。(ガーン!)
このトリックは、中々難しいですね。
この状態でもテープを更に引っ張れば、トリック成功になるかも知れませんが、100%証拠を残さず成功するとは限りません。
気を取り直して、始めから再度チャレンジしてみると、今度は成功した次第です。
このトリックを犯行現場で、100%スムーズに出来るようになるには、それなりの練習が必要なことが分かり、犯人も一所懸命努力していることが分かります。
だからと言って、犯罪を許すかどうかは別問題ですね。
意表を突かれた、最先端トリックを体験
青山剛昌ふるさと館の中で、最も意表を突かれたのがこちらの「3Dキャラクタビジョン」です。
この装置には、この館を入る時に頂いた入館チケットが必要になります。
そのため、決してクシャクシャにしてポケットに入れたり、なくさないように。
入館チケットを裏側にして、台の上に置きましょう。
すると、3Dの怪盗キットが参上!
尚、入館チケットの絵柄により、現れるキャラクターが変わるようです。
また、入館チケットの角度を変えると、それに合わせてキャラクターの向きも変わります。
入館チケットにこんな仕掛けがあったとは・・・・
最先端の技術を使ったトリックに、全く意表を突かれました。
世界中で愛されるコナンワールド
名探偵コナンは、日本のみならず世界中に人気のある作品です。
特に中国や韓国などのアジア圏では、猛烈な人気があります。
世界25以上の国や地域で翻訳されていると言うから驚きです。
「コナン・ワールドライブラリー」のフロアには、世界の単行本がありますので、気になる方は是非チェックしてみて下さい。
日本版との違いを探し出してみるもの面白そうですね。
コナン駅から青山剛昌ふるさと館までの道中を紹介
青山剛昌ふるさと館の最寄り駅は、コナン駅ことJR由良駅になります。
このコナン駅から青山剛昌ふるさと館までは、約1.5kmほど離れており、その道中には、工藤新一の家や米花商店街があったり、コナン関連の人形や銅像が立ち並びますね。
大々的に名探偵コナンをアピールしていました。
コナンファンならば立ち寄らないのは、実にもったいないです。
駅前に合ったコナンの人形。決めポーズが決まっています。(笑)
その他にもコナンの銅像もありますので、記念撮影に如何でしょうか。
足元には、青山剛昌ふるさと館の案内がありました。
コナン駅から約500m歩くと、由良川に架かるコナン大橋へ到着。
この橋には、様々なコナンの銅像がありますので、お見逃しなく。
例えばこちらのスケボーに乗っているコナン。カッコいいですね。
コナン大橋を渡ると工藤新一の家がありました。
工藤邸のインターホンを押すと、新一やコナンの声で返事が返ってきます。
コナンたちの声が聞きたくて、インターホンの押し過ぎに注意しましょう。(笑)
こちらは、工藤邸の隣りにあった喫茶ポアロ。
喫茶ポアロでは、ナポリタンやハムサンドなど作品をモチーフにしたメニューを味わえるそうです。
その他にも名探偵コナンのキャラクターグッズを売っている「コナン百貨店」や、地元食材を使ったジェラートを楽しめる「CONAN GELATO」などがありました。
エントランスには、デート中の新一と蘭の姿が見て取れたり、川沿いのデッキにはコナンがベンチに腰がけていますので、是非撮影して周りましょう。
また、米花商店街の隣りには、巨大迷路がありました。
2017年に老朽化のため一度閉鎖されたのですが、復活を望む人の声が多かったため、コースを変更して2019年に再オープンしたそうです。
期間限定でオープンするので、興味がある方は、開催期間を調べてから訪れましょう。
この迷路前からしばらく歩くと、眠りの小五郎がベンチに腰がけている姿を発見。
眠りと言うより、人生に疲れきったように見えるのは、私だけでしょうか。
眠りの小五郎とコナンに分かれを告げ、約300mほど歩くと、青山剛昌ふるさと館へ辿り着きました。
館内へ入る前に、敷地内にある沢山の人形を見て周りましょう。撮影スポットが多いですよ。
【博物館の紹介(その2)】
旅先で訪れた様々な博物館を、下記記事で紹介します。
青山剛昌ふるさと館の基本情報とアクセス
住所 | 鳥取県東伯郡北栄町由良宿1414 |
電話番号 | 0858-37-5389 |
営業時間 | 9:30~17:30(最終受付17:00) |
定休日 | 無休 |
入館料 | 大人700円 中高校生500円 小学生300円 小学生未満は無料 ※団体割引き(20名以上)、障害者割引き有り |
【アクセス】
- コナン駅(JR由良駅)から徒歩20分
- コナン駅(JR由良駅)からタクシーで5分
- 院庄ICから車で約70分
青山剛昌ふるさと館の駐車場
青山剛昌ふるさと館には、無料駐車場があります。(普通車100台、バス専用の駐車場有り)
まとめ
青山剛昌ふるさと館は、名探偵コナンの世界に触れられる施設です。
今回紹介した阿笠博士の発明品や体験型のアトラクション、青山剛昌さんの仕事部屋の他にも、資料の展示や歴代放映されたコナン映画の紹介など見所は盛り沢山。
また、様々なオリジナルのコナングッズも販売されていますので、足を運んでみては如何でしょうか。