ロードバイクの象徴的な部品ともいえるドロップハンドル。
このハンドルには、基本的にバーテープを巻いて使い、ハンドルの操作性を向上させる働きがあります。さらにクッション性が増すことで、手や腕の負担を軽減してくれる優れもの。
それにバーテープ1つで、愛車のロードバイクが、カッコよく見えたり、お洒落に見えたりしますね。
そんなバーテープは、材質やデザインなどを含め、各メーカーから様々な種類が販売されており、どれを選べばよいのか迷ってしまいます。
本記事では、おすすめのバーテープを紹介しますので、購入の際には参考にして頂ければ幸いです。
バーテープを選ぶポイント
ロードバイクの見た目をガラリとかえるアイテムが、バーテープですね。
バーテープの働きは、地面から伝わる衝撃を和らげたり、汗や雨による影響でも滑りにくくしてくれます。なので、自分の好きなデザインで、用途に合うものを選ぼう。
具体的には、以下の4つのポイントを基準にして選ぶと失敗は少ないです。
- バーテープの色や柄などのデザイン性
- バーテープに使われている素材
- バーテープの厚さ
- ロードバイクの用途
これらについてくわしくは、こちらの記事で説明します。
バーテープの紹介
OGK KABUTO バーテープ BT02(コットンタイプ)
適度な弾力と全天候型で幅広く使える
適度な弾力があるため、ツーリングやレースまで幅広く使用できるバーテープです。
厚みは薄めですが、そのためダイレクト感が抜群なので、グローブはもちろんのこと、素手のままでもフィットします。
一番のポイントは、何といっても濡れてもグリップが落ちないこと。さすがは、全天候型ですね。これは、汗や水などで濡れても滑りにくい細かなヒダ状パターンを採用しているためでしょう。
コットンタイプのため伸びが良く、しっかりと巻き付けられる。なので、見た目もきれいに仕上がります。
厚さ | ー |
カラー | ブラック、ホワイト、レッド、ブルー |
OGK KABUTO バーテープ BT06(超薄手タイプ)
レースに使える本格タイプ
プロライダーからの実戦データを基にして作られた、実用的なバーテープです。
厚さはわずか0.7mmの薄手タイプであるため、グローブを付けていたとしても、路面の状況をダイレクトに伝えてくれます。
素材には、ポリエチレンとポリウレタンを採用。引っ張り強度が高く、優れたグリップ力とバイクコントロールを発揮。ロードレースやクッション性にこだわらないパワーライド重視の人におすすめです。
ただし、バーテープを巻き慣れている人でも伸びないため、シワができやすいですよ。そのため、見た目をきれいに仕上げるのは難しいですね。
厚さ | 0.7mm |
カラー | ブラック、ホワイト、レッド |
フィジーク Ventoマイクロテックス タッキー
シンプルデザインでグリップ力に優れる
厚さ2mmと薄く、軽量性とハンドル操作に優れているバーテープです。
黒を基調としたシンプルなデザインは、ロードバイクの外観をあまり変えることなく自然に使用できる。もともとレーサー向けにデザインされてもののため、滑りにくく握りやすい。
ロードレースに使いたい一品ですね。伸縮性があるため、初心者でも綺麗に巻けます。
厚さ | 2mm |
カラー | ブラック |
フィジーク Tempo マイクロテックス ボンドカッシュ ソフト
高い耐久性を備えた高級感漂う上質モデル
握り心地はソフトで、吸湿性が高くシルキーな触感を味わえる厚さ3mmのバーテープです。
高い耐久性を備え、マイクロテックスの外層に、ミッドパディングポリファーフォームを接着しているため、走行中の振動を吸収。
さまざまな路面状況に対応しやすく、コントロールの維持がしやすいですね。レース向きなハイグリップではありませんが、程よいグリップであり、その性能からロングライドをする機会が多い方におすすめです。
どちらかというと伸びない方なので、丁寧に巻かないとシワになります。
厚さ | 3mm |
カラー | ブラック、レッド、イエロー、グリーン、オレンジ |
チネリ コルクリボン バーテープ
豊富なカラーバリエーションを誇る
超軽量EVAと天然コルクを合わせた素材で作られたバーテープです。そのため、軽量でグリップ力に優れている。さらに握りやすく、衝撃も吸収するので、快適な乗り心地を味わえます。
本質的なバランスにおいて、優れたバーテープであり、本格的なレースからロングライドに使える一品ですよ。
ブランドのマークが入ったデザインと、12色の中か選べる豊富カラーバリエーションが特徴的ですね。なので、愛車に合わせてカスタマイズがしやすいです。
厚さ | 2mm |
カラー | ブラック、ホワイト、イエロー、オレンジ、グレー、デニム、 ナチュラル、パープル、ピンク、ブループリンス、ライトブルー、レッド |
