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旅の体験談

香川・荘内半島一周サイクリングの楽しみ方と周辺の観光スポットを紹介

浦島太郎の像

香川県の北西部には、瀬戸内海に向けて角のような形で突き出した「荘内半島(しょうないはんとう)」があります。

瀬戸内海の雄大な景色と里山の風景を楽しめるため、サイクリングに適した絶景ロードですね。

浦島太郎の伝説が色濃く残り、サイクリングの道中では至るどころでお目にかかる。風光明媚な海岸線を望みながら伝説の地を駆け抜けよう。

また、道中には様々な観光スポットがあります。たとえば、360度のパノラマ展望を持つ紫雲出山(しうでやま)や、マーガレットが織りなす絶景花畑「フラワーパーク浦島」などですね。

本記事では、荘内半島一周サイクリングの楽しみ方と周辺の観光スポットを紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • サイクリングが趣味である
  • 荘内半島をサイクリングしてみたい
  • 荘内半島周辺の観光スポットを知りたい

荘内半島のサイクリングコースと起点・終点

荘内半島
荘内半島

荘内半島をサイクリングしていると、随所に瀬戸内海の多島美や四季折々の花を望めます。瀬戸内海屈指の景観を眺めながらのサイクリングを楽しもう。

道中はアップダウンを繰り返す海辺の道であり、総走行距離は約30kmほど。半島の中央には、紫雲出山がそびえ立つ。時間的に余裕があるようでしたら、山頂までのヒルクライムを楽しんでみてはいかがですか。

JR宅間駅
JR宅間駅

サイクリングの起点及び終点は、電車で訪れるならばJR宅間駅から始めるのが効率的です。もう少し距離を走るならば、JR観音寺から始めるのも良いですね。

車で訪れるならば、父母ヶ浜の無料駐車場を利用しよう。

もしくは、JR観音寺から北へ約1.7kmほど離れたところにある琴弾公園の無料駐車場を利用するのが便利。

ちなみに私は、JR宅間駅から荘内半島一周を行ないました。こちらは、荘内半島の一周コースです。参考にして下さいね。

荘内半島を反時計回りするならば、宅間駅からそのまま北上すればよいのですが、時計回りで走った方がより海に近づけるので、まずは半島の西海岸側へ向かいましょう。

丸亀宅間豊浜線の風景
丸亀宅間豊浜線の風景

その際、宅間駅の近くを通る丸亀宅間豊浜線(県道21号)を道なりに進めば、約6kmほどで西海岸へ到着します。

到着地点の近くには、父母ヶ浜や仁尾マリーナがあるので、そこを目的地にすると分かりやすい。

西海岸へ到着後は、大浜仁尾線(県道234号)と県道232号線を走るのが基本コースです。

もし荘内半島一周した後で時間に余裕があるのならば、父母ヶ浜(ちちぶがはま)で夕日を眺めるのをおすすめします。特にマジックアワーの時間帯では、南米ウユニ塩湖のような写真が撮れますね。

尚、下記関連記事では、荘内半島一周したレポートを紹介します。

荘内半島一周サイクリングの楽しみ方

荘内半島をサイクリング

荘内半島は、交通量の少ない海の絶景ロードのため、ただ走るだけでも楽しくサイクリングができます。

また、小さな集落を横目に眺めながら海岸線を突き進む長閑な道路は、実に味がある。豊かな自然が残っているため、日本の原風景ともいえる光景が広がっている点が素晴らしい。

