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旅の体験談

幻想的な竹林の風景、日本一の廃線跡(旧倉吉線廃線跡)を知ってる?

旧国鉄倉吉線廃線跡

竹林が織りなす幻想的な雰囲気は、私たち日本人の心を揺り動かします。

そんな竹林とかつて電車が運行していた廃線跡がコラボしている、珍しいスポットをご存じですか。

その廃線跡は、鳥取県倉吉市にある旧国鉄倉吉線廃線跡であり、日本一の廃線跡として話題になっています。

青々と生い茂る竹林に囲まれた幻想的な廃線跡の風景は、見応え抜群なので、実にインスタ映えしますね。

この廃線跡を自由に散策しながら、かつて運行していた電車からの景色を眺めてみましょう。

本記事では、日本一美しい廃線跡と評価される旧国鉄倉吉線廃線跡について紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 廃線跡に興味津々
  • フォトジェニックな竹林スポットを紹介して欲しい
  • 旧国鉄倉吉線廃線跡について知りたい

旧国鉄倉吉線廃線跡とは

廃線跡

かつて国鉄倉吉線は、鳥取県の倉吉駅から関金の山守駅まで約20kmを結んでいました。

1912年(明治45年)6月1日に開業して、1985年(昭和60年)3月末に廃止に至るまで73年の歴史があります。

廃線から今日まで35年以上の年月が経過しましたが、今でもレールやホーム跡が残り、関金周辺や倉吉市内各所では、その遺構が残っていますね。

特に関金にある泰久寺駅跡から山守トンネル入口付近までの廃線跡は、竹林に囲まれた幻想的な景色が広がり、絶好のフォトジェニックなスポットです。

尚、山守トンネルは、普段中へ入ることができませんが、それ意外は自由に散策できます。

山守トンネル内を散策したい場合は、以下の方法で申し込みが必要です。

  • 旧国鉄倉吉線廃線跡ツアーへ参加(15名以上の団体で参加可能)
  • 旧国鉄倉吉線廃線跡ウォーキングオープンデーへ参加

詳しくは、倉吉観光MICE協会(電話番号:0858-24-5371)でご確認下さい。

倉吉市役所関金庁舎で廃線跡の情報を入手

倉吉市役所関金庁舎
倉吉市役所関金庁舎

旧国鉄倉吉線廃線跡は、倉吉市が観光地として整備しているため、倉吉市役所関金庁舎でこの廃線跡の情報を入手できます。

また、廃線跡へ向かうまでのマップを用意していますので、是非手に入れましょう。

こちらが、関金庁舎から廃線跡の入口までのマップです。

関金庁舎から廃線跡までのマップ
旧国鉄倉吉線廃線跡入口までの詳細マップ

道の間違いやすい所や駐車場の位置まで詳しく掲載されていますので、このマップがあれば道に迷う心配はありません。

また、旧国鉄倉吉線廃線跡について色々お話が聞けたりして、ためになります。

倉吉市役所関金庁舎

  • 住所 鳥取県倉吉市関金町大鳥居193-1
  • 電話番号 0858-45-2111
  • 開庁時間 8:30~17:15(月曜日から金曜日のみ)

旧国鉄倉吉線廃線跡の駐車場への行き方

関金庁舎で頂いたマップを見ながら旧国鉄倉吉線廃線跡へ向かいました。

基本的に県道45号を真っ直ぐ進むだけですが、廃線跡を通り抜けてしまう恐れがあるため、注意しましょう。

その道中には、こちらのように中国地方最高峰の大山(だいせん)が見えたりします。

大山が見える道
右の方に映っている白い山が大山
大山が見える風景

大山を見ながら走っていると、テンションが上がりますね。(笑)

そんな感じで、しばらく進んでいる最中に駐車場の案内板を発見。

廃線跡へ向かう駐車場の案内板が設置されている道
駐車場の案内板

案内板が指し示す方法へ向かいましょう。

ちなみ、通り過ぎてしまうと、関金庁舎で聞いた職員の話では、この先にカヌーの看板が見えてくるそうです。

もし、カヌーの看板が見えてきましたら、駐車場を通り過ぎていますので、引き返して下さい。(関金庁舎で頂いたマップにもカヌーの看板について記載あり。)

