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自転車・旅グッズ

CATEYE VOLT800の評価、夜間走行も安心な自転車用ライト

CATEYE VOLT800の評価、夜間走行も安心な自転車用ライト

自転車は、道路交通法によって夜間走行する時に、ライトの点灯を義務付けされています。

各メーカーから様々なライトが販売されていますが、その中の1つとして、キャットアイ(CATEYE)から「VOLT800」が販売されている。

このVOLT800は、ベストセラーのフロントライト。つまり、それだけ性能がよく、人気が高いといえるでしょう。

ちなみに、私はこのライトを5年以上愛用していて、満足感はかなり高い。ロードバイクやクロスバイクに乗る人に、おすすめできる製品です。

本記事では、仕様だけではわかりづらい、実際に使ってみた「VOLT800」がどのようなライトなのか評価します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • キャットアイ(CATEYE)の「VOLT800」について知りたい
  • フロントライトの購入を考えている。

キャットアイ(CATEYE) VOLT800の紹介

VOLT800
VOLT800

株式会社キャットアイ(CATEYE)は、ライトやサイクルコンピュータなど自転車用品の製造販売を行なっている日本の会社です。

キャットアイが手掛けるライトは、大小様々なものがあり、どれもが品質に優れているため、多くの愛好者がいますね。

その中でも2016年に販売されて以降、多くのサイクリストに使用されてきたフロントライトが「VOLT800」ですよ。

2022年12月に後継となる「VOLT800 NEO」が販売。約7年の年月を経て正統進化を遂げた製品ですが、まだまだVOLT800も現役で使えます。

そこで、VOLT800の特徴を以下にまとめました。

  • 小型・軽量で約800lm(ルーメン)のハイパワーを誇る
  • 大容量のリチウムイオン充電池を採用(3400mAh)
  • カートリッジ式バッテリーのため、お手軽に交換できる
  • USBによるお手軽充電(Micro-USBケーブル付属)
  • 放熱性や耐久性に優れたアルミ製パーツであり、ハードな使用に耐えられる
  • 丸型配光であり、上側・下側の取り付けができる

また、主な仕様は下表に示します。

サイズ116×31.2×43.2mm
重量140g(カートリッジバッテリーを含む)
光源LED 1個
使用時間点灯(ハイ) :800lm 約2時間
点灯(ミドル) :400lm 約3.5時間
点灯(ロー):200lm 約8時間
デイタイムハイパーコンスタント:約7.5時間
点滅:200lm 約100時間
標準充電時間約5時間~9時間
繰返し充放電回数標準300回 (定格容量の70%の容量低下まで)
防水性能IPX4

デイタイムハイパーコンスタントとは聞きなれない言葉ですが、これは常時点灯した状態に点滅を加えたモードのこと。

このモードを使うと、路面を照らしながら点滅するので、より自分の存在を周囲にアピールできますね。

尚、ライトの取り付けには、別売りのマウントが必要。このマウントは、工具なしで約φ22~35mmのパイプ系のハンドルに簡単に取り付けられます。(マウントについて後で説明。)

VOLT800は、こんな人が使うとよい

ロードバイク

フロントライトの役割りは、前方を照らして歩行者や障害物をいち早く発見し、事故を防止することですね。また、他者にもライトの光により、自分の存在をアピールできるため、双方の事故を防止します。

VOLT800は高い信頼性のため、長期間使い続けられ、その役割りを十分に全うできる。

夜間走行に心強いスペックでありながら、5つのモードを周囲の環境に応じて切り替えて使えば、様々なシチュエーションに対応可能です。

特に、以下の条件に1つでも該当するならば最適ですね。

  • 自転車旅やロングライトを行う機会が多い
  • 夜間走行(ナイトライド)を行なう
  • 郊外や街灯の少ない道を頻繁に走行(対向者が少ない環境)
  • 他者にいち早く気付いてもらい、事故の防止を高めたい
自転車と夕日のツーショット

自転車旅やロングライト、ナイトライドでは、夜間に山道や峠、海岸線など街灯のない道路を走ることもあるので、明るいライトは必須になる。

ハイモードでは、800lmの明るさで約2時間しか、バッテリーが持たないので、必要に応じて予備バッテリーを用意しておきたい。

また、800lmの明るさで物足りないと感じたり、夜間でも時速30km台の高速走行をするのであれば、もっと明るいライトを使用する方がよいですね。

キャットアイでは、約1,700lmのハイパワーライト「VOLT1700」が販売されています。さらに、より照射範囲を広げるため、複数のライトを使うのがベストでしょう。

VOLT800のレビュー

VOLT800

VOLT800は結論からいうと、高い信頼性と性能で、ロードバイクやクロスバイクの夜間走行に採用したいフロントライトです。

ただし、都市部の街中を中心に走るのであれば、他のライトに軍配が上がる場合があります。

800lmの明るいライトということで、それだけで魅力的。やはり「明るい=正義」の方程式は鉄板で、この牙城を崩すのは、容易ではありません。

明るいライトは、「道を照らす」「自身の存在をアピールする」を兼ねている。実は思うほどライトの光量は、車のドライバーには届いていないため、明るくなければ、用を足していなかったりします。

それは、真っ暗闇の中では、ちょっとした光量でも目立ちますが、そうでなければ他の光量に隠れてしまうからですね。

山道を走るロードバイク
山道を走るロードバイク

VOLT800では、ハイ・ミドル・ローモードによる点灯ができますが、私が最もよく使うのはミドルモード。私の経験上、それぞれのモードは、以下のシチュエーションで使うと最も効果が発揮される。