そのような場所ですから、急いで走るのはもったいないですよ。潮風を感じながらゆっくり走ってみよう。

荘内半島をサイクリングするに当たり、主な楽しみ方を以下にまとめました。

  • 浦島太郎ゆかりの地を巡る
  • 荘内半島でしか見られない絶景スポットを巡る

それぞれの楽しみ方を紹介します。

【サイクリングに役立つアイテムやサービスの紹介】

サイクリングに役立つ様々なアイテムやサービスを、下記記事で紹介します。

【楽しみ方①】浦島太郎ゆかりの地を巡る

JR宅間駅前にある浦島太郎像
JR宅間駅前にある浦島太郎像

浦島太郎伝説は日本全国の様々な地域で伝わっていますが、荘内半島は伝承地として随一ではないだろうか。

そこで、主な浦島太郎に関する伝承地(地名)を以下にまとめました。

  • 生里:太郎誕生の地
  • 糸の越:太郎が釣り糸を持って通った場所
  • 鴨ノ越、丸山島:太郎が亀を助けた海岸
  • 積:乙姫からもらった宝物を積んだ場所
  • 箱浦(箱):太郎が玉手箱を開けた場所
  • 金輪の鼻:乙姫との別れの際に姫の腕輪が落ちた場所
  • 紫雲出山:玉手箱から出た煙がたなびいた場所
  • 室浜:太郎が玉手箱を開けるまで、不老のまま過ごした海岸
  • 仁老浜:老翁となった太郎が余生を送った場所
  • 姫路(粟島): 姫が太郎と別れた後、一時的に立ち寄った場所

粟島以外は、サイクリングの道中で足を運べるので、浦島太郎の足跡を追うのも面白いですよ。

これらの中で特におすすめのスポットを4つ紹介します。

箱浦(箱)

箱浦ビジターハウス
箱浦ビジターハウス

箱浦は詫間町箱地域のこと。浦島太郎が玉手箱を開けたといわれている場所ですよ。

この地域にある箱浦ビジターハウスの裏側には、荘内半島を訪れる人の幸福を願う「常世亀(とこよがめ)」がいます。

この常世亀の背中に乗れば、幸せになれるとか。これはチャレンジするしかないでしょう。

常世亀
常世亀
常世亀がある場所の景色
顔出しパネル

常世亀が向いている先には、竜宮城があるといわれているのも興味深い。この常世亀の隣には、顔出しパネルもあるので記念撮影にどうぞ。

また、箱浦ビジターハウスに隣接して浦島公園があります。

浦島太郎親子の墓
浦島太郎親子の墓

園内には、浦島太郎親子の墓(五輪塔3基)があるのでお見逃しなく。

真ん中の墓が太郎の墓ですよ。目の前に広がる瀬戸内海を眺めながら、訪れる人たちを暖かく見守っているのでしょうね。

また、箱浦ビジターハウスから箱崎公園を目指して防波堤まで歩こう。

どんがめ石
一番奥に見える大きな石が「どんがめ石」

約5分ほど歩くと、防波堤の向こう側には、「どんがめ石」と呼ばれる浦島太郎が竜宮城へ行く際に乗ったという大きな石が見えます。う~む、カメに見えるかな?

足場が悪いので、気を付けて眺めましょう。

  • 箱浦ビジターハウス(公民館)
    • 住所 香川県三豊市詫間町箱859-29
    • 電話番号 0875-84-7757

鴨ノ越、丸山島

丸山島
丸山島

荘内半島の西海岸に位置し、大浜仁尾線(県道234号)を北上していると、瀬戸内海に浮かぶ丸山島が見えてきます。

島内には、遠くからでも神社があるのが分かりますね。その神社が浦島神社ですよ。

海中をよく見れば、白い道のようなものが見えるではありませんか。

実は、丸山島へは鴨之越の浜辺から干潮の時だけ歩いて渡れる歩道が浮かび上がるので、タイミングが合えば渡ってみよう。

よく見てみると、歩道が2つあるのが分かるだろう。1つは自然が造った海底の道で、もう1つは島の明神社へ向かうためのコンクリート参道ですよ。

全国的にみても2つの歩道が現れるのは、とても珍しい。水深が浅いので、干潮時刻の3~4時間前から歩道が現れたりします。

丸山島へ向かう歩道が完全に水没している
丸山島へ向かう歩道が完全に水没している

残念ながら私が訪れた時は、歩道は完全に海の中。くっ~、悔しくなんてないわい!(嘘です。ごめんなさい。)