案内板があった所を右折すると、左手側にはこちらの景色が見えてきます。

駐車場に見える道

一見するとまるで駐車場に見えますが、騙されないで下さい。

ここは駐車場じゃなくて、その先も続く車道です。

道の起伏により、まるで駐車場のように見えているだけですね。

私も初見では騙されてしまいましたが、奥の方までよく見ていると、駐車場じゃないことが分かりました。

本物の駐車場はこちら。

倉吉線廃線跡へ向かうための駐車場

余りに駐車場へ間違える人が多いのか、こちらのような掲示板が立てられていました。

駐車場の案内板

駐車場は無料で利用できますので、車で訪れる場合はこちらで駐車しましょう。

ちなみに私は自転車で訪れましたが、この駐車場を利用させて頂きました。

日本一と話題の廃線跡(旧国鉄倉吉線廃線跡)を散策しよう

駐車場から泰久寺駅跡までの風景

先ほど触れた駐車場に見える車道を歩いて、廃線跡へ向かいましょう。

また、こちらの赤矢印の先に見える坂道を上って、突き当りを左折しても廃線跡へ辿り着きます。

廃線跡へ向かう道

どちらの道を歩いてもこちらの神社が見える通路へつながりました。赤矢印の方向へ歩いて下さい。

廃線跡のスタート

すると、直ぐにアスフォルトの上に薄っすらとレールが見えてきます。

廃線路

そのまま奥へ歩いて行きましょう。

周りの風景に溶け込んでいる廃棄されたレールのある景色は、心打つものがありますね。

残されたレールの景色
菜の花と廃棄されたレール
廃棄されたレール

レールの上を歩きながら、かつて運行していた電車から見られた景色を眺めてみましょう。

こちらは、散策中に見つけたカエルの像。

カエルの像

「無事カエル」の思いが込められているのでしょうか。

また、愛らしい笠をかぶったお地蔵様が並んでいました。

お地蔵様

レールの上を歩いていると、途中でガードレールに道を塞がれます。

ガードレールで通せんぼ

かつて鉄橋が架かっていたと思われますね。

きっと、レールを歩いて進む観光客が多いため、安全のためにガードレールを設置したのでしょう。

奥に方には、まだ廃線跡が続きますので、そちらへ向かいます。

レールの傍にある道を真っ直ぐ歩いて行くと、泰久寺駅跡へ辿り着きました。

泰久寺駅跡へ向かう道

【廃線跡あれこれ】

廃線跡には、旧国鉄倉吉線廃線跡のように観光化された物もあれば、サイクリングロードに整備された物もありますね。下記記事では、サイクリングロードに整備された廃線跡を紹介します。

