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旅の体験談

神秘の鍾乳洞!高知県の水のパワースポット「龍河洞」を探検しよう

日本三大鍾乳洞の一つに数えられている龍河洞。

名前ぐらいは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

1億7500万年という途方もない年月を費やし形成された鍾乳洞は、人間の想像をはるかに越える存在です。

パワースポットとしても知られる龍河洞で、自然が作り出した神秘の世界を体験してみましょう。

本記事では、幻想的な雰囲気を醸し出す龍河洞について紹介します。

龍河洞とは

龍河洞とは、高知県香美市の山中に存在する石灰岩でできた鍾乳洞です。

山頂付近の盆地にたまった雨水により、1億7500万年もの途方もない永い歳月をかけて作り出した鍾乳洞は、まさしく大自然の神秘ですね。

龍河洞全体が、高知県を代表するパワースポットになっており、年間100万人も訪れる観光スポットになっています。

龍河洞は、日本三大鍾乳洞の一つだよ。残り二つは岩手県の「龍泉洞」と山口県の「秋芳洞」だね。

弥生人も住んでいた神秘の鍾乳洞「龍河洞」を漫喫

龍河洞へ行こう

龍河洞の駐車場
龍河洞の駐車場

こちらは、龍河洞の駐車場です。ここからは、徒歩で龍河洞の入口へ向かいます。

駐車場の奥にある商店街を抜けると、階段を発見。

その階段には、龍王神社の鳥居がそびえ立っていますね。

この階段を上った先に龍河洞の入口がありました。

幻想的な龍河洞へようこそ

入口前にある受付で入洞券を購入した後は、龍河洞へ入りましょう。

龍河洞の総延長は約4kmあり、その内約1kmが一般公開されています。

洞内から数十点の弥生土器、炉跡、獣骨などが発見されており、弥生時代に居住した痕跡が残っているため、天然記念物及び国の史跡に指定されていますね。

また、龍河洞全体が「水のパワースポット」となっており、長い時間をかけて創りあげた水の力で心を癒やしてくれると言われているそうです。

流石は水の洞窟と言われるだけあり、水量が豊富ですね。

洞内では滝も流れています。(こちらの滝は、飛龍の滝と呼ばれていますね。)

洞内は所どころ、狭い所があり、頭上に注意しながら進みましょう。

また、洞内の温度は年中15度程度で保たれているため、夏は涼しく、冬は暖かく感じます。

至るところで奇形の鍾乳石を見られるため、大変興味深く見学ができました。

洞内は良く整備されており、問題なく歩けます。探検(見学)を続けましょう。

特に「玉簾の滝」(たますだれのたき)と呼ばれている長さ約6mの鍾乳石がつららのように連なって滝のように見えて迫力がありました。大自然の力は凄いですね。

個人的には、先ほど紹介した「玉簾の滝」と 洞内で一番大きな滝である「記念の滝」が大変見応えがありました。

記念の滝は、高さが約11mもあるそうです。それにブルーライトで照らされており、幻想的な光景を醸し出しています。

実は1931年(昭和6年)に学校の先生であった山内浩さんと松井正実さんが、この記念の滝の上部を探索して、その奥に広がっていた鍾乳洞が発見されるまでは、この滝が龍河洞の最終地点だったそうです。

洞内にはこの二人の偉業を称え、記念碑が立てられていました。

お二人が新たな鍾乳洞を発見してくれて、本当に感謝に堪えないですね。

こちらの鍾乳石は「天降石」(てんこうせき)です。高さ11mもある、龍河洞最大の鍾乳石になります。

天降石は、15万年の歳月をかけて水が作り出した芸術品です。

天降石の隣に見えるのが高さ6mの「絞り幕」です。

天降石ともどもグリーンライトで照らされ、神秘的な光景が際立っていました。

こちらに見える階段は「しんどい坂」と呼ばれており、この坂を乗り越えると、月の世界から星の世界へ行けるとか。これは頑張らないといけませんね。(笑)