そんな訳で後日再び訪問。今度は干潮のタイミングで訪れました。

トンボロ現象
トンボロ現象

鴨之越海岸からトンボロ現象で出来た歩道が丸山島へ向けて延びている。これで丸山島へ渡れるぞ。

ちなみに、海岸側の路面数メートルは、特に滑りやすいので慎重に歩いて下さいね。

浦島太郎の人形
浦島太郎の人形

丸山島へ向かうと、カメに乗った浦島太郎の人形がお出迎えしてくれました。

浦島神社
浦島神社

こちらが海岸から見えていた浦島神社ですね。名前の通り、浦島太郎を祀っています。

鴨之越海岸は、浦島太郎が亀を助けたとされる浜なんだとか。

奇岩群
奇岩群

また、こちらのような奇岩群や海食洞群をお目にかかる。それに夕日スポットとしても知られていますね。

仁老浜

仁老浜
仁老浜

仁老浜(にろはま)は、宅間町朱里にあり、朱里(なまり)は、浦島太郎の母の生家があったといわれている太郎誕生の地です。

そして、太郎が両親の墓前で玉手箱を開けてしまい、老人となった後で余生を送った場所でもある。

竜宮城をイメージした公衆トイレ
竜宮城をイメージした公衆トイレ

ここでは、竜宮城をイメージした公衆トイレに注目。うん、面白い。このようなトイレは、紫雲出山の入口前や西野近隣公園でも見かけるのでお見逃しなく。

また、砂浜が美しい海水浴場であり、静かな海辺のキャンプ場となっているので、ここで一泊するのも楽しそうですね。

この浜辺から荘内半島先端にある讃岐三埼灯台まで山道(四国自然歩道)が続いています。

室浜

室浜
室浜

室浜は、浦島太郎が玉手箱を開けるまで不老のまま過ごした海岸です。昔は不老浜(ぶろま)と呼ばれていました。

ここは、県道232号線から離れた場所にあり、とても綺麗な海が見られる穴場のスポットですよ。スルーするのはもったいないので、ぜひ足を運んでみよう。

シンパク
シンパク

また、海岸前にある室浜大明神の隣には、香川の保存木に指定された大きなシンパクが見て取れる。

樹齢は不明ですが、樹高が約12m、幹回りが約6.9mもあり、実に見応えがあります。

【楽しみ方②】荘内半島でしか見られない絶景スポットを巡る

フラワーパーク浦島の景色
フラワーパーク浦島

GWやその前後に荘内半島をサイクリングするならば、「フラワーパーク浦島」は絶対に足を運びたい観光スポットです。

例年、4月下旬~5中旬頃にかけて、真っ白なマーガレットが一面に満開となり、青空と瀬戸内海をバックに最高のロケーションを楽しめます。

マーガレット畑
マーガレット畑

毎年多くの観光客が訪れるフォトジェニックスポットとして知られる絶景花畑ですよ。

特に高台から見渡す景色は感動もの。粟島(あわしま)や志々島(ししじま)などの多島美を始め、遠くには四国と本州をつなぐ瀬戸大橋が横たわり、讃岐富士(飯野山)の景色を楽しめます。

シーズン中は、車で訪れると入園規制がありますが、自転車ならば特に規制がないのもありがたい。

フラワーパーク浦島については、こちらの記事でくわしく紹介します。

紫雲出山
奥に見える山が「紫雲出山」

また、時間に余裕があるならば標高352mの紫雲出山(しうでやま)でヒルクライムを楽しもう。

紫雲出山では、四季折々の花が美しく山を彩ります。春には約1,000本の桜が咲き乱れ、初夏になると約2,000株のカラフルな紫陽花を楽しめる名所として有名。

そして何より山頂展望台や第2展望所、第3展望所から見渡す瀬戸内海の多島美は、息を飲むほどですね。

紫雲出山の第2展望所からの眺望
紫雲出山の第2展望所からの眺望

米国のニューヨークタイムズ紙では、2019年に行くべき52カ所として掲載され、仏誌「ル・フィガロ」では、日本で桜を鑑賞するのに最も美しい場所として掲載されました。