泰久寺駅跡の景色

泰久寺駅(たいきゅうじえき)跡の入口前には、こちらの掲示板があります。

泰久寺駅跡の入口にある掲示板

跡地は少し広いスペースになっており、3~4台ほど駐車できそうですが、ここは私有地のため駐車禁止です。

また、跡地には自動販売機や簡易トイレもありました。

泰久寺駅跡の景色
簡易トイレ

更に硬券(硬い厚紙で作られた乗車券のこと)を販売しているガチャチャを発見。

硬券のガチャガチャ

1つ200円のようですので、記念に買って帰ってみては如何ですか。

旧国鉄倉吉線廃線跡の中でも写真映えするスポットの一つが、泰久寺駅跡です。

当時のホームも残されており、駅名標もあります。

泰久寺駅跡の景色
旧泰久寺駅の駅名標

尚、この駅名標はレプリカでありますが、看板の枠は国鉄時代に使われていた当時のままの物だそうです。

廃線となった時に駅名標は撤去されたのですが、観光地として再開発する際に看板のレプリカを作成しました。

ホームには、旧泰久寺駅の説明板も設置されており、当時の駅の写真も掲示されています。

旧泰久寺駅の説明板
旧泰久寺駅

既に駅舎が撤去されているのは残念ですね。

ホームに佇ずみながら、当時の情景を思い浮かべていると、自然に哀愁を感じました。

きっと、泰久寺駅跡の雰囲気がそうさせるのでしょう。

インスタ映えする、竹林に囲まれた幻想的な廃線跡

廃線跡を歩く

泰久寺駅跡にある廃線を歩いて奥へ進みます。

すると「溝あり」と書かれた看板を見かけ、足元へ注意を促します。

枕木が陥没

看板が立ててあった辺りを見てみると、一部の枕木が破壊されており、溝が出来ていました。

うっかり足を踏み入れると、つまずいてしまうかも知れません。

奥へ進むにつれて、更に良い雰囲気を感じます。

いつしか目の前には、竹林に囲まれた廃線跡の景色が現れました。

竹林に囲まれ廃線跡

竹林が頭上高々と生い茂り、辺り一面は薄暗くなっていますが、所々で太陽の光が差し込んでいる雰囲気が非常に良いです。

インスタ映えするスポットであり、日本一の廃線跡として注目されるのもうなずけます。

線路跡と竹林の風景
線路跡と竹林の景色
線路跡と竹林

レールはまだ奥へ続いており、この先には山守トンネルがありますので、そこまで歩いてみましょう。

折り返し地点、山守トンネル

竹で作られたベンチ

道中には、竹で作られたベンチがありました。

周りの雰囲気にマッチしているのが良いですね。

また、こちらの照明機器?のような物が沢山設置されていました。

ライト群
ライト

目撃当初は「ライトアップもしているのか」と思っていたのですが、後から考えてみると、ライトアップにしては、おかしな点に気が付きます。

なぜなら、夜になれば辺り一面が真っ暗になると思われる竹林で、一部のみをライトアップするのはおかしくないですか。

それならば一体これらは、何のために設置されているのか不思議ですね。

しばらく歩いていると、山守トンネルが見えてきました。

山守トンネル

普段このトンネルは鍵が掛けられており、中へ入れません。

施錠された扉

どうしても中へ入りたい場合は、旧国鉄倉吉線廃線跡のツアーやウォーキングオープンデーに参加して下さい。

トンネル内部は、老朽化している事が予想できますので、安全のために普段は中へ入れないのでしょう。

このトンネル前で散策は終了です。

来た道を引き返し、駐車場へ戻りましょう。

【インスタ映えする景色

旅先では、旧国鉄倉吉線廃線跡のようなインスタ映えする景色を良く目撃しますので、下記記事で紹介します。

倉吉線鉄道記念館の紹介

倉吉線鉄道記念館
倉吉線鉄道記念館

倉吉市の市街地には、倉吉線鉄道記念館があり、そこでは国鉄倉吉線の歴史を紹介しています。

館内へ入ってみると、実際に駅構内で使用された貨車移動用ディーゼル機関車(協三工業製の貨車移動機「1020」型)がありました。

協三工業製貨車移動機「1020」型

また、至るどころに倉吉線に関する資料や写真パネルが展示されており、当時の様子を伺えます。

倉吉線鉄道記念館の館内の様子

一つ一つ写真を眺めながら、当時の情景を思い浮かべてみては如何でしょうか。

また、記念館の外には、当時活躍したSL機関車も展示していますので、お見逃しなく。

SL機関車
SL機関車(横側)

倉吉線鉄道記念館

  • 住所 鳥取県倉吉市明治町1012-7
  • 電話番号 0858-26-1375(株式会社エバークリーン)
  • 営業時間 9:00~17:00
  • 定休日 無休
  • 料金 無料
  • 無料駐車場有り(緑の彫刻プロムナード公園駐車場を利用)

旧国鉄倉吉線廃線跡の基本情報とアクセス

住所鳥取県倉吉市関金町泰久寺
電話番号0858-24-5371(倉吉観光MICE協会)
駐車場の利用時間9:00~日没まで

【アクセス】

  • JR倉吉駅から路線バスの日本交通関金線(明高)へ乗って、「泰久寺」バス停で下車し、徒歩約15分(バスの乗車時間は約45分)

まとめ

旧国鉄倉吉線廃線跡は、日本一の廃線跡と言われており、竹林に囲まれた廃線跡を歩いてみると、その幻想的な雰囲気に心奪われました。

竹林と廃線跡のコラボは、日本国内でも珍しいので、機会があれば是非訪れてみて下さい。

また、泰久寺駅跡も非常に良い雰囲気を醸し出していますね。

旧国鉄倉吉線廃線跡から約15kmほど離れた倉吉市の市街地には、倉吉線鉄道記念館がありますので、合わせて見学へ訪れることをお勧めします。

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