日本にいながら、お手軽に世界旅行の気分を味わいたいならば、兵庫県姫路市にある「太陽公園」をおすすめします。
世界各地に点在する文化遺跡や建造物が、一堂に観光できるフォトジェニックスポットですよ。
この太陽公園では、「城のエリア」と「石のエリア」に分かれており、それぞれで全く異なる魅力的な体験ができますね。
城のエリアには、ドイツの「ノイシュバンシュタイン城」を模した美しい白亜の名城「白鳥城」がそびえ立ち、近くで見上げてみると、その迫力にビックリするかも。
そして、城内へ入れば、トリックアートや王座の間など、子供から大人まで楽しめるスポットが目白押しですよ。
本記事では、太陽公園の「城のエリア」について見どころを紹介します。
太陽公園の「城のエリア」はどんなところ
太陽公園は、兵庫県姫路市の北西部にある峰相山(みねあいさん)の麓へ位置するテーマパークです。
冒頭でも触れましたが、太陽公園は、ヨーロピアンテイストの「城のエリア」とアジアンの雰囲気満載な「石のエリア」に分かれており、それぞれで異なる面白い体験ができますね。
城のエリアの見所は、ずばり白鳥城です。姫路市街から太陽公園へ向かう道中で、山の上にそびえ立つ白鳥城が、その圧倒的な存在感を放っています。
姫路市のシンボルといえば国宝・姫路城ですが、白鳥城は姫路城と同じくその真っ白な外観がとても印象的ですね。
日本と西洋のお城の違いはありますが、美しさの基準は、洋の東西を問わないでしょう。
城のエリアの敷地内には、ウェルカムハウススワンがあり、入場券売場やショップ、レストランがあるので太陽公園を見て回る拠点に便利です。
ショップでは、播磨地方のお土産を買えますよ。また、太陽福祉グループの施設で作成した物も売っていますね。
また、太陽公園限定のオリジナルグッズもあるので、是非足を運んでみて下さい。
個人的に面白いと思ったのは「白鳥城の武器屋」と銘していたこちらのアイテム。
うん、ファンタジー世界に登場するアイテムに見えて、カッコいいかな。
2階のレストランへ行ってみると、ピアノ周りには可愛らしいクマのぬいぐるみたちがお休みしていました。(喜)
太陽公園は、雑誌や新聞、テレビなどのメディアでも取り上げられており、多くの著名人が訪れています。(私が訪れた日もテレビ局のスタッフが来てましたね。)
尚、太陽公園のおすすめの周り方は、「石のエリア → ウェルカムハウススワンで食事 → 城のエリア」の順番です。
石のエリアは、結構歩くので、元気がある内に見て回った方が良いですよ。尚、石のエリアについては、ここをクリックして開く記事で紹介します。
【周辺の見所】
太陽公園の周辺の見所を、下記記事で紹介します。
太陽公園の所要時間・モノレールの運行時刻
白鳥城へ向かうには、専用のモノレールに乗って移動します。尚、モノレールの代金は、入場券に含まれていますよ。
もしモノレールが点検中などで運休となっても、代替えバスが運行するので問題ありません。(ちなみに、私が訪れた日は、モノレールが運休でした。)
こちらが、モノレールの運行時刻表です。
上りは9:10~16:40の間で最終便以外は、10・30・50分に運行しています。
城のエリアのみでしたら所要時間は、約1時間から1時間30分ほどで見て回れますね。
尚、「石のエリア」を含めれば所要時間は、約3~4時間ほどがかかります。
【モノレールやリフト・ロープウェイの景色】
モノレールやリフト・ロープウェイの乗車中では、素晴らしい景色を堪能できたりしますね。下記記事では、そんな景色がみられる場所を紹介します。
【見所①】白亜の名城「白鳥城」の外観
白鳥城の外観は、初めて見ると「あれ、どこかで見たことあるかも」と首をかしげる方も少なくないでしょう。
実は、白鳥城はドイツの「ノイシュバンシュタイン城」を3分の2のサイズで再現してますよ。
ノイシュバンシュタイン城といえば、シンデレラのお城のモデルになったことでも有名ですね。
なので、既視感を感じる方がいても何も不思議ではありません。
それにしても、間近から見る白鳥城の美しさと大きさはスゴイです。そこにあるだけで、圧倒的な存在感を放っていますね。