最期に紹介するのが、龍河洞の最大の目玉である「神の壺」です。

約2,000年前の弥生時代に龍河洞で暮らしていた人々が使っていたと言われる土器が、長い年月をかけて鍾乳石の一部になった物です。

世界で唯一の資料として、学術的に高い価値を持っています。

それにしても見所がたくさんある鍾乳窟なので、ガイドを予約して説明してもらいながら見学する方がより楽しめると感じました。

龍王神社で参拝しよう

龍河洞の入口近くには、龍王神社の小さな祠があります。

この祠には、土佐に流された土御門上皇が洞窟を訪れた時、道案内を行った龍の化身である金色の小蛇を祀っているそうです。

蛇は金運の象徴なので、金運アップを望む人は参拝した方が良いですね。

もちろん私もその祠に願いを込めて参拝しました。(笑)

【神社仏閣の紹介】

日本全国には多くの神社仏閣があり、私が旅の道中に訪れた神社仏閣を下記記事で紹介します。自分のお気に入りの神社仏閣が見つかると良いですね。

珍鳥センターの尾長鳥

龍河洞を楽しんだ後は、博物館と珍鳥センターへ向かいましょう。

特に珍鳥センターは、龍河洞の入口へ向かう途中で見かけた看板を見て気になっていました。

これが珍鳥センターの建屋です。2階へ上がると珍しいニワトリを見学できます。

珍鳥センター
珍鳥センター

特に鳴き声はうるさくありませんし、近づいても大きな反応はありません。

人に慣れているのでしょうか。

様々な種類のニワトリの中には、特別天然記念物に指定されている尾長鳥がいました。

私が知っているニワトリと比べて明らかに尾が長いですね。

尾長鳥
尾長鳥

昔、テレビで見たことがある尾長鳥は、2階へ上がる時に見かけた絵のように尾が凄く長かった記憶がありますが、センター内で見かけたのは、記憶にあるほどの長さではありませんでした。

まだ成長途中なのでしょうか。

尾長鳥は1年で尾が80cm~1m程度伸びるそうです。

また、最も尾が長い尾長鳥は、1974年に13mという記録があります。

こちらは凛々しいお姿の土佐ジロー。

土佐ジロー
土佐ジロー

そして、高知県宿毛市の保護鳥となっている宮地鶏。

宮地鶏
宮地鶏

これほど珍しいニワトリが見られるとは、鶏王国の名で呼ばれている高知県の面目躍如ですね。

また、珍鳥センターの近くには博物館があります。

博物館では、龍河洞内で発見された土器類や石灰岩、洞内に生息する動物の生態研究、弥生人が暮らした穴居生活の遺産や遺物などが展示されていました。

龍河洞だけでなく、珍鳥センターや博物館も是非、立ち寄ってみて下さい。

特に珍鳥センターは、鳥好きの人には魅力的な場所ですね。

商店街でお買い物

龍河洞への往路と帰路になっている商店街へ行ってみましょう。

商店街を眺めていると、昭和の香りを感じ取り、なんだか懐かしい気持ちになります。

この商店街では、手打ちそばやカフェ、土産物、土佐打ち刃物などがありました。

土佐山田は包丁の名産地として知られていますね。

お土産に一つ如何ですか。

帰路に温泉でも如何

龍河温泉
龍河温泉

龍河洞から約4km離れたところには、龍河温泉があります。

温泉施設の前には、シンボルである大きなタヌキが目印になっていますので、見逃すことはないでしょう。

龍河温泉は、宿泊はもちろんのこと、日帰り温泉もありますので、温泉に入って旅の疲れを落としてみましょう。(泉質はアルカリ性単純冷鉱泉です。)

龍河温泉の周辺は昔、竹藪がひろがる集落だったそうで、今では少なくなりましたが竹藪にはタヌキが生息しているそうです。

運がよければタヌキに出会えるかもしれませんね。

龍河温泉

  • 住所 高知県香美市土佐山田町佐古薮430-1
  • 電話番号 0887-53-4126
  • 日帰り温泉の営業時間 
    • 平日=15:00~21:00(受付終了は20:00)
    • 土日祝日=11:00~21:00(受付終了は20:00)
  • 日帰り温泉の定休日 水・木曜日
  • 入浴料 大人800円、小人(1歳~小学生)300円
  • 駐車場 30台(無料)

