ロードバイクやマウンテンバイクなどで、本格的なライディングを楽しむには、効率的なペダリングスキルが欠かせません。
そのようなペダリングを実現するためのアイテムの1つが、ビンディングシューズです。各メーカーから様々なビンディングシューズが販売されており、どれを選べばよいのか悩ましい。
初心者は、ビンディングペダルの世界的シェアが高いシマノのシューズを選べば、サイズ展開が豊富なこともあり、失敗は少ないでしょう。
本記事では、シマノのビンディングシューズを中心に、SPD-SL・SPD用のシューズのおすすめを紹介します。
ビンディングシューズの選び方
ビンディングシューズは、「SPD-SL用」と「SPD用」の2種類があります。
適合するペダル・クリートの種類によって分かれていますが、足とペダルをつなぐことができるシューズなので、シューズとペダルが連動するようになる。
その結果、ペダルを踏む力と引き上げる力の両方が効果的に使われ、スピードを維持したり、疲労の軽減につながります。
どちらの種類を選ぶにしても一長一短があるので、以下のように用途で決めると失敗は少ないですね。
- SPD-SL:スピードや長距離走行(ロングライド)を重視する
- SPD :サイクリングと観光を重視する
くわしい選び方については、下記関連記事で紹介します。
SPD-SLシューズの紹介
ロードバイク向けとなるSPD-SLシューズを紹介します。下記関連記事では、シューズの相方となるビンディングペダルに関する話を紹介しますので、参考にして下さい。
シマノ SH-RC702
優れたフィット感と快適性が魅力的
シマノダイナラスト形状により、スムーズなペダリングができて、効率的なパワー伝達を実現したシューズです。
シームレスなミッドソールとアッパー構造を一体化することで、フィット感と安定性を向上させました。軽量で超高剛性のホローカーボンミッドソールを採用。長距離の走行でも疲れにくいでしょう。
しなやかな高密度シンセティックレザー及び、軽量メッシュ/TPUの組合せはフィット感に優れ、合わせて快適性も実現した一品です。足幅が広い方は、ワイドタイプの選択がおすすめですね。
サイズ | 23.8~30.5cm |
留め具 | ベルクロ |
シマノ SH-RC100
自転車競技やロングライドで使いたいシューズ
サラウンドラッピングアッパー構造を採用することで、足全体を包むような一体感を実現し、軽量で優れたフィット性を発揮するシューズです。
そのため、ロングライドを始め、ツーリングやデイリーユースなど様々なシーンで活躍します。耐久性の高い3つのストラップにより、足の上部に締め付ける力を均等に分散し、幅広で丈夫なヒールパッドは、安定した歩行を可能にしました。
エントリーグレードながらもレース仕様の機能を備える一品です。
サイズ | 22.5~29.2cm |
留め具 | ベルクロ |
シマノ SH-RC903 S-PHYRE
最適なフィット感と快適性を提供
軽量で通気性に優れたマイクロファイバーレザーを採用することで、最適なフィット感と快適さを実現したシューズです。
また、ミッドソールとアッパー構造を一体化させて、より軽量化を実現。さらに、ケイデンスを上げてもフィットする設計思想であり、高いパフォーマンスを発揮します。
ロープロファイルのBOAフィットシステムLi2デュアルダイヤルを採用。これにより、すばやく正確な微調整を可能にしました。ブラックやホワイト、ブルーなど数種類のカラーバリエーションがあるのもありがたいですね。
サイズ | 22.5~30.5cm |
留め具 | ダイヤル |
サンティック ビンディングシューズ
ぺダリング時のダイレクト感や安定性を高次元で両立
軽量グラスファイバー・コンポジットナイロンを採用し、優れた耐久性を発揮するシューズです。
軽くて耐久性に優れたソールは、初心者でも疲れにくい。おしゃれなデザインもGood。アッパーは通気性があるので、湿気が蒸発しやすいですね。
ソールとアッパーの構造を一体化することで、ペダリング時のダイレクト感や安定性能を高次元で両立させました。また、人間工学的に理想的な位置に足を固定することで、アップストロークの効率を高めています。
サイズ | 25.0~27.0cm |
留め具 | バックル + ベルクロ |
フィジーク TEMPO POWERSTRAP R5 REFLECTIVE
リボンのように太いベルクロが特徴的
舗装されたあらゆる路面で楽しめる多目的なシューズです。そのため、滑らかな路面から厳しい石畳でも高いパフォーマンスを発揮します。
