旅の体験談

白い千本鳥居の光景、済渡寺の映えスポット「白龍門」

白龍門

岡山県新見市にある済渡寺(さいどうじ)では、白龍門と呼ばれる白い千本鳥居が続く光景は一見の価値があります。

また、済渡寺はアジサイ寺として知られていますね。

朝露が照り光る桃の彫刻を飾った真白な鳥居のトンネルをくぐり抜け、白龍様へ会いに出かけてみませんか。

本記事では、映えスポットである白龍門に焦点を当てながら、済渡寺について紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 白い千本鳥居を見てみたい
  • 神社仏閣に興味がある
  • 済渡寺について知りたい

済渡寺とは

済渡寺(さいどうじ)は 岡山県新見市の山間部に位置する曹洞宗の寺院です。

済渡寺

739年(天平11年)に僧侶がこの地に草庵を立てた後で住まい、811年(弘仁2年)の春には、弘法大師がこの草庵を済渡寺と命名されたと伝わっています。

女性が寺院へ入ることを禁止していた時代から女性が参詣できる寺院として創設されました。

弘法大師が安産の仏様である子安観音を祀ったそうです。

それ以来、死産難産が無くなり、多くの人々がこの子安観音へ参られ今に至ります。

毎年約5,000株の花菖蒲や約11,000株の紫陽花が見られるアジサイ寺として名が知られており、2021年5月には、白い千本鳥居が完成したことで注目を浴びていますね。

  • 花菖蒲の見頃は、例年6月下旬
  • 紫陽花は見頃は、例年7月上旬
  • 毎年6月最終日曜日には、子安観音大祭を開催し、多くの参拝客が訪れます 

【周辺の見所】

済渡寺の周辺には、景勝地として知られている井倉峡と井倉洞がありますので、下記記事で紹介します。

済渡寺へサイクリング

済渡寺の最寄り駅は、JR方谷駅(ほうこくえき)になります。

方谷駅から済渡寺までの距離は約8kmありますので、ゆっくりとサイクリングを楽しみながら済渡寺を目指しました。

方谷駅

電車とタクシーで済渡寺へ向かわれる場合は、JR方谷駅で下車せず隣の駅である「JR井倉駅」で下車しましょう。井倉駅はタクシーが利用できる最寄り駅です。

※JR方谷駅からは、バスもタクシーも出ていません。

国道180号線を北上していると、新見市へ入ります。

国道180号線の景色

道中、猪風来(いふうらい)美術館へ向かう案内板が見えてきましたので、コースを変更し、そちらへ向かいましょう。

済渡寺へ向かう道

尚、このまま国道180号線を約8kmほど真っすぐ進めば、新見市の観光地として知られている井倉洞へ辿り着けます。

猪風来美術館は、現代縄文アートで日本唯一の美術館であり、5mを越える大きな縄文土器作品など楽しめますので、時間的に余裕があれば済渡寺と共に訪れてみると良いでしょう。

済渡寺は、猪風来美術館から更に約3.5kmほど北上したところにあるよ。

勾配は上り基調ですが、それほど大した斜度ではないため、自転車で余裕で駆け上れます。

山道

道中流れている川の川面を見てみると、その透明度にビックリ!

透明感がある川面

自然が美しいところですね。

済渡寺へ向かうまでには、数ヶ所に案内板が立てられているため、道に迷うことはないでしょう。

済渡寺の案内板

道なり走っていると、道の沿岸には郵便ポストが立てられており、その直ぐ横には石で出来た入れ物の中に何か人形のような物が見て取れました。

郵便ポストと人形

もし、車で済渡寺を目指していたら、この人形に気が付かなかった可能性が高いですね。

このような面白い発見に出会いやすいのも自転車旅の特徴です。

思わず気になったので石の入れ物の中を覗いて見ると、独創的な人形たちが並んでいました。

人形

この時点では、この人形の正体が分からなったのですが、済渡寺へ向かう道中で、この先何度も同じような人形を発見することで、正体がわかってきます。

どうやら済渡寺までのコースは「野辺の地蔵さまロード」と呼ばれているようで、猪風来美術館の作品のようですね。

野辺の地蔵さま

道の沿岸に「済渡寺」と書かれた石柱を見つけたら、本格的な上り坂が始りますので気を引きしましょう。

済渡寺へ向かう道

道中では、斜度が10%越える激坂が続き、自転車のサイクルコンピュータを確認してみると、斜度が18%のところもありました。

山道

苦労して激坂を上り切り先へ進むと、済渡寺の駐車場を発見。

済渡寺の駐車場

車で訪れた人は、こちらの駐車場へ駐車しましょう。

自転車の場合は、まだ先へ進むことができます。(厳密には車でも先へ進めます。)