龍河洞の所要時間

龍河洞の公式サイトによると、龍河洞を見学するには「観光コース」「冒険コース」「西本洞コース」の3つから選べ、選んだコースにより所要時間は以下になります。

  • 観光コース 約45分~60分程度(ガイドを付けた場合の時間)
  • 冒険コース 約1時間30分(ナビゲーターと供に龍河洞を探検)
  • 西本洞コース 20分~30分(ガイドが付きます)

今回の旅では「観光コース」でガイドなしで入洞しましたが、約30程度で見学ができました。(龍河洞のみ見学した時間です。)

龍河洞のコースによる違い

普通に龍河洞内を歩いて見学する「観光コース」以外に、更に龍河洞を漫喫できるコースが用意されていますので紹介します。

【冒険コース】

観光コースの途中からナビゲーターと共に、ヘッドライトの灯りだけを頼りに真っ暗な道を約200mほど進むコースです。

狭いところをはって進んだり、木の梯子を上ったりしながら、冒険している感覚を味わえます。

見学の際には前日までに予約が必要となり、必要な装備品(ヘッドライトなど)はレンタルできます。

【西本洞コース】

現在公開されている洞窟の西側に位置し、龍河洞を形成してきた上龍河からの地下水や鍾乳石を見学できる洞穴です。西本洞コースの終了後は、通常の観光コースをお楽しみ頂けます。

龍河洞の基本情報

住所高知県香美市土佐山田町逆川1424
電話番号0887-53-2144
営業時間3月~11月 8:30~17:00(最終入洞時間)
12月~2月 8:30~16:30(最終入洞時間)
定休日無休(西本洞コースのみ期間限定です)

料金は参加するコースにより異なります。

  • 観光コースは、大人(高校生以上)1,200円、中学生700円、小学生550円で、幼児は原則無料です。(団体の場合1人200円)尚、団体割引は、団体人数により異なりますので詳しい事は龍河洞のホームページでご確認下さい。
  • 冒険コースは、1人に付き「観光コースの料金+1,700円」です。また、レンタル料として一人当たり1,000円かかります。
  • 西本洞コースは、1人に付き「観光コースの料金+1,000円」です。また、レンタル料として一人当たり800円がかかり、西本洞管理料として200円が必要です。

【西本洞コースの期間】

西本洞コースの期間は4/29~10/31です。スタート時間は以下になります。(ただし、4/29のみ10:00スタートです。)

  • 午前は9:00、9:30、10:00
  • 午後は13:00、13:30、14:00

【観光コースのガイド】

龍河洞に生息する生物や植物、鍾乳石、歴史、文化など様々なことを熟練ガイドが説明します。

料金は参加人数1人に付き500円かかり、1回最大5名までです。

前日15:00までに予約が必要となります。

尚、スタート時間は10:00、13:30、15:00の固定です。(都合によりスタート時間が変更される場合有り)

龍河洞のアクセス

  • JR土佐山田駅から、とさでん交通バスで約20分
  • 南国ICから車で約20分
  • 高知空港からタクシーで約15分

龍河洞の駐車場

龍河洞の入口から徒歩5分ほど離れた場所に無料駐車場があります。(普通車600台、大型バス30台)

ちなみに駐車場にあった公衆トイレがこちら。

公衆トイレ
公衆トイレ

初見ではトイレと判断するのが難しい建物です。(笑)

まとめ

龍河洞は、自然が作り上げた芸術品であり、幻想的な光景を目の当たりにできるスポットです。

実際に訪れて、自分の目と耳など五感をフルに活用して、大自然の営みを感じて下さい。

ここでしか感じることができない感覚に満足感を覚えるでしょう。



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この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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