リボンのように太いベルクロクロージャ「POWERSTRAP」を採用。足全体を包み込むようなフィット感を実現しました。アッパーには、リフレクティブ加工を施しているため、光を反射することで夜間走行時に安全性の向上を図れます。
また、高い快適性と優れたペダリング効率のバランスがとれた一品ですよ。シンプルでスタイリッシュなデザインも魅力的ですね。
サイズ | 23.0~29.0cm |
留め具 | ベルクロ |
SPDシューズの紹介
マウンテンバイク向けとなるSPDシューズを紹介します。マウンテンバイク向けということですが、ロードバイクやクロスバイクでも普通に使えます。
尚、下記関連記事では、フラットペダル用のシューズに関する話を紹介しますので、参考にして下さい。
シマノ SH-XC100
コスパに優れた初心者に扱いやすいシューズ
留め具に3本のフック&ループストラップを採用し、締め付ける力を足上部に均等に分散させたシューズです。また、ラバーアウトソールにはXCレースパターンを採用することで、グリップ力が高く、安定した歩行を可能にしました。
パーフォレーションと呼ばれる小さい穴をあけた合成皮革製のコンポジットアッパーを採用することで、通気性とフィット感に優れ、快適な履き心地を実現。コスパのよいシューズを探している方におすすめです。
サイズ | 24.5~30.5cm |
留め具 | ベルクロ |
シマノ SH-CT5
スニーカーとして使える多様性が魅力的
カジュアルなスニーカースタイルのサイクルシューズです。そのため、町中ではスニーカー感覚で、自転車に乗ればサイクリングシューズとして使え、多くのシーンで扱いやすいのが魅力的ですね。
また、内蔵されたシャンクプレートにより、ぺダリング時にパワーを伝達してくれます。EVA素材を採用したミッドソールは衝撃を吸収してくれるため、歩行時も快適。
SPDとシマノクリッカーペダルシステムに対応しており、クリートが取り付けやすいのもGoodです。
サイズ | 22.5~31.8cm |
留め具 | 紐 |
ジロ RUMBLE VR
スニーカー感覚で使えるシューズ
軽量で柔らかく通気性に優れた素材を採用した、スニーカー感覚で使えるサイクリングシューズです。柔らかいフィット感が魅力的ですね。
ビブラムアウトソールを採用することで、優れたグリップ性能を発揮。ダートでも普通に歩けますよ。また、砂利や土の上などのトレイルなどでも歩くのに必要な快適さを実現しました。
一方、ペダリングで重要となるペダルのパワー伝達もしっかり行うので、ハイパフォーマンスのライディングを楽しめます。SPDペダルの着脱がしやすいのもよいですね。
サイズ | 24.5~29.5cm |
留め具 | 紐 |
ジロ RANGER
優れた機能性を備えたクラシックデザインのシューズ
シンプルなクロージャーシステムを採用したシューズです。XCスタイルのダートシューズで、上位グレードと同じフィット感と耐久性を備えています。
また、個性を引き立たせるクラシックなデザインも魅力的。軽量で薄く柔らかいメッシュ素材を採用し、特殊な補強を施すことで、軽さ・通気性・強度・耐久性を合わせ持たせました。
サポート力のあるEVAフットベッドは、走ることに重点をおいたシリアスなライドやトレイルライドでも快適性を保ち、オンもオフもスタイルを気にせずに気軽に楽しめます。
サイズ | 24.0~29.0cm |
留め具 | ベルクロ |
LoveHomeCandy SPDシューズ
幅広い用途に使用できるシューズ
軽量で耐久性に優れた高品質のPUレザーを採用し、通気性と速乾性が抜群のシューズです。
かかとの部分をすっぽり包み込むような形状は、足首の負傷を守るようにサポートしてくれます。また、靴の両側には、反射ストリップをもうけ、夜間走行時の安全性を向上させました。
ダイヤル式のバックルは、締め具合を正確に調整するだけでなく、マジックバックルと組み合わせることで、靴ひもが自転車に巻き込まれるリスクを低減。
快適性と性能を兼ね備え、サイクリングだけでなく、通勤通学や旅行など幅広い用途に使用できます。
サイズ | 23.0~28.5cm |
留め具 | ダイヤル |
まとめ
ビンディングシューズとビンディングペダルを使うことで、ロードバイクやマウンテンバイクなどの走りは、高いパフォーマンスを発揮します。
ビンディングシューズの中には、街乗りや普段使いに適したものもあるので、用途や好みによって選ぶとよいですよ。
また、相場は約1万円~約5万円ぐらいするので、予算内におさまり、コスパのよい一品を見つけよう。その際、自分の足にフィットするものを選ぶのが最低条件になります。
本記事で、紹介したビンディングシューズが、あなたの参考になれば幸いです。