済渡寺へ向かう道

狭い道を通り抜けると、広い場所へ出ました。近くには赤い鳥居がありますので、この辺りで駐車すると良いでしょう。

済渡寺の周辺

済渡寺へ辿り着くには、まだ少し奥へ進まなければなりませんが、既に白い千本鳥居が並んでいる光景が見えていますので、ここからは徒歩で向いましょう。

【サイクリストの管理人からの一言】

自転車で激坂を上るならば電動アシスト付き自転車を使うのがベストですね。また、自転車の運転技術を向上させることで上り坂を楽に上ることができるようになりますので、下記記事で自転車の運転技術と電動アシスト付き自転車についてお話します。

存在感が際立つ「白龍門」、白い鳥居のトンネルの光景を堪能

白龍門が白い理由とは

千本鳥居と言えば、多くの人が京都の伏見稲荷大社のように赤い鳥居が何十本も立ち連なる光景を思い浮かべますね。

済渡寺では、「赤」ではなく「白」の鳥居が立ち並ぶ光景を目撃できます。

この白色には理由があり、弘法大師を手助けした「白龍」にちなんで白い鳥居になったそうです。

白龍門

白龍様は中国(当時の唐)で産まれたお方ですが、弘法大師が唐へ渡った際に親交があり、共に来朝され、弘法大師の片腕として様々な功績があります。

842年10月23日に成仏された白龍様は、済渡寺に葬られたそうです。

白龍門の光景

青空の下、白色が織りなす鳥居の光景は良く映えますね。

白龍門の光景

白龍門の先には社が見て取れますので、早速白龍門をくぐり抜けて、社へ向かってみましょう。

白龍門と社

ゆっくり歩きながら鳥居を観察していると、どの鳥居からも朝露が美しく滴り落ちています。

朝露

また、それぞれの鳥居の上部には桃の彫刻が見て取れました。

桃の彫刻

白龍様が唐から日本へ渡った時に、桃の木を持ち込んだと言い伝えられていることから、桃の彫刻が施されたそうです。

白い鳥居のトンネルの中を歩いていると、思わず吸い込まれそうな感覚を味わえますね。(笑)

白い鳥居のトンネル

この白龍門の鳥居は、全部で78基あり、約90mほどの距離に立ち並んでいます。

ちなみに千本鳥居と言っても必ず鳥居が千本あるとは限りません。

数が数えきれないほど多いことを昔の慣用句では「千」となぞられているので、「千本鳥居」と呼ばれています。

青空の下、白い鳥居の中から見上げる赤く彩る木々がとても印象的でした。

白い鳥居と紅葉

この白龍門には、先代のご住職が、多くの人たちに白龍様について知ってほしいと願い、私財をなげうって「千本鳥居」を作られたそうです。

しかし、残念なことに千本鳥居が完成することを見ることなく、先代のご住職はお亡くなりになりました。

今では先代住職の願いが叶ったのか、多くの人たちが済渡寺へ訪れ、白龍門の景色を楽しんでいます。

【紅葉スポットあれこれ】

木々の彩る紅葉の時期は、綺麗な光景が更に素晴らく感じますね。下記記事では、そんな紅葉スポットを紹介します。

白龍殿と夫婦桃

白龍門を通り抜けた先には、白龍様を祀っている白龍殿がありました。

白龍門を通り抜けた先

白龍様を信仰する人には、所願成就や幸福が得られるそうです。

白龍殿

ここでは、おみくじやお守りを購入することができます。

白龍殿に飾られていた看板には五芒星のマークと「魔障退散」や「家運隆盛」の文字が見て取れました。

魔障退散

こちらの石は「白龍石」です。とくに説明がされていなかったため、どのような謂れがあるのか不明ですね。(気になりますね。)