テーマパークのお城と聞けば、少し安っぽいお城を想像してしまうものですが、白鳥城ではみじんもそんな感想を抱けません。
重厚な外観をした本格的なお城は、高いクオリティを誇ります。
このお城の前で撮影した風景を友人や知人に見せて、「ドイツに来ました」とメッセージを添えれば、思わず信じてしまうレベルです。
近年、コスプレスポットとしても注目されているそうで、事前に予約すれば撮影もOKなんだとか。
大きな荷物を持ち込める更衣室も用意されているので、コスプレ好きの人には嬉しいかも。
これほど魅力ある白鳥城なので、ドラマやミュージックビデオのロケ地に選ばれています。もちろん雑誌やローカル情報番組に度々取り上げられているのは、言うまでもありません。
各種メディアが放っておけないのも頷けますね。
それでは、白鳥城の外観をダイジェストで紹介します。
どうですか。写真だけでも素晴らしいですが、実物はもっと凄いですよ。是非、あなたの両目で確かめてみて下さい。
【西洋風の建造物・建築物の紹介】
白鳥城のように西洋風の建築物や建造物について、下記記事で紹介します。
【見所②】インスタ映えする「トリックアート」
白鳥城では、3階から6階までトリックアートのコーナーがあります。
まるで、自分が絵の中の世界に入ってしまったような錯覚に陥ることができる数々のトリックアートは、実に面白いですよ。
白鳥城の外観は洋風ですが、城内は極めて現代的です。バリアフリーなので、車イスやベビーカーが通りやすい。このような配慮は、観光客からしてみれば嬉しいですね。
2022年7月にはリニューアルされ、ARのトリックアートが新設されました。
専用のアプリをダウンロードすれば、スマホのカメラを使って撮影することで、より臨場感あふれる不思議な写真が撮れますよ。
そんなトリックアートの一部を紹介します。
こちらは、窓を壊してティラノサウルスが襲ってくる作品。
これが現実でしたら、怖いどころではありません。抵抗虚しく、大きなお口にガブリとされるかも。
こちらは「不思議の国のアリス」の世界から。
クライマックスのワンシーンが再現されていますよ。アリスになりきって撮影してみましょう。
その他にも、可愛らしいイルカさんが「こんにちは」と登場。
うん、こういう平和な作品は、実に和みます。
そうこうしている内に、不思議な世界に迷い込みました。
全てがモノトーンによる平面で構成された「白い部屋と黒い部屋」では、まるで漫画の世界の住人になったような不思議な気持ちになるかも。(笑)
まだまだ、たくさんのトリックアートが用意されているので、様々な角度から面白い写真を撮るのをチャレンジしてみて下さいね。
ちなみに、ベストな立ち位置やポーズの仕方などが提示されているので、誰でも簡単にインスタ映えする写真が撮れます。このような細かな配慮に感謝です。
【恐竜のいる景色】
トリックアートでは、恐竜のアート作品をよくみかけますね。下記記事では、恐竜のオブジェや化石がある場所を紹介します。
【見所③】豪華絢爛の「王座の間」など面白い部屋
白鳥城内には、トリックアート以外にもたくさんの部屋が用意されており、面白い部屋が目白押しです。
そんなお部屋を一部紹介します。
こちらの「王座の間」では、王様と勇者ごっこが親子で楽しめるかも。
王座に腰かけて王様の気分に浸りながら、「おお勇者よ、死んでしまうとは何事だ!」といってみたり。初代ドラクエを子供時代に遊んだ世代なので、玉座をみると、つい言ってみたくなりますね。
決してドラクエネタを知らないお子さんに対して、こんなセリフを言ってはダメですよ。(笑)
こちらの部屋は「武器屋」です。なぜかコマンドバトル風のボードが目の前に。
ボードに描かれた選択肢は「たたかう・ぼうぎょ・はなす・うなずく・にげる」か。
それにしても「うなずく」て何?モンスターが現れて、うなずいているだけだと、先制攻撃をくらうかも。そして「おお勇者よ、死んでしまうとは何事か・・・」に続くかも知れないですよ。
この武器屋で見かけたカッコイイ剣。何だか不思議な能力が宿っているように感じるのは私だけでしょうか。