  • ハイ(800lm):全く街灯のない道(山道や海岸線など)
  • ミドル(400lm):街灯の少ない道(郊外など)
  • ロー(200lm):街灯が多い道(市街地など)ただし低速にかぎる

車がほとんど通行しない街灯のない道は、本当に真っ暗闇ですよ。ハッキリいってそんな状態でライドするなんて、自殺行為そのものです。

特にガードレールで保護されていない海岸線や山道を走ると、転落の危険がグーンとはね上がる。800lmもあれば、眩しいくらいの光量で周りを照らしてくれるので、安心感が半端ないですね。

この眩しいくらいの光量というのが、都市部などの市街地で使うと、問題になるケースがあるので注意したい。

都市部の風景
都市部の風景

800lmの明るさを、正面から見ればよく分かるのですが、眩し過ぎて思わず目をつむってしまう。都市部などでは対向者(または対向車)が多いため、夜間に相手の視界を奪い、事故を誘発する原因になりかねません。

なので市街地で800lmを使うならば、VOLT800の照射角度は、かなり下げて取り付ける必要がありますが、そうすると、今度は遠くを照射できなくなるので、対向者の発見が遅れる原因になりかねない。

照射角度の調整が難しいのであれば、都市部のような市街地では、800lmは使わない方が無難といえます。

VOLT800の配光
VOLT800の配光

VOLT800は、円形スポット配光のため、中央部分が一番明るく、円形に光が広がりますね。また、手前が狭くて奥側を広く照らしてくれる。

田舎であれば車の交通量も少なく、歩行者もいなかったりするため、ほとんど気にならない。けれど、人の多い都市部では、配光は円形より楕円形の方が向いています。

VOLT800は、普段はミドルモードで使用して、必要に応じてハイやローモードに切り替えながら使うのが効率的。また、バッテリーの使用時間もあるので、長時間のナイトライドをするならば、予備バッテリーがあれば安心できます。

VOLT800の防水性について

VOLT800の裏側
充電用のUSBの挿し口は、ゴムパッキンで塞ぐ

防水機能に目を向けると、防水規格がIPX4のため、あらゆる方向からの水による影響を受けないレベルです。

具体的にいえば、水に強いイヤホンやカメラ、お風呂で使える防水機能付きスピーカなどに使われている。つまり、少し程度の雨ならばものともしません。

実際、小雨のライドでは、その後も普通に使えています。尚、大雨の中を長時間走ったことはないので、その場合はどうなるのかわかりませんが、恐らく何かしらの影響が出てもおかしくないでしょう。

VOLT800の使い勝手

VOLT800のボタン
VOLT800のボタン

VOLT800の使い勝手は非常によい。ボタンは1つしかないので、操作が極めてシンプルですね。ボタンを長押しすると点灯します。

その後、ボタンを押すたびにモードが「ハイ → ミドル → ロー → デイタイムハイパーコンスタント → 点滅 →ハイに戻る」に切り替わる。
ダブルクリックすると、ハイモードになるので、ミドルやローモードから直ぐに切り替えられるのはGoodです。点灯または点滅している状態で、ボタンを長押しすれば消灯します。

ちなみに、日本道路交通法(略:道交法)の観点から、点灯でないと使えないので、点滅を使うならばライトは2つ以上必要ですよ。(1つは点灯、もう1つは点滅で使う)

そういう点を踏まえ、デイタイムハイパーコンスタントモードを、搭載したのではないかと思いました。実際使ってみると、点灯時の明るさは抑え気味になるため、それなりに街灯のある道を走るのであれば有効ですね。けれど、街灯が少ない暗い道を走るのなら、普通に点灯の方がよいでしょう。

VOLT800はスペアパーツや拡張パーツが豊富

センターフォークブラケット
センターフォークブラケットを取り付けた状態

VOLT800を自転車に取り付けるには、別途専用のマウント(フレックスタイトブラケット)が必要です。

先ほども触れましたが、約φ22~35mmの太さのハンドルに対応しています。締め付け具合は、固定力も高く走行中の角度調整がしやすい。

けれど調整範囲はわずかなので、照射位置を微調整するレベルですよ。また、ハンドル用だけでなく、センターフォークブラケットなども販売されているので、ニーズに合わせて取り付け場所を変えられます。

それに、このようなマウントを複数買えば、複数の自転車を所有していても、1つのライトを使いまわせるのがメリットですね。

カートリッジバッテリー
カートリッジバッテリー

予備のカートリッジバッテリーは、単品でも販売されています。公式見解では、300回充電を繰り返すと、70%までバッテリー性能が落ちるという。

使用時間が極端に短くなったならば、交換した方がよい。長時間のナイトライドを行なう際、予備があればバッテリーが切れても直ぐに交換できる。

ちなみに複数のカートリッジを準備するのもいいですが、予備のカートリッジ1つとモバイルバッテリーがあれば便利な使い方ができます。

それは、ライド中に空になったカートリッジを、モバイルバッテリーで充電する方法。こうすれば、モバイルバッテリーが切れない限り、ずっと充電が可能となる。

キャットアイは取扱店舗が多いため、VLOT800本体だけでなく、マウントやカートリッジバッテリーなど関連部品も手に入りやすいのも大きなメリットです。

まとめ

ロードバイク

本記事では、キャットアイのフロントライト「VOLT800」について紹介しました。

VOLT800は、走る環境に合わせて、ハイ・ミドル・ローの3つの点灯モードを切り替えられます。また、操作性もボタン1つでシンプルなので、直観的で分かりやすい。

ロードバイクやクロスバイクで、夜間に走る機会が多い場合は、その高い信頼性と性能でおすすめできます。

特に長時間のナイトライドを楽しむのならば、予備のカートリッジバッテリーも購入しておきましょう。

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