白龍石

白龍殿の隣りには、小さい庭がありました。

白龍殿の小庭

その庭の中で気になる物を発見。それがこちらの2つの桃が描かれているオブジェです。

夫婦桃

白龍様が唐から持ち込んだ桃の木は、1つの花から2つの実を付けたそうです。

このような桃は、全国的に非常に珍しいですね。

樹齢が古くなったので、株分けするとその新樹にも同じく1つの花から2つの実をつけました。

そのため、「夫婦桃」と呼ばれており、子宝の神様として慕わて祀られています。

白龍門を一望しよう

済渡寺周辺にある道路からは、白龍門が一望できます。

白龍門の全景

遠くから眺めて見ても、非常に絵になる光景ですね。

白龍門の景色

心ゆくまで白龍門が織りなす絶景を堪能しましょう。

仁王門の近くから白龍門を見てみよう

白龍門の入口手前には、立派な仁王門がありました。

仁王門

この門の入口前には、しだれ桜が植えられており春に咲く桜は、満月の夜にとても風情があるそうです。

また、仁王門の両隣りには、仁王様がお護りしていました。

仁王様
仁王様

仁王門を通り抜けた先は、小高い丘になっています。

小高い丘

この丘からは、白龍門の全景が一望できるビュースポットになっていますので、お見逃しなく。

白龍門の景色
白龍門

済渡寺の本堂

こちらが済渡寺の本堂です。本堂では御祈祷も行われています。

済渡寺の本堂

御朱印を貰うには、本堂および庫裏に「御朱印承ります」の看板が掲示している日のみ対応していますので注意が必要です。

尚、こちらの珠落としは2珠落とすのが、ご利益があるそうなので、1珠しか落とせなかったり、落とし過ぎに注意しましょう。(笑)

珠落とし

石造美術「守恩塔」

新見市の指定重要文化財に指定されている石塔の「守恩塔(しゅおんとう)」。

こちらの写真に写っている石塔の下位の部分が守恩塔であり、基礎に刻まれた年号が大変珍しいそうです。

守恩塔
守恩塔の説明

石塔にしては、珍しい形をしているので、済渡寺へ訪ねた際は立ち寄って見てみましょう。

弁財天の赤いお堂と鳥居

先ほどまで白い鳥居をじっくりと見ていたためか、普段良く見かける赤い鳥居が新鮮に映りました。

弁財天の鳥居

赤い鳥居をくぐり抜けた先には、睡蓮の池の中に弁財天を祀っている赤いお堂が建っています。

雰囲気がとても良く、睡蓮の花が咲く5月~10月にかけて訪れると更に見応えが良くなりますね。

弁財天

弁財天と言えば、七福神で唯一の女神であり、琵琶を持った姿で描かれています。

金運や芸能、縁結び、学業成就、立身出世、勝運、国家鎮護など多くのご利益があることで知られていますので、是非参拝へ立ち寄りましょう。

済渡寺を冬期参拝する時の注意事項

冬期(特に12月~3月)は路面の凍結や積雪、融雪の影響で走行が困難になる時があります。

そのため、参拝当日の天候状態を確認しましょう。

尚、済渡寺へ事前に状況確認することをお勧めします。

済渡寺の基本情報とアクセス

住所岡山県新見市法曽661
電話番号0867-75-2407
営業時間9:00~16:00(閉門は16:30)

【アクセス】

  • JR井倉駅からタクシーで約20分
  • 新見ICから車で約25分
  • 賀陽ICから車で約35分

済渡寺の駐車場

済渡寺には無料駐車場が3箇所点在しています。(普通車100台)

白龍門へ辿り着く前にある第一駐車場はこちら。

済渡寺の駐車場

第一駐車場から済渡寺へ向かい、済渡寺の隣りに第二駐車場があります。

また、第一駐車場の奥へ進むと、第三駐車場がありますね。

まとめ

今回の旅では、紅葉の時期に済渡寺へ訪れましたが、約11,000株の紫陽花が咲き誇る時期にも訪れてみたいですね。

白龍門と呼ばれる白い千本鳥居は大変珍しく一見の価値がありますので、是非立ち寄って見て下さい。

青天の下、純白の鳥居が立ち連なる姿は、映えスポットとして見応え抜群です。

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