特に桜シーズンは、毎年多くの花見客が訪れるため、完全予約制になっている。さらに期間中は、原付や自転車は通行禁止ですよ。

なので、ヒルクライムで山頂へ向かう時期は、桜シーズンを避けて下さいね。

父母ヶ浜を背景にロードバイクを撮影
父母ヶ浜

最後に紹介するのは、全国に名の知れた「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」です。

父母ヶ浜は、香川県三豊市に位置する約1kmのロングビーチであり、毎年夏になると多くの海水浴客が訪れます。

もともとは普通の海水浴場でしたが、近年SNSに投稿された写真がキッカケとなり、日本全国にその名が知れ渡りました。

平成30年8月に行なった、じゃらんのアンケート「行ってみたい夕日絶景」において、堂々と1位に選ばれたことからも、その人気はとどまるところを知りません。

父母ヶ浜の夕景
父母ヶ浜の夕景

その人気の理由は、水面に映り込んだシルエットが上下対称に反射する「天空の鏡」の風景が、ボリビアのウユニ塩湖にそっくりなことですね。

特にマジックアワーの時間帯は、フォトジェニック感がさらにアップ。まるで良くできた絵画のような景色は感動ものですよ。

荘内半島周辺の観光スポットを紹介

荘内半島の周辺で立ち寄りたい様々な観光スポットを紹介します。

天空の鳥居で有名な「高屋神社」

天空の鳥居
天空の鳥居

近年、高屋神社(たかやじんじゃ)は、雑誌やテレビなどメディアに取り上げられており、「天空の鳥居」のフレーズで全国に知られる絶景スポットです。

天空の鳥居から望むパノラマ風景は、絶対に一度は見ておきたいフォトジェニックスポットですよ。

高屋神社は、標高404mの稲積(いなづみ)山の山頂に鎮座し、古くから信仰が篤く、地元では親しみを込めて「稲積さん」とも呼ばれています。

また、金運のパワースポットとしても有名。本宮は無人のため、売店はありませんが、御朱印やお守りなどを販売している珍しい自動販売機があるのは面白いですね。

天空の石段(その1)
天空の石段
高屋神社(本宮)
高屋神社(本宮)

金運のパワースポット「銭形砂絵」

銭形砂絵
銭形砂絵

銭形砂絵は、有明浜の砂を使って描かれた、東西122m、南北90m、周囲345mの楕円形で作られた巨大な砂絵です。

琴弾山山頂の展望台から見下ろすと、「寛永通宝(かんえいつうほう)」と描かれた銭形が良く見える。

この銭形を見た人は 「健康で長生きできてお金に不自由しない」 といわれています。

近年、銭形を見て宝くじを購入した人が、観音寺市の宝くじ売り場で当選して8億円を2口当てたのは有名な話。

この出来事は、多くの人たちに夢と希望を与え、金運スポットとして広く認知されました。

展望台から銭形砂絵を眺める
展望台から銭形砂絵を眺める
銭形展望台
銭形展望台

まとめ

ロードバイク

荘内半島は、交通量の少ない海の絶景ロードとして約30kmほど続き、瀬戸内海の雄大な景色と里山の風景を楽しめます。

距離は短いですが、アップダウンが多いため、それなりに走りごたえを感じました。また、周辺には数多くの観光スポットがあるので、足を運びながら一周しよう。

特に浦島太郎の伝説が半島内の至るどころにあるので、浦島太郎の足跡を辿りながらサイクリングするのも面白いですよ。

おとぎ話の世界と風光明媚な自然を感じながら、伝説の地を巡りましょう。



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この記事を書いた人

年齢:40代。
職業:旅人兼ブロガー。

私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

当ブログのURL:https://tabirin2021.com
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