リザードスキンズ DSP2.5 バーテープ
厚さを選べてグリップ力と握り心地に優れる
DSP素材を使用しているため、グリップ力と握り心地がよく、ハンドル操作がしやすいです。バーテープの厚さは、1.8mm・2.5mm・3.2mm・4.6mmから選ぶことができるので、ライドの状況に合わせて選ぼう。
一番人気は、厚さ2.5mmのものであり、レースやシクロクロス、エンデュランスライドにマッチします。厚めのものであれば、路面からの衝撃をより吸収してくれるため、手や腕が疲れやすい方におすすめ。なので、ロングライドであれば、3.2㎜の厚さがピッタリですね。
長時間のライドや数日間のライドであれば、クッション性が最優先されるので、4.6mmの厚さを使っても良いでしょう。
また、厚さによりカラーの種類が異なり、厚さ2.5mmのものは17色の豊富なカラーバリエーションを誇ります。
厚さ | 2.5mm |
カラー | カーボンカモ、クレムゾンレッド、ミントグリーン、セレステグリーン、 コバルトブルー、クールグレー、シャードカモなど17色 |
ソルティアイランド 旅する人のロングライドバーテープ
耐摩耗性や耐久性を有しロングライドに便利
素材には、ポリウレタンとEVAが使われており、手触りがよく優れた耐摩耗性や耐久性を有するバーテープです。
厚さは3mmとほどよく、手や腕の負担を軽減し、高い弾力性と吸汗性でグリップ力を高めている。さらに通気性もよいため、快適な握り心地を継続しやすいのも魅力的。100km以上のロングライドにぜひ使いたいですね。
また夜間走行の際、光を反射してくれるのはありがたい。カラーは、グラデーションカラーを採用しています。
尚、厚さは2mm・3mm・4mmの3種類から選べるので、自分のライドスタイルにより選びましょう。(厚さによりカラーバリエーションが異なります。)
厚さ | 3mm |
カラー | ひし形グラフィティ黒、トライアングルA、トライアングルグラフィティ |
ブルックス レザーバーテープ
本革を採用したバーテープ
天然由来成分のオイルを馴染ませたレザーを使用したバーテープです。パンチング加工が施されているので、通気性に優れています。
その外観から、高級感あふれる深い味わいを楽しめる。さらにレザーサドルと併用すれば、より魅力が増します。ラバーエンドキャップと固定用テープが付属しており、しっかり巻きつけられるのはありがたいですね。
豊富なカラーバリエーションの中から、愛車に最も似合うカラーを選ぼう。クラシカルにドレスアップしたい方におすすめします。
厚さ | ー |
カラー | ブラック、ロイヤルブルー、バイオレット、レッド、グリーン、マスタード、 ホワイト、ブラウン、マンダリン、ラズベリー、アップルグリーン、ターコイズ、 マルーン、ハニーブラウン |
BBB バーテープ レースリボン ジェル BHT-05
過酷な使用環境での耐久性を誇る
オランダ発の人気パーツブランド「BBB(ビービービー)」が開発・販売しているバーテープです。プロチームと共同で開発していることでも知られているブランドですね。
衝撃吸収性に優れた合成コルク素材を採用したため、天然コルクより高い耐久性を誇ります。さらに内側には、衝撃吸収に優れたゲルを施こしており、ロングライドを快適に行える。
また、長さが190mmと長く、伸縮性もあるため、大きなハンドルでも巻きやすいです。
厚さ | 3.5mm |
カラー | ブラック |
スパカズ SUPER STICKY KUSH CLASSIC
3層構造を採用しグリップに優れる
スーパースティッキークッシュシリーズは、3層構造を採用したバーテープです。
上層にはポリウレタンを使用することで、優れたグリップ力と耐久性を実現しました。中間層には、手や腕の負担を軽減するため、振動を吸収するコンフォートクッシュフォームを採用。下層は、ナノシム接着テープを重ねており、手に吸い付くような握り心地を感じます。
また、強く引っ張っても切れにくく、引っ張り具合によっては、装着時の厚みを変えられる。グリップ力の高いバーテープを探している人におすすめします。
厚さ | 3mm |
カラー | ブラック、コーヒー、ガンメタル、レッド、ホワイト |
まとめ
バーテープは、手の負担を軽減したり、ハンドルの操作性を向上させるアイテムです。快適なライディングを支えてくれるだけでなく、ロードバイクの見た目の印象をガラリと変えてしまいます。
そのため、愛車のカスタマイズを行なうのにとても便利。本記事では、素材や厚さなど様々な特徴を持ったアイテムの中から、厳選したものを紹介しました。
お気に入りのバーテープに出会うための参考になれば幸いです。