その他にも色々趣向を凝らした部屋があります。
ちょっとした、お化けやゾンビのお部屋もあるので、ホラー好きの方は嬉しいかも。
こちらは、アリスの部屋。とても可愛らしいですね。
1つ1つじっくり見て回れば、結構時間がかかりますが、面白い部屋ばかりなのでお見逃しなく。
【見所④】ドイツの民芸品「くるみ割り人形」
白鳥城内では、ドイツの民芸品「くるみ割り人形」が展示さています。
くるみ割り人形は、顎(あご)を開閉させて胡桃(くるみ)をかませて、背中のレバーを押しさげれば、胡桃が「パキッ!」と割れる仕組みですね。
それにしても、何でくるみ割り人形の意匠は、王様や兵士を模したものが多いのだろうか?疑問に思いませんか。
調べてみると、くるみ割り人形を使って、王様や兵士、憲兵など庶民が頭の上がらない相手に労働をさせて日頃のうっぷんをはらす意図があるとか。
また、子供向けの童話や絵本では、昔から現代にいたるまで、悪役主人公として定番なんだそうな。う~む、昔も今も権力者が民衆に対して、酷い仕打ちをするのは変わらないと思うとモヤモヤしますね。
くるみ割り人形本体だけでなく、くるみ割り人形のパーツも展示さています。
普段、くるみ割り人形を見かける機会がある方でも、組み上がる前を見ることはないでしょう。そう意味では、貴重な機会を体験できますね。
【ドイツに関係する観光スポットを紹介】
旅を続けていると様々な施設(博物館など)へ訪れますね。下記記事では、くるみ割り人形と同じくドイツに関係する観光スポットを紹介します。
ドイツの民族衣装やドレスをレンタルできる
ウェルカムハウススワンの1階では、女性限定でドイツの民族衣装「ディアンドル」をレンタル(有料)しています。
更にドレスのレンタルもあり、華やかな衣装に身をまとい、白鳥城をバックに記念撮影してみませんか。
もちろん衣装を着たままで、白鳥城を散策できますよ。まるで本物のお姫様になった気分を味わえる嬉しい催しですね。
レンタルできる時間帯は、9時30分から15時までで、返却時間は16時30分までです。
尚、城のエリアのみ利用ができるので、お気を付けて。(間違って、石のエリアへ行ってはダメですよ。)
太陽公園の基本情報とアクセス
住所 | 兵庫県姫路市打越1342-6 |
電話番号 | 079-267-8800 |
営業時間 | 9:00~17:00(入場券の販売は16:30まで) |
定休日 | 定休日なし(荒天時休園) |
入園料 | 大人(高校生以上)1,500円(1,350円) 小人(小・中学生)700円(630円) 小学生未満 無料(360円) 高齢者(75歳以上)700円(700円) 障害者・介助(大人)700円(700円) 障害者(小人)400円(400円) ※20名以上で団体割引きあり、( )内の料金は割引き後の入園料 |
【アクセス】
- 神姫バスターミナル「姫路駅前」発
- 35・43番系統「緑台」行(4番のりばまたは18番のりば)「打越西」停留所、もしくは「打越新田」停留所下車後、徒歩約3~6分
- 36番系統「白鳥台」行(1番のりば)「白鳥台三丁目」停留所下車後、徒歩約7分
- 車の場合は、山陽姫路西インター下車後、県道545号線のローソン姫路白鳥台店を越えて「峰相」の信号を左折し約2分
- 姫路西バイパスを車で移動する場合は「相野IC」で下車
太陽公園の駐車場
太陽公園には、広い駐車場があります。(普通車 300台)
平日は無料ですが、土日祝日は有料(300円)です。
まとめ
太陽公園の「城のエリア」では、白鳥城を遊び尽くしましょう。
白鳥城を散策しながら、あなたがベストと思う撮影スポットを見つけてみて下さい。女性限定ですが、ドイツの民族衣装やドレスをレンタルできますよ。白鳥城をバックに記念撮影は如何でしょうか。
城内へ入れば、トリックアートや王座の間など面白い部屋が盛り沢山。
また、ウェルカムハウススワンでは、ショップやレストランがあり、太陽公園を見て回る拠点として役立ちます。
城のエリアだけでも見所が多く、石のエリアを含めれば1日中